JPH07286952A - 粒子画像分析装置 - Google Patents
粒子画像分析装置Info
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- JPH07286952A JPH07286952A JP6080135A JP8013594A JPH07286952A JP H07286952 A JPH07286952 A JP H07286952A JP 6080135 A JP6080135 A JP 6080135A JP 8013594 A JP8013594 A JP 8013594A JP H07286952 A JPH07286952 A JP H07286952A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、粒子画像分析装置において、その目
的は、分類結果を表示する際分類対象となった細胞画像
のみを表示することにより、検査技師による目視確認の
作業効率の向上，装置の信頼性の向上，装置の小型化を
図ることにある。 【構成】原画像からの粒子画像の切り出しを粒子の形状
に従い切り出しを行い、これを画像記憶装置に保存し、
画像表示装置により各分類項目別に粒子画像を１つまた
は複数表示するとき、ある表示領域内に、この粒子の形
状に従い切り出しを行った粒子画像を表示する粒子画像
分析装置。
的は、分類結果を表示する際分類対象となった細胞画像
のみを表示することにより、検査技師による目視確認の
作業効率の向上，装置の信頼性の向上，装置の小型化を
図ることにある。 【構成】原画像からの粒子画像の切り出しを粒子の形状
に従い切り出しを行い、これを画像記憶装置に保存し、
画像表示装置により各分類項目別に粒子画像を１つまた
は複数表示するとき、ある表示領域内に、この粒子の形
状に従い切り出しを行った粒子画像を表示する粒子画像
分析装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液体中に含まれる粒子
の画像を取り込み、その画像データをもとに粒子の分析
を行う粒子画像分析装置に関するものであり、特に血液
または尿中の細胞や粒子を分析するのに適した粒子画像
分析装置の画像データ記憶装置に関する。
の画像を取り込み、その画像データをもとに粒子の分析
を行う粒子画像分析装置に関するものであり、特に血液
または尿中の細胞や粒子を分析するのに適した粒子画像
分析装置の画像データ記憶装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】尿中の細胞や粒子を画像処理を用いて分
析する装置では、検査技師が各細胞の目視分類を行える
ように、分析結果とともに、細胞や粒子の画像データを
格納し保存する必要がある。この際、細胞や粒子の画像
を切り出し保存する領域は、例えば、特開平1−270177
号公報に示されているように、あらかじめ切り出しサイ
ズを数種類設定し、画像処理で得られた細胞の大きさを
もとに、どの切り出しサイズで切り出すかを決定し、原
画像から必要な細胞画像の切り出しを行うものがある。
しかしこの場合、切り出し領域内にあまり必要とされな
い背景画像が含まれるため、切り出した細胞画像を保存
する際の画像記憶装置の記憶領域を無駄にしている。そ
して検査技師が分類結果を目視確認、またはこれを細分
類または再分類する際、この切り出し領域内に背景画像
ばかりか、切り出し対象の細胞に近接した他の細胞画像
がこの領域内に取り込まれている可能性もあり、作業効
率の低下につながる。
析する装置では、検査技師が各細胞の目視分類を行える
ように、分析結果とともに、細胞や粒子の画像データを
格納し保存する必要がある。この際、細胞や粒子の画像
を切り出し保存する領域は、例えば、特開平1−270177
号公報に示されているように、あらかじめ切り出しサイ
ズを数種類設定し、画像処理で得られた細胞の大きさを
もとに、どの切り出しサイズで切り出すかを決定し、原
画像から必要な細胞画像の切り出しを行うものがある。
しかしこの場合、切り出し領域内にあまり必要とされな
い背景画像が含まれるため、切り出した細胞画像を保存
する際の画像記憶装置の記憶領域を無駄にしている。そ
して検査技師が分類結果を目視確認、またはこれを細分
