JP3068773U - 多色口紅ケ―ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯に便利で多色口紅を収容できる多色口紅
ケース。 【解決手段】 底座の上方に、複数の、上下に直線配列
された内ケースが設置され、これら内ケースの同一偏心
位置が枢接され位置決めされ、各一つの内ケースが押さ
れると偏心回転してその他の内ケースとの上下の配列位
置から離れ、内ケース内の口紅を使用できる。また内ケ
ースの偏心枢接部分に位置決め装置が設けられて、内ケ
ースとその他の内ケースが上下に配列されるか、或いは
単独偏心移動させられる時、いずれも位置決め可能であ
る。口紅ケースのこのような設置により、各内ケースを
底座に整合させて上下に直線状に配列させる時に、ケー
ス蓋を閉じることができ、携帯に便利である。使用時に
は、各一つの口紅原料を装填した内ケースを押して移動
させれば使用でき、また、一つの口紅ケースで多色の口
紅を収容する効果を有している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の多色口紅ケースに係り、特に、一つの口紅ケースに多種の異な る色の口紅を収容でき、多種の異なる色の口紅を携帯するのに便利であり、必要 に応じて適合する口紅を選択して使用できるほか、体積が小さく、携帯に便利で 、多くの異なる色の口紅ケースをそれぞれ購入する必要をなくす、多色口紅ケー スに関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知の口紅ケースは大きく以下の二種類に分けられる。

【０００３】 その一つは伝統的な口紅ケースであり、底端を回してケース内の棒状の口紅を 回転させながら上に移動させ、使用に供するものとされる。このような口紅ケー スは体積が小さく、携帯に便利である。しかし、一つの口紅ケースに一色の棒状 口紅しか収容できず、異なる色の口紅をそれぞれケースごと購入する必要があっ た。また外出時などで口紅の色を変えたい場合に具えて、複数の色の口紅をそれ ぞれのケースごと携帯するのは不便であった。かつ、一本の口紅を使い切るまで には相当の時間がかかるが、何本もの口紅を所有している場合、それらを使用期 限内に使い切ることは一般に不可能であった。このため、一般の、常時口紅を塗 りかえることがない女性は、口紅の１／３或いは半分を使用するだけで、使用期 限を超過してしまい、残りを捨ててしまうことがあり、浪費を形成した。このよ うに異なる色の口紅を携帯するのに何本も口紅ケースを携帯しなければならない という不便さを解決するために、すでに台湾パテント公告第２２４５８３号が提 供されている。これは、異なる色の口紅を携帯することができる口紅ケースに関 するものである。しかしこの案は口紅ケースの体積を大きくし、異なる色の棒状 口紅を収容できるようにしたもので、口紅ケースは一つで多色の口紅を携帯する ことはできるが、体積が大きく、却ってそれ以前の口紅ケースの軽妙さ、携帯の 便利さを失うという欠点を有していた。

【０００４】 もう一種類の口紅ケースは、パレット式口紅ケースである。このパレット式口 紅ケースの構造は一般の白粉ケースと同じであり、ケース体内が格子状に区切ら れて複数の平面状の収容部が形成され、各一つの収容部に一種類の色の口紅を収 容でき、これにより多色口紅ケースを形成している。口紅をとる時には、紅筆で とって唇に塗る。このパレット式口紅ケースは、多種の色の口紅を選択使用でき るが、体積が比較的大きく、伝統的な棒状の口紅ケースの軽妙さと携帯上の利便 性を有していなかった。

