JP3068543U - 棚板部を有する育児テ―ブル - Google Patents

棚板部を有する育児テ―ブル

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JP3068543U
JP3068543U JP1999009366U JP936699U JP3068543U JP 3068543 U JP3068543 U JP 3068543U JP 1999009366 U JP1999009366 U JP 1999009366U JP 936699 U JP936699 U JP 936699U JP 3068543 U JP3068543 U JP 3068543U
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JP1999009366U
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安博 新沢
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安博 新沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 育児,食事用にテーブルの周辺に設ける幼児
席,小児席を、天板又は大棚板下面中央の棚板部の側方
又は下面に移動して、載物面として活用し、又は棚板の
坐りをよくし、棚板部,載物面の多いテーブル兼用育児
テーブルとする。 【構成】 テーブル周辺の低い幼児席とそれより少し高
い小児席とを、天板又は大棚板下面の棚板部の辺側又は
下面に移動するために、小児席,幼児席に取付けた水平
棒、又はその延長拡張部を用い、棚板取付けのために、
上水平部と下水平部を有する吊し具又は上下部弯曲棒,
楕円形弯曲棒を用いる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】 幼児,小児の育児、食事用に使用する小児席,幼児席を、天 板内下方の棚板部に移動連結させる、育児テーブル。
【従来の技術】
【0002】 従来、小児のための細くて高い安定感の少い腰掛,幼児のた めの卓席つき腰掛等を用い、或いは机兼用テーブルで斜方向の棚板部に食事用の 卓板を出入させる事は行われたが、外周辺縁に用いる小児席,幼児席を棚板部3 ,4の辺側,下面に移動させる事は行われなかった。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】 小児,幼児が食事用に使用する高さの小児席5,幼児席6が 子供の成長により不要になった場合にどうするか。
【0004】 天板の下内方の棚板の辺側又は下面に、小児席,幼児席を移 動させるために、簡易に操作し易くするにはどうするか。
【0005】 棚板が吊し棚である時に、棚部の横ゆれを防ぐためにどうす るか。
【0006】 水平棒9,10を用いない場合にどうするか。
【0007】 吊し棒15を用いない棚板部3,4ではどうするか。
【課題を解決するための手段】
【0008】 不要になった小児席5,幼児席6はその位置で載物台になる が、テーブルとしては四周に着席するために、天板1の下方内面に移して、箱型 の物は上面を載物面とし、その部に棚板3,4があれば、その側方又は下面に置 き、内側脚21が無い時は曲げ乗せかけ部17を棚板辺縁に乗せかけ、辺縁に低 い上げぶち23(図3の小児席5の辺側のように)が無い時には穴部へ掛け止め 、内側脚21がある時でも曲げ乗せかけ部17で更に安定させ得る。尚棚板両辺 側に設ける挟み部7,8を出入する水平棒9,10の外側延長部に、小児席5, 幼児席6を取付固定すれば、最も確実に安定して出入させ得る。
【0009】 棚板3,4が吊し棚で側方に揺れ動く時には、吊し部上端の 上水平部14を曲げ下げる吊し棒15とその左右端を曲げ繋ぐ下水平部16とか ら成る吊し具を用い、更にそれと直角方向の補強吊し棒19を上水平部を取付け ない方向の上周囲枠板2’と2’に固定する。(図4)
【0010】 水平棒9,10を用いず、曲げ乗せかけ部17を用いる内側 脚21の無い場合もある場合も、小児席5の一部又は全部を内方へ延長又は拡張 した部28を、前後の上周囲枠板2と2(又はそれを下方への拡張部25と25 )の下面に掛け渡した棚板26(図4)と棚板3の上面との間隙部を内方へ移動 させて、作業を円滑にし得る。
【0011】 吊し棒15を用いない棚板3,4では、図5で、四隅柱13 上部から天板1の下面へ曲げ上げ接してから曲げ下げる下部を、床板に接してか ら曲げ上げて隅柱13下部に固定する四本の上下部弯曲棒27の中間部に取付け た棚板3,4の辺側又は穴部に、外側脚11,12と内側脚21,22を持つ小 児席5,幼児席6の内側上部の曲げ乗せかけ部17を、内方へ移動した位置の1 7’でかけ止め、内側脚21の無い小児席5では内方両辺縁からの紐つき曲げ乗 せかけ部30を右側面の上周囲枠板2’の穴部、又は上周囲枠板2’から吊り下 げた丸環等から外して、棚板3の辺縁又は穴部へかけ止める。