類または再分類する際、この切り出し領域内に背景画像
ばかりか、切り出し対象の細胞に近接した他の細胞画像
がこの領域内に取り込まれている可能性もあり、作業効
率の低下につながる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
切り出し対象以外となる細胞画像以外の余分な領域まで
切り出しを行っており、この余分な領域に１つまたは複
数の他の細胞画像の一部または全部が取り込まれる可能
性があり、検査技師が分類結果を目視確認、またはこれ
を細分類または再分類する際の作業効率を低下させるば
かりか、余分な切り出し領域による画像記憶部内の記憶
領域の使用効率も低下させる結果となる。本発明の目的
は、粒子画像分析装置による自動分類結果を表示すると
き、分類対象となった細胞画像のみを明確に確認できる
よう表示し、検査技師の目視確認や細分類や再分類の作
業効率を向上させることにある。
切り出し対象以外となる細胞画像以外の余分な領域まで
切り出しを行っており、この余分な領域に１つまたは複
数の他の細胞画像の一部または全部が取り込まれる可能
性があり、検査技師が分類結果を目視確認、またはこれ
を細分類または再分類する際の作業効率を低下させるば
かりか、余分な切り出し領域による画像記憶部内の記憶
領域の使用効率も低下させる結果となる。本発明の目的
は、粒子画像分析装置による自動分類結果を表示すると
き、分類対象となった細胞画像のみを明確に確認できる
よう表示し、検査技師の目視確認や細分類や再分類の作
業効率を向上させることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、画像の切り出し領域を、画像処理で得
られた原画像中の細胞画像の領域情報をもとに細胞の形
状に従い任意の形状で行い、これを画像記憶部に保存す
ることで実現できる。また、このとき余分な背景領域を
画像バッファメモリ２１へ保存する必要がなくなり、効
率良い画像データの格納が実現できる。また、矩形形状
で切り出しを行った場合についても、切り出し対象の細
胞の領域情報を用い、分類結果を画像表示装置に表示す
る以前で切り出し対象の細胞外の領域の赤，緑，青各色
の明るさと、その分解能を下げ、空間分解能も下げるな
ど画像データを減らすことで画質を落とし、なんら画質
に対し加工しない細胞画像に対しコントラストをつける
ことでも実現できる。
に、本発明では、画像の切り出し領域を、画像処理で得
られた原画像中の細胞画像の領域情報をもとに細胞の形
状に従い任意の形状で行い、これを画像記憶部に保存す
ることで実現できる。また、このとき余分な背景領域を
画像バッファメモリ２１へ保存する必要がなくなり、効
率良い画像データの格納が実現できる。また、矩形形状
で切り出しを行った場合についても、切り出し対象の細
胞の領域情報を用い、分類結果を画像表示装置に表示す
る以前で切り出し対象の細胞外の領域の赤，緑，青各色
の明るさと、その分解能を下げ、空間分解能も下げるな
ど画像データを減らすことで画質を落とし、なんら画質
に対し加工しない細胞画像に対しコントラストをつける
ことでも実現できる。
【０００５】細胞の大きさによって切り出しの大きさが
異なる場合、複数の細胞画像を同一画面上の同一サイズ
の分割エリアに表示するときには、画像データとともに
背景の平均濃度データを記憶するメモリエリアを設け、
表示エリアの空き部分をその背景濃度データで塗りつぶ
すことや、メモリ内の画像サイズデータとともに、分割
された表示エリア内の中心に細胞の画像を表示すること
ができる画像表示装置を設けることで、切り出しサイズ
が異なる細胞を表示してもあたかも同一のサイズで切り
出したかのように表示でき違和感をなくすことができ
る。
異なる場合、複数の細胞画像を同一画面上の同一サイズ
の分割エリアに表示するときには、画像データとともに
背景の平均濃度データを記憶するメモリエリアを設け、
表示エリアの空き部分をその背景濃度データで塗りつぶ
すことや、メモリ内の画像サイズデータとともに、分割
された表示エリア内の中心に細胞の画像を表示すること
ができる画像表示装置を設けることで、切り出しサイズ
が異なる細胞を表示してもあたかも同一のサイズで切り
出したかのように表示でき違和感をなくすことができ
る。
【０００６】
