JP3067622B2 - 回転ドラム式濾過装置における濾布の洗浄方法および洗浄装置並びに洗浄装置の制御方法 - Google Patents

回転ドラム式濾過装置における濾布の洗浄方法および洗浄装置並びに洗浄装置の制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外周面に濾布を
張設してなる回転ドラムを使用してプール,池,沼等の
水を濾過する回転ドラム式濾過装置に関するもので、さ
らに詳細には、回転ドラムの外周面に張設した濾布を洗
浄する方法およびその装置に関し、さらには洗浄装置の
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回転ドラム式濾過装置としては、
特公平4ー9081号,特公平6ー96081号,実公
平4ー6807号,実公平7ー17366号等が公知と
なっている。一般に、従来例のような回転ドラム式濾過
装置にあっては、回転ドラムの外周面に張設された濾布
の濾過精度は、水中の混在物の粒度が10μ程度以上に
対しては良好であるが、それ以下の粒度に対しては捕捉
率が悪いと云う問題点を有しており、濾過精度の良い濾
布の開発が待たれている。
【0003】そして、従来、回転ドラムの外周面に張設
した濾布の洗浄は、回転ドラムの内側から濾布の表面を
洗浄する表洗手段と、回転ドラムの外側から濾布の裏面
を洗浄する逆洗手段とにより行われており、しかもその
両洗浄手段による洗浄は、スプレイノズルを用いて、濾
布の表面および裏面へ高速の噴射水を吹き付ける方式と
なっている。このようなスプレイノズルによる噴射は、
フィッシュテール(魚尾)状の噴射であり、いわゆる水
流を分散させているので、とくに濾布の裏面を洗浄する
逆洗にあっては、濾布面との衝突による反射水が60%
以上にも達し、洗浄機能を発揮する透過水が10%前後
にすぎないものとなっているのが実情である。これは、
高速の噴射水をあてても、濾布面と衝突して反射するの
が大半で、緻密な濾布の繊維から逆側へ抜け出るのでは
なく、逆側へ滲み出すにすぎないものとなっているから
である。そして、この反射水は、しぶきとなって飛び散
るため、装置外への飛散を防止する蓋等の飛散防止手段
の付設を余儀なくされている。一方、濾布の表面を洗浄
する表洗にあっては、付着した汚れが高速の噴射水によ
り、濾布の外側,すなわち濾過後の処理水側へ漏出し、
濾過精度を低下させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記問題
点に鑑み、従来の濾過精度の濾布を用いて、水中の混在
物の粒度が10μ程度以下でも確実に捕捉することがで
きる高精度濾過の実現を図ったもので、より具体的に
は、逆洗手段のみによる高精度濾過の実現を図ったもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、外周面に濾布を張設した回転ドラムを濾過槽内に回
転自在に配置し、前記回転ドラムの内側へ原水を導入
し、前記回転ドラムを回転しながら濾過を行う構成とし
た回転ドラム式濾過装置において、前記濾布の外面に対
し、前記回転ドラムの回転方向の下流側へ向かう噴流束
として洗浄水を流下させることを特徴としており、また
請求項2に記載の発明は、原水の汚濁度に応じて、前記
洗浄水供給作動を間歇的に行うことを特徴としており、
また請求項3に記載の発明は、外周面に濾布を張設した
回転ドラムを濾過槽内に回転自在に設置し、前記回転ド
ラムの内側へ原水を導入し、前記回転ドラムを回転しな
がら濾過を行う構成とした回転ドラム式濾過装置におい
て、前記回転ドラムの頂部上方位置に、前記濾布の外面
に対し、前記回転ドラムの回転方向の下流側へ向かう噴
流束として洗浄水を流下する逆洗手段を設けたことを特
徴としており、また請求項4に記載の発明は、前記逆洗
手段の連続作動あるいは間欠的作動を制御する制御装置
を備えたことを特徴としており、また請求項5に記載の
発明は、前記逆洗手段が、多数の流出孔を穿設した第一
洗浄水供給パイプにより構成され、かつ該第一洗浄水供
給パイプが前記回転ドラムの頂部から回転方向の下流側
へ偏倚した上方位置に配置されていることを特徴として
おり、また請求項6に記載の発明は、前記逆洗手段が、
前記第一洗浄水供給パイプと、該第一洗浄水供給パイプ
よりもさらに下流側に配置した第二洗浄水供給パイプと
により構成されていることを特徴としており、さらに請
求項7に記載の発明は、請求項6に記載した洗浄装置の
制御方法であって、通常は前記第一洗浄水供給パイプに