【０００５】 ゆえに、周知の伝統的口紅ケースとパレット式口紅ケースは使用上、上述の欠 点と優れた点を有し、使用上、使用者を完全には満足させられなかった。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な課題は一本の口紅ケースで多種の色の口紅を収容でき、体積が 小さく、携帯に便利である多色口紅ケースを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、 底座と、 複数の内ケースとされ、該底座の上方に位置決めされ、各一つの内ケースの上 面に口紅原料を装填可能な収容室が凹設された上記複数の内ケースと、 該底座と底端が嵌挿され各内ケースを被覆可能である蓋とを具備する多色口紅 ケースにおいて、 該内ケースが上下に配列され且つ同一偏心位置が枢接位置決めされ、各一つの 内ケースが偏心回転可能とされ、内ケースの偏心枢接位置に、内ケースの偏心回 転後の位置決めを行う位置決め装置が設けられ、各内ケースが上下に直線状に配 列された時に上記蓋で被覆可能で、使用時に、必要な内ケースをある角度偏心回 転させて口紅を装填した収容室を露出させて使用に供することを特徴とする、多 色口紅ケースとしている。 請求項２の考案は、前記内ケースの同一偏心位置を枢接し位置決めする装置の 構造が、底座の上面の内ケースの偏心枢接位置に対応する位置に上向きに位置決 め軸が設けられ、該位置決め軸の外壁に、複数の等距離に配置された係止凹溝が 設けられ、内ケースの偏心位置に一つの穿孔が設けられ、該穿孔の孔径と位置決 め軸の外径が組み合わされ、且つ孔壁に位置決め軸の係止凹溝に対応し嵌入可能 な係止凸条が設けられた構造とされ、これにより各内ケースがその穿孔に挿入さ れた位置決め軸により枢接され並びに上下に直線状に配列され、内ケースの係止 凸条と係止凹溝の係合により内ケースの枢接と偏心回転後の位置決めがなされる ことを特徴とする、請求項１に記載の多色口紅ケースとしている。 請求項３の考案は、前記内ケースの同一偏心位置を枢接し位置決めする装置の 構造が、内ケースの偏心枢接位置に一つの穿孔が設けられ、該穿設の一端の孔縁 の孔壁に係止凹環が凹設され、該係止凹環内に一つの係止ブロックが凸設され、 穿孔の別の一端の孔縁に一つの凸環が設けられ、該凸環の外壁に外向きに突出し 複数の等距離に配列された位置決めブロックが設けられ、且つ各二つの位置決め ブロック間に一つの位置決め凹面が設けられた構造とされ、上下に配列された内 ケースが位置決めブロックの係止凹環内への嵌入により枢接され、係止ブロック が位置決め凹面内に嵌入して位置決めされ、また底座の上面に上向きに一つの位 置決め軸が凸設され、該位置決め軸の上端が最下方の内ケースに枢接されたこと を特徴とする、請求項１に記載の多色口紅ケースとしている。 請求項４の考案は、前記位置決め軸が中空状とされ、中空内側に一つの紅筆が 放置されたことを特徴とする、請求項２に記載の多色口紅ケースとしている。 請求項５の考案は、前記位置決め軸の上端外壁に垂直な溝が設けられ、且つ上 縁に外向きに突出するリップが設けられ、該リップの上下端がテーパ状とされて 内ケースを位置決め柱より抜取り交換するのに便利であることを特徴とする、請 求項４に記載の多色口紅ケースとしている。 請求項６の考案は、前記位置決め軸が中空状とされ、中空内側に一つの紅筆が 放置されたことを特徴とする、請求項３に記載の多色口紅ケースとしている。 請求項７の考案は、前記底座の上面に拭き取り用スポンジを放置するための下 に凹んだ収容孔が設けられたことを特徴とする、請求項１に記載の多色口紅ケー スとしている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案の多色口紅ケースは、底座の上方に、複数の、上下に直線配列された内 ケースが設置され、これら内ケースの同一偏心位置が枢接され位置決めされ、各 一つの内ケースが押されると偏心回転してその他の内ケースとの上下の配列位置 から離れ、内ケース内の口紅を使用できる。また内ケースの偏心枢接部分に位置 決め装置が設けられて、内ケースとその他の内ケースが上下に配列されるか、或 いは単独偏心移動させられる時、いずれも位置決め可能である。口紅ケースのこ のような設置により、各内ケースを底座に整合させて上下に直線状に配列させる 時に、ケース蓋を閉じることができ、携帯に便利である。使用時には、各一つの 口紅原料を装填した内ケースを押して移動させれば使用でき、また、一つの口紅 ケースで多色の口紅を収容する効果を有している。