【作用】本発明によれば、画像処理で得られた原画像中
の細胞の存在領域を用いて切り出すことは、分類結果を
表示する際に分類対象となった細胞以外の余分な画像を
表示せずに済み、検査技師による目視確認作業の効率化
を図ることができ、また細胞を切り出すことは、画像表
示装置上に表示した場合に、従来方式よりも効率良く画
像の格納が可能となるとともに細胞の領域と背景の領域
の比率が細胞の大きさに依存せず一定となり違和感なく
表示できる。また画像データ格納メモリの使用効率を上
げることもできる。
の細胞の存在領域を用いて切り出すことは、分類結果を
表示する際に分類対象となった細胞以外の余分な画像を
表示せずに済み、検査技師による目視確認作業の効率化
を図ることができ、また細胞を切り出すことは、画像表
示装置上に表示した場合に、従来方式よりも効率良く画
像の格納が可能となるとともに細胞の領域と背景の領域
の比率が細胞の大きさに依存せず一定となり違和感なく
表示できる。また画像データ格納メモリの使用効率を上
げることもできる。
【０００７】画像データとともに背景の平均濃度データ
や画像サイズデータを記憶し、そのデータをもとに表示
エリア内の中心に細胞を表示し、切り出した領域外の部
分を背景の平均濃度で塗りつぶす画像表示回路は、複数
の細胞の画像を同一画面上の同一サイズの分割エリアに
表示するときに切り出しサイズが異なる細胞を表示して
もあたかも同一サイズで切り出したかのように表示でき
違和感をなくすことができる。
や画像サイズデータを記憶し、そのデータをもとに表示
エリア内の中心に細胞を表示し、切り出した領域外の部
分を背景の平均濃度で塗りつぶす画像表示回路は、複数
の細胞の画像を同一画面上の同一サイズの分割エリアに
表示するときに切り出しサイズが異なる細胞を表示して
もあたかも同一サイズで切り出したかのように表示でき
違和感をなくすことができる。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面により説明す
る。図１は、本発明が適用されるフロー式粒子画像分析
装置の構成図を示したものである。１はサンプル容器、
２はサンプリングノズル、３は染色液、４はシース液、
５はシース液送出用シリンジ、６は染色漕、７はフロー
セル、８は光源となるフラッシュランプ、９はコンデン
サレンズ、１０は対物レンズ、１１は粒子検出用半導体
レーザ、１２は粒子検出装置、１３は高感度ＴＶカメ
ラ、１４はＡ／Ｄ変換部、１５はイメージメモリ、１６
は画像中の粒子画像と背景画像とを分別し、そして個々
の粒子画像を分別する粒子認識部、１７は細胞の特徴量
を算出する特徴抽出部、１８は特徴量から細胞の分類と
切り出し領域を算出するプロセッサ、１９は画像に切り
出しを行う画像切り出し回路、２０は画像データ圧縮
部、２１は画像バッファメモリ、２２は画像表示制御
部、２３は画像表示モニタを示す。
る。図１は、本発明が適用されるフロー式粒子画像分析
装置の構成図を示したものである。１はサンプル容器、
２はサンプリングノズル、３は染色液、４はシース液、
５はシース液送出用シリンジ、６は染色漕、７はフロー
セル、８は光源となるフラッシュランプ、９はコンデン
サレンズ、１０は対物レンズ、１１は粒子検出用半導体
レーザ、１２は粒子検出装置、１３は高感度ＴＶカメ
ラ、１４はＡ／Ｄ変換部、１５はイメージメモリ、１６
は画像中の粒子画像と背景画像とを分別し、そして個々
の粒子画像を分別する粒子認識部、１７は細胞の特徴量
を算出する特徴抽出部、１８は特徴量から細胞の分類と
切り出し領域を算出するプロセッサ、１９は画像に切り
出しを行う画像切り出し回路、２０は画像データ圧縮
部、２１は画像バッファメモリ、２２は画像表示制御
部、２３は画像表示モニタを示す。
【０００９】サンプル容器からサンプリングノズル２に
よって分注されたサンプルは、染色液漕６に吐き出さ
れ、次に一定量吐き出された染色液３により染色され
る。染色されたサンプルはフローセル７の中心部分にシ
ース液４に包み込まれるようにしてフローセル内中央部
を安定に流れる。
よって分注されたサンプルは、染色液漕６に吐き出さ
れ、次に一定量吐き出された染色液３により染色され
る。染色されたサンプルはフローセル７の中心部分にシ
ース液４に包み込まれるようにしてフローセル内中央部
を安定に流れる。