よる洗浄作動を行い、高汚濁時はさらに前記第二洗浄水
供給パイプを連続または間欠的に作動させることを特徴
としている。
【0006】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明すると、この発明は、回転ドラム式濾過装置
の濾布の洗浄に適用されるものとして実現されている。
この発明は、まず、その洗浄方法にあっては、濾布の外
面に対し、回転ドラムの回転方向の下流側へ向かう噴流
束として洗浄水を流下させ、洗浄排水を回転ドラム内で
回収するようにしたものである。すなわち、洗浄水を噴
流束とした連続流として流下することにより、濾布の外
面に洗浄水の水膜が形成された状態となり、いわゆる洗
浄水が付着水として、その膜厚を増加する傾向を呈し、
その結果、濾布に対する浸透力が強くなり、濾布を通過
する逆洗水が増加して洗浄効果が向上する。また、原水
の汚濁度に応じて、洗浄水の供給作動を間欠的に行うこ
とにより、効率的かつ適切な洗浄効果を発揮することに
なる。
【0007】また、この発明の洗浄装置にあっては、前
記回転ドラムの頂部上方位置に、前記濾布の外面に対
し、前記回転ドラムの回転方向の下流側へ向かう噴流束
として洗浄水を流下する逆洗手段を設け、前記回転ドラ
ム内に洗浄排水の回収手段を設けた構成としている。こ
れにより、逆洗手段のみによる洗浄効果の実現を達成し
ている。そして、前記逆洗手段の連続作動あるいは間歇
的作動を制御する制御装置を備えた構成とし、これによ
り適切な洗浄作動を図っている。そして、前記逆洗手段
が、多数の流出孔を穿設した第一洗浄水供給パイプによ
って構成されており、きわめて簡単かつ簡素な構造の装
置として実現している。さらに、前記逆洗手段が、2個
の洗浄水供給パイプによって構成されており、より適切
な洗浄効果を図っている。
【0008】さらに、この発明における洗浄装置の制御
方法にあっては、汚濁度の高低によって、2段とした逆
洗手段に対する洗浄能力の増減を制御するように構成し
ており、効率的かつ適切な洗浄作動の実現を図ってい
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、この発明における回転ド
ラム式濾過装置の全体を概略的に示す説明図である。
【0010】図1において、この発明における回転ドラ
ム式濾過装置は、基本的な構成において、回転ドラムが
濾過槽1内に設置されたものとして実現される。この濾
過槽1は、隔壁2によって区画された原水貯留部3と濾
過処理部4とにより構成されており、原水貯留部3と濾
過処理部4とは、隔壁2に形成した円形の連通孔5によ
り連通している。そして、濾過処理部4内には、濾過し
た処理水を一時的に貯留するバッファータンク部6を画
成する堰板7が設けられている。
【0011】前記濾過処理部4内には、外周面に濾布8
を張設した回転ドラム9が回転自在に収容設置されてい
る。この濾布8は、その濾過表面が回転ドラム9の内側
となり、またその裏面が回転ドラム9の外側となるよう
に張設されている。回転ドラム9は、その軸方向の一端
側,すなわち前記隔壁2側が開口しており、また他端
側,すなわち前記堰板7側が閉鎖したものとして構成さ
れている。そして、前記隔壁2に形成した連通孔5に対
して、この一端側の開口がほぼ同一の直径をもって対応
しており、したがって前記原水貯留部3内の原水は、前
記連通孔5および開口を介して回転ドラム9の内側へ導
入される構成となっており、後述するように、回転ドラ
ム9の回転によって、原水は前記濾布8を介して連続的
に濾過される。ここにおいて、前記連通孔5と回転ドラ
ム9の開口とは、原水が開口から漏れて、直接前記濾過
処理部4へ流入するのを防止するために、詳細な説明は
省略するが、弾性シール部材10等を用いた適宜なシー
ル構造によりシールされている。また、回転ドラム9の
他端の閉鎖側には、回転ドラム9がスラスト荷重により
軸方向へ移動するのを規制する軸受11が設けられてい
る。
【0012】ここで、前記回転ドラム9の回転機構につ
いて説明すると、前記回転ドラム9は、前記濾過処理部
4内の底部に設置された回転自在な4個の支持ローラ1
2,12,…上に載置されている。そして、前記回転ド
ラム9の閉鎖側における端部の外周面には、適宜なチェ
ーン(図示省略)が巻着されており、このチェーンにモ
ータ13のスプロケット14が噛合している。したがっ
て、前記回転ドラム9は、モータ13によりスプロケッ
ト14およびチェーンを介して、各支持ローラ12上で
回転する。
【0013】さて、前記回転ドラム9の外側には、図2
