JP3068110B2 - 粒子画像分析装置 - Google Patents
粒子画像分析装置Info
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Description
血液又は尿中の細胞や粒子(以下これらをまとめて粒子
と呼ぶ)の静止画像を取得し、この静止画像を処理して
粒子の分析を行う粒子画像分析装置に関する。
析する装置では、検査技師が各粒子の目視分類を行い得
るように、分析結果とともに粒子の画像デ−タを格納し
保存する必要がある。この際、粒子の画像を切り出し保
存する領域については、特開平1−270177号公報
に記載されているように、あらかじめ切り出しサイズを
数種類設定し、画像処理で得られた粒子の大きさをもと
に、どの切り出しサイズで切り出すかを決定している。
術によれば、切り出しサイズがあらかじめ設定された数
種類しかないため、原画像から必要な粒子の画像ととも
にあまり必要とされないか又は必要以上の背景の画像が
多く切り出され、したがって記憶領域の無駄が多くな
る。また、粒子の重要でない背景を必要以上に切り出し
て保存することになる結果として、多数の粒子の画像デ
−タを記憶するには効率が悪いと云わざるを得ない。
タの削減化を図り、もって画像デ−タ記憶装置により多
くの粒子の画像を格納し得るのに適した粒子画像分析装
置を提供することにある。
粒子切り出し画像表示を行うのに適した粒子画像分析装
置を提供することにある。
に含まれる粒子の静止画像を取得し、この静止画像を処
理して粒子の分析を行うにあたって、静止画像から粒子
部領域とその周りのオフセット領域とからなる粒子領域
が切り出されて、この切り出された粒子領域の画像が表
示されるとともに、オフセット領域の幅が粒子部領域の
大きさに無関係に実質的に一定に設定される。
ット領域のx座標軸方向及びこれと直角なy座標軸方向
の幅は粒子部領域の大きさにそれぞれ比例するように設
定される。
子領域の画像が表示されるべき表示領域の、その表示さ
れる画像以外の部分は粒子の背景の平均濃度デ−タで塗
りつぶされる。
領域の大きさに無関係に一定に設定されることから、粒
子の背景画像デ−タの削減化、したがってデ−タ記憶装
置の使用効率向上が図られ得るようになる。
域のx座標軸方向及びこれと直角なy座標軸方向の幅は
粒子部領域の大きさに比例するように設定されるため、
同様にデ−タ記憶装置の使用効率向上が図られ得るよう
になる。加えて、粒子部領域とオフセット領域との面積
比率が粒子の大きさによらず一定となることから、違和
感の少ない粒子切り出し画像表示が可能となる。
域の画像が表示されるべき表示領域の、その表示される
画像以外の部分は粒子の背景の平均濃度デ−タで塗りつ
ぶされるため、オフセット領域とその外部との間の濃度
差が少なくなり、結果として違和感の少ない粒子切り出
し画像表示がなされるようになる。この効果は、画像表
示面を複数分割して、それぞれの分割表示面に別々の粒
子切り出し画像を表示する場合に特に目立つようにな
る。それぞれの切り出し画像があたかも同一サイズで切
り出されたものであるかのように感じられるようになる
からである。
る。図1は本発明が適用されるフロ−式粒子画像分析装
置の構成図を示したものである。1はサンプル容器、2
はサンプリングノズル、3は染色液、4はシ−ス液、5
はシ−ス液送出用シリンジ、6は染色槽、7はフロ−セ
ル、8は光源となるフラッシュランプ、9はコンデンサ
レンズ、10は対物レンズ、11は粒子検出用半導体レ
−ザ、12は粒子検出器、13は高解像度TVカメラ、
14はA/D変換器、15はイメ−ジメモリ、16は粒
子の特徴量を算出する特徴抽出部、17は特徴量から細
胞の分類と切り出し領域を算出するプロセッサ、18は
画像に切り出しを行なう画像切り出し回路部、19は画
像バッファメモリ、20は画像表示制御回路、21は画
像表示用モニタ−を示す。
よって分注されたサンプルは、染色槽6に吐き出され、
次に一定量吐き出された染色液3により染色される。染
色されたサンプルはフロ−セル7に送られてシ−ス液4
に包こまれるようにして扁平な流れを形成し、フロ−セ
ル内中央を安定に流れる。
おり、常にサンプル中の粒子が通過するのを粒子検出器
12で観測している。粒子が通過し散乱光による粒子検
出信号が所定の信号レベルであれば、制御器22はその
信号が画像処理対象粒子によるものと判断し、粒子が高
