JP3068536U - アイスクリ―ム用容器 - Google Patents
アイスクリ―ム用容器Info
- Publication number
- JP3068536U JP3068536U JP1999008177U JP817799U JP3068536U JP 3068536 U JP3068536 U JP 3068536U JP 1999008177 U JP1999008177 U JP 1999008177U JP 817799 U JP817799 U JP 817799U JP 3068536 U JP3068536 U JP 3068536U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- raised portion
- ice cream
- lower container
- upper container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Confectionery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】盛り上げ部分を崩さずに上容器と下容器とをス
ムーズに離脱させることができるアイスクリーム用容器
を提供すること。 【解決手段】下容器2の口縁部14の上面は、周方向に
関連して上下方向に起伏する反復状の波形面15であ
り、上容器3の環状段部18の下向き面は、波形面15
と合致する波形面19である。波形面15(19)は、
傾斜状のカム面20(21)と、カム面20(21)に
隣接する傾斜状の規制面22(23)とを交互に配置し
て構成されている。下容器2を上容器3に対して盛り上
げ部分8の段部9の巻き方向と反対の方向に周回させる
と、カム面20,21の働きにより両容器2,3が真っ
直ぐに引き離される。盛り上げ部分8の段部9の巻き方
向と同じ方向に下容器2を周回させることができない。
ムーズに離脱させることができるアイスクリーム用容器
を提供すること。 【解決手段】下容器2の口縁部14の上面は、周方向に
関連して上下方向に起伏する反復状の波形面15であ
り、上容器3の環状段部18の下向き面は、波形面15
と合致する波形面19である。波形面15(19)は、
傾斜状のカム面20(21)と、カム面20(21)に
隣接する傾斜状の規制面22(23)とを交互に配置し
て構成されている。下容器2を上容器3に対して盛り上
げ部分8の段部9の巻き方向と反対の方向に周回させる
と、カム面20,21の働きにより両容器2,3が真っ
直ぐに引き離される。盛り上げ部分8の段部9の巻き方
向と同じ方向に下容器2を周回させることができない。
Description
【0001】
この考案は、上下一対の容器の組み合わせからなり、アイスクリームを収容す るアイスクリーム用容器に関する。
【0002】
従来、アイスクリームとして、可食性のコーンカップ内に充填されると共にコ ーンカップ上方に略円錐状に盛り上げられたソフトクリーム型のアイスクリーム がある。このコーンカップおよびアイスクリームを収容する容器として、可食性 のコーンカップを収容する下容器と、この下容器に嵌め合わされた状態でコーン カップ上方に盛り上げられた盛り上げ部分を収容する上容器とを組み合わせて構 成されたものがある。
【0003】
ところが、アイスクリームを買った人が、両容器を離脱させようとして、下容 器を下方に引っ張る際に、下容器が上容器に対して傾いてしまう場合が多い。そ うなると、上容器の内面の一部が盛り上げ部分を横から押し、盛り上げ部分が崩 れて上容器内に残ってしまうおそれがあった。 また、下容器を引っ張るときに、両容器を互いに周回させてしまうこともある が、特に、上容器がアイスクリームの盛り上げ部分の表面に設けられる螺旋状の 段部と略密接する段部を設けているものである場合には、下容器を周回させる方 向によっては盛り上げ部分を崩してしまうおそれがあった。
【0004】 そこで、本考案の目的は、盛り上げ部分を崩さずに上容器と下容器とをスムー ズに離脱させることができるアイスクリーム用容器を提供することである。
