JP3067391U - 遮光テ―プ - Google Patents

遮光テ―プ

Info

Publication number
JP3067391U
JP3067391U JP1999007038U JP703899U JP3067391U JP 3067391 U JP3067391 U JP 3067391U JP 1999007038 U JP1999007038 U JP 1999007038U JP 703899 U JP703899 U JP 703899U JP 3067391 U JP3067391 U JP 3067391U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
light
aluminum
shielding
shielding tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999007038U
Other languages
English (en)
Inventor
弘明 山岡
Original Assignee
株式会社山三商会
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社山三商会 filed Critical 株式会社山三商会
Priority to JP1999007038U priority Critical patent/JP3067391U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3067391U publication Critical patent/JP3067391U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間に介在させるアルミニウム層に種々の欠
陥があったとしても遮光を確実に達成でき、それでいて
従来と同様の作業性の良い遮光テープを提供する。 【解決手段】 樹脂層2とアルミニウム層3とからなる
複合層の一面側に粘着層6を有して、被貼着物Aの表面
に貼着可能である。複合層と粘着層6との間に不透明塗
膜層5を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は遮光テープに関し、詳しくは、IC回路チップ等の表面に貼着可能な 遮光性に優れた遮光テープに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機、カメラ、ゲーム機その他各種機器に用いられる、フレキシブル基 板上などに実装されるIC回路チップ等の表面には、入射光による誤動作を防止 すべく遮光を目的として透明の樹脂とアルミニウム箔のラミネート材料からなる 薄い遮光テープが貼着される。この遮光テープの裏面には粘着剤が塗布されてい て、IC回路チップの表面に容易に貼着できるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の遮光テープは遮光を薄いアルミニウム箔に依存している 関係上、アルミニウム箔にピンホールあるいは微小な傷が存在していると、遮光 機能を発揮できずIC回路に思わぬ誤動作を引き起こす原因になっていた。つま り、遮光テープのアルミニウム箔としては10〜15μm程度の厚みのものを用 いているが、鋳造され圧延工程を経て薄く延伸される間に、鋳造時に生じた硬い 晶出物により、あるいはその他の異物の混入に起因して、箔表面にピンホールあ るいは微小な傷が生じる場合がある。これらの表面欠陥が、遮光テープの遮光性 を阻害する原因になっていた。尚、アルミニウム箔に代えて樹脂フィルムにアル ミニウム蒸着層を形成したものは、表面にピンホールこそ存在しないが、蒸着層 が薄すぎるため遮光性が悪く、到底使用に耐えないものである。
【0004】 そこで、本考案の目的は、上記従来技術の問題点に鑑みて、中間に介在させる アルミニウム層に種々の欠陥があったとしても遮光を確実に達成でき、それでい て従来と同様の作業性の良い遮光テープを提供することにある
【課題を解決するための手段】 上記目的は各請求項記載の考案により達成される。すなわち、本考案に係る遮 光テープの特徴構成は、樹脂層とアルミニウム層とからなる複合層の一面側に粘 着層を有して、被貼着物の表面に貼着可能であって、前記複合層と粘着層との間 に不透明塗膜層を有することにある。
