JP3067571U - 喫煙用ライタ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着火装置にハンマー装置付きの圧
電素子を用いても、全体としてスマートな印象を与える
ことができ、さらに燃料タンク内に封入した印刷物によ
って、デザイン上もしゃれた印象を与えることのでき
る、喫煙用ライターを提供する。 【解決手段】 透明の材料で構成した棒状の燃料
タンク部と、この燃料タンク部の上部に設けられた着火
部と、前記燃料タンク部の上部一側に突設した圧電素子
収容部と、前記燃料タンクの下部に取り付けた底蓋を有
し、前記燃料タンク部内部にはその内壁全周に接して外
側に印刷を施した筒状の印刷物を封入することにより、
１本足でスマートな印象を与えることができると共に、
印刷物に施した意匠を燃料タンク部全体を通して見るこ
とができるようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この発明は、おしゃれ感覚で携帯できる喫煙用ライターに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、燃料タンクの上部に着火部を備え１本の丸棒形状を呈した喫煙用ライタ ーが、例えば実開昭５３−１１８８７２号の公開実用新案公報において公知であ る。

【０００３】 さらに、透明な燃料タンク内に印刷を施した印刷板を内臓させた喫煙用ライタ ーも、例えば実開昭６１−１８３７０号公開実用新案公報で公知である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上述した従来公知の喫煙ライターで、１本の丸棒形状のものは、ヤスリ車を用 いた着火装置付きのものであり、ハンマー装置付きの圧電素子を用いる着火装置 を用いるものでは、このハンマー付きの圧電素子を収容するスペースを作るため に径が太くなってしまい、スマートさに欠けてしまうという問題があった。

【０００５】 上述した従来公知の喫煙ライターで燃料タンク内へ印刷片を内蔵させるものは 、いずれも特定の方向、せいぜい２方向しか印刷片に印刷した文字、図形、絵等を 見ることができない上に、意匠的にもスマートさに欠けてしまうという問題があ った。

【０００６】 この発明の目的は、圧電素子を用いても、全体としてスマートな印象を与える ことができ、さらに燃料タンク内に封入した印刷物によって、デザイン上もしゃ れた印象を与えることのできる、喫煙用ライターを提供せんとするにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】 上述した目的を達成するためにこの考案は、透明の材料で構成した棒状の燃料 タンク部と、この燃料タンク部の上部に設けられた着火部と、前記燃料タンク部 の上部一側に突設した圧電素子収容部と、前記燃料タンクの下部に取り付けた底 蓋を有し、前記燃料タンク部内部にはその内壁全周に接して外側に印刷を施した 筒状の印刷物を封入することにより、１本足でスマートな印象を与えることがで きると共に、印刷物に施した意匠を燃料タンク部全体を通して見ることができる ものである。

【０００８】 この考案はまた、透明の材料で構成した棒状の燃料タンク部と、この燃料タン ク部の上部に設けられた着火部と、前記燃料タンク部の上部一側に突設した圧電 素子収容部と、前記燃料タンクの下部に取り付けた底蓋と、この底蓋に設けた燃 料注入用ノズルとを有し、前記燃料タンク部内部にはその内壁全周に接して外側 に印刷を施した筒状の印刷物を封入することによりスマートで意匠的に優れたも のとした上で、繰り返し使用することができるものである。

【０００９】 その際にこの考案は、棒状の燃料タンク部の形状が丸棒状或は多角形状とする ことができる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

図面はこの考案の一実施の形態を示し、１は外観上丸棒状を呈した燃料タンク 部であり、透明或いは半透明の合成樹脂製である。この燃料タンク部１の上部に は着火部２が設けられると共に、燃料タンク部１の上部一側にハンマー装置付き の圧電素子３を収容させる圧電素子収容部４が、燃料タンク部１と略同一幅で、 しかも喫煙用ライター全体の約半分の長さを占めて突設されている。この圧電素 子収容部４は、燃料タンク部１と同じ材料で一体に形成されている。