【００１０】一方、粒子検出用半導体レーザ１１は常時
点灯しており、常にサンプル中の粒子が、通過するのを
粒子検出装置１２で観察している。粒子が通過し散乱光
による粒子検出信号が所定の信号レベルであれば、画像
処理対象粒子と判断し粒子が高感度ＴＶカメラ１３の取
り込み画像領域の所定の位置に達したとき、フラッシュ
ランプ８が点灯する。フラッシュランプ８のパルス光は
顕微鏡光軸上を進み、コンデンサレンズ９を通ってフロ
ーセル７内のサンプル上に集光される。この時、フラッ
シュランプ８は短い時間の点灯であるので、高感度ＴＶ
カメラ１３で得られる画像は静止画像となる。この画像
信号をＡ／Ｄ変換部１４によりディジタル化し、イメー
ジメモリ１５に格納する。粒子認識部１６はイメージメ
モリ１５に格納された画像データから粒子の面積，周囲
長，座標データ等の特徴量を算出し、プロセッサ１８は
特徴量から粒子の分類を行い、粒子の座標データから粒
子の切り出し領域を算出し、プロセッサ１８は特徴量か
ら粒子の分類を行い、粒子の座標データから粒子の切り
出し領域を算出し、画像の切り出し回路部１９はイメー
ジメモリから粒子の画像を切り出し、画像データ圧縮部
２０で、切り出した粒子画像を画像表示装置上で再構成
する際に必要となる粒子画像の絵素の相互位置データを
生成し、これとともに切り出した粒子画像データを画像
バッファメモリ２１に格納する。画像表示制御部２２は
画像表示モニタ２３上に表示する画像を制御し、画像表
示モニタ２３に画像を表示する。
点灯しており、常にサンプル中の粒子が、通過するのを
粒子検出装置１２で観察している。粒子が通過し散乱光
による粒子検出信号が所定の信号レベルであれば、画像
処理対象粒子と判断し粒子が高感度ＴＶカメラ１３の取
り込み画像領域の所定の位置に達したとき、フラッシュ
ランプ８が点灯する。フラッシュランプ８のパルス光は
顕微鏡光軸上を進み、コンデンサレンズ９を通ってフロ
ーセル７内のサンプル上に集光される。この時、フラッ
シュランプ８は短い時間の点灯であるので、高感度ＴＶ
カメラ１３で得られる画像は静止画像となる。この画像
信号をＡ／Ｄ変換部１４によりディジタル化し、イメー
ジメモリ１５に格納する。粒子認識部１６はイメージメ
モリ１５に格納された画像データから粒子の面積，周囲
長，座標データ等の特徴量を算出し、プロセッサ１８は
特徴量から粒子の分類を行い、粒子の座標データから粒
子の切り出し領域を算出し、プロセッサ１８は特徴量か
ら粒子の分類を行い、粒子の座標データから粒子の切り
出し領域を算出し、画像の切り出し回路部１９はイメー
ジメモリから粒子の画像を切り出し、画像データ圧縮部
２０で、切り出した粒子画像を画像表示装置上で再構成
する際に必要となる粒子画像の絵素の相互位置データを
生成し、これとともに切り出した粒子画像データを画像
バッファメモリ２１に格納する。画像表示制御部２２は
画像表示モニタ２３上に表示する画像を制御し、画像表
示モニタ２３に画像を表示する。
【００１１】図２は、イメージメモリ１５に格納した粒
子の切り出し方法を表したもので、プロセッサ１８によ
り算出された分類項目番号と、粒子認識部１６で得られ
た原画像上の切り出し対象の粒子画像を構成する絵素の
座標値とその識別番号により、画像切り出し回路１９に
より粒子画像の切り出しを行い、これを画像バッファメ
モリ２１に保存することを表している。保存の時には予
め初期化しておいた画像記憶部上に、粒子画像の絵素の
座標データをメモリ上のアドレスに割り振ることで行
う。また粒子の切り出し領域は粒子の形状に従って任意
形状で行うが、画像処理において既に一般的な手法とし
て用いられている拡大処理を行う処理部を設けること
で、この切り出し領域を拡大することもできる。
子の切り出し方法を表したもので、プロセッサ１８によ
り算出された分類項目番号と、粒子認識部１６で得られ
た原画像上の切り出し対象の粒子画像を構成する絵素の
座標値とその識別番号により、画像切り出し回路１９に
より粒子画像の切り出しを行い、これを画像バッファメ
モリ２１に保存することを表している。保存の時には予
め初期化しておいた画像記憶部上に、粒子画像の絵素の
座標データをメモリ上のアドレスに割り振ることで行
う。また粒子の切り出し領域は粒子の形状に従って任意
形状で行うが、画像処理において既に一般的な手法とし
