JP3067930U - Icチップ封止ケ―ス - Google Patents

Icチップ封止ケ―ス

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JP3067930U
JP3067930U JP1999007571U JP757199U JP3067930U JP 3067930 U JP3067930 U JP 3067930U JP 1999007571 U JP1999007571 U JP 1999007571U JP 757199 U JP757199 U JP 757199U JP 3067930 U JP3067930 U JP 3067930U
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chip
chip sealing
sealing case
circuit board
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JP1999007571U
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后健慈
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后 健慈
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不法にICチップ内のプログラムコードをコ
ピーあるいは修正されることを防止し、プログラム更新
を容易とするICチップ封止ケースを提供する。 【解決手段】 回路基板30の両面から、上ケース10
と下ケース20とで挟み、回路基板30上のICチップ
32を包覆する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、データの盗用を防止し、プログラムの更新を容易とするICチップ 封止ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子回路の設計分野において、大部分のICは、プログラムを用いて、必要と する機能を有するソフトウェアをデザインした後、ICにバーンされ、その内部 でシングルチップに制御される個体を構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
IC内部に格納されるプログラムは、部外者に知られないプログラムコードを 有するものの、ある程度の秘密性は確保されている。しかし、IC本体が、直接 回路基板上にはんだ付けされているため、すべての接続ピンは外部に露呈してい る。したがって、プログラムコードを盗用しようと思えば、外部に露呈している ICのピンからの信号出力の際に漏出する微量の無線周波数(RF)からそのプロ グラムコードを読取るか、又は直接導線をICのピンに接続してコピーをするこ とによって、容易に盗用ができる。
【0004】 一方、ICチップをバーンした後に、時間の推移や技術の進歩、あるいは新た な機能の要求等を理由に、ICチップ内のプログラムコードに対して更新または 修正を行なわなくてはならない場合もある。しかし、この際、ICチップは回路 板上に粘着しているため、回路基板全体を新たに交換するという方法を採らざる を得ず、回路基板の剥離、交換、組立等による手間と費用がかさむという問題が 生じる。
【0005】 上記の課題を解決するため、本考案は、不法にICチップ内のプログラムコー ドをコピーあるいは修正されることを防止し、プログラム更新を容易とするIC チップ封止ケースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するため、請求項1記載のICチップ封止ケースは、回路基板 の両面から、上ケースと下ケースとで挟み、回路基板上のICチップを包覆する ようにしている。このため、ICチップのピンは、外部からの接続ができない状 態におかれる。
【0007】 また、請求項2記載の考案は、請求項1記載のICチップ封止ケースにおいて 、パスワードを入力するためのキーを備え、正しいキーワードの入力時にのみ、 上ケースと下ケースとを開口可能な構成とするようにしている。このため、部外 者の開口ができないことになる。
【0008】 また、請求項3記載の考案は、請求項1または2記載のICチップ封止ケース において、上ケースと下ケースとが閉じている状態においてのみ、回路基板と、 上ケースあるいは下ケースの内少なくとも一方との間で電気回路を形成可能な電 気回路部を備えるようにしている。このため、無理矢理開口した場合と、正常に 開口した場合とを、電気的に区別できることになる。
【0009】 また、請求項4記載の考案は、請求項3記載のICチップ封止ケースにおいて 、電気回路が切断されると、ICチップ内部のプログラムを消去する信号を発信 する消去信号発信手段を備えるようにしている。このため、電気回路が切れた状 態になると、プログラムが消去され、盗用できないことになる。
【0010】 また、請求項5記載の考案は、請求項1から4のいずれか1項記載のICチッ プ封止ケースにおいて、上ケースまたは下ケースにカードスロットを備え、カー ドスロットからのカードの挿入により、開口可能な構成とするようにしている。 このため、キー操作をしなくても、カードの挿入により、開口可能となる。
【0011】 また、請求項6記載の考案は、請求項1から5のいずれか1項記載のICチッ プ封止ケースにおいて、上ケースまたは下ケースに、外部制御手段と接続するた めの接続端子を備え、外部制御手段からの信号を受けて開口可能な構成とするよ うにしている。このため、外部のパソコン等からの信号の送出によって、開口で きる。
【0012】 また、請求項7記載の考案は、請求項1から6のいずれか1項記載のICチッ プ封止ケースにおいて、封止状態で、ICチップ内のプログラムを新しいプログ ラムに更新する更新受付手段を備えるようにしている。このため、プログラムの 更新が、開口しなくても可能となる。
【0013】
【考案の実施の形態】
図1に示すように、封止ケースは、鋼材でできた上ケース10と、鋼材ででき た下ケース20の両部分からなり、それぞれ回路基板30の両側に装設されてい る。このため、回路基板30上のICチップ32は外部から封止され、信号転送 時に微量の無線周波数が、外部に洩れることがない。上ケース10と下ケース2 0のそれぞれ対応するねじ穴には、組立部材11(ねじやボルト等)がはめ込ま れている。
【0014】 また、第一伝導エレメント31は、回路基板30上に、第二伝導エレメント1 4は、上ケース10と下ケース20のどちらか、あるいは両方の内部に設けられ ている。第一伝導エレメント31および第二伝導エレメント14は、互いに対向 する接栓座とするか、あるいは突出するはんだの凸点とされている。このため、 上ケース10および下ケース20の組立完成後、第一伝導エレメント31と第二 伝導エレメント14は、相互に当接し、回路基板30と、上ケース10および下 ケース20との間で電気回路が形成される。また、ICチップ32は、不定時に センサー信号を転送し、この電気回路がつながっているか否かを探知できるよう になっている。
【0015】 図2に示すように、上ケース10には、カードスロットとしてのスロット12 が設置されている。さらに、スロット12下方の複数のキー13は、本実施の形 態においては、外部制御手段としての制御装置50(コンピュータ等)の制御を 受けるデコーダ40となっている。デコーダ40は、複数のキー13に対応する ポール41を有する。制御装置50は、パスワードをデコーダ40に転送し、デ コーダ40は、そのパスワードに従って起動して、ポール41にキー13を押圧 させる。この時、パスワードは極短い時間内(例えば100ms内)、すなわち肉 眼では確認できない速度でキーインされるため、他者にパスワードを盗み見され る危険がない。ICチップ32は、パスワードを照合し、正しければ保護プログ ラムを起動しない。そして、この時に封止ケースは開いてICチップ32に対し プログラムコードの更新を行う。
【0016】 パスワードの入力エラーあるいは未入力の場合には、封止ケースが開いて、上 ケース10、下ケース20のどちらか、あるいは両方の内部に設置される第二伝 導エレメント14が回路基板30の第一伝導エレメント31から離れる。このた め、電気回路は切断される。この結果、ICチップ封止ケースの消去信号発信手 段は、ICチップ32に対して内部プログラムの削除を行い、不法にコピー、修 正されことを防いでいる。
【0017】 本考案に係るICチップ封止ケースは、インテリジェントカード60を用いて パスワードを入力することもできる。このため、図3に示すように、インテリジ ェントカード60を用いて、パスワード及び更新したいプログラムコードを保存 することができる。インテリジェントカード60をスロット12に差し込むと、 ICチップ32の更新受付手段は、そのパスワードの照合を行ってから、プログ ラムコードの更新の信号を受け付け、更新処理を行なう。このように、封止ケー スを取り外すことなく更新が行なえるので、非常に便利である。
【0018】 また、図4に示すように、この実施の形態において、インテリジェントカード 60は、その一方にケーブル61を有し、ケーブル61と制御装置50の接続が ICチップ32と制御装置50間の接続インターフェイスを形成している。イン テリジェントカード60からパスワードが入力されると、更新あるいは保護すべ きプログラムコードが制御装置50から転送されるようになっている。
【0019】
【考案の効果】
本考案によれば、不法にICチップ内のプログラムコードをコピーあるいは修 正されることを防止し、プログラム更新を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るICチップ封止ケースの実施の
形態を、回路基板を挟んで組み立てた状態の側面断面図
である。
【図2】 図1のICチップ封止ケースに対して、外部
の制御装置からパスワードを入力する状態を示す斜視図
である。
【図3】 図1のICチップ封止ケースのカードスロッ
トに、インテリジェントカードを挿入する状態を示す斜
視図である。
【図4】 図1のICチップ封止ケースのカードスロッ
トに、ケーブルを有するインテリジェントカードを挿入
する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 上ケース 11 組立エレメント 12 スロット 13 キー 14 第二伝導エレメント 20 下ケース 30 回路基板 31 第一伝導エレメント 32 ICチップ 40 デコーダ 41 ポール 50 制御装置(外部制御手段) 60 インテリジェントカード(カード) 61 ケーブル