に示すように、その頂部上方位置において、前記濾布8
を外側から洗浄する逆洗手段15が配置されている。こ
の逆洗手段15は、前記濾布8の外面に対し、前記回転
ドラム9の回転方向の下流側へ向かう噴流束として洗浄
水を流下供給するもので、洗浄水の前記濾布8に対する
衝撃力を増大せしめて、前記濾布8に対する浸透力を高
めるように構成されている。すなわち、従来のように、
スプレイノズルによる噴射のごとく、洗浄水の水流を分
散させることなく、噴流束,すなわち紐状あるいは滝状
とした連続流として流下させる構成となっている。そし
て、この逆洗手段15は、具体的には、多数の流出孔1
6,16,…を長手方向に穿設した第一洗浄水供給パイ
プ17により構成されている。洗浄水は、スプレイ噴射
のごとく分流することなく、噴流束となって各流出孔1
6から前記濾布8の外面へ流下する。この第一洗浄水供
給パイプ17は、前記回転ドラム9の軸方向のほぼ全長
に亘って延在した状態で設置されている。したがって、
この第一洗浄水供給パイプ17の各流出孔16から洗浄
水を連続流として流下することにより、前記濾布8の外
面に洗浄水の水膜が形成された状態となり、いわゆる流
下供給された洗浄水が付着水として、その膜厚を増加す
る傾向を呈し、その結果、前記濾布8に対する浸透力が
強くなり、前記濾布8を通過する逆洗水が増加するため
に、洗浄効果が向上する。
【0014】そして、前記第一洗浄水供給パイプ17
は、前記回転ドラム9の回転方向の下流側へ向かって、
効果的な水膜を形成するために、前記回転ドラム9の頂
部から若干下流側へ偏倚した位置において設置されてい
る。また、前記第一洗浄水供給パイプ17は、前記濾過
処理部4内の濾過後の処理水を洗浄水として供給する構
成としており、前記濾過処理部4とは、第一洗浄水供給
配管18を介して接続されている。この第一洗浄水供給
配管18には、洗浄水としての処理水を前記第一洗浄水
供給パイプ17へ供給するポンプ19が設けられてい
る。したがって、このポンプ19を作動することによ
り、前記濾過処理部4内の処理水が前記第一洗浄水供給
パイプ17へ供給され、その作動は、後述する制御装置
により、そのON,OFFが制御される。
【0015】また、前記回転ドラム9の内側には、その
上部位置において、前記逆洗手段15による洗浄排水を
回収し、これを排水配管20を介して前記濾過槽1外へ
排出する回収ホッパー21が配置されている。この回収
ホッパー21も、前記第一洗浄水供給パイプ17と同
様、前記回転ドラム9の軸方向のほぼ全長に亘って延在
した状態で設置されている。さらに、前記回転ドラム9
の内側には、原水に混入してきた比較的大きな木の葉等
の固形物や前記濾布8の内側から剥離した泥等のヘドロ
状物を前記回収ホッパー21へ収容するためのバケット
22とブラシ23が設けられている。
【0016】ここにおいて、前記構成における全体的な
濾過処理について簡単に説明すると、まずプール,池等
の原水供給源からの原水は、原水供給管24を介して濾
過槽1の原水貯留部3へ供給される。原水貯留部3へ供
給された原水は、原水貯留部3の連通孔5および回転ド
ラム9の開口を介して、回転ドラム9の内部へ導入され
る。回転ドラム9内へ導入された原水は、回転ドラム9
の回転に伴って濾布8を介して連続的に濾過され、処理
水として濾過処理部4内へ流入する。濾過処理部4内へ
流入した処理水は、濾過処理部4内に設けられた堰板7
をオーバーフローしてバッファータンク部6へ流入し、
ここから処理水供給配管25を介してプール,池等へ供
給される。一方、逆洗手段15である第一洗浄水供給パ
イプ17からの噴流束となって流下する洗浄水により洗
浄された洗浄排水は、回転ドラム9内に設置された回収
ホッパー21により回収され、排水配管20を介して濾
過槽1外へ排出される、
【0017】ところで、この発明にあっては、前記逆洗
手段15のみによる洗浄作動で、高精度濾過の実現を図
ったものであるが、これに加えてさらに効率的な濾過作
業の実現を目指したものであり、原水の汚濁度に応じた
洗浄作動を行うことができる構成となっている。すなわ
ち、同じ原水であっても、その汚濁度が時として低下す
る場合があるが、この場合も前記逆洗手段15を同じよ
うに噴流束として洗浄水の流下を連続的に継続すると、
すなわち前記第一洗浄水供給パイプ17から洗浄水を同
じように噴流束として連続的に流下供給すると、前記濾
布8の洗浄度が向上し、いわゆる前記濾布8がきれいに
なりすぎ、前記濾布8による捕捉度が荒くなり、却って
濾過精度が低下することになる。
【0018】そこで、この発明においては、原水の汚濁
