JP3066962U - 介護用寝袋 - Google Patents

介護用寝袋

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JP3066962U
JP3066962U JP1999007563U JP756399U JP3066962U JP 3066962 U JP3066962 U JP 3066962U JP 1999007563 U JP1999007563 U JP 1999007563U JP 756399 U JP756399 U JP 756399U JP 3066962 U JP3066962 U JP 3066962U
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JP
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fabric
chest
shoulders
sleeping bag
layers
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JP1999007563U
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Inventor
圭 小林
Original Assignee
小林電設株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 老人等寝たきり患者の床ズレや細菌感染予
防、体温の適温維持等介護衛生上有効で、特に患者を手
当てする操作が容易で介護人の省力に有効な介護用寝袋
の提供。 【構成】 正背両面共裏地2に抗菌性銀メッキナイロン
生地を用い、正面は表地にポリエステルと綿との混紡生
地を用いて二層とし、但し、前面の胸部と両肩部は切り
替えにして上記混紡生地を中布6にして表地に合成繊維
生地を重ねて三層となし、その端縁をパイピング8処理
し、背面は上記混紡生地を表地との間に介して表地にポ
リエステル系合成繊維生地を重ねて三層とし、正背両面
共キルティング加工12し、両肩部は胸部の切り替え部
4に重ねてホック10留めできるようにし、首部と両肩
部及び胸部を開口4a,4hして患者の頭部及び両腕を
外に出せるようにし、胸下部から裾までの縦方向中央部
を開口13してファスナー14により開閉自在として、
ほぼ封筒状に縫合形成されて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、老人等寝たきり患者の床ズレや細菌感染予防、体温の適温維持等 介護衛生上極めて有効で殊に患者の排尿・排便時や移動時等における手当て操作 が極めて容易で介護人の省力に頗る有効な介護用寝袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の寝袋は、防寒、保温を主たる目的とするものが殆んどであって、老人等 寝たきり患者の衛生上有効で、介護人の省力に効果的な介護用寝袋は殆んど存し ないところ、最近に至って「寝たきり痴呆患者の排尿時の処理を容易にする介護 用寝袋」なる考案が平成10年8月発行の実用新案登録第3050857号公報 により開示されている。
【0003】 しかしながら、この考案は、袋体をなす寝袋において、患者が頭部を露出する 部分は開口されたままで、又袋体の右側縁の殆んどを開口して、患者の出入する ための第1ジッパー部となし、さらに袋体の縦方向の中央部より若干下方を横方 向に開口して患者の排尿時の処理を施すための第2ジッパー部となしているため 、患者の体温保護上難点があり、かつ袋体の堅牢性を弱めるおそれがある。
【0004】 又、この考案では、患者を寝袋に収容したまま移動させるためのベルトが袋体 の長手方向(上部)の両側に一対取付けられているが、おおげさな構成に拘らず 力学的に操作性に乏しく、かつコスト高となっている。
【0005】 さらに、この考案の最大の難点は寝袋本体の材質構成にある。即ちこの考案の 袋体の材質は、表地がナイロン100%、裏地が綿65%とナイロン35%、中 地がポリエステル65%とホロハイパー35%であって、抗菌性、クッション性 、通気性、防水性、強度等について難点があり、患者の床ズレ防止や細菌感染の 防止等介護衛生上の作用に欠くるものがある。