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板の両面から、上ケースと下ケース
    とで挟み、上記回路基板上のICチップを包覆すること
    を特徴とするICチップ封止ケース。
  2. 【請求項2】パスワードを入力するためのキーを備え、
    正しいキーワードの入力時にのみ、前記上ケースと前記
    下ケースとを開口可能な構成としたことを特徴とする請
    求項1記載のICチップ封止ケース。
  3. 【請求項3】前記上ケースと前記下ケースとが閉じてい
    る状態においてのみ、前記回路基板と、前記上ケースあ
    るいは前記下ケースの内少なくとも一方との間で電気回
    路を形成可能な電気回路部を備えることを特徴とする請
    求項1または2記載のICチップ封止ケース。
  4. 【請求項4】前記電気回路が切断されると、前記ICチ
    ップ内部のプログラムを消去する信号を発信する消去信
    号発信手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のI
    Cチップ封止ケース。
  5. 【請求項5】前記上ケースまたは前記下ケースにカード
    スロットを備え、上記カードスロットからのカードの挿
    入により、開口可能な構成としたことを特徴とする請求
    項1から4のいずれか1項記載のICチップ封止ケー
    ス。
  6. 【請求項6】前記上ケースまたは前記下ケースに、外部
    制御手段と接続するための接続端子を備え、上記外部制
    御手段からの信号を受けて開口可能な構成としたことを
    特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のICチ
    ップ封止ケース。
  7. 【請求項7】封止状態で、前記ICチップ内のプログラ
    ムを新しいプログラムに更新する更新受付手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の
    ICチップ封止ケース。
JP1999007571U 1999-10-05 1999-10-05 Icチップ封止ケ―ス Expired - Lifetime JP3067930U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9501104B2 (en) 2013-09-23 2016-11-22 Xiaomi Inc. Invisible screw device and fastening method, and terminal using same

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