JP3068507U - カメラボディ - Google Patents

カメラボディ

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JP3068507U
JP3068507U JP1999008151U JP815199U JP3068507U JP 3068507 U JP3068507 U JP 3068507U JP 1999008151 U JP1999008151 U JP 1999008151U JP 815199 U JP815199 U JP 815199U JP 3068507 U JP3068507 U JP 3068507U
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甚 山口
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株式会社駒村商会
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 35mm一眼レフカメラ用交換レンズとデ
ジタルカメラバックとを着脱式に装着して写真撮影をす
るための汎用カメラボディ1であって、汎用35mmカメ
ラ用交換レンズ4を着脱式に装着するためのレンズマウ
ント5と、汎用中判カメラ用デジタルカメラバック2を
着脱式に装着するためのバックマウント3と、シャッタ
ボタン7により操作される内蔵シャッタ機構6と、ビュ
ーファインダ8とを備える。レンズマウントとバックマ
ウントとは、該レンズマウントのレンズ取付面10とバ
ックマウントに装着したデジタルカメラバックの撮像面
11間の距離Lが35mm一眼レフカメラのフランジ焦点
距離に一致するように配置される。 【効果】 必要な35mm一眼レフカメラ用交換レンズを
使用することにより、広角・望遠等の様々な撮影条件に
おいて、中判カメラ用汎用デジタルカメラバックによる
デジタル写真の撮影が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、35mm一眼レフカメラ用交換レンズとデジタルカメラバックとを着 脱式に装着して写真撮影をするための汎用カメラボディに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プロフェッショナル用又は本格的な写真撮影のために、基本的に幅60 mmのロールフィルムの使用を前提とした画面サイズが6×4.5cm、6×6cm、 6×7cm、6×8cm、6×9cm等の中判カメラが多く使用されている。また、基 本的に幅35mmのロールフィルムの使用を前提とした、ライカ判と呼ばれる実画 面サイズが24mm×36mmの35mmカメラが、プロフェッショナルな用途を含め て広く一般に採用されている。
【0003】 最近では、高解像力のCCDセンサアレイを用いて画像をデジタル的に読み取 り、電子的に処理することができるデジタルカメラが実用化されている。特に中 判カメラでは、着脱式のフィルムバックを装着するためにボディ後部に設けられ た従来のフィルムバックマウントをそのまま利用して、これにデジタルカメラバ ックを装着することにより、カメラボディ、レンズ等の基本的な機材に変更を要 しない方式が採用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような中判カメラに使用される着脱式のデジタルカメラバ ックは、24mm×36mmサイズのCCDセンサアレイを使用したものが主流にな る傾向がある。これは中判カメラの画面サイズよりも小さいため、中判カメラに 使用可能な広角レンズの限界とされている焦点距離35mm〜40mmのものを使用 しても、十分に大きな画角を得ることができないという問題がある。そのため、 超広角レンズを必要とする建築写真やインテリア写真などの分野では、中判カメ ラ用のデジタルカメラバックを使用できないという不都合が生じる。
【0005】 本願考案者は、前記デジタルカメラバックに使用されているCCDセンサアレ イのサイズが35mm一眼レフカメラのフィルムサイズに対応していることに着目 し、本考案を案出するに至ったものである。即ち、本考案は、上述した従来の問 題点に鑑みてなされたもので、その目的は、汎用35mmカメラ用の交換レンズを 使用することにより、超広角を含むあらゆる撮影状況に対応することができ、中 判カメラ用の汎用デジタルカメラバックを用いてデジタル写真の撮影を可能にす るカメラボディを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、汎用35mmカメラ用交換レンズを着脱式に装着するためのレ ンズマウントと、汎用中判カメラ用デジタルカメラバックを着脱式に装着するた めのバックマウントと、内蔵シャッタ機構と、ビューファインダとを備え、前記 レンズマウントのレンズ取付面とバックマウントに装着した前記デジタルカメラ バックの撮像面との間の距離が、使用する35mmカメラ用交換レンズに適合した フランジ焦点距離に一致するように、前記レンズマウントとバックマウントとが 配置されていることを特徴とするカメラボディが提供される。
【0007】 このように構成することにより、広角・望遠等の様々な撮影条件において、必 要な市販の汎用35mmカメラ用交換レンズを選択して使用することにより、汎用 の中判カメラ用デジタルカメラバックによるデジタル写真の撮影が可能となる。
【0008】 或る実施例では、前記内蔵シャッタ機構としてフォーカルプレーンシャッタを 用いることができる。このシャッタ機構は構造が比較的簡単なため、カメラボデ ィ全体が複雑化・大型化しないので、撮影場所がスタジオ等の屋内に限定されず 、三脚等で固定しなくても、撮影者が直接手で持って取り扱うことができる。