【0006】
【考案が解決しょうとする課題】
本考案は、上記従来のものの難欠点を解消し、寝たきり患者の床ズレや細菌感 染を防止し、体温の適度保温等介護衛生上極めて有効で、特に患者の排尿、排便 時に至極簡便な操作で心地よく排尿、排便をさせられると共に後処理も簡単にで き、患者の移動も簡単な操作で容易にできて介護人の省力に極めて有効な介護用 寝袋を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案において、種々試作研究の結果、寝たきり患者の頭部と両腕を体 温を逃出させることなく、自由に出し入れできるように開口し、ほぼ封筒状に形 成される介護用寝袋本体の正背両面の全裏地に抗菌性銀メッキナイロン生地を用 い、正面の胸部より下部は、表地に保温と防湿に優れたポリエステルと綿との混 紡生地を用いて二層となし、正面上部の胸部と両肩部は上記混紡生地を中布とし て介在させて表地に合成繊維生地を重ねて三層とした上、開閉を可能とする切り 替え仕立てにして、その各端縁をパイピング処理して強化し、背面は上記裏地と の間に上記ポリエステルと綿との混紡生地を中布として介在させて表地に丈夫な ポリエステル系防水性合成繊維生地を重ねて三層となし、首部と両肩部及び胸部 の左右を開口し、両肩部の生地を胸部の切り替え形成部分に重ねてホック等によ り掛り留めできるようにし、そして、正背両面の表裏生地及び中布を各端縁部に おいて縫合し、上記表裏両面をキルティング加工処理し、さらに正面胸部下端か ら裾までの縦方向中央部を開口してファスナーにより開口自在の排尿・排便処理 口となし、両肩上部に、患者を寝袋に収容したまま牽引できる簡素で強靭な編込 み布製ベルトを取付けて成る介護用寝袋を開発するに至り上記課題を解決し得た 。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下本考案の基本的実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1乃至図8に示す通り、寝たきり患者の介護用寝袋において、ほぼ封筒状に 形成される寝袋本体1の正面a、背面b両面の全裏地2に抗菌性銀メッキナイロ ン生地を用い、正面aの胸部より下部a1は、表地3に保温と防湿に優れたポリ エステルと綿との混紡生地を用いて二層なし、正面上部a2の胸部と両肩部は開 口4a,4bして上記混紡生地を中布6として介在させて表地7に丈夫で通気性 を有する合成繊維生地を重ねて三層とした上、開閉を自在とする切り替え仕立て 5となし、その端縁をパイピング加工8処理して強化し、背面bは上記裏地2と の間に上記ポリエステルと綿との混紡生地を中布6として表地9に丈夫なポリエ ステル系防水性合成繊維生地を重ねて三層となし、上記正面両肩部の生地を胸部 の切り替え部分4に重ねてホック10等により掛かり留めできるようにし、かく して上記正・背面の表裏生地及び中布を各端縁部において縫合11し、袋体の表 裏両面の全面にキルティング加工12を施し、さらに正面の胸部下端から裾まで の縦方向中央部を開口13して排尿・排便処理口となし、これをファスナー14 により開閉自在となし、左右両肩上部に患者Mを寝袋に収容したまま牽引移動さ せることのできる簡素で強靭な編み込み布製ベルト15を取付けることにより本 考案の介護用寝袋が完成される。
【0009】
【作用】
寝袋本体の全裏地に抗菌性銀メッキナイロン生地を用いているため、患者の細 菌感染や寝袋内における臭気発生を防止し、電磁波を反射し、その害から患者を 守る作用効果があり、 又、袋体の背面は上記裏地を中布にして強靭なポリエステル系防水性合成繊維 生地を重ねて三層と成しているため強靭でクッション性と防水性を兼ね備えてい るため患者の床ズレや外部から濡れたりすることを防止する効果がある。 又、正面上部(首部、両肩部、胸部)は、ポリエステル生地と綿との混紡生地 を中布にして表生地に強靭で通気性のある合成繊維を重ねて三層と成した上切り 替え仕立てにより開口しているので、患者は頭部及び腕が自在に出入れできると 共に袋内の保温も適度に護る作用効果がある。 又、寝袋の正面下部(胸部下部より裾まで)は、上記裏地にポリエステルと綿 との混紡生地を表地として重ね二層となしているので軽くて足の動きもし易く、 足の衛生上作用効果があり、 又、特に、正面中央に縦方向に設けたファスナーで開閉自在とした開口部は排 尿・排便の処理口として介護人が極めて簡単な操作で容易に排尿・排便の処理が できる作用効果を有する。 さらに、左右両肩部に設けたベルトは簡素な構成で、両手をこれに掛けて引張 るだけで患者を容易に移動させることができる作用性がある。
