JP3066941B2 - クリーニングブレードおよびこれを用いたプロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents

クリーニングブレードおよびこれを用いたプロセスカートリッジおよび電子写真装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーニングブレー
ド、特に電子写真用クリーニングブレード及びこれを用
いたプロセスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機及びレーザービームプリ
ンターは、感光ドラム上に形成された静電潜像上にトナ
ーを付着させて、これを複写紙に転写させて複写を行う
ものである。複写後に感光ドラム上に残ったトナーを除
去する方法の一つにクリーニングブレード方式が実用化
されている。
【0003】しかしクリーニングブレードは、感光ドラ
ム上に残ったトナーを除去するため、当接圧が常時掛か
っているのでクリーブ現象(経時的な変形)が発生し、
当接圧が徐々に下がり、感光ドラム上に残ったトナーを
除去する能力が低下し、出力画像を汚染する欠点があっ
た。
【0004】クリーニングブレードは、通常の複写操作
中の感光ドラムとの摺擦により、その先端部が摩耗・欠
落し、感光ドラム上に残ったトナーを除去する能力が低
下し、出力画像を汚染するようになるので複写枚数上の
使用限界があるが、このクリープ現象は、複写操作の休
止中にも進行するので、長期間休止後の耐久枚数は極端
に少なくなる。
【0005】クリーニングブレードをウレタンエラスト
マーで形成する場合、ウレタンエラストマーの硬化剤と
してトリメチロールプロパンを用いることは特開昭62
−11719号公報に記載されている。トリメチロール
プロパンを用いることでクリープ特性が若干向上する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、トリメチロールプロパンを用いて硬化されたウレ
タンエラストマーで形成されるクリーニングブレードの
クリープ特性、耐摩耗性及びクリーニング機能である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウレタンエラ
ストマーで形成されたクリーニングブレードにおいて、
ウレタンエラストマーが、アジピン酸とエチレングリコ
ール及びブチレングリコールから選ばれる少なくとも1
つのグリコールから得られるポリエステルジオールに
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートとトリメ
チロールプロパン及び1,4−ブタンジオールを含有す
る硬化剤組成物とを反応させて得られたものであり、 1)トリメチロールプロパン濃度が0.10ミリモル/
g以上、 2)ウレタン基濃度が2.2ミリモル/g以上、かつ 3)動的粘弾性特性のtanδのピーク値が12℃以下
であることを特徴とするクリーニングブレードである。
【0008】本発明は、硬化剤である3官能性アルコー
ルであるトリメチロールプロパンの量を増加させウレタ
ンエラストマー中のトリメチロールプロパン濃度を増加
させることにより、耐クリープ性を著しく向上させ、さ
らにウレタン基濃度を増加させることにより、硬度低下
を防ぎ、耐摩耗性を兼ね備えた組成とすることにより、
長期間にわたる使用や、長期休止後でも、クリーニング
ブレードの耐久コピー枚数の減少を防止したものであ
る。
【0009】ウレタンエラストマーに含まれるトリメチ
ロールプロパン濃度を0.10ミリモル/g以上にする
ことにより、長期間休止してもクリーニング不良が無
い。これは、トリメチロールプロパン濃度を高くする
と、ウレタンエラストマーの立体的網目構造の網目が小
さくなり、変形しても、元の形状に戻り易くなるものと
考えられる。トリメチロールプロパン濃度は0.25ミ
リモル/g以下が好適である。
【0010】また、ウレタンエラストマー中のウレタン
基濃度が2.2ミリモル/g以上の場合A4紙で5千枚
以上の耐久性があることが判明した。これは、ウレタン
エラストマーのハードセグメントとして、ポリウレタン
分子同士を凝集させる作用があるウレタン結合基濃度を
高くすることにより、ウレタンエラストマーの耐摩耗性
が向上することによるものと考えられる。
【0011】さらに、ウレタン基濃度を上記のように高
く保つことにより、トリメチロールプロパン濃度の向上
による硬度の低下を補うことができる。ウレタン基濃度
は2.6ミリモル/g以下が好適である。
【0012】低温時のクリーニングを良好に保つには複
写機が通常使用される温度範囲で充分なゴム弾性を有す
る必要がある。このためには動的粘弾性特性の一つであ
るtanδピーク温度が12℃以下でクリーニングに充
分な弾性が保たれることが判明した。
【0013】ウレタンエラストマーは、固有のtanδ
ピーク値よりも低い温度では、高い温度の時よりも硬度
