JP3081661U - ゴルフクラブのシャフト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】特にボールの打撃時に適度な撓りを有するゴル
フクラブのシャフトを提供する。 【解決手段】中空管状の上部シャフト１０及び下部シャ
フト２０から成るクラブと、上部シャフト１０と下部シ
ャフト２０とを連結するためにその間に設けられる連結
部３１とから成り、その連結部材３０の一端に上部シャ
フト１０内に挿設される上部連結ブロック３２が形成さ
れ、他端に下部シャフト２０内に挿設される下部連結ブ
ロック３３が形成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、特にボールの打撃時に適度な撓りを提供できるゴルフクラブのシャ フトに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図７に示すように、ゴルフ用品店で一般に販売されている従来のゴルフクラブ のシャフト（５０）は一体形成であると共に、同一材質により製造され、シャフ ト（５０）の硬度を変更する時は異なる材質を使用すればよい。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来の同一材質で一体形成されるシャフト（５０）は全体が同一硬度 を有するので、図６に示すように、シャフト（５０）の撓りが非常に大きく、初 心者、プロ選手共に長時間かけてシャフト（５０）の撓りや打撃感覚などに慣れ る必要があり、実用性に優れていない。

【０００４】 更に、シャフト（５０）の硬度は全体的に同じであるため、ボールの飛行経路 を想定して打撃することが難しいと共に、ボールの打撃位置を制御することも難 しい。従って、希望のショットはおろか、空振りすることも有り得る。

【０００５】 本考案は上記の課題を解決するものであり、上部シャフトと部シャフトとから なり、上部シャフトと下部シャフトとは連結部材により連結されるので、ボール を打撃した時の撓りを抑えて、ショットの失敗を減少させることができる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、中空管状の上部シャフト（１０）及び下部シャフト（２０）とから 成るクラブ（４０）と、上部シャフト（１０）と下部シャフト（２０）とを連結 するためにその間に設けられる連結部（３１）とから成り、その連結部材（３０ ）の一端に上部シャフト（１０）内に挿設される上部連結ブロック（３２）が形 成され、他端に下部シャフト（２０）内に挿設される下部連結ブロック（３３） が形成されることを特徴とするゴルフクラブのシャフト、を提供する。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。

【０００８】 図１は本考案に係わるゴルフクラブのシャフトをゴルフクラブに連結した状態 を示す斜視図であり、図２は本考案に係わるゴルフクラブのシャフトの分解斜視 図であり、図３は本考案に係わるゴルフクラブのシャフトと連結部材との連結状 態を示した一部拡大断面図であり、図４は本考案に係わるゴルフクラブのシャフ トにおける連結部材と上部シャフトとの連結状態を示す一部拡大断面図であり、 図５は本考案に係わるゴルフクラブのシャフトの撓り状態を示す側面図である。

【０００９】 図１乃至図４に示すように、本考案のゴルフクラブのシャフトは、中空管状の 上部シャフト（１０）及び下部シャフト（２０）とから成るクラブ（４０）と、 上部シャフト（１０）と下部シャフト（２０）とを連結するためにその間に設け られる連結部（３１）とから成り、連結部材（３０）の一端に上部シャフト（１ ０）内に挿設される上部連結ブロック（３２）が形成され、他端に下部シャフト （２０）内に挿設される下部連結ブロック（３３）が形成され、更に、上部連結 ブロック（３２）と下部連結ブロック（３３）の外周面に夫々ねじ山（３２１、 ３３１）が形成される。

【００１０】 また、シャフト（１０）を組合わせる時は、上部連結ブロック（３２）と下部 連結ブロック（３３）を夫々中空の上部シャフト（１０）と下部シャフト（２０ ）に挿入させるが、その時、上部連結ブロック（３２）及び下部連結ブロック（ ３３）と、上部シャフト（１０）及び下部シャフト（２０）との間に摩擦力が生 じるので、連結部材（３０）における連結部（３１）と、上部シャフト（１０） 及び下部シャフト（２０）とがしっかりと連結される。