【0009】 別の実施例では、前記レンズ取付面とデジタルカメラバックの撮像面間の距離 を調節するために、レンズマウント側に装着するアダプタ手段を更に有すること ができ、それにより使用するデジタルカメラバックの仕様の変更に対応すること ができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1において、本考案によるカメラボディ1は、その後面に中判一眼レフカメ ラ用の汎用デジタルカメラバック2を着脱可能に装着するために、従来のフィル ムバックを装着するためのフィルムバックマウントと同じ構造のバックマウント 3を備える。カメラボディ1の前面には、35mm一眼レフカメラ用の汎用交換レ ンズ4を着脱可能に装着するためのレンズマウント5が設けられている。
【0011】 カメラボディ1は、シャッタ膜が上下又は左右に動くことにより開閉されるフ ォーカルプレーンシャッタ6を内蔵し、その上部に設けたシャッタボタン7によ り操作することができる。また、カメラボディ1の上部中央には、撮影者が被写 体を覗くためのビューファインダ8が取り付けられている。
【0012】 デジタルカメラバック2は、24mm×36mmサイズのCCDセンサアレイ9を 備えている。レンズマウント5とバックマウント3とは、該バックマウントにデ ジタルカメラバック2を図中創造線で示すように装着したとき、光軸aに沿って レンズマウントのレンズ取付面10とCCDセンサアレイの撮像面11間の距離 Lが、汎用交換レンズ4に適合したフランジ焦点距離、即ちこのレンズを使用す る35mm一眼レフカメラのフランジ焦点距離に一致するように、配置されている 。
【0013】 これにより、35mm一眼レフカメラ用の超広角レンズを使用した場合でも、中 判一眼レフカメラ用デジタルカメラバック2のCCDセンサアレイ9の撮像面に おいて、レンズを通して見えるとおりの画像を得ることができる。また、本実施 例では、フォーカルプレーンシャッタ6を採用したことにより、カメラボディ全 体が複雑化・大型化せず、携帯性に優れているので、撮影者が様々な撮影場所で 所謂手持ち式に取り扱うことができる。
【0014】 図示していないが、カメラボディ1には、従来の他の型式のカメラボディと同 様に、ストロボ装置の取付シューやシャッタ速度の調節手段、露出制御・調節手 段等を設けることができ、またこれらをデジタルカメラバック2と連動するよう に接続することもできる。
【0015】 以上、本考案の好適な実施例について添付図面を用いて詳細に説明したが、本 考案は、その技術的範囲内において、上記実施例に様々な変更・変形を加えて実 施することができる。例えば、レンズマウント5には、一眼レフ以外の35mmカ メラ用交換レンズを装着することができる。
【0016】 また、バックマウント3に装着するデジタルカメラバックの仕様変更等により 距離Lが変更する場合には、レンズマウント5に調節リング等のアダプタ手段を 介して35mmカメラ用交換レンズを装着することにより、容易に対応することが できる。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、上述したように構成することにより、広角・望遠等を含む様 々な撮影条件において、必要な汎用35mmカメラ用交換レンズを選択して使用す ることにより、中判カメラ用の汎用デジタルカメラバックを用いてデジタル写真 を撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるカメラボディの好適実施例の構成
を、これに装着する35mmカメラ用交換レンズ及び中判
カメラ用デジタルカメラバックと共に概略的に示す側面
図である。
【符号の説明】
1 カメラボディ 2 デジタルカメラバック 3 バックマウント 4 交換レンズ 5 レンズマウント 6 フォーカルプレーンシャッタ 7 シャッタボタン 8 ビューファインダ 9 CCDセンサアレイ 10 レンズ取付面 11 撮像面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汎用35mmカメラ用交換レンズを着脱式
    に装着するためのレンズマウントと、汎用中判カメラ用
    デジタルカメラバックを着脱式に装着するためのバック
    マウントと、内蔵シャッタ機構と、ビューファインダと
    を備え、前記レンズマウントと前記バックマウントと
    が、該レンズマウントのレンズ取付面と前記バックマウ
    ントに装着した前記デジタルカメラバックの撮像面間の
    距離が前記35mmカメラ用交換レンズに適合したフラン
    ジ焦点距離に一致するように配置されていることを特徴
    とするカメラボディ。
  2. 【請求項2】 前記内蔵シャッタ機構がフォーカルプレ
    ーンシャッタであることを特徴とする請求項1に記載の
    カメラボディ。
  3. 【請求項3】 前記レンズ取付面と前記デジタルカメラ
    バックの撮像面間の距離を調節するために前記レンズマ
    ウント側に装着するアダプタ手段を更に有することを特
    徴とする請求項1又は2に記載のカメラボディ。
JP1999008151U 1999-10-26 1999-10-26 カメラボディ Expired - Fee Related JP3068507U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052605A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Ricoh Imaging Co Ltd マウントアダプター及びカメラシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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