て用いられている拡大処理を行う処理部を設けること
で、この切り出し領域を拡大することもできる。
【００１２】切り出す粒子画像の例を図３に示す。画像
上のｘ軸あるいはｙ軸方向で、１ライン毎の粒子画像を
構成する絵素の並びをその数と始点の座標データからな
るデータを生成する画像データ圧縮部２０により得られ
る絵素位置を記述したデータと粒子画像の絵素データの
みを切り出す粒子画像データとすることで、矩形領域で
の切り出し処理と比べデータ量を軽減でき、画像バッフ
ァメモリ２１の使用効率を上げることができる。
上のｘ軸あるいはｙ軸方向で、１ライン毎の粒子画像を
構成する絵素の並びをその数と始点の座標データからな
るデータを生成する画像データ圧縮部２０により得られ
る絵素位置を記述したデータと粒子画像の絵素データの
みを切り出す粒子画像データとすることで、矩形領域で
の切り出し処理と比べデータ量を軽減でき、画像バッフ
ァメモリ２１の使用効率を上げることができる。
【００１３】図４は、画像表示モニタ２３上の同一サイ
ズの４分割されたＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄの領域に本発明で切り
出した粒子の画像ａ，ｂ，ｃ，ｄが表示されている表示
例を示したものである。切り出された粒子は左上に寄せ
られて表示され、ａ，ｂ，ｃ，ｄの表示外のエリアは白
または黒に塗りつぶされるか、または特徴抽出部１７で
算出された背景の平均濃度データで塗りつぶすことによ
りａ，ｂ，ｃ，ｄの領域の内と外での背景の濃度差が少
なくなり、あたかも同一サイズで切り出したかのように
表示することもできる。本発明によりＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄの
各領域内には分類対象となった粒子画像が１つずつ表示
され、これら粒子以外の領域には他の細胞または粒子は
表示されない。
ズの４分割されたＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄの領域に本発明で切り
出した粒子の画像ａ，ｂ，ｃ，ｄが表示されている表示
例を示したものである。切り出された粒子は左上に寄せ
られて表示され、ａ，ｂ，ｃ，ｄの表示外のエリアは白
または黒に塗りつぶされるか、または特徴抽出部１７で
算出された背景の平均濃度データで塗りつぶすことによ
りａ，ｂ，ｃ，ｄの領域の内と外での背景の濃度差が少
なくなり、あたかも同一サイズで切り出したかのように
表示することもできる。本発明によりＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄの
各領域内には分類対象となった粒子画像が１つずつ表示
され、これら粒子以外の領域には他の細胞または粒子は
表示されない。
【００１４】図５は、画像表示モニタ２３上の同一サイ
ズの４分割されたＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄの領域に本発明で切り
出した粒子の画像ａ，ｂ，ｃ，ｄが表示されている表示
例を示したものである。粒子は図６に示すように特徴抽
出部１７により算出された矩形領域による切り出し画像
データを画像バッファメモリ２１により赤，緑，青各色
の情報量を減らしまた明るさも下げ、あるいは空間分解
能を下げ、あるいは両方の分解能を下げた後、これとは
別に粒子認識部１６により切り出された粒子画像ととも
に、図７に示す形式で画像記憶部へ保存する。これを画
像表示装置により表示することで、検査技師は分類対象
として切り出しを行った粒子画像と、その周辺領域とを
区別しつつ、粒子画像に近接する領域を観察することが
できる。
ズの４分割されたＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄの領域に本発明で切り
出した粒子の画像ａ，ｂ，ｃ，ｄが表示されている表示
例を示したものである。粒子は図６に示すように特徴抽
出部１７により算出された矩形領域による切り出し画像
データを画像バッファメモリ２１により赤，緑，青各色
の情報量を減らしまた明るさも下げ、あるいは空間分解
能を下げ、あるいは両方の分解能を下げた後、これとは
別に粒子認識部１６により切り出された粒子画像ととも