【００１１】 その上、上部連結ブロック（３２）と下部連結ブロック（３３）との上部シャ フト（１０）及び下部シャフト（２０）への挿入を容易にするため、連結部材（ ３０）が連結される上部シャフト（１０）及び下部シャフト（２０）の内周縁に 夫々面取り縁（３２３、３３３）が形成される。それにより、上部連結ブロック （３２）と下部連結ブロック（３３）とを簡単に上部シャフト（１０）及び下部 シャフト（２０）に挿入させることができる。

【００１２】 上述したように、本考案は上部シャフト（１０）、下部シャフト（２０）及び 連結部材（３０）をしっかりと連結固定され、クラブ（４０）の撓りを抑えるこ とができるので、ボールを捕らえ易くなり、打撃する時の打撃の失敗を減少させ ることができる。

【００１３】 また、図５に示すように、本考案のゴルフクラブのシャフトは上部シャフト（ １０）と、下部シャフト（２０）と、連結部材（３０）とがしっかりと連結固定 されるので、シャフト（１０）の適度な硬度により適度な撓りを達成できる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は上記の構成を有し、上部シャフトと、下部シャフトと、連結部材とが しっかりと連結固定されるので、打撃時の振動を吸収できると共に、シャフトの 適度な硬度により適度な撓りを達成できるので、ボールを捕らえ易くなり、打撃 する時の打撃の失敗を減少させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わるゴルフクラブのシャフトをゴル
フクラブに連結した状態を示す斜視図である。

【図２】本考案に係わるゴルフクラブのシャフトの分解
斜視図である。

【図３】本考案に係わるゴルフクラブのシャフトと連結
部材との連結状態を示した一部拡大断面図である。

【図４】本考案に係わるゴルフクラブのシャフトにおけ
る連結部材と上部シャフトとの連結状態を示す一部拡大
断面図である。

【図５】本考案に係わるゴルフクラブのシャフトの撓り
状態を示す側面図である。

【図６】従来のゴルフシャフトの撓り状態を示す側面図
である。

【図７】従来のゴルフシャフトの斜視図である。

【符号の説明】

１０ 上部シャフト ２０ 下部シャフト ３０ 連結部材 ３１ 連結部 ３２ 上部連結ブロック ３２１ ねじ山 ３２２ 平坦部 ３２３ 面取り縁 ３３ 下部連結ブロック ３３１ ねじ山 ３３２ 平坦部 ３３３ 面取り縁 ４０ クラブ ５０ シャフト

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】中空管状の上部シャフト（１０）及び下部
   シャフト（２０）から成るクラブ（４０）と、上部シャ
   フト（１０）と下部シャフト（２０）とを連結するため
   にその間に設けられる連結部（３１）とから成り、その
   連結部材（３０）の一端に上部シャフト（１０）内に挿
   設される上部連結ブロック（３２）が形成され、他端に
   下部シャフト（２０）内に挿設される下部連結ブロック
   （３３）が形成されることを特徴とするゴルフクラブの
   シャフト。
2. 【請求項２】連結部材（３０）が連結される上部シャフ
   ト（１０）及び下部シャフト（２０）の内周縁に夫々面
   取り縁（３２３、３３３）が形成されることを特徴とす
   る請求項１に記載のゴルフクラブのシャフト。
3. 【請求項３】上部連結ブロック（３２）と下部連結ブロ
   ック（３３）の外周面に夫々ねじ山（３２１、３３１）
   が形成され、上部シャフト（１０）及び下部シャフト
   （２０）の内周面における連結部材（３０）との接触部
   分に夫々ねじ山のない平坦部（３２２、３３２）が設け
   られていることを特徴とする請求項１又は請求項２に記
   載のゴルフクラブのシャフト。