【0005】 この構成によれば、遮光は複合層を構成する薄いアルミニウム層によりなされ るが、たとえアルミニウム層にピンホールあるいは微小な傷が存在していたとし ても、不透明塗膜層の存在により確実に遮光性を確保できる。不透明塗膜層は、 各種印刷手法を用いて薄く形成できるので、従来の遮光テープと比べて、遮光機 能が向上した以外に物性的には変わりがなく、従って、作業性は従来となんら変 わることがない。しかも、遮光性は不透明塗膜層により高められているため、使 用するアルミニウム層の厚みをより薄くでき、遮光テープの原料コストを低減す ることもできる。
【0006】 前記複合層が、PETーアルミニウムーPETからなる3層構造をしていて、 前記アルミニウムの少なくとも片面が光沢面であると共に、被貼着物がIC回路 チップであることが好ましい。
【0007】 この構成によれば、PETは絶縁性に優れており、最表面のPET層上に印字 をする場合に、遮光機能を有するアルミニウムに損傷を与えることなく、印字さ れた記号あるいは文字を浮き出させるようにできるので、見栄え良くできて都合 がよい。
【0008】 前記不透明塗膜層が黒色のグラビア印刷層からなることが好ましい。
【0009】 不透明塗膜層は各色で構成することができるが、特に黒色であると光の吸収機 能が高く、一層遮光性を高めることができて都合がよく、又グラビア印刷は樹脂 層に対しても緻密で強固な塗膜層を形成できて都合がよい。
【0010】 前記粘着層がアクリル樹脂系粘着剤からなることが好ましい。
【0011】 アクリル樹脂系粘着剤は付着力が大きく、かつ絶縁性に優れ、被貼着物に貼着 する場合、強固に貼着できて都合がよい。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態 の遮光テープ1を被貼着物の1例であるIC回路チップA上に貼着する状態を示 す。この遮光テープ1は、最表面の透明のPET(ポリエチレンテレフタレート 樹脂)層2とアルミニウム層3と、更に透明のPET層4の3層からなる複合層 が形成されていて、夫々は接着剤により貼着されている。夫々、厚み約12μm の層からなり、中間に位置するアルミニウム層としてはアルミニウム箔(純アル ミニウム系材料)を用いた。このアルミニウム箔3の最表面PET層2側は光沢 面に形成されていて、最表面PET層2の上面に文字、記号などを印刷した場合 に、印字が見栄えするように配慮されている。もとより、印刷の種類によっては 、最表面PET層2側に艶消し面を選択・配置してもよい。
【0013】 下面に位置するPET層4の更に下面には、不透明塗膜層である黒色で緻密な グラビア印刷層5が形成されていて、アルミニウム箔3の表面欠陥を補うように 、遮光機能を高める作用をする。
【0014】 更に、グラビア印刷層5の下面にはアクリル樹脂系粘着剤を塗布した粘着層6 が形成されている。この粘着層6と前記複合層とから、本実施形態の遮光テープ は、厚み40〜45μm程度に構成されている。
【0015】 以上のように構成されている遮光テープは、図1に示すように、フレキシブル 配線基板(図示略)上に実装されているIC回路チップA上に貼着される。もっ とも、被貼着物としては、IC回路チップに限られず、本実施形態の遮光テープ は遮光を要求する各種電子回路に用いることができる。
【0016】 〔別実施の形態〕 (1) 上記実施形態では、アルミニウム層としてアルミニウム箔を用いたが、 これに代えてアルミニウム蒸着膜であってもよい。不透明塗膜層の存在により、 遮光機能が向上するものとなっているので、蒸着膜を使用でき、その場合、製造 コストを一層低減できて都合がよい。
【0017】 (2) 上記実施形態では、アルミニウム層を上下に挟む樹脂層としてPETを 用いたが、これに代えてポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド樹脂層など各種熱可塑性樹脂を 使用することができる。
【0018】 (3) 上記実施形態では、複合層としてPETーアルミニウムーPETの3層 構造からなり、これに不透明塗膜層ー粘着層の組み合わせを示したが、これに限 定されず、更に多層構造であってもよいし、PETーアルミニウムー不透明塗膜 層ー粘着層の組み合わせであってもよい。この場合、不透明塗膜層は絶縁性を備 えるようにする。
【0019】 (4) 上記実施形態では、粘着層としてアクリル樹脂系粘着剤を用いた例を示 したが、これに代えてゴム系粘着剤から構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る遮光テープの使用状態を説明する
部分斜視図
【符号の説明】
2 樹脂層 3 アルミニウム層 5 不透明塗膜層 6 粘着層 A 被貼着物