が著しく増大し、弾力性が失われる傾向がある。その結
果感光ドラム上の残留トナーを除去する能力が失われ
る。従って、tanδピーク温度を12℃以下にするこ
とにより、低温環境でもクリーニング機能を保つことが
できる。tanδピーク温度は0℃以上で好適である。
【0014】トリメチロールプロパン濃度、ウレタン基
濃度及び動的粘弾性のtanδのピーク値のより好まし
い値は、後述の実施例で示されるように、それぞれ、
0.11ミリモル/g以上、2.22ミリモル/g以
上、及び11.6℃以下である。
【0015】本発明によるクリーニングブレードに用い
られるウレタンエラストマーは、アジピン酸と、エチレ
ングリコール及びブチレングリコールから選ばれる少な
くとも1つのグリコールとを反応させて得られるポリエ
ステルジオールに、さらに4,4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネートを反応させて得られるプレポリマー
に、さらに、1,4−ブタンジオールおよびトリメチロ
ールプロパンを反応させて得られる。
【0016】
【0017】
【0018】ポリエステルジオールの分子量は、750
〜3000の範囲が好ましい。なお、この分子量は、ポ
リエステルジオールの水酸基価(mgKOH/g)に基
づいて次の式により導かれたものである。
【0019】
【外1】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】図4にドラム型感光体を用いた一般的な転
写式電子写真装置の概略構成を示した。
【0024】図において、11は像担持体としてのドラ
ム型感光体であり軸11aを中心に矢印方向に所定の周
速度で回転駆動される。該感光体11はその回転過程で
帯電手段12によりその周面に正または負の所定電位の
均一帯電を受け、次いで露光部13にて不図示の像露光
手段により光像露光L(スリット露光・レーザービーム
走査露光など)を受ける。これにより感光体周面に露光
像に対応した静電潜像が順次形成されていく。
【0025】その静電潜像はついで現像手段14でトナ
ー現像されてそのトナー現像が転写手段15により不図
示の給紙部から感光体1と転写手段15のと間に感光体
11の回転と同期取りされて給送された転写材Pの面に
順次転写されていく。
【0026】像転写を受けた転写材Pは感光体面から分
離されて像定着手段18へ導入されて像定着を受けて複
写物(コピー)として機外へプリントアウトされる。
【0027】像転写後の感光体11の表面はクリーニン
グ手段16にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面化
されて、さらに、前露光手段7により除電処理されて繰
り返して像形成に使用される。
【0028】感光体11の均一帯電手段12としてはコ
ロナ帯電装置が一般に広く使用されている。また転写装
置15もコロナ転写手段が一般に広く使用されている。
電子写真装置として、上述の感光体や現像手段、クリー
ニング手段などの構成要素のうち、複数のものをプロセ
スカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロ
セスカートリッジを画像形成装置(例えば、複写機、レ
ーザービームプリンター等)本体に対して着脱可能に構
成しても良い。例えば、帯電手段、現像手段及びクリー
ニング手段の少なくとも1つを感光体とともに一体的に
支持してカートリッジ化し、装置本体に着脱可能のプロ
セスカートリッジとし、画像形成装置本体のレールなど
の案内手段を用いて着脱自在の構成にしても良い。この
とき、上記プロセスカートリッジの方に帯電手段及び/
または現像手段を伴って構成しても良い。
【0029】また、光像露光Lは、電子写真装置を複写
機やプリンターとして使用する場合には、原稿からの反
射光や透過光、あるいは、原稿を読取り信号化し、この
信号によりレーザービームの走査、LEDアレイの駆
動、または液晶シャッターアレイの駆動などにより行わ
れる。
【0030】また、ファクシミリのプリンターとして使
用する場合には、光像露光Lは受信データをプリントす
るための露光になる。図5はこの場合の1例をブロック
図で示したものである。
【0031】コントローラ111は画像読取部10とプ
リンター119を制御する。コントローラ111の全体
はCPU17により制御されている。画像読取部からの
読取データは、送信回路113を通して相手局に送信さ
れる。相手局から受けたデータは受信回路112を通し
てプリンター119に送られる。画像メモリには所定の
画像データが記憶される。プリンタコントローラ118
はプリンター119を制御している。114は電話であ
る。
【0032】回線115から受信された画像(回線を介
して接続されたリモート端末からの画像情報)は、受信
回路112て復調された後、CPU117は画像情報の
複号処理を行い順次画像メモリ116に格納される。そ
して、少なくとも1ページの画像がメモリ116に格納