度が低下した場合、前記第一洗浄水供給パイプ17から
の洗浄水の噴流束としての流下供給を制御するように構
成している。具体的には、前記ポンプ19のON,OF
Fを制御するもので、前記ポンプ19と信号線26を介
して接続された制御装置27に、原水の汚濁度に応じた
前記ポンプ19の制御パターンを入力しておき、この制
御パターンにしたがって前記ポンプ19のON,OFF
を制御する構成となっている。ここにおける制御パター
ンとしては、連続稼動・一定時間の連続稼動と、所
定間隔による一定時間の間欠稼動との組合せ・所定間
隔による連続した間欠稼動等の制御パターンがある。し
たがって、濾過装置の運転開始に先立って、原水の汚濁
度に応じた制御パターンを選択すると、前記第一洗浄水
供給パイプ17からの洗浄水の流下供給は、選択された
制御パターンに応じた作動となり、濾過精度の低下を来
すことがない。
【0019】ここで、前記ポンプ19のON,OFF制
御について、他の実施例を説明すると、詳細な図示およ
び説明は省略するが、前記回転ドラム9内の水位を検出
する適宜な水位検出手段を設け、この水位検出手段によ
る検出値を前記制御装置27へ出力する構成とし、前記
回転ドラム9内の水位が所定水位以下となったとき,す
なわち前記濾布8の捕捉度が荒くなったとき、前記ポン
プ19の稼動を停止し、所定水位に復帰した時点で前記
ポンプ19を稼動させるように制御する方式がある。こ
の場合、前記回転ドラム9内の所定水位としては、下限
水位に基づく制御となる。
【0020】つぎに、この発明の第二実施例を図3に基
づいて説明する。図3に図示した第二実施例は、原水の
汚濁度が高くなった場合、濾過精度あるいは濾過効率に
影響を与えることなく対応できる構成としたものであ
る。この第二実施例にあっては、前記回転ドラム9の回
転方向の下流側において、前記第一洗浄水供給パイプ1
7よりもさらに下流に第二洗浄水供給パイプ28を配置
した構成となっている。この第二洗浄水供給パイプ28
は、前記第一洗浄水供給パイプ17と同様、その長手方
向のほぼ全長に亘って多数の流出孔16,16,…が穿
設されており、前記回転ドラム9の軸方向のほぼ全長に
亘って延在した状態で設置されている。したがって、こ
の第二洗浄水供給パイプ28の各流出孔16から洗浄水
を噴流束の連続流として流下することにより、前記第一
洗浄水供給パイプ17からの洗浄水によって形成された
水膜と相まって、膜厚をさらに増加する傾向を呈し、前
記濾布8に対する浸透力がさらに強くなり、したがって
前記濾布8を通過する逆洗水の通過量が増加し、所要の
洗浄効果を発揮する。この場合において、前記両パイプ
17,28は、比較的近接した状態で配置する構成とな
っている。
【0021】そして、前記第二洗浄水供給パイプ28
は、前記第一洗浄水供給パイプ17と同様、前記濾過処
理部4内の濾過後の処理水を洗浄水として供給する構成
となっており、前記濾過処理部4とは、前記第一洗浄水
供給配管18から分岐した第二洗浄水供給配管29を介
して接続されている。この第二洗浄水供給配管29には
電磁弁30が設けられており、この電磁弁30は前記制
御装置27と信号線31を介して接続されている。
【0022】この第二実施例における前記第二洗浄水供
給パイプ28からの洗浄水の流下供給の制御は、前記電
磁弁30を開閉することにより行うもので、前記電磁弁
30の開閉制御は、前記ポンプ19のON,OFF制御
と同様、前記制御装置27に原水の汚濁度に応じた前記
電磁弁30の制御パターンを予め入力しておくことによ
り行われる。この制御パターンは、前記ポンプ19の制
御パターンとほぼ同様であり、その詳細な説明は省略す
る。また、前記電磁弁30の開閉制御についても、前記
ポンプ19と同様、前記回転ドラム9内の水位検出によ
って制御する方式がある。前記電磁弁30の開閉制御の
場合は、濾過機能を果たさなくなることを未然に防止す
るものであるから、前記回転ドラム9内の所定水位とし
ては、上限水位に基づいて制御することになる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、逆洗
手段のみによる洗浄ではあるが、現存の濾布でも捕捉率
を低下させることなく、所定の濾過精度を維持すること
ができ、高精度濾過を実現することができる。また、こ
の発明によれば、簡単な制御でかつ簡素な構成で、効率
の良い濾過作業を行うことができるので、この種、回転
ドラム式の濾過装置における濾布の洗浄としては頗る効
