JP3067660U - ゴルフのパタ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフボールを打つときに玲瓏な共鳴音を生
じ、観戦者の興味を引きつけるゴルフのパターを提供す
る。 【解決手段】 相対する２つの平面状の打球面２２を有
し、上部に中空のスロット２３が形成され、スロット２
３底部の両端に互いに平行な溝２４が形成されているヘ
ッド部２１と、一端がスロット２３の一端に設けられ、
他端がスロット２３の内部に延伸している支柱２５と、
支柱２５の他端に組付けられている円筒形の付根２６
と、付根２６に挿入されている杆体２７とを備えてい
る。付根２６および杆体２７は、使用者がゴルフボール
を打つのが容易であるように、支柱２５と所定の傾斜角
度をなす。打球面２２にゴルフボールが衝突すると、ス
ロット２３の内部で衝突音が共鳴し、玲瓏な音を生じ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゴルフのパターに関する。

【０００２】

【従来の技術】

図１に示すのは、従来より使用されているゴルフのパター１０である。パター １０は、長い杆体１１と、杆体１１の一端に組付けられた付根１２と、杆体１１ が組付けられた付根１２の他端に組付けられた中実のヘッド部１３とからなる。 ヘッド部１３の１つの側面に平面状の打球面１４が形成されている。使用者はパ ター１０をスイングし、打球面１４でゴルフボールを打つ。 しかしながら、上記従来のパター１０によれば、ヘッド部１３は中空でないた め、打球面１４でゴルフボールを打っても低音しか生じない。このため、観戦者 などの興味を引き難い。

【０００３】 したがって、本考案は上記の問題を解決するためになされたものであり、使用 者がゴルフボールを打つときに玲瓏な共鳴音を生じ、観戦者の興味を引きつける ゴルフのパターを提供することを目的とする。 本考案の他の目的は、使用者の身長やプレイの習慣に応じて調整可能なゴルフ のパターを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するための本考案のゴルフのパターは、相対する２つの平面 状の打球面を有し、上部に中空のスロットが形成され、スロット底部の両端に互 いに平行に溝が形成されているヘッド部と、一端がスロットの一端に設けられ、 他端がスロットの内部に延伸している支柱と、支柱の他端に組付けられている円 筒形の付根と、付根に挿入されている杆体とを備えている。

【０００５】 付根および杆体は、使用者がゴルフボールを打つのが容易であるように、支柱 と所定の傾斜角度をなす。打球面にゴルフボールが衝突すると、スロットで衝突 音が共鳴し、玲瓏な音を生じる。また、支柱は、彎曲可能な可撓性の弾性部材か らなり、使用者の身長またはプレイの習慣に応じて、付根または杆体の傾斜角度 を調整および保持できる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図２および図３に示すように、本考案の一実施例によるゴルフのパター２０は 、 ヘッド部２１と、支柱２５と、付根２６と、杆体２７とを備える。

【０００７】 ヘッド部２１は、相対する２つの側面にそれぞれ平面状の打球面２２が設けら れている。ヘッド部２１は、上部に直方体形のスロット２３が形成されている。 スロット２３の底端部に、互いに平行に溝２４が形成されている。支柱２５は、 一端がスロット２３の一端に設けられ、他端がスロット２３の内部に延伸してい る。支柱２５の他端に、円筒形の付根２６が組付けられている。杆体２７が付根 ２６に挿入され、パター２０を構成している。杆体２７は、付根２６と同一の傾 斜角度をなす。 本実施例において、支柱２５は金属部材からなる。支柱２５を曲げて付根２６ の傾斜角度を調整すると、使用者の身長、または、例えば利き腕の違いなどのプ レイの習慣に応じて杆体２７を調整できる。

【０００８】 図４および図５に示すように、使用者３０は杆体２７の上端を握り、パター２ ０が地面と接触している点を支点として杆体２７を動かす。てこの原理により、 小さなモーメントで支柱２５の傾斜角を調整できる。このようにして、本考案の ゴルフのパター２０の杆体２７は、使用者３０の好みに応じて、任意の方向、か つ任意の角度に調整できる。 ゴルフボールを打つとき、使用者３０のスイングにより、打球面２２とゴルフ ボールとが衝突し、その衝突音はスロット２３で共鳴し玲瓏な音を誘起し、使用 者３０や観戦者などの興味を引く。

【０００９】

【考案の効果】

本考案によるゴルフのパターを用いてゴルフボールを打つと、玲瓏な共鳴音を 生じる。また、パターの杆体は、使用者の身長またはプレイの習慣などによって 、任意の方向、かつ任意の角度に調整できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来例によるゴルフのパターを示す斜視図であ
る。

【図２】本考案の一実施例によるゴルフのパターの斜視
図である。

【図３】本考案の一実施例によるゴルフのパターの断面
図である。

【図４】本考案の一実施例によるゴルフのパターの使用
状態を示す模式図である。

【図５】本考案の一実施例によるゴルフのパターの断面
図である。

【符号の説明】

１０ パター １１ 杆体 １２ 付根 １３ ヘッド部 １４ 打球面 ２０ パター ２１ ヘッド ２２ 打球面 ２３ スロット ２４ 溝 ２５ 支柱 ２６ 付根 ２７ 杆体

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 相対する２つの平面状の打球面を有し、
   上部に中空のスロットが形成され、前記スロットの底部
   の両端に互いに平行な溝が形成されているヘッド部と、 一端が前記スロットの一端に設けられ、他端が前記スロ
   ットの内部に延伸している支柱と、 前記支柱の他端に組付けられている円筒形の付根と、 前記付根に挿入されている杆体とを備え、 前記付根および前記杆体は前記支柱と所定の傾斜角度を
   なす、 前記打球面にゴルフボールが衝突すると前記スロットで
   衝突音が共鳴するように構成されていることを特徴とす
   るゴルフのパター。
2. 【請求項２】 前記支柱は、前記付根または前記杆体の
   傾斜角度を調整および保持可能なように、湾曲可能な弾
   性部材からなることを特徴とする請求項１記載のゴルフ
   のパター。