JP3068165U - 録音機能を備えたシステム手帳 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】システム手帳に筆記すると同時に録音機を別個
に持参配置することなく同時に録音し、業務打ち合わせ
や講演会、セミナー出席時の効率化をはかる。 【解決手段】システム手帳１において、手帳開時、筆記
用紙２などが配置されない側の表紙裏面側に録音機５を
取り付け、一体に具備せしめた録音機能を備えたシステ
ム手帳である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は録音機を具備させ、録音機能を付与せしめたシステム手帳に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来よりシステム手帳は日常、業務の打ち合わせ事項や、さらに講演会、セミ ナー等での必要事項を書き止めるためなどに広く用いられている。 一方、講演会やセミナー等において種々の有益な講話を忘れないように記憶に 留めるべく、録音機を携帯して会場に持ち込み、講話を録音することが屡々行わ れている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記従来のシステム手帳は単に必要事項を筆記用紙にその都度、書き とめておくだけであり、また録音機は録音しようとすればその都度、別途携行し てゆかなければならない難がある。 しかも講演会会場やセミナー会場において、システム手帳で筆記しながら机上 に録音機を配置して録音している風景をよく見かけることがあるが、余り雰囲気 的にみて好ましいとは云えない。

【０００４】 本考案は上述のような状況に対処し、システム手帳と録音機の一体化を提供す ることにより、録音機の携行を簡単にし、かつシステム手帳に筆記している時、 録音していることを余り感じさせずに同時に録音を可能として、録音機使用の簡 易化ならびに録音機使用雰囲気の改善をはかり、事務打ち合わせや講演会ならび にセミナー出席における効率化を高めることを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

即ち、上記目的に適合する本考案の特徴は、システム手帳において、手帳開時 、筆記用紙などが配置されない側の表紙裏面側に録音機を取り付け一体に具備せ しめた録音機能を備えたシステム手帳である。

【０００６】 請求項２は上記特徴を更に具体化した構成であり、システム手帳において、中 央部に設けられたバインダーにより一側に筆記用紙などを取り付け配置せしめる と共に、更に該バインダーにより他側にバインダー取付穴を設けた側縁部を付設 した録音機を該取付穴を介して取り付けたことを特徴とする。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、更に添付図面を参照し本考案の具体的な実施形態を説明する。

【０００８】 図１は本考案に係る録音機能を備えたシステム手帳の１例であり、図において １はシステム手帳で、中央部にバインダー部３が設けられていて、その一方側、 即ち図の右半部に既知の如く筆記用紙２がバインダー３により差し替え可能に取 り付けられている。 このシステム手帳１はバインダー部３において２つ折りされ、２つ折りした後 は止具４により一体化されるようになっている。

【０００９】 以上の構成はシステム手帳として従来より既知であるが、本考案においてはそ の特徴として特に筆記用紙２の取付部と反対側、即ち、図１における左半部にお いて表紙の裏面側に録音機５が配設されている。 録音機５は図においては本体部分６，マイク７，スピーカー８，電池ケース９ などから構成されているが、かかる構成に限らず録音機能を有する機具であれば 適宜、使用することができる。

【００１０】 そして、この録音機５は通常、システム手帳１の表紙裏面側に取り付けられる が、粘着剤、粘着テープあるいは他の任意固着手段によって固着保持されること が好ましい。 勿論、着脱自在な取付けによることも差し支えなく、本考案の含むところであ る。

【００１１】 図２は上記システム手帳に取り付けられる録音機５の他の態様であり、この録 音機においては一側に側縁部１０を延出させて、これにバインダー取付穴１１を 適宜設け、このバインダー取付穴１１に前記システム手帳１のバインダー３を通 して挟み込み固着するようになっている。 この場合、バインダー取付穴１１はバインダー３の全長に及ぶことは勿論必要 なく、図示の如く上下各数個としてもよい。また、上中下、各数個としてもよい 。 以上は図示例に従って説明したが、システム手帳自体についても既知のもので あればよく、また、録音機もそれぞれに対応したものが使用可能であることは云 うまでもない。

【００１２】 かくして、本考案システム手帳を携行するときは、業務の打ち合わせ、あるい は講演会、セミナー等において、システム手帳の筆記用紙に適宜、筆記しながら 同時に録音することができ、頗る効率的となる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は以上のように従来のシステム手帳に録音機を一体に具備させたもので あり、従来、システム手帳と、録音機は夫々別個のものとして使用され、講演会 やセミナーにおいても録音機を手帳とは切り離して机上の別位置に置いて録音が なされていたが、本考案ではシステム手帳と一体のため、別位置に置く必要はな く、システム手帳における筆記と同時に一側では録音ができ、机上のスペースを 取る必要なく簡単に筆記、録音をすることができると共に取り扱い時、目立たな いことから使用雰囲気も良好であり、手軽に日常業務の効率化を達成する効果を 有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るシステム手帳の概要を示す斜視図
である。

【図２】本考案に用いる録音機の他の態様を示す斜視概
観図である。

【符号の説明】

１ システム手帳 ２ 筆記用紙 ３ バインダー ４ 止具 ５ 録音機 ６ 本体 ７ マイク ８ スピーカー ９ 電池ケース １０ 側縁部 １１ バインダー取付穴

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】システム手帳において、手帳開時、筆記用
   紙などが配置されない側の表紙裏面側に録音機を取り付
   け一体に具備せしめたことを特徴とする録音機能を備え
   たシステム手帳。
2. 【請求項２】システム手帳において、中央部に設けられ
   たバインダーにより一側に筆記用紙などを取り付け配置
   せしめると共に、更に該バインダーにより他側にバイン
   ダー取付穴を設けた側縁部を付設した録音機を該取付穴
   を介して取り付けたことを特徴とする録音機能を備えた
   システム手帳。