に、図７に示す形式で画像記憶部へ保存する。これを画
像表示装置により表示することで、検査技師は分類対象
として切り出しを行った粒子画像と、その周辺領域とを
区別しつつ、粒子画像に近接する領域を観察することが
できる。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、分類対象すなわち切り
出し対象となった細胞画像のみを細胞の形状に従い任意
の形状で切り出しを行いこれを画像記憶装置に保存し、
画像表示装置にて表示することにより、これを検査技師
が目視確認またはこれを細分類または再分類する際の作
業効率の向上と、装置の信頼性の向上、粒子画像分析装
置の画像記憶部において、切り出した粒子の画像を記憶
する際に、粒子周辺のあまり重要でない背景データを削
除し、画像バッファメモリに格納できる細胞の画像数が
増加し、検査技師がより多くの画像を見直しすることが
可能となり、装置の信頼性の向上と装置の小型化が図れ
る。
出し対象となった細胞画像のみを細胞の形状に従い任意
の形状で切り出しを行いこれを画像記憶装置に保存し、
画像表示装置にて表示することにより、これを検査技師
が目視確認またはこれを細分類または再分類する際の作
業効率の向上と、装置の信頼性の向上、粒子画像分析装
置の画像記憶部において、切り出した粒子の画像を記憶
する際に、粒子周辺のあまり重要でない背景データを削
除し、画像バッファメモリに格納できる細胞の画像数が
増加し、検査技師がより多くの画像を見直しすることが
可能となり、装置の信頼性の向上と装置の小型化が図れ
る。
【図１】フロー式粒子画像分析装置の全体構成図であ
る。
る。
【図２】粒子画像の分離方法を示す図である。
【図３】切り出した粒子画像のメモリ格納方法１を示す
図である。
図である。
【図４】切り出した粒子画像の表示例１を示す図であ
る。
る。
【図５】切り出した粒子画像の表示例２を示す図であ
る。
る。
【図６】画像圧縮回路図である。
【図７】切り出した粒子画像のメモリ格納方法２を示す
図である。
図である。
１…サンプル容器、２…サンプリングノズル、３…染色
液、４…シース液、５…シース液送出用シリンジ、６…
染色漕、７…フローセル、８…フラッシュランプ、９…
コンデンサレンズ、１０…対物レンズ、１１…粒子検出
用半導体レーザ、１２…粒子検出装置、１３…高感度Ｔ
Ｖカメラ、１４…Ａ／Ｄ変換部、１５…イメージメモ
リ、１６…粒子認識部、１７…特徴抽出部、１８…プロ
セッサ、１９…画像切り出し回路、２０…画像データ圧
縮部、２１…画像バッファメモリ、２２…画像表示制御
部、２３…画像表示モニタ。
液、４…シース液、５…シース液送出用シリンジ、６…
染色漕、７…フローセル、８…フラッシュランプ、９…
コンデンサレンズ、１０…対物レンズ、１１…粒子検出
用半導体レーザ、１２…粒子検出装置、１３…高感度Ｔ
Ｖカメラ、１４…Ａ／Ｄ変換部、１５…イメージメモ
リ、１６…粒子認識部、１７…特徴抽出部、１８…プロ
セッサ、１９…画像切り出し回路、２０…画像データ圧
縮部、２１…画像バッファメモリ、２２…画像表示制御
部、２３…画像表示モニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０１Ｎ 33/48 Ｍ Ｇ０６Ｔ 7/00 1/00 7/60 9061−5Ｌ Ｇ０６Ｆ 15/70 ３５０
Claims (6)
- 【請求項１】粒子の含まれる液体を流すフローセルと、
フローセルの撮像領域にある液体中の粒子を静止画像と
して取り込むための光源と、粒子画像を撮像する撮像装
置と、撮像装置のアナログ画像信号から、粒子の面積や
周囲長などの特徴パラメータを計算する画像処理回路
と、粒子の画像データを記憶する画像記憶部と分類結果
を表示する画像表示装置とからなる粒子画像分析装置に
おいて、 原画像からの粒子画像の切り出しを粒子の形状に従い切
り出しを行い、これを画像記憶装置に保存し、画像表示
装置により各分類項目別に粒子画像を１つまたは複数表
示するとき、ある表示領域内に、この粒子の形状に従い
切り出しを行った粒子画像を表示することを特徴とした
粒子画像分析装置。 - 【請求項２】粒子の含まれる液体を流すフローセルと、
フローセルの撮像領域にある液体中の粒子を静止画像と
して取り込むための光源と、粒子画像を撮像する撮像装