【0010】 なお、本考案の寝袋本体の正・背両面の表裏両生地を中布と共にキルティング 加工しているため、袋体を強化すると共にクッション性を良くする作用効果があ る。
【0011】
【考案の効果】
本考案の介護用寝袋においては、前述の如き構成と作用を有することから下記 効果を奏する。 (1) 寝たきり患者の床ズレや細菌感染を防止し、患者の体温を適度に保持 し、排尿も不快感なく心地よくさせられ、袋内の臭気発生も抑止されるので介護 衛生上極めて効果があり、患者は寝袋内で常時安心して快適に過ごすことができ る。 (2) この考案の寝袋にあっては、殊に患者の排尿・排便時における看護人 の手当て操作が極めて合理的かつ簡単容易であって、介護人の省力に効果大なる ものがある。 (3) この考案の介護用寝袋は、全体的にコンパクトで丈夫に構成されてい るため、洗濯も容易にでき、長期使用に絶える経済的効果がある。 以上の通り、本考案の介護用寝袋は、介護保健衛生上、介護人の省力上及び経 済上において効果多大で、有用なものということができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のホック及びファスナーを開口した完成
斜視図である。
【図2】本考案の完成正面図である。
【図3】本考案の完成背面図である。
【図4】D−D′線拡大端面図である。
【図5】C−C′線拡大端面図である。
【図6】AA′,BB′部分のC−C′線拡大端面図で
ある。
【図7】本考案の内面展開平面図である。
【図8】本考案の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 介護用寝袋本体 a 介護用寝袋の正面 a1 介護用寝袋の正面の下部 a2 介護用寝袋の正面の上部 b 介護用寝袋の背面 2 背面の裏地 3 正面下部の表地 4 胸部の切り替え部 4a 首部開口部 4b 左右肩部開口部 5 肩部の切り替え部 6 正面上部の中布 7 正面上部の表地 8 パイピング加工 9 背面の表地 10 ホック 11 縫合部 12 キルティング加工 13 中央開口部(排尿・排便処理口) 14 ファスナー 15 布製ベルト M 患者

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝たきり患者の頭部と両腕を外に出させ
    るようにして、ほぼ封筒状に形成される介護用寝袋にお
    いて、正背両面の全裏地に抗菌性銀メッキナイロン生地
    を用い、正面の胸部より下部は、表地にポリエステルと
    綿との混紡生地を用いて二層となし、正面上部の胸部と
    両肩部は上記混紡生地を中布として介在させて表地に合
    成繊維生地を重ねて三層となした上切り替え仕立てに
    し、その各端縁をパイピング処理し、背面は上記裏地と
    の間に上記ポリエステルと綿との混紡生地を中布として
    介在させて表地にポリエステル系防水性合成繊維生地を
    重ねて三層となし、首部と両肩部及び胸部の左右を開口
    し、両肩部の生地を胸部の切り替え形成部分に重ねてホ
    ック等により掛り留めできるようにし、そして、正背両
    面の表裏生地及び中布を各端縁部において縫合し、さら
    に正面胸部下端から裾までの縦方向中央部を開口してフ
    ァスナーにより開閉自在の排尿・排便処理口となし、両
    肩上部に、患者を寝袋に収容したまま牽引できる強靭な
    編込み布製ベルトを取付けて成ることを特徴とする介護
    用寝袋。
  2. 【請求項2】 正面、背面の表裏両面生地をすべてキル
    ティング加工して成ることを特徴とする請求項1記載の
    介護用寝袋。
JP1999007563U 1999-08-28 1999-08-28 介護用寝袋 Expired - Lifetime JP3066962U (ja)

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