【0012】 同じく吊し棒15を用いない図6では、四隅柱13上部から 大棚板(31、四周の上周囲枠板2,2’の下面に取付け、各上周囲枠板の中央 下部には書類出入の切込部34を設ける)へ曲げ上げ接してから曲げ下げる中間 部を曲げ上げて四隅柱13へ連結する4本の楕円形弯曲棒32の中間部に、棚板 3,4の辺縁を取付け、左右で夫々前後の隅柱13,13に掛け渡した掛け乗せ 棒33にかけ吊す曲げ乗せかけ部17を、内方へ移動して棚板3,4の辺縁又は 穴部へかけ吊す。
【0013】 水平棒10を用いない図4の幼児席6の上面又は棚板4の下 面には、緩衝物18を、辺縁又は全面に取りつけ(図5,6に用いる場合もある 、棚板4の坐りをよくする
【作用】
【0014】 図1,3で水平棒9,10を棚板3,4に固定すると、小児 席5,幼児席6を内方へ移動した時に、水平棒9,10の外端が隅柱13の外側 へ残るので、水平棒9,10の内端を棚板3,4の挟み部7,8の外端へ挟み入 れておいて、小児席5,幼児席6に固定した水平棒の内端が、挟み部7,8の外 端から内方へ入り込み、小児席5,幼児席6が内方へ移動し得るようにする。
【0015】 天板の下内方の棚板3,4が吊し棚である時に単にぶら下げ たのでは、水平棒9,10により、又は小児席5の内方へ延長又は拡張した部2 8により連動する小児席5,幼児席6も、内方へ移動した位置の小児席5’,幼 児席6’も不安定となり、食事席,載物面として不安定で使用し難くなるので、 吊し棚の横ゆれ防止のために、吊し具(14,15,16)を用い、吊し棒15 と15の上端と下端を上水平部14と下水平部16で夫々吊し棒15に曲げ連結 しておくと、その曲げ連結の角度が変形しない限り、上周囲枠板2に固定された 吊し具(14,15,16)も横ゆれしない。尚上周囲枠板2と直角方向の上周 囲枠板2’からの補強吊し棒19を吊し棒15又は棚板3,4の辺縁部,四隅部 に連結して、前後左右への横ゆれを防ぐ。
【0016】 水平棒9を用いない小児席5の位置を安定させるために、図 4の小児席5を内方へ一部(全部では補強吊し棒19にぶつかる場合がある)拡 張又は延長した部28が上方へ浮動しないために、上周囲枠板2’の直下の高さ に小児席5と棚板3があれば、小児席5は安定し、上面内端の乗せかけ部17を 棚板3の辺縁の上げぶち23又は穴部へかけ止めるが、小児席5がそれより低い 場合(図4)には、上周囲枠板2の下縁を下方へ拡張した部25の下面に棚板2 6を掛け渡し、小児席5と同じ高さの棚板3の高さとの間隙部へ、小児席5の一 部又は全部を拡張又は延長した部28を移動させて浮動を防ぐ。
【0017】 図5の上下部弯曲棒27と図6の楕円形弯曲棒32は夫々4 本が四隅柱13に固定されるので、それに取付ける棚板3,4も殆んど横ゆれせ ず、従ってそれに曲げ乗せかけ部17,紐つき曲げ乗せかけ部30をかけ止める 幼児席6,小児席5も安定し易い。
【実施例】
【0018】 棚板3,4の挟み部7,8は板金の辺側を曲げ上げて、水平 棒9,10を挟み包むと、工作が簡易で載物の落下防止にもなる。小児席5,幼 児席6の挟み部7’と8’は、曲げ上げ挟むと、特に前後幅(図3で上下幅)の 広い小児席5で、水平棒9の外端を拡げて(右5の点線)から曲げ下げる外側脚 11までを曲げ上げ挟み固定する事になり、上面を大きく狭くするので、曲げ下 げて水平棒9,10を挟み固定する。尚小児席5,幼児席6の両辺縁には図1で 、低い上げぶち23を取りつけておく。又棚板3,4の挟み部7,8と小児席5 ,幼児席6の挟み部7’,8’は、円管(パイプ)又は四角管を接着する場合も あり得る。
【0019】 図1,4の吊し具の上水平部14は上周囲枠板の穴部を通し た両端で曲げ下げ、吊し棒15は棚3,4の辺側の穴を通し更に丸環24等で辺 縁部の外側から又は穴を通して繋ぎ、ずれないように固定する。
【0020】 小児席5,幼児席6の外側脚11,12と内側脚21,22 に用いる丸管,丸鋼棒等の上部に高棚20(図5)を挟み入れて固定すると安定 し易いが着席者の膝頭が入り易くするには、その棚の平面外端に切込凹部を設け る。尚内側脚21又は22を用いない図1及び図4の小児席5では、外側脚夫々 の両下端等を水平部36(図2)で連結し、水平棒9,10又は小児席5の延長 拡張部28を用いない図5,6の小児席5,幼児席6の下面には外側脚と内側脚 の上部を連結する上水平部39を鋲止め,山型止め金,熔接等で取付ける。又外 側脚と内側脚の下部を下水平部40で連結する場合もあり、図4の小児席5にも 内側脚21(点線)を用い、図1にも内側脚21を用いる場合がある。
【0021】 図5,6で、上下部弯曲棒27,楕円形弯曲棒32を四隅柱 13に連結する部には浅い縦みぞを設け、天板,大棚板31下面接触部には浅い 彫り込み、山型板金41等を用いて取付ける。