【０００９】

【実施例】

図１、２に示されるように、本考案の第１実施例の多色口紅ケースは、 底座１０とされ、該底座１０の上面の中間に一つの収容孔１１が凹設され、収 容孔１１に一つの拭き取り用スポンジ１２が放置され、該底座１０の上面の偏心 部分に一つの位置決め孔１３が凹設され、該底座１０の上端外縁に内向きに削ら れた嵌合壁１４が設けられた、上記底座１０、 位置決め軸２０とされ、中空状を呈し、内側に一つの紅筆２１を収容可能で、 底端が底座１０の位置決め孔１３内に嵌固され、上端外壁に鉛直方向の垂直溝２ ２が設けられ、上端に外向きにリップ２３（図２参照）が延伸され、該リップ２ ３の中間外壁が最も外向きに突出し、上端及び下端がテーパ状とされ、該位置決 め軸２０の外壁に所定の数の円弧状の縦の係止凹溝２４が、等距離に設けられた 、上記位置決め軸２０、 複数の内ケース３０とされ、各一つの内ケース３０の偏心部分に一つの穿孔３ １が設けられ、該穿孔３１の孔径は位置決め軸２０の外壁と組み合わされ、且つ 孔壁に位置決め軸２０の各一つの係止凹溝２４に対応する縦向きの円弧凸状の係 止凸条３２が形成され、各一つの内ケース３０が穿孔３１により順に位置決め軸 ２０の上方より套設され、各一つの内ケース３０が上下に重なり合うように配列 され、並びに位置決め軸２０を軸心として偏心回転可能とされ、且つ内ケース３ ０の回転後に係止凸条３２が係止凹溝２４に嵌入して位置決めされ、係止凹溝２ ４と係止凸条３２が位置決め装置を組成し（図３参照）、内ケース３０の上面の 穿孔３１の隣に、一つの収容室３３が凹設され、該収容室３３内に口紅原料が充 填され、各一つの内ケース３０が上下に重ね合わされた後、最も上方に位置する 内ケース３０の上縁が位置決め軸２０のリップ２３の下方に位置し、内ケース３ ０が位置決め軸２０の枢接より離脱不能とされた（図２参照）、上記内ケース３ ０、 一つの蓋４０とされ、各内ケース３０が上下に重ね合わされて直線状とされた 後の外側に套設され、下端内壁と底座１０の嵌合壁１４が嵌合し位置決めされる 、上記蓋４０、 以上が組み合わされてなる。

【００１０】 図２に示されるように、各内ケース３０の収容室３３にそれぞれ異なる色の口 紅原料が充填され、使用前に蓋４０を外し（図４参照）、並びに紅筆２１を位置 決め軸２０より取り出す。使用時には、 （１）全体の内ケース３０をある角度偏心回転させ、拭き取り用スポンジ１２ を露出させ、紅筆２１の毛を拭き取り用スポンジ１２で擦り、紅筆２１の毛を整 え並びにきれいにする。 （２）最上層より下の内ケース３０内の口紅を使用したい時には、必要な内ケ ース３０より上の内ケース３０を合わせて整合位置より押してずらすか或いは必 要な内ケース３０を単独で整合位置より押し出して必要な内ケース３０を露出さ せる。これにより紅筆２１で必要な内ケース３０内の口紅をとって塗ることがで きる。且つ内ケース３０を押してある角度回転させる時、係止凸条３２が位置決 め軸２０の係止凹溝２４と係合関係を保持し、内ケース３０が押されある角度回 転した時にも位置決め効果が保持され、任意の回転移動が防止される。 （３）使用者が口紅を塗った後、全ての内ケース３０を押して整列させて蓋４ ０を取り外す前の上下の直線配列位置に戻す（図４参照）。そして蓋４０を再度 底座１０に嵌合させる。蓋嵌合後の本考案の多色口紅ケースの体積は、伝統的な 棒状口紅ケースと同じとなり、携帯に便利である。 （４）一つの内ケース３０の口紅を使い切るか或いは色が良くないため他の色 の口紅に交換したい場合には、内ケース３０を上に移動させて位置決め軸２０の リップ２３を超過させる。このときリップ２３下方のテーパ面に沿って位置決め 軸より抜き取って交換動作を行う。