【００１１】 燃料タンク部１の底部には、底蓋５が固着されており、この底蓋５には燃料注 入用ノズル６が取り付けられている。尚、この燃料注入用ノズルは省略して使い 捨てライターとしても良い。

【００１２】 燃料タンク部１の内部には、その内壁全周に接して、外側に複数の斜線を等間 隔にカラー印刷をした、筒状の印刷物７が封入されており、この印刷物７の外側 に印刷した斜線は、透明の燃料タンク部１を介して外側より看取することができ る。この印刷物に施す印刷はさまざまであり、実施の形態のものに限定されない 。それはさまざまな文字、図形、記号、絵等がさまざまな色彩で施され得る。カ ラー印刷にすると、人目を引く、しゃれた外観を持った喫煙用ライターを提供で きる。尚、燃料タンク部の形状は若干楕円でも良いし、縦方向に溝や突条を設け たものも含まれる。印刷物７の印刷を施した面或いは印刷物の材質によっては全 体にインクが燃料で溶かされないように、樹脂コーティングがなされている。

【００１３】 図７乃至図１０は、他の実施の形態を示し、燃料タンク部１１の形状が断面四 角形状を呈しており、この燃料タンク部１１の内部には、内壁全周に接して外側 に印刷を施した筒状の印刷物１７が封入されている。その他の構成は、先の実施 の形態１のものと同じである。燃料タンク部１１内部の穴部の形状は、この実施 の形態のものは四角形状であるが、丸形状であっても良い。印刷物１７の形状は 、燃料タンク部２１内部の形状が四角形状の場合は四角であるが、丸形状の場合 には丸形であることが望ましい。その他、指示記号１２は着火部、１３はハンマ ー装置付きの圧電素子、１４は圧電素子収容部、１５は底蓋、１６は燃料注入用 ノズルである。

【００１４】 図１１乃至図１４は、他の実施の形態を示し、燃料タンク部２１の形状が断面 五角形状を呈しており、この燃料タンク部２１の内部には、内壁全周に接して外 側に印刷を施した筒状の印刷物２７が封入されている。その他の構成は、先の実 施の形態１のものと同じである。燃料タンク部２１内部の穴部の形状は、この実 施の形態のものは四角形状であるが、丸形状であっても良い。印刷物２７の形状 も、燃料タンク部２１内部の形状が五角形状の場合は五角であるが、丸形状の場 合には丸形であることが望ましい。その他指示記号２２は着火部、２３はハンマ ー装置付きの圧電素子、２４は圧電素子収容部、２５は底蓋、２６は燃料注入用ノ ズルである。

【００１５】 図１５乃至図１８は、他の実施の形態を示し、燃料タンク部３１の形状が断面 六角形状を呈しており、この燃料タンク部３１の内部には、内壁全域に接して外 側に印刷を施した筒状の印刷物３７が封入されている。その他の構成は、先の実 施の形態１のものと同じである。燃料タンク部３１内部の穴部の形状は、この実 施の形態のものは六角形状であるが、丸形状であっても良い。印刷物３７の形状 も、燃料タンク部３１内部の形状が六角形状の場合は六角であるが、丸形状の場 合には丸形であることが望ましい。その他指示記号３２は着火部、３３はハンマ ー装置付きの圧電素子、３４は圧電素子収容部、３５は底蓋、３６は燃料注入用ノ ズルである。

【００１６】

【考案の効果】

この発明は以上のように構成したので、各請求項に応じた次のような効果を奏 し得る。

【００１７】 請求項１のように構成すると、従来であると、圧電素子収容部より下側へ燃料 タンク部が形成されていた部分を削り取ることによって、人の意表をついた全体 としてシャープでスマートな印象を与える喫煙ライターを提供できた上に、燃料 タンク部全体が、内部に封入した印刷物に施した印刷によって、さらに美しく審美 性に富んだ外観を持つものになり、おしゃれな感覚の喫煙用ライターを提供でき るものである。