解像度TVカメラ13の取り込み画像領域の所定の位置
に達したとき、フラッシュランプ8を点灯させる。フラ
ッシュランプ8のパルス光は顕微鏡光軸上を進み、コン
デンサレンズ9を通ってフロ−セル7内のサンプル上に
集光される。この時、フラッシュランプ8は1μs程度
の短い時間の点灯であるので、高解像度TVカメラ13
で得られる画像は静止画像となる。この画像信号をA/
D変換器14によりディジタル化しをイメ−ジメモリ1
5に格納する。特徴抽出回路16はイメ−ジメモリ15
に格納された画像デ−タから粒子の面積、周囲長、座標
デ−タ等の特徴量を算出し、プロセッサ17は特徴量か
ら粒子の分類を行ない、細胞の座標デ−タから粒子の切
り出し領域を算出し、画像切り出し回路部18に切り出
し領域を設定する。画像切り出し回路部18はイメ−ジ
メモリから粒子の画像を切り出し、画像バッファ19に
格納する。画像表示制御回路20はモニタ21上に表示
する画像を制御し、モニタ21に画像を表示する。
子の切り出し方法を表したもので、特徴抽出回路部16
で算出された細胞のx座標軸方向,これと直角なy座標
軸方向の最小、最大の座標をXmin,Xmax,Ymin,Ymaxとし
た場合、粒子の切り出し範囲を (Xmin-dx,Ymin-dy)〜(Xmax+dx,Ymax+dy) として粒子が切り出されることを表している。この切り
出し領域はプロセッサ17によって設定され、オフセッ
トの幅をdx=Cx(一定値)、dy=Cy(一定値)
とし、又はオフセットの幅をdx=k(Xmax-Xmin)、dy=k'(Ym
ax-Ymin)として粒子の大きさに比例させる。このように
して切り出された画像デ−タは背景デ−タが出来るかぎ
り削除されたものであり、定められたメモリ容量内によ
り多くの粒子の画像が格納されることとなる。
されたA,B,C,Dの領域に本発明で切り出した粒子
の画像a,b,c,dが表示されている表示例を示した
ものである。切り出された粒子は左上に寄せて表示さ
れ、a,b,c,dの領域外の部分は白又は黒に塗りつ
ぶされる。
されたA,B,C,Dの領域の中央に本発明で切り出し
た粒子の画像a,b,c,dが表示されている表示例を
示したものである。粒子は図5に示されているように、
切り出しサイズLx,Lyと表示サイズDx,Dyによ
り、原点から Ox=(Dx−Lx)/2 Oy=(Dy−Ly)/2 で算出されるオフセット分を設けて、切り出した画像を
表示することで、その粒子画像が、その中心と表示エリ
アの中心が一致するように表示される。また、特徴抽出
回路は更に粒子の背景の色についての平均濃度を算出す
る。図4のa,b,c,dの領域外の部分を算出された
背景の平均濃度デ−タで塗りつぶすことによりa,b,
c,dの領域の内と外での背景の濃度差が少なくなるこ
とから、それぞれの切り出し画像があたかも同一サイズ
で切り出されものであるかのように表示されることにな
って、違和感の少ない画像表示がなされるようになる。
もちろん、a,b,c,dの領域外の部分は図3の場合
と同様に白又は黒に塗りつぶされてもよい。この場合も
そうでない場合に比べて、切り出し画像は、背景の平均
濃度デ−タで塗りつぶす場合と似たような感じになる。
また、図3において、a,b,c,dの領域外の部分を
白又は黒に塗りつぶすのに代えて図4の場合のように背
景の平均濃度デ−タで塗つぶしてもよい。
ことができることから、画像デ−タ記憶装置に格納でき
る粒子の画像数を増加させることが出来るようになり、
したがって、検査技師がより多くの画像を見直しするこ
とが可能となって、装置の信頼性の向上、装置の小型化
を図るのに適した粒子画像分析装置が提供されるように
なる。また、違和感の少ない切り出し画像の表示が可能
な粒子画像分析装置が提供される。
析装置のブロック図である。
ある。
を示す図である。
示例を示す図である。
にして行うかの説明図である。
3…染色液 4…シ−ス液 5…シ−ス液送出用シリンジ
6…染色槽 7…フロ−セル 8…フラッシュランプ
9…コンデンサレンズ 10…対物レンズ 11…粒子検出用半導体レ−ザ 12…粒子検出器 13…高解像度TVカメラ 14…A/D変換部 15…イメ−ジメモリ
16…特徴抽出回路 17…プロセッサ 18…画像切り出し回路
19…画像バッフメモリ 20…画像表示制御部 21…画像表示モニタ
22…制御器
Claims (5)