【００１１】 本考案は伝統的な棒状口紅ケースの、体積が小さく、携帯に便利な機能のほか 、パレット状口紅ケースの多色の口紅を収容できる優れた点を有している。

【００１２】 次に、図９から図１１に示される本考案の第２実施例について説明する。この 実施例の第１実施例との最大の違いは、第１実施例の各内ケース３０が穿孔３１ を以て位置決め軸２０に套設されて各内ケース３０が枢接、位置決めされている のに対し、本実施例では内ケース３０間の相互嵌挿により上下が重ね合わされて いることにある。

【００１３】 第２実施例では、内ケース３０の穿孔３１の上端内壁に係止凹環３４が凹設さ れ、該係止凹環３４の内壁に一つの係止ブロック３５が凸設され（図１１参照） 、内ケース３０の穿孔３１の下端孔縁に、下向きに一つの凸環３６が凸設され、 該凸環３６の外周壁に、係止凹環３４に組み合わされ環状に相互に間隔をあけて 配列された所定の数（５個とされうる）の位置決めブロック３６０が設けられ、 各二つの位置決めブロック３６０間に位置決め凹面３６１がある（図１１参照） 。また、中空状で底座１０上に固定される位置決め軸２０の高さは僅かに最下方 の内ケース３０の凸環３６が嵌入し位置決めされる高さとされ、係止ブロックが 凸環３６に設けられた二つの位置決めブロック３６０の間に係合される。

【００１４】 内ケース３０と内ケース３０の間が上下に重ね合わされる時には上方に位置す る内ケース３０の底端の凸環３６の位置決めブロック３６０が下方に位置する内 ケース３０の係止凹環３４内に嵌入し位置決めされ、且つ係止凹環３４内で突出 する係止ブロック３５がそのうちの二つの位置決めブロック３６０の間に嵌入し 位置決めされ、上下に設置された内ケース３０が相互に重なって連接され、且つ 係止凹環３４と位置決めブロック３６０が囲んでなる外縁がいずれも環状とされ 、内ケース３０が偏心回転可能で（図１０、１１参照）、並びに係止ブロック３ ５が内ケース３０が相互に結合された後にそのうちの二つの位置決めブロック３ ６０の間の位置決め凹面３６１内に係止され、内ケース３０の偏心回転に伴い位 置決めされる（即ち係止ブロック３５と位置決め凹面３６１が位置決め装置を形 成する）。各内ケース３０が重畳、連接された後、内ケース３０間の穿孔３１は 垂直の貫通状を保持し、紅筆２１を各内ケース３０の穿孔と位置決め軸２０に区 画された収容部内に位置決めできる（図１０参照）。

【００１５】

【考案の効果】

以上の二つの実施例から分かるように、本考案は使用上、以下のような優れた 効果を有している。 １．伝統的な棒状口紅ケースの体積が小さく、携帯に便利であるという特徴を 有している。 ２．従来のパレット式口紅ケースの多色収容可能な特徴を有している。 ３．各一つの内ケース３０を必要に応じて交換でき、口紅ケース内の口紅の色 を使用者の好みの色で揃えることができる。 ゆえに本考案は、実用性、新規性及び産業上の利用価値を有する考案であると いえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例の分解斜視図である。

【図２】本考案の第１実施例の組合せ断面図である。

【図３】図２の３Ｓ−３Ｓ断面図である。

【図４】本考案の第１実施例の蓋を開けた後の斜視図で
ある。

【図５】本考案の第１実施例の使用状態表示図である。

【図６】本考案の第１実施例のもう一つの使用状態表示
図である。

【図７】図６の平面図である。

【図８】本考案の第１実施例のさらにもう一つの使用状
態表示図である。

【図９】本考案の第２実施例の組合せ断面図である。

【図１０】本考案の第２実施例の蓋を開けた後の断面図
と使用状態表示図である。

【図１１】図１０の１１Ｓ−１１Ｓ断面図である。

【符号の説明】

１０ 底座 １１ 収容孔 １２ 拭き取り用スポンジ １３ 位置決め孔 １４ 嵌合壁 ２０ 位置決め軸 ２１ 紅筆 ２２ 垂直溝 ２３ リップ ２４ 係止溝 ３０ 内ケース ３１ 穿孔 ３２ 係止凸条 ３３ 収容室 ４０ 蓋 ３４（２５） 係止凹環 ３５ 係止ブロック ３６ 突環 ３６０ 位置決めブロック ３６１ 位置決め凹面