【0022】 図6で、大棚板31を取付ける柱13は稍太くした部分の側 面内側に設けた横みぞへ、それに合う四隅の切込部を設けた大棚板31を合わせ 且棚受等37で固定する。
【0023】 図5に大棚板31を設ける場合の大棚板31と上周囲枠板へ の切込部34を点線で示す。尚その際上下部弯曲棒27が突き通す大棚板31の 四隅近くの下面には四周へ折曲げた筒状の棚受金具等38を用いる。
【0024】 棚板3,4の周囲辺縁はなるべく浅く曲げ上げ(23)曲げ 乗せかけ部17のひっかかる部は角度を調節し、必要時穴をあけ、小児席5,幼 児席6の上面四周の低いあげぶち23は使用者正面の外側は特に低くする。
【0025】 幼児席6の上面の一部又は全部或いは棚板4の下面に取付け る緩衝物18には、弾力性とふくらみのあるゴム,合成樹脂,皮,クッション, 木綿布等を用いる。
【考案の効果】
【0026】 主に母親が正面に着席して食事のせわをし易い左方に幼児席 をおき、右方には稍成長した小児の席のある育児テーブルを、子供の成長後も、 中央の棚板の辺側に椅架して載物面又は棚板の坐りをよくするために活用し、棚 板部を有する育児テーブルとし得る。
【図面の簡単な説明】
【0027】 棚板3,4の辺縁上面に設ける挟み部を
7,8とし、小児席5,幼児席6の辺縁下面に設ける挟
み部を7’,8’とし、それが内方へ移動した位置を
7”,8”とし(図1)、その他各部が内方へ移動した
位置には、小児席5’幼児席6’のように、ダッシュを
つけ、且点線で示す。
【図1】 側面図(正面)
【図2】 右側面図
【図3】 図1のA−A線上面図。天板1を一点鎖線
で、その下面の上周囲枠板2を2点鎖線で示し、その下
方の棚板3,小児席5,幼児席6等を実線で示し、その
下方,裏下面等見えない必要部を点線で示す
【図4】 他例の正面側面図
【図5】 他例の正面側面図
【図6】 他例の正面側面図
【符号の説明】
1…天板 2…上周囲枠板 3,4…(上の)棚板,(下の)棚板、 5,6…小児席,幼児席 7,7’…(3に設ける)挟み部,(5に設ける)挟み
部を7’とする。 8,8’…(4に設ける)挟み部,(6に設ける)挟み
部を8’とする。 9,10…(7,8内の)水平棒 11…(5の)外側脚(両脚) 12…(6の)外側脚(両脚) 17…曲げ乗せかけ部 18…緩衝物 19…補強吊し棒 20…高棚(図5) 21…(5の)内側脚 22…(6の)内側脚 23…(3,4,5,6の)(低い)上げぶち 24…(15を3,4へ連結する)丸環 25…(2の)下拡張部 26…(25の下に掛け渡す)棚板 27…上下部弯曲棒 28…(5の内側への)延長部 30…紐つきの曲げ乗せかけ部 31…大棚板 32…楕円形弯曲部 33…掛け乗せ棒(0012) 37…(31の)棚受 38…(27を固定する)筒状の棚受金具(0023) 39,40…(11,12と21,22を連結する)上
水平部,下水平部 41…(柱・横みぞへの巻込環)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板下面外周部に設ける、脚部を有する
    小児席(5)又は幼児席(6)の内辺を、天板下面の棚
    板(3,4)の辺側又は下面に移動する、棚板部を有す
    る育児テーブル。
  2. 【請求項2】 天板下面内方の棚板(3,4)の両辺側
    に設ける挟み部(7,8)内を出入する水平棒(9,1
    0)の外側への延長部に、小児席(5)又は幼児席
    (6)を取付け固定する、請求項1記載の、棚板部を有
    する育児テーブル。
  3. 【請求項3】 対向面夫々の上周囲枠板(2,2)に両
    端を固定する上水平部(14,14)の両端を曲げ下げ
    る吊し棒(15)に両辺縁を連結する棚板(3,4)の
    下面を下水平部(16)の両端で曲げ連結し、他の対向
    面の上周囲枠板(2’,2’)からの補強吊し棒(1
    9)を吊し棒(15)又は棚板(3,4)に連結する、
    請求項1記載の、棚板部を有する育児テーブル。
  4. 【請求項4】 棚板の辺縁に内側先端部を乗せかける小
    児席(5)の一部拡張部又は延長部(28)を、上周囲
    枠板(2)又はその下方への拡張部(25)と棚板
    (3)との間隙部へ移動させる、請求項1記載の棚板部
    を有する育児テーブル。
  5. 【請求項5】 四隅柱(13)上部から天板(1)又は
    大棚板(31)下面へ曲げ上げ接してから曲げ下げた中
    間部又はその下部を外方へ曲げて四隅柱に連結する上下
    部弯曲棒(27)又は楕円形弯曲棒(32)の内側中間
    部に、棚板(3,4の四辺側又は四隅部が連結される、
    請求項1記載の棚板を有するテーブル。
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