JP3067645U - 三つ折り袱紗 - Google Patents
三つ折り袱紗Info
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- JP3067645U JP3067645U JP1999007277U JP727799U JP3067645U JP 3067645 U JP3067645 U JP 3067645U JP 1999007277 U JP1999007277 U JP 1999007277U JP 727799 U JP727799 U JP 727799U JP 3067645 U JP3067645 U JP 3067645U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は格調高く威儀を正すことが出来ると
共に取扱いが簡易である三つ折り袱紗を提供することを
目的とする。 【解決手段】 3つに分離或いは三つ折り可能な芯材3
を配置させ表布1と裏布2で被覆して、それぞれ中間押
え部B,収容部A,表側押え部Cを形成させ、該表側押
え部Cの端部に係止片4を取付けると共にその係止片4
が係止されるための受部材を中間押え部Bの表布1表面
に設ける構造とする。この時、表布1は西陣織の絹地と
すれば良く、裏布2としては紫,朱,金,銀色などの一
色とする絹地とすれば良い。また芯材3としてはボール
紙を用い、係止片4としては紐付きの差込具を用いると
共に受部材としては2本から成る糸を用いるか或いは係
止片4と受部材に面ファスナーを用いると良い。
共に取扱いが簡易である三つ折り袱紗を提供することを
目的とする。 【解決手段】 3つに分離或いは三つ折り可能な芯材3
を配置させ表布1と裏布2で被覆して、それぞれ中間押
え部B,収容部A,表側押え部Cを形成させ、該表側押
え部Cの端部に係止片4を取付けると共にその係止片4
が係止されるための受部材を中間押え部Bの表布1表面
に設ける構造とする。この時、表布1は西陣織の絹地と
すれば良く、裏布2としては紫,朱,金,銀色などの一
色とする絹地とすれば良い。また芯材3としてはボール
紙を用い、係止片4としては紐付きの差込具を用いると
共に受部材としては2本から成る糸を用いるか或いは係
止片4と受部材に面ファスナーを用いると良い。
Description
【0001】
本考案は目史或いは祝儀袋や香典袋などの金封を収容させる三つ折り袱紗に関 する。
【0002】
従来、贈答品を相手に渡す場合、素手で差し出すことは非礼とされていたので 、献上台や進物盆或いは包み袱紗等による贈答様式が行われている。又、近年に 於いては祝儀や不祝儀には金封による贈答が増加している。この金封用儀式調度 品としては、金封の形状を損なうことなく、簡易に使用出来るものとしては図7 に示すようなポケット部付き袱紗などが多く使用されている。この袱紗はポケッ ト部に祝儀袋や香典袋などの金封(7)を収容させる収容部(A)と、前記金封( 7)が隠れるように被せる表側部(C’)とから成る二つ折りのものもあった。
【0003】
しかしながら前記袱紗は二つ折りであるため、表側部(C’)を開くと金封( 7)が直ぐに出て来てしまい、金封(7)を入れるものとしての用途が主なもの であるため、前記包み袱紗による恭しく献上する或いは戴くといった作法が行い にくく、一般の冠婚葬祭に於いて礼儀を尽くすことや、特に寺院に於ける重要な 儀式や行事に参列する場合には、威儀を正すことが出来ないものであった。
【0004】 本考案は格調高く威儀を正すことが出来ると共に取扱いが簡易である三つ折り 袱紗を提供することを目的とする。
【0005】
上記現状に鑑み本考案は成されたものであり、つまり、3つに分離或いは三つ 折り可能な芯材を配置させ表布と裏布で被覆して、それぞれ中間押え部,収容部 ,表側押え部を形成させ、該表側押え部の端部に係止片を取付けると共にその係 止片が係止されるための受部材を中間押え部の表布表面に設ける構造とする。こ の時、表布は西陣織の絹地とすれば良く、裏布としては紫,朱,金,銀色などの 一色とする絹地とすれば良い。また芯材としてはボール紙を用い、係止片として は紐付きの差込具を用いると共に受部材としては2本から成る糸を用いるか或い は係止片と受部材に面ファスナーを用いると良い。尚、本考案で言う「表布」や 「裏布」は、布地だけを指すのではなく、高級和紙も含むものとする。
【0006】
図1〜図5は本考案の実施形態を示す図であり、これに基づき説明する。(1 )は荘厳な模様を織り込んだ西陣織りの絹地の表布である。尚、前記表布(1) は西陣織りに限定されるものではなく、格調の高さが保てるものであれば、例え ば和紙を用いても良い。(2) は紫,朱,金,銀色などの一色で且つ絹地の裏布 であり、不祝儀用としては紫,銀色などを用いると良い。 尚、前記裏布(2) は絹地や上記色の一色だけに限定されるものではなく、例えば祝儀用として桜の 花などの図柄或いは不祝儀用として蓮の図柄などを付けたものとしても良い。 ( 3)は表布(1)と裏布(2)で被覆されたボール紙の芯材であり、該芯材(3 )は少しずつ長さが違う3枚を用意し、それを分離した状態で横に並べている。 尚、この時、分離せずに1枚の長い芯材(3)が三つ折りできるように、ミシン 目や折目などを付けたものを用いても良い。(4)は表側押え部(C)の端部に取付 けた係止片であり、該係止片(4)としては紐付きで且つ図1、図2に示すような 小舟形に形成した差込具である。(5)は係止片(4)が係止されるための受部材で あり、該受部材(5)としては2本から成る糸であり、且つそれは中間押え部(B) の表布(1)表面に設けている。尚、前記係止片(4)と受部材(5)は上記の構成に 限定されるものではない。