置と、撮像装置のアナログ画像信号から、粒子の面積や
周囲長などの特徴パラメータを計算する画像処理回路
と、粒子の画像データを記憶する画像記憶部と分類結果
を表示する画像表示装置とからなる粒子画像分析装置に
おいて、 矩形領域にて切り出しを行うとき、この矩形領域を特徴
抽出部にて得られる粒子画像の長軸と原画像上の座標軸
のｘ、またはｙ軸に並行となるようこの座標系を回転さ
せる座標変換回路を設け、再び同一の粒子画像の矩形形
状の切り出しを行い、これを画像記憶部へ保存し、そし
て画像表示装置により各分類項目別に粒子画像を１つま
たは複数表示するとき、ある表示領域内にこの切り出し
方法に得た画像を表示することを特徴とした粒子画像分
析装置。 - 【請求項３】請求項１において、切り出し領域内の切り
出し対象粒子外の画像領域の絵素を構成する赤，緑，青
の輝度値の量子数を減らす回路部を設け、１色または複
数色につき色の量子数を減らし画像記憶部に保存するこ
とを特徴とした粒子画像分析装置。 - 【請求項４】請求項１または請求項２において、ある一
定の表示領域に切り出した粒子画像を表示する際、この
一定の表示領域内の切り出した粒子画像外の領域を白ま
たは黒の画像で塗りつぶして表示することを特徴とした
粒子画像分析装置。 - 【請求項５】請求項１または請求項２において、ある一
定の表示領域に切り出した粒子画像を表示するとき、こ
の一定の表示領域内の、切り出した粒子画像外の領域を
背景画像の平均濃度データで塗りつぶすことで、切り出
した範囲の背景と範囲外との境界に生じる濃度差を少な
くすることができ、サイズの異なる画像を複数表示した
場合に生じる違和感をなくすことができることを特徴と
した粒子画像分析装置。 - 【請求項６】請求項１において、画像処理回路により得
られる矩形切り出し領域内の切り出し対象粒子外の領域
を構成する絵素の赤，緑，青の輝度値を１色または複数
色につきその値を半減させ、これを画像記憶装置に保存
し、画像表示装置にて粒子の形状に従い任意形状で切り
出しを行った粒子画像とともに表示することを特徴とし
た粒子画像分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080135A JPH07286952A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 粒子画像分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6080135A JPH07286952A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 粒子画像分析装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07286952A true JPH07286952A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13709811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6080135A Pending JPH07286952A (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 粒子画像分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07286952A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US10755398B2 (en) | 2017-04-28 | 2020-08-25 | Sysmex Corporation | Image display apparatus, image display method, and image processing method |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP6080135A patent/JPH07286952A/ja active Pending
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