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂層とアルミニウム層とからなる複合
    層の一面側に粘着層を有して、被貼着物の表面に貼着可
    能な遮光テープであって、前記複合層と粘着層との間に
    不透明塗膜層を有する遮光テープ。
  2. 【請求項2】 前記複合層が、PETーアルミニウムー
    PETからなる3層構造をしていて、前記アルミニウム
    の少なくとも片面が光沢面であると共に、被貼着物がI
    C回路チップである請求項1の遮光テープ。
  3. 【請求項3】 前記不透明塗膜層が黒色のグラビア印刷
    層からなる請求項1又は2の遮光テープ。
  4. 【請求項4】 前記粘着層がアクリル樹脂系粘着剤から
    なる請求項1〜3のいずれか1の遮光テープ。
JP1999007038U 1999-09-14 1999-09-14 遮光テ―プ Expired - Lifetime JP3067391U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999007038U JP3067391U (ja) 1999-09-14 1999-09-14 遮光テ―プ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999007038U JP3067391U (ja) 1999-09-14 1999-09-14 遮光テ―プ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3067391U true JP3067391U (ja) 2000-03-31

Family

ID=43200921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999007038U Expired - Lifetime JP3067391U (ja) 1999-09-14 1999-09-14 遮光テ―プ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3067391U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002235053A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Dainippon Ink & Chem Inc 遮光性粘着シート
JP2007009137A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Nitto Denko Corp 粘着テープ又はシート
JP2011117002A (ja) * 2011-03-17 2011-06-16 Nitto Denko Corp 粘着テープ又はシート
JP2011127131A (ja) * 2011-02-10 2011-06-30 Nitto Denko Corp 反射性及び/又は遮光性を有する粘着テープ又はシート
JP2011214010A (ja) * 2011-07-16 2011-10-27 Nitto Denko Corp 粘着テープ又はシート

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002235053A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Dainippon Ink & Chem Inc 遮光性粘着シート
JP2007009137A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Nitto Denko Corp 粘着テープ又はシート
JP2011127131A (ja) * 2011-02-10 2011-06-30 Nitto Denko Corp 反射性及び/又は遮光性を有する粘着テープ又はシート
JP2011117002A (ja) * 2011-03-17 2011-06-16 Nitto Denko Corp 粘着テープ又はシート
JP2011214010A (ja) * 2011-07-16 2011-10-27 Nitto Denko Corp 粘着テープ又はシート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9826637B2 (en) Film and body with such a film
EP1842574A3 (en) Multi-layer sports board with graphic imprinted skin
ATE188749T1 (de) Delaminierungsbeständiges metall-film laminat
EP1741650A4 (en) ANISOTROPIC CONDUCTIVE FILM HOLDING BAND AND METHOD OF MOUNTING
JP3067391U (ja) 遮光テ―プ
JP3181526U (ja) 表示画面保護用シート
JP2006089537A (ja) 液晶パネル固定用粘着テープ
CN211847785U (zh) 保护膜、保护膜组件、显示屏组件及终端
JP2004318606A (ja) 非接触icカード及び非接触icカード用基材
KR200321872Y1 (ko) 양면 점착 시트
JP2791844B2 (ja) シークレットシート
JPS60182139U (ja) 光透過性を有する記録用シ−ト
CN213295239U (zh) 一种使用寿命长的led显示屏用哑黑单面遮光胶带
KR200321870Y1 (ko) 양면 점착 시트
CN213400344U (zh) 柔性屏模组及显示装置
JPH05246176A (ja) 葉書用シークレットシート及びその使用方法
CN219891543U (zh) 一种环保型医用激光胶片
CN213844566U (zh) 一种便于防伪信息隐藏的防伪标签
CN212476605U (zh) 一种新型胶带
JP2513602Y2 (ja) 隠蔽ラベル
JPH0830197A (ja) 透視可能なステッカーおよびその製造方法
JP2722285B2 (ja) シークレットシート
JPS6056573U (ja) Idカ−ド
JPS61136185A (ja) Icカ−ドの製造方法
JP2706947B2 (ja) 光カード