【0007】 (6)は寺院の間で使用される目史であり、これは厚手の和紙を長手方向に畳 み、それを左右に折り重ねて三つ折りにしものは、収容部(A)に載せて収容さ れる。又、この上面には「上或いは謹上」などの文字を書き、三つ折りを開いて 右側から「目史」「御本尊前,出産祝,御香典など」「名前(送り主)」を各面 に書く。尚、前記収容部(A)には目史(6)以外に、祝儀袋や香典袋などの金封 (7)を収容部(A)に載せて収容させても良い。
【0008】 図6は本考案の別実施形態を示す図であり、これは前記実施形態と比べると、 中間押え部(B)の芯材(3)は収容部(A)よりも小さく、表側押え部(C) の 芯材(3)は中間押え部(B)の芯材(3)よりも半分近く小さくし、表側押え部 (C)は収容部(A)の略中央で重ね合わせたものである。又、この時の係止片( 4)と受部材(5)には面ファスナーが用いられている。他は前記実施形態と同じ である。尚、前記中間押え部(B) と表側押え部(C)を同じ大きさに形成すると共 に収容部(A)の略中央でそれらが重ね合わす観音開き構造としても良い。
【0009】 次に本考案の使用方法について説明する。先ず始めに収容部(A)の中央に目 史(6)或いは金封(7)を載せて、中間押え部(B)を折り込んで目史(6)或い は金封(7)の上に被せる。次に表側押え部(C) を折り込んで中間押え部(B)の 上から被せて押え込む。そして、紐付きの小舟形の係止片(4)を、二本の糸から 成る受部材(5)に差込むことにより、収容部(A)に載せた目史(6)或いは金 封(7)は中間押え部(B)と表側押え部(C)で押え込まれた状態となる(図5参照 )。この時、収容部(A)の上下方向は開口されているが、六枚になって折り畳 まれた目史(6)或いは袋と札券の金封(7)には若干の厚みがあるため、手で持 ったり、軽く振ったりして中身の抜け具合を実験してみたが、この程度では目史 (6)或いは金封(7)は収容部(A)から抜け落ちる心配がないことが確認でき た。
【0010】 本考案品に目史(6)或いは金封(7)を収容したものを懐や鞄などに入れて持 運び、これを受付に出す。受付台では、荘厳な模様を織り込んだ西陣織りの表布 (1)が先ず目に入る。次に係止片(4)を受部材(5)から外し、表側押え部(C) を開くと、中間押え部(B)の前記表布(1)が見える。更に中間押え部(B)を開 くと、紫,朱,金,銀色などの一色とする絹地の裏布(2)に載せられた目史( 6)或いは金封(7)が目に入る。これを受付人などが受取る。この時、本考案品 は三つ折りで両開きに形成させたので、目史(6)或いは金封(7)の入れ物とし ての用途に加え、差し出す側に於いては献上台としての役目を果たし、受取る側 に於いては受取盆としての役目を果たすものとなると共に開いた時のバランスが 良いものとなる。その後、中間押え部(B)と表側押え部(C)を折り畳んで懐或い は鞄に入れると良い。このように目史(6)或いは金封(7)は、表側押え部(C) を開いても未だ見えず、 中間押え部(B)が開かれて初めて見えるものとなる。 又、目史(6)或いは金封(7)を収容したり取出したりする時には、収容部(A )にそれらを載せ、中間押え部(B)と表側押え部(C)を折り畳んだり開いたり、 且つ係止片(4)を受部材(5)に係止したり外したりするだけの簡単な作業を行え ば良い。
【0011】
本考案はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。
【0012】 請求項1のように3つに分離或いは三つ折り可能な芯材(3)を配置させ表布 (1)と裏布(2)で被覆して、それぞれ中間押え部(B),収容部(A),表側 押え部(C)を形成させ、該表側押え部(C)の端部に係止片(4)を取付けると共に その係止片(4)が係止されるための受部材(5)を前記中間押え部(B)の表布(1) 表面に設けて三つ折り袱紗とすることにより、従来のポケット部付き袱紗のよう な表側部(C’)を開くと金封(7)が直ぐに出ることなく、且つそれを取出す 際にポケット部から一々引き抜くことなくそのまま取出しができるため、従来品 よりも取扱いが簡易である。又、本考案は三つ折りで両開きに形成させたので、 目史(6)或いは金封(7)の入れ物としての用途に加え、差し出す側に於いては 献上台の役目を果たし、受取る側に於いては受取盆の役目を果たすものとなり、 格調と威厳が保てる上、従来の包み袱紗と同様の作法が可能になる。更に本考案 は3つに分離或いは三つ折り可能な芯材(3)を並べて表布(1)と裏布(2) で被覆するだけの簡単な製作作業となるため、極めて製作し易いものとなる。
【0013】 請求項2のように収容部(A),中間押え部(B) ,表側押え部(C)を順次少 しずつ短くした長さにすることにより、三枚が少しずつずれてスムーズに重ね合 わせることが出来ると共に表側押え部(C)に設けた係止片(4)が、中間押え部( B)に設けた受部材(5)に係止出来る場所も確保できるものとなる。