果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における回転ドラム式濾過装置の全体
を概略的に示す説明図で、部分的に断面をもって示して
いる。
【図2】図1の左右方向における中央部の断面を概略的
に示す説明図である。
【図3】この発明の第二実施例の概略を示す説明図で、
図3とほぼ同様な横断面を示している。
【符号の説明】
1…濾過槽 3…原水貯留部 4…濾過処理部 6…バッファータンク部 8…濾布 9…回転ドラム 15…逆洗手段 16…流出孔 17…第一洗浄水供給パイプ 18…第一洗浄水供給配管 19…ポンプ 21…回収ホッパー 27…制御装置 28…第二洗浄水供給パイプ 29…第二洗浄水供給配管 30…電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 檜垣 聡夫 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株 式会社 内 (72)発明者 福岡 好之 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株 式会社 内 審査官 森 健一 (56)参考文献 実開 昭58−183210(JP,U) 実公 昭43−8464(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 33/06 B01D 33/44

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に濾布8を張設した回転ドラム9
    を濾過槽1内に回転自在に設置し、前記回転ドラム9の
    内側へ原水を導入し、前記回転ドラム9を回転しながら
    濾過を行う構成とした回転ドラム式濾過装置において、
    前記濾布8の外面に対し、前記回転ドラム9の回転方向
    の下流側へ向かう噴流束として洗浄水を流下させること
    を特徴とする回転ドラム式濾過装置における濾布の洗浄
    方法。
  2. 【請求項2】 原水の汚濁度に応じて、前記洗浄水流下
    作動を間欠的に行うことを特徴とする請求項1に記載の
    回転ドラム式濾過装置における濾布の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 外周面に濾布8を張設した回転ドラム9
    を濾過槽1内に回転自在に設置し、前記回転ドラム9の
    内側へ原水を導入し、前記回転ドラム9を回転しながら
    濾過を行う構成とした回転ドラム式濾過装置において、
    前記回転ドラム9の頂部上方位置に、前記濾布8の外面
    に対し、前記回転ドラム9の回転方向の下流側へ向かう
    噴流束として洗浄水を流下する逆洗手段15を設けたこ
    とを特徴とする回転ドラム式濾過装置における濾布の洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】 前記逆洗手段15の連続作動あるいは間
    欠的作動を制御する制御装置27を備えたことを特徴と
    する請求項3に記載の回転ドラム式濾過装置における濾
    布の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記逆洗手段15が、多数の流出孔16
    を穿設した第一洗浄水供給パイプ17により構成され、
    かつ該第一洗浄水供給パイプ17が前記回転ドラム9の
    頂部から回転方向の下流側へ偏倚した上方位置に配置さ
    れていることを特徴とする請求項3または請求項4に記
    載の回転ドラム式濾過装置における濾布の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記逆洗手段15が、前記第一洗浄水供
    給パイプ17と、該第一洗浄水供給パイプ17よりもさ
    らに下流側に配置した第二洗浄水供給パイプ28とによ
    り構成されていることを特徴とする請求項3または請求
    項4に記載の回転ドラム式濾過装置における濾布の洗浄
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載した洗浄装置の制御方法
    であって、通常は前記第一洗浄水供給パイプ17による
    洗浄作動を行い、高汚濁時はさらに前記第二洗浄水供給
    パイプ28を連続または間欠的に作動させることを特徴
    とする洗浄装置の制御方法。
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