- 【請求項1】液体中に含まれる粒子の静止画像を取得
し、この静止画像を処理して前記粒子の分析を行う粒子
画像分析装置であって、前記静止画像から粒子部領域と
その周りのオフセット領域とからなる粒子領域を切り出
す手段と、この切り出された粒子領域の画像を表示する
手段とを備え、前記オフセット領域の幅は前記粒子部領
域の大きさに無関係に実質的に一定であることを特徴と
する粒子画像分析装置。 - 【請求項2】液体中に含まれる粒子の静止画像を取得
し、この静止画像を処理して前記粒子の分析を行う粒子
画像分析装置であって、前記静止画像から粒子部領域と
その周りのオフセット領域とからなる粒子領域を切り出
す手段と、この切り出された粒子領域の画像を表示する
手段とを備え、前記オフセット領域のx座標軸方向及び
これと直角なy座標軸方向の幅は前記粒子領域の大きさ
にそれぞれ比例して設定されることを特徴とする粒子画
像分析装置。 - 【請求項3】 前記粒子領域の画像は前記表示手段の、前
記粒子領域の画像が表示されるべき表示領域の中央部に
表示されるようにしたことを特徴とする請求項1又は2
に記載された粒子画像分析装置。 - 【請求項4】 液体中に含まれる粒子の静止画像を取得
し、この静止画像を処理して前記粒子の分析を行う粒子
画像分析装置であって、前記静止画像から粒子部領域と
その周りのオフセット領域とからなる粒子領域を切り出
すための手段と、この切り出された粒子領域の画像を表
示するための手段とを備え、この画像表示手段は前記粒
子領域の画像が表示されるべき表示面を含み、この表示
面の、表示されるべき前記粒子領域の画像以外の部分を
前記粒子の背景の平均濃度デ−タで塗りつぶすことを特
徴とする粒子画像分析装置。 - 【請求項5】 液体中に含まれる粒子の静止画像を取得
し、この静止画像を処理して前記粒子の分析を行う粒子
画像分析装置であって、前記静止画像から粒子部領域と
その周りのオフセット領域とからなる粒子領域を切り出
すための手段と、この切り出された粒子領域の画像を表
示するための手段とを備え、この画像表示手段は前記粒
子領域の画像が表示されるべき表示面を含み、この表示
面の、表示されるべき前記粒子領域の画像以外の部分を
白又は黒に塗りつぶすことを特徴とする粒子画像分析装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP5334070A JP3068110B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 粒子画像分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH07198580A JPH07198580A (ja) | 1995-08-01 |
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ID=18273181
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JP5334070A Expired - Fee Related JP3068110B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 粒子画像分析装置 |
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JP (1) | JP3068110B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101789273B1 (ko) * | 2015-02-27 | 2017-11-20 | 신채빈 | 족부 변형 방지 깔창 |
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JP7046500B2 (ja) * | 2017-04-28 | 2022-04-04 | シスメックス株式会社 | 画像表示装置、画像表示方法および画像処理方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5334070A patent/JP3068110B2/ja not_active Expired - Fee Related
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