されると、そのページの画像記録を行う。CPU117
は、メモリ116より1ページの画像情報読み出しプリ
ンタコントローラ118に複合化された1ページの画像
情報を送出する。プリンタコントローラ118は、CP
U17からの1ページの画像情報を受け取るさそのペー
ジの画像情報記録を行うべく、プリンタ119を制御す
る。
【0033】尚、CPU117は、プリンタ119によ
る記録中に、次のページの受信を行っている。
【0034】以上の様に、画像の受信と記録が行われ
る。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
【0036】実施例1 アジピン酸及び、エチレングリコールと1,4−ブチレ
ングリコールのモル比が0.00:1.00の混合物か
ら得られた水酸基価112.22(mgKOH/g)
(分子量1000)のポリエステルジオール181.2
gに、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート
(以下、MDIと略する)100gを窒素雰囲気下80
℃で2時間反応させ、遊離イソシアネート濃度(以下、
NCO%と略記する)6.5%のプレポリマーを得た。
【0037】このプレポリマー100gに1,4−ブチ
レングリコールと1.1,1−トリメチロールプロパン
をそれぞれ4.07g、2.19g(65:35重量
比)添加し、攪拌・脱泡の後130℃で3時間加熱処理
をし、ウレタンエラストマーを得た。
【0038】〔トリメチロールプロパン濃度〕トリメチ
ロールプロパン濃度は、ウレタンエラストマー原料に用
いたトリメチロールプロパンのミリモル数をウレタンエ
ラストマーの重量で除して得られる。トリメチロールプ
ロパンの分子量は134.17であるので、トリメチロ
ールプロパン濃度は以下の式で表される。
【0039】トリメチロールプロパン濃度(ミリモル/
g)=(トリメチロールプロパンの重量(g)÷13
4.17)×1000÷(プレポリマーの重量(g)+
1,4−ブタジエングリコールの重量(g)+トリメチ
ロールプロパンの重量(g))
【0040】〔ウレタン結合基濃度〕硬化剤の水酸基モ
ル数をプレポリマーの未反応イソシアネート基モル数で
除したものが1以下の場合ウレタンエラストマー中に生
じるウレタン結合の数は、ポリエステルジオール、1,
4−ブチレングリコール及びトリメチロールプロパンが
持っていた水酸基の数に等しい。ウタレン基濃度はウレ
タンエラストマー中のウレタン基のミリモル数をウレタ
ンエラストマーの重量で除して得られるので、ウレタン
結合基濃度(ミリモル/g)=(ポリエステルジオール
の水酸基のモル数+1,4−ブチレングリコールの水酸
基のモル数+トリメチロールプロパンの水酸基のモル
数)×1000÷(ポリエステルジオールの重量(g)
+MDIの重量(g)+1,4−ブチレングリコールの
重量(g)+トリメチロールプロパンの重量(g)) 上式において ポリエステルジオールの水酸基のモル数=ポリエステル
ジオールの重量(g)×ポリエステルジオールの水酸基
価(mgKOH/g)÷1000÷56.11(KOH
の式量) 1,4−ブチレングリコールの分子量は90.12なの
で 1,4−ブチレングリコールの水酸基のモル数=2×
{1,4−ブチレングリコールの重量(g)}÷90.
12 トリメチロールプロパンの分子量は134.17なので トリメチロールプロパンの水酸基のモル数=3×{トリ
メチロールプロパンの重量(g)}/134.17で表
される。
【0041】〔tanδピーク温度の測定〕このウレタ
ンエラストマーについて、トリメチロールプロパン基濃
度、ウレタン結合濃度、及びtanδピーク温度を測定
した。
【0042】tanδピーク温度の測定はレオメトリッ
クファーイースト社製RSAIIを使用し、測定周波数
10Hzで低温側から0.1℃/分で昇温させて行っ
た。
【0043】tanδピーク温度の測定は、レオメトリ
ックス・ファーイースト株式会社製の動的粘弾性測定機
RSAII(ソフト;Rhios)を使用し、ウレタン
ゴム試験片(断面:1.5m×6mm、長さ:22.5
mm)を、その両端から6mmの位置で測定機に固定
し、一定荷重(200g)の張力を加え、10Hzの周
波数で歪をかけ、それによって試験に生じる応力を測定
し、これを弾性応力に分解し、さらにこれらから貯蔵弾
性率E′と損失弾性率E″を算出し、E″をE′で割っ
た値がtanδ値として求められ、この測定を低温から
高温域まで0.1℃/分で昇温させながら、各温度にお
けるtanδ値を計測し最大値を示す温度をtanδピ
ーク温度とした。なお、ウレタンゴムの試験片にかけら
れる歪は、予め加えられている200gの張力に±ag
の張力を10Hz周期で加えることによって生じさせる
ものであり、agの値は、測定温度により変化させるも
のでオートストレインモードで設定される。
【0044】〔耐クリープ性評価〕長さ20mm、幅1
0mm及び厚さ2mmのウレタンエラストマー片を