【0014】 請求項3に示すように表布(1)として西陣織の絹地を用いることにより、格調 が高くなるため、威儀を正すことが出来る。特に寺院に於ける重大な儀式に参列 する場合に最適なものとなる。
【0015】 請求項4に示すように裏布(2)に紫一色とする絹地を用いることにより、祝 儀と不祝儀の両方に使用出来るものとなると共に品格が増す。また朱一色とする 絹地を用いることにより、祝儀に適したものとなり、金一色とする絹地を用いる ことにより特に祝儀に適したものとなると共に格調が高いものとなる。銀一色と する絹地を用いることにより祝儀と不祝儀の両方に使用出来るものとなると共に 格調が高いものとなる。
【0016】 請求項5のように芯材(3)としてボール紙を用いると、加工が簡単であり、 適宜に曲り、懐などに入れても衣服を傷める心配がなくなり、また鞄に入れた時 には、鞄の中に入れられた衣などを傷める心配もないものとなる。更に本考案品 自体も適宜に曲るため、破損しにくいものとなる。
【0017】 請求項6のように係止片(4)に紐付きの差込具を用い、受部材(5)に2本から 成る糸を用いることにより、閉じた状態が維持できると共に受取人が開く際、一 目で開き方が容易に分かるものとなる。
【0018】 請求項7に示すように係止片(4)と受部材(5)に面ファスナーを用いることに より、表側押え部(C)が中間押え部(B)に簡単に止めることが出来るものとなる 。
【図1】本実施形態の要部を示す説明図である。
【図2】図1の表布側を示す説明図である。
【図3】図1のX−X断面図である。
【図4】本考案品の使用状態を示す平面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】別実施形態を示す正面図である。
【図7】従来品の要部を示す説明図である。
A 収容部 B 中間押え部 C 表側押え部 1 表布 2 裏布 3 芯材 4 係止片 5 受部材 6 目史 7 金封
Claims (7)
- 【請求項1】 中央に目史(6)や金封(7)などを載
せる収容部(A)と、該収容部(A)の一端に設け且つ
前記目史(6)や金封(7)などの上から被せて押え込
む中間押え部(B)と、前記収容部(A)の他端に設け且
つ前記中間押え部(B)の上から被せて押え込む表側押え
部(C)とから成るものであり、3つに分離或いは三つ折
り可能な芯材(3)を配置させ表布(1)と裏布(2)
で被覆して、それぞれ前記中間押え部(B),前記収容部
(A),前記表側押え部(C)を形成させ、該表側押え部
(C)の端部に係止片(4)を取付けると共にその係止片
(4)が係止されるための受部材(5)を前記中間押え部
(B)の表布(1)表面に設けたことを特徴とする三つ折り
袱紗。 - 【請求項2】 前記収容部(A),前記中間押え部(B)
,表側押え部(C)が、順次少しずつ長さを短くして形
成された請求項1記載の三つ折り袱紗。 - 【請求項3】 前記表布(1) が、西陣織の絹地である
請求項1記載の三つ折り袱紗。 - 【請求項4】 前記裏布(2)が、紫,朱,金,銀色な
どの一色とする絹地である請求項1記載の三つ折り袱
紗。 - 【請求項5】 前記芯材(3)が、ボール紙である請求
項1記載の三つ折り袱紗。 - 【請求項6】 前記係止片(4)が紐付きの差込具であ
り、前記受部材(5)が2本から成る糸である請求項1記
載の三つ折り袱紗。 - 【請求項7】 前記係止片(4)と受部材(5)が面ファス
ナーである請求項1記載の三つ折り袱紗。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007277U JP3067645U (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 三つ折り袱紗 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999007277U JP3067645U (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 三つ折り袱紗 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3067645U true JP3067645U (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=43201166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999007277U Expired - Lifetime JP3067645U (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 三つ折り袱紗 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067645U (ja) |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP1999007277U patent/JP3067645U/ja not_active Expired - Lifetime
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