JPS5927410Y2 - 祝儀袋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水引飾りを外すことなく中袋の出し入れが容易
にできる祝儀袋に関するものである。

一般に祝儀袋は中袋に合札（紙幣）を封入し、この中袋
をさらに外袋で包み込み外袋外周に水引飾りを掛けて形
成するものである。

このように中袋は水引飾りや外袋で厳重に包装されてい
るので中袋の取出しは容易ではなく、たとえば結婚式場
の受付等において参列者から受は取った祝儀袋の合札の
額をその場で確認するには大変手間がかかり、同時に水
引き飾りや外袋を損傷して体裁を損うなどの欠点があっ
た。

本考案は外袋の裏面に切欠孔を形成して、水引き飾りや
外袋を損傷することなく中袋をスピーディに取出しうる
祝儀袋を提供するものである。

つぎに本考案を図面について説明すると、本考案は外袋
１の背面Ａの上端部近くに中袋２を取出し得る、上方に
向って凸な弧状の切欠孔３を形成してなる祝儀袋である
。

なお図中Ｂは外袋の正面、Ｃ１乃至Ｃ５は同折返し面、
４はヘラ状体、５は水引き飾り、６はのしである。

本考案は外袋１の背面Ａに切欠孔３を形成しているので
、折返し面Ｃ１乃至Ｃ５を折畳んだときは切欠孔が折返
し面Ｃ１及びＣ２で隠され祝儀袋として体裁を損なうこ
とがなく、また中袋２が切欠孔より飛び出るおそれもな
い。

つぎに折返し面Ｃ１及びＣ２を水引き飾り５から外すと
、切欠孔３から中袋が容易に摘み出せる状態となり、こ
の切欠孔３は第２図に示したように外袋１の背面Ａの上
端近くで上方に向って凸な弧状に形成されている。

このため、切欠孔３の下部はヘラ状体４となり、上部の
折返し面ＣＩ、Ｃ２を表面側へ押しやると、外袋１は正
面側へ湾曲し、このヘラ状体４は外袋の正面Ｂの裏側か
ら離れ、切欠孔が拡開する。

また中袋を切欠孔に挿入するときはこのヘラ状体４がガ
イドの機能を果す。

よって本考案は合札を収めた中袋の出し入れを切欠孔か
ら簡単に行なえるので、水引き飾りを外袋から外したり
、外袋を全体的に展開することなく容易に中袋の出し入
れが行なえ、本祝儀袋の使用者はもちろん受取人にとっ
て、大変便利であるなどの実用的効果がある。

また本考案祝儀袋は水引き飾りや外袋を損傷することが
ないので、祝儀袋がいつまでも美麗に保存できるなどの
特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は折畳んだ状態の外袋の斜視図、第２図は展開し
た状態の外袋の正面図、第３図は中袋の正面図、第４図
は一部の折返し面を開いた状態の斜視図である。 １・・・・・・外袋、２・・・・・・中袋、３・・・・
・・切欠孔、Ａ・・・・・・外袋の背面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外袋１の背面Ａの上端部近くに中袋２を取出し得る、上
   方に向って凸な弧状の切欠孔３を形成してなる祝儀袋。