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底座と、 複数の内ケースとされ、該底座の上方に位置決めされ、
   各一つの内ケースの上面に口紅原料を装填可能な収容室
   が凹設された上記複数の内ケースと、 該底座と底端が嵌挿され各内ケースを被覆可能である蓋
   とを具備する多色口紅ケースにおいて、 該内ケースが上下に配列され且つ同一偏心位置が枢接位
   置決めされ、各一つの内ケースが偏心回転可能とされ、
   内ケースの偏心枢接位置に、内ケースの偏心回転後の位
   置決めを行う位置決め装置が設けられ、各内ケースが上
   下に直線状に配列された時に上記蓋で被覆可能で、使用
   時に、必要な内ケースをある角度偏心回転させて口紅を
   装填した収容室を露出させて使用に供することを特徴と
   する、多色口紅ケース。
2. 【請求項２】 前記内ケースの同一偏心位置を枢接し位
   置決めする装置の構造が、底座の上面の内ケースの偏心
   枢接位置に対応する位置に上向きに位置決め軸が設けら
   れ、該位置決め軸の外壁に、複数の等距離に配置された
   係止凹溝が設けられ、内ケースの偏心位置に一つの穿孔
   が設けられ、該穿孔の孔径と位置決め軸の外径が組み合
   わされ、且つ孔壁に位置決め軸の係止凹溝に対応し嵌入
   可能な係止凸条が設けられた構造とされ、これにより各
   内ケースがその穿孔に挿入された位置決め軸により枢接
   され並びに上下に直線状に配列され、内ケースの係止凸
   条と係止凹溝の係合により内ケースの枢接と偏心回転後
   の位置決めがなされることを特徴とする、請求項１に記
   載の多色口紅ケース。
3. 【請求項３】 前記内ケースの同一偏心位置を枢接し位
   置決めする装置の構造が、内ケースの偏心枢接位置に一
   つの穿孔が設けられ、該穿設の一端の孔縁の孔壁に係止
   凹環が凹設され、該係止凹環内に一つの係止ブロックが
   凸設され、穿孔の別の一端の孔縁に一つの凸環が設けら
   れ、該凸環の外壁に外向きに突出し複数の等距離に配列
   された位置決めブロックが設けられ、且つ各二つの位置
   決めブロック間に一つの位置決め凹面が設けられた構造
   とされ、上下に配列された内ケースが位置決めブロック
   の係止凹環内への嵌入により枢接され、係止ブロックが
   位置決め凹面内に嵌入して位置決めされ、また底座の上
   面に上向きに一つの位置決め軸が凸設され、該位置決め
   軸の上端が最下方の内ケースに枢接されたことを特徴と
   する、請求項１に記載の多色口紅ケース。
4. 【請求項４】 前記位置決め軸が中空状とされ、中空内
   側に一つの紅筆が放置されたことを特徴とする、請求項
   ２に記載の多色口紅ケース。
5. 【請求項５】 前記位置決め軸の上端外壁に垂直な溝が
   設けられ、且つ上縁に外向きに突出するリップが設けら
   れ、該リップの上下端がテーパ状とされて内ケースを位
   置決め柱より抜取り交換するのに便利であることを特徴
   とする、請求項４に記載の多色口紅ケース。
6. 【請求項６】 前記位置決め軸が中空状とされ、中空内
   側に一つの紅筆が放置されたことを特徴とする、請求項
   ３に記載の多色口紅ケース。
7. 【請求項７】 前記底座の上面に拭き取り用スポンジを
   放置するための下に凹んだ収容孔が設けられたことを特
   徴とする、請求項１に記載の多色口紅ケース。