JP3068421U - 携帯電話等の収納ポケット付きバッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話等を取り出しやすくするために携帯
電話等の収納ポケットをバッグ本体のマチの外側に設け
て、しかも、そのポケットから携帯電話等が脱落するの
を防止することができ、かつ、マチのデザインがスッキ
リして見栄えも良い携帯電話等の収納ポケット付きバッ
グを提供する。 【解決手段】 バッグ本体１のマチ４，５を上下に分割
して、その下マチ部１３，１４の外側に補助マチ１５，
１６を取付けることにより両者の間に上方を開口した携
帯電話等の収納ポケット１７，１８を設け、又、上マチ
部１１，１２の下端部に補助マチ１５，１６の外側に被
さって捲ることが可能な舌状部１９，２０を設け、その
補助マチ１５，１６の外面と舌状部１９，２０の内面と
に互いに着脱自在な雌雄一対の留め具を取付けたことを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は携帯電話等の収納ポケット付きバッグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、携帯電話等の収納ポケットをバッグ本体の内部に設けたバッグが公知で あるが、バッグ本体を開いて携帯電話等を取り出すのが煩わしいという不満があ った。

【０００３】 そこで、携帯電話等の収納ポケットをバッグ本体のマチの外側に設けるという 構造が考えられたが、このような構造を採る場合は、収納ポケットから携帯電話 等が脱落するのを防止する手段も講じる必要がある。そして、その手段としては 、ポケットの開口部を覆うフタを取付けるのが一般的であるが、フタを取り付け ることによりマチのデザインがスッキリしなくなるという不満がある。また、特 開平１０−４２９２８号公報に示されたバッグのように、ファスナを延長してポ ケットに被せるという手段もあるが、これもファスナの端がブラブラして見栄え が良くないという不満がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、携帯電話等を取り出しやすくするために携帯電話等の収納ポ ケットをバッグ本体のマチの外側に設けて、しかも、そのポケットから携帯電話 等が脱落するのを防止することができ、かつ、マチのデザインがスッキリして見 栄えも良い携帯電話等の収納ポケット付きバッグの提供を課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案の携帯電話等の収納ポケット付きバッグは 、バッグ本体１のマチ４，５を上下に分割して、その下マチ部１３，１４の外側 に補助マチ１５，１６を取付けることにより両者の間に上方を開口した携帯電話 等の収納ポケット１７，１８を設け、又、上マチ部１１，１２の下端部に補助マ チ１５，１６の外側に被さって捲ることが可能な舌状部１９，２０を設け、その 補助マチ１５，１６の外面と舌状部１９，２０の内面とに互いに着脱自在な雌雄 一対の留め具を取付けたことを特徴とする、という構成を採るものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、図面を用いて本考案の実施の形態を説明する。なお、図は実施の形態の 一例を示したもので、本考案は図示したものに限定するものではない。まず、バ ッグ本体１は前胴部２と後胴部３の間に、左右のマチ４，５と、上面部６と、底 面部７とを有し、少なくともその上面部６をスライドファスナ８などにより開閉 自在とする。なお、バッグ本体１には図示したように提げ手９，１０を取付けて もよい。

【０００７】 左右のマチ４，５はそれぞれ上下に分割する。すなわち、マチ４，５を上マチ 部１１，１２と下マチ部１３，１４とに分ける。その上マチ部１１，１２は、図 示したように、上面部６と一連に形成して、スライドファスナ８を上マチ部１１ ，１２まで延長してもよい。なお、上面部６と上マチ部１１，１２を別部材で形 成すること、又、スライドファスナ８を上面部６に限定して取付けることもそれ ぞれ可能である。

【０００８】 また、下マチ部１３，１４の外側に、その下マチ部１３，１４より背が低くて 上縁部がフリーな補助マチ１５，１６を取付けて、その補助マチ１５，１６と下 マチ部１３，１４との間に上方を開口した携帯電話等の収納ポケット１７，１８ を設ける。この携帯電話等の収納ポケット１７，１８には主に携帯電話２５を収 納するが、それ以外の携帯品を収納することも勿論可能である。

【０００９】 さらに、上記の上マチ部１１，１２の下端部を延長して舌状部１９，２０を設 け、その舌状部１９，２０を上記の補助マチ１５，１６の外側に被せる。この舌 状部１９，２０は下縁部と左右の両側縁部をフリーとして捲れるようにし、又、 補助マチ１５，１６の外面と舌状部１９，２０の内面とに互いに着脱自在な雌雄 一対の留め具を取付けて舌状部１９，２０を固定できるようにする。なお、留め 具としては、例えば図に示すようなマグネットホック２１，２２，２３，２４を 使用することができるが、マグネットホック以外にも、例えば面ファスナ等を使 用することも可能であり、留め具の種類は問わない。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の携帯電話等の収納ポケット付きバッグは上記のように、マチ４，５を 上下に分割して形成した下マチ部１３，１４の外側に補助マチ１５，１６を取付 けて、その下マチ部１３，１４と補助マチ１５，１６の間に上方を開口した携帯 電話等の収納ポケット１７，１８を設けたので、携帯電話等の出し入れが簡便で 使いやすいという利点がある。また、上マチ部１１，１２の下端部を延長して補 助マチ１５，１６の外側に被さる舌状部１９，２０を設けて、その舌状部１９， ２０を留め具により補助マチ１５，１６に固定できるようにしたので、携帯電話 等の収納ポケット１７，１８から携帯電話等が脱落するのを確実に防止すること ができる。さらに、携帯電話等の収納ポケット１７，１８の開口部を覆う別部材 のフタをマチ４，５に取付けなくてもよいので、マチ４，５のデザインがスッキ リし、又、スライドファスナの端がブラブラすることもないので見栄えが良い等 の利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線における線断面図である。

【図３】上マチ部の舌状部を捲った状態の斜視図であ
る。

【図４】図３のＢ−Ｂ線における線断面である。

【符号の説明】

１ バッグ本体 ２ 前胴部 ３ 後胴部 ４ マチ ５ マチ ６ 上面部 ７ 底面部 ８ スライドファスナ ９ 提げ手 １０ 提げ手 １１ 上マチ部 １２ 上マチ部 １３ 下マチ部 １４ 下マチ部 １５ 補助マチ １６ 補助マチ １７ 携帯電話等の収納ポケット １８ 携帯電話等の収納ポケット １９ 舌状部 ２０ 舌状部 ２１ マグネットホック ２２ マグネットホック ２３ マグネットホック ２４ マグネットホック ２５ 携帯電話

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バッグ本体１のマチ４，５を上下に分割
   して、その下マチ部１３，１４の外側に補助マチ１５，
   １６を取付けることにより両者の間に上方を開口した携
   帯電話等の収納ポケット１７，１８を設け、又、上マチ
   部１１，１２の下端部に補助マチ１５，１６の外側に被
   さって捲ることが可能な舌状部１９，２０を設け、その
   補助マチ１５，１６の外面と舌状部１９，２０の内面と
   に互いに着脱自在な雌雄一対の留め具を取付けたことを
   特徴とする携帯電話等の収納ポケット付きバッグ。