【0005】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の考案は、コーンカップ、および 、コーンカップ内に充填されると共にコーンカップ上方に略円錐状に盛り上げら れた盛り上げ部分の表面に螺旋状に巻かれた段部が設けられたアイスクリームを 収容するためのアイスクリーム用容器において、上記コーンカップを主に収容す る下容器と、上記アイスクリームの盛り上げ部分を主に収容すると共に盛り上げ 部分の螺旋状に巻かれた段部に適合する螺旋状に巻かれた段部を有する上容器と を備え、上容器および下容器は互いに嵌め合わされる円筒状の口部を有し、一方 の容器の口縁部を他方の容器の内周の環状段部に嵌め合わせてあり、これら環状 段部と口縁部との接触面は、下容器を上容器に対して盛り上げ部分の螺旋状に巻 かれた段部の巻き方向と反対の方向に周回させることに応じて、両容器を互いに 離脱する方向に真っ直ぐに押す複数の傾斜状のカム面と、各カム面に隣接し、下 容器を上容器に対して盛り上げ部分の螺旋状に巻かれた段部の巻き方向と同方向 に周回させることを規制する複数の規制面とを含み、これらカム面および規制面 は、周方向に関連して上下方向に起伏する反復状の波形面に形成されていること を特徴とするアイスクリーム用容器である。
【0006】 この考案では、下容器を上容器に対して盛り上げ部分の段部の巻き方向と反対 の方向に周回させると、カム面の働きにより両容器が真っ直ぐに引き離される。 この引き離し動作と上記の方向への周回動作との合成動作により、盛り上げ部分 の段部と上容器の段部との係合がねじを弛めるようにしてスムーズに解かれ、両 段部の間に隙間が形成される。これにより、盛り上げ部分を崩さずに上容器と下 容器とをスムーズに離脱させることができる。
【0007】 また、規制面により、下容器の上容器に対する盛り上げ部分の段部の巻き方向 と同じ方向への周回が規制されているため、アイスクリームを買った者が誤って 下容器にこの方向に周回する力を加えても、下容器は周回しない。これにより、 より確実に盛り上げ部分の崩れを防止することができる。 なお、規制面は、カム面よりも傾斜が急勾配とされていれば好ましい。という のは、たとえ下容器が上容器に対して巻き方向と同じ方向に周回するように強い 力を加えても、両容器を上下に引き離す力が非常に小さいので規制面同士が互い に他を乗り越えることがなく、したがって、この方向への周回がより確実に防止 されることになるからである。
【0008】 請求項2記載のアイスクリーム用容器は、請求項1において、上記一方の容器 の口縁部に、当該口縁部に設けられたカム面と規制面とでなす波形の頂部から径 方向外方に突出する突起を設け、上記他方の容器の環状段部に、当該環状段部に 設けられた規制面からカム面と平行に延びる突条を設け、この突条は、下容器が 上容器に対して所定の周回量、周回される間、上記突起を案内しつつ抜け止めす ることを特徴とするものである。
【0009】 この考案の構成では、請求項1記載の作用効果に加えて以下の作用効果を奏す る。すなわち、下容器を周回させると、カム面と平行に延びる突条によって、抜 止め用の突起が案内され、この抜止めは、所定量周回させるまで外れない。この ため、突起および突条の働きにより、良好に両容器を引き離すことができる。
【0010】
本考案の実施形態を添付図面を参照しつつ説明する。 図1は本考案の一実施形態としてのアイスクリーム用容器の分解斜視図であり 、図2は容器の要部断面図である。図1を参照して、本容器1は、下容器2と上 容器3の組合せからなり、両容器2,3は、互いの口部4,5同士を組み合わせ 可能とされている。
【0011】 本容器1が適用されるアイスクリーム6は、可食性のコーンカップ7内に充填 されると共にコーンカップ上方に略円錐状に盛り上げられたソフトクリーム型の ものである。このアイスクリーム6は、コーンカップ7上方に略円錐状に盛り上 げられた盛り上げ部分8を有し、この盛り上げ部分8の表面に螺旋状に巻かれた 段部9を設けている。後述するように、上容器3に、盛り上げ部分8の段部9と 合致可能な段部10が設けられている。
【0012】 本実施形態の特徴とするところは、下容器2を上容器3に対して、盛り上げ部 分8の段部9の巻き方向と反対の方向に周回させると、下容器2が上容器3から 自動的に引き離されると共に、盛り上げ部分8を崩すことなく、両段部9,10 間に隙間が形成されるようにしたことにある。 以下、詳述する。図1および図2を参照して、下容器2は、樹脂製の薄肉シー トに凹凸を持たせるようにして形成されている。下容器2は、下段側の小径部1 1と上段側の大径部12を有する2段円筒状をしており、小径部11には複数の 縦リブ11aが与えられて強度向上が図られている。小径部11および大径部1 2は、上方に向かって拡がるようにされていると共に、両者の間は円錐状面13 で接続されている。