【００１８】 請求項２のように構成すると、請求項１と同じ効果を奏した上で、燃料タンク部 内の燃料を補充できることにより、使い捨てではない資源有効活用の喫煙用ライ ターを提供できるものである。

【００１９】 請求項３と４のように構成すると、さまざまな形状を持つ棒状の燃料タンク部 を有する喫煙用ライターを提供でき、使用者の多様な好みに答えることができる ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る喫煙用ライターの正面図であ
る。

【図２】この発明に係る喫煙用ライターの左側面図であ
る。

【図３】この発明に係る喫煙用ライターの右側面図であ
る。

【図４】この発明に係る喫煙用ライターの底面図であ
る。

【図５】この発明に係る喫煙用ライターの縦断面図であ
る。

【図６】この発明に係る喫煙用ライターの一部分解斜視
図である。

【図７】この発明に係る喫煙用ライターの他の実施の形
態を示す正面図である。

【図８】この発明に係る喫煙用ライターの他の実施の形
態を示す左側面図である。

【図９】この発明に係る喫煙用ライターの他の実施の形
態を示す底面図である。

【図１０】この発明に係る喫煙用ライターの他の実施の
形態を示す一部分解斜視図である。

【図１１】この発明に係る喫煙用ライターのさらに他の
実施の形態を示す正面図である。

【図１２】この発明に係る喫煙用ライターのさらに他の
実施の形態を示す左側面図である。

【図１３】この発明に係る喫煙用ライターのさらに他の
実施の形態を示す底面図である。

【図１４】この発明に係る喫煙用ライターのさらに他の
実施の形態を示す一部分解斜視図である。

【図１５】この発明に係る喫煙用ライターのさらに他の
実施の形態を示す正面図である。

【図１６】この発明に係る喫煙用ライターのさらに他の
実施の形態を示す左側面図である。

【図１７】この発明に係る喫煙用ライターのさらに他の
実施の形態を示す底面図である。

【図１８】この発明に係る喫煙用ライターのさらに他の
実施の形態を示す一部分解斜視図である。

【符号の説明】

１，１１，２１，３１ 燃料タンク部 ２，１２，２２，３２ 着火部 ３，１３，２３，３３ 圧電素子 ４，１４，２４，３４ 圧電素子収容部 ５，１５，２５，３５ 底蓋 ６，１６，２６，３６ 燃料注入用ノズル ７，１７，２７，３７ 印刷物

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明の材料で構成した棒状の燃料タンク
   部と、この燃料タンク部の上部に設けられた着火部と、
   前期燃料タンク部の上部一側に突設した圧電素子収容部
   と、前記燃料タンクの下部に取り付けた底蓋とを有し、
   前記燃料タンク部内部にはその内壁全周に接して外側に
   印刷を施した筒状の印刷物を封入したことを特徴とす
   る、喫煙用ライター。
2. 【請求項２】 透明の材料で構成した棒状の燃料タンク
   部と、この燃料タンク部の上部に設けられた着火部と、
   前記燃料タンク部の上部一側に突設した圧電素子収容部
   と、前記燃料タンクの下部に取り付けた底蓋と、この底
   蓋に設けた燃料注入用ノズルとを有し、前記燃料タンク
   部内部にはその内壁全周に接して外側に印刷を施した筒
   状の印刷物を封入したことを特徴とする、喫煙用ライタ
   ー。
3. 【請求項３】 棒状の燃料タンク部の形状が丸棒状であ
   ることを特徴とする、請求項１乃至２のいずれかに記載
   の喫煙用ライター。
4. 【請求項４】 棒状の燃料タンク部の形状が多角形状で
   あることを特徴とする、請求項１乃至２のいずれかに記
   載の喫煙用ライター。