【0013】 また、大径部12の上端に設けた口部4では、外側下方への折り返しにより、 厚肉状を呈する口縁部14が形成されている。この口縁部14の上面は、周方向 に関連して上下方向に起伏する反復状の波形面15に形成されている。また、口 縁部14の折り返し先端縁は、略直角に折り曲げられて径方向外方に突出する環 状フランジ16に構成されている。 上容器3は、略円錐状面をなしており、たとえば透明な樹脂製のシートにより 構成されている。その表面3aには、上記盛り上げ部分8の段部9に略密着して 沿うことのできる螺旋状の段部10が設けられている。また、上容器3の下端に 設けられた口部5は外方へ折り曲げられた口縁部17を有している。
【0014】 また、上容器3の口部5の内周には、下容器2の上記口縁部14を嵌め合わせ るために内方に凹入形成された環状段部18が形成されている。この環状段部1 8の下向き面は、下容器2側の波形面15と合致する反復状の波形面19に形成 されている。 下容器2の波形面15は、波形面15の各山頂部を挟んで互いに隣接する傾斜 状のカム面20および傾斜状の規制面22によって構成されており、カム面20 と規制面22とが交互に連続する環状のものである。
【0015】 一方、上容器3の波形面19は、上方に窪む各凹部の底部を挟んで互いに隣接 する傾斜状のカム面21および傾斜状の規制面23によって構成されており、カ ム面21と規制面23とが交互に連続する環状のものである。 上記カム面20,21は、上記段部10と略同じ勾配にされている。一方、規 制面22,23は、カム面20,21よりも急勾配の逆向きの傾斜とされている 。下容器2を上容器3に対して巻き方向と反対方向にのみ周回させることができ る。
【0016】 また、下容器2の口縁部14には、波形面15の各山頂部から径方向外方に突 出する突起28が設けられている。 また、上容器3の環状段部18には、波形面19の下方に突出する各頂部から カム面21と平行に延びると共に径方向内方に突出する突条29が設けられてい る。 両容器2,3の離脱時には、両容器2,3は周回しつつ引き離されるが、この 場合に、突条29は、突起28と係合し、下容器2の抜止めを行うと共に周回時 に突起28の斜行を案内する。下容器2を上容器3に対して所定の周回量、周回 させると、突起28と突条29との係合が外れる。
【0017】 本実施形態では、両容器2,3が互いに嵌め合わされた状態では、図2および 図4(a)に示すように、両容器2,3のカム面20,21同士が合致し、規制 面22,23同士が合致していると共に、下容器2の口縁部14が環状段部18 と嵌り合っている。この状態で、下容器2の突起28が上容器の突条29の上方 に位置するようになる。 そして、両容器2,3を離脱させる際には、図3および図4(b)に示すよう に、下容器2を上容器3に対して盛り上げ部分8の段部9の巻き方向と反対の方 向に周回させると、カム面20,21の働きにより両容器2,3が真っ直ぐに引 き離される。この引き離し動作と上記方向への周回動作との合成動作により、盛 り上げ部分8の段部9と上容器3の段部10との係合がねじを弛めるようにして スムーズに解かれ、両段部9、10の間に隙間が形成される。
【0018】 また、両容器2,3が互いに嵌め合わされた状態で急勾配の規制面22,23 同士が合致しているために、両容器2,3の離脱させる際に下容器2を上容器3 に対して盛り上げ部分8の段部9の巻き方向と同じ方向に周回させることができ ない。したがって、アイスクリームを買った者が誤って下容器2にこの方向に周 回する力を加えても下容器2は周回しない。よって、このような周回により盛り 上げ部分8を崩してしまうことがない。
【0019】 さらに、下容器2を盛り上げ部分8の段部9の巻き方向と反対方向に周回させ るときに、抜止め用の突起28がカム面21とこれに平行に延びる突条29との 間で案内され、所定量周回させるまでの間、両容器2,3が外れない。したがっ て、この間、カム面20,21同士の係合が確実に保証されることになり、盛り 上げ部分8を崩さずに上容器3と下容器2とをスムーズに離脱させることができ る。
【0020】 なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で種 々の変更を施すことが可能である。
【図1】本考案の一実施形態としてのアイスクリーム容
器の分解斜視図である。
器の分解斜視図である。
【図2】上容器と下容器の組み合わせ時の要部断面図で
ある。
ある。
【図3】上容器と下容器とを周回させて、両容器を離脱
させる動作を示す概略図である。
させる動作を示す概略図である。
【図4】波形面同士の位相の変化を示す模式図である。
1 アイスクリーム用容器 2 下容器 3 上容器 4,5 口部 6 アイスクリーム 8 部分 9,10 段部 14 口縁部 15,19 波形面 18 環状段部 20,21 カム面 22,23 規制面 28 突起 29 突条
フロントページの続き (72)考案者 中嶋 敏博 東京都東村山市美住町2−5−1−502
Claims (2)
- 【請求項1】コーンカップ、および、コーンカップ内に
充填されると共にコーンカップ上方に略円錐状に盛り上
げられた盛り上げ部分の表面に螺旋状に巻かれた段部が
設けられたアイスクリームを収容するためのアイスクリ
ーム用容器において、 上記コーンカップを主に収容する下容器と、上記アイス
クリームの盛り上げ部分を主に収容すると共に盛り上げ
部分の螺旋状に巻かれた段部に適合する螺旋状に巻かれ
た段部を有する上容器とを備え、 上容器および下容器は互いに嵌め合わされる円筒状の口
部を有し、 一方の容器の口縁部を他方の容器の内周の環状段部に嵌
め合わせてあり、 これら環状段部と口縁部との接触面は、 下容器を上容器に対して盛り上げ部分の螺旋状に巻かれ
た段部の巻き方向と反対の方向に周回させることに応じ
て、両容器を互いに離脱する方向に真っ直ぐに押す複数
の傾斜状のカム面と、 各カム面に隣接し、下容器を上容器に対して盛り上げ部
分の螺旋状に巻かれた段部の巻き方向と同方向に周回さ
せることを規制する複数の規制面とを含み、 これらカム面および規制面は、周方向に関連して上下方
向に起伏する反復状の波形面に形成されていることを特
徴とするアイスクリーム用容器。 - 【請求項2】上記一方の容器の口縁部に、当該口縁部に
設けられたカム面と規制面とでなす波形の頂部から径方
向外方に突出する突起を設け、 上記他方の容器の環状段部に、当該環状段部に設けられ
た規制面からカム面と平行に延びる突条を設け、 この突条は、下容器が上容器に対して所定の周回量、周
回される間、上記突起を案内しつつ抜け止めすることを
特徴とする請求項1記載のアイスクリーム容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999008177U JP3068536U (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | アイスクリ―ム用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999008177U JP3068536U (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | アイスクリ―ム用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3068536U true JP3068536U (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=43202027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999008177U Expired - Lifetime JP3068536U (ja) | 1999-10-27 | 1999-10-27 | アイスクリ―ム用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068536U (ja) |
-
1999
- 1999-10-27 JP JP1999008177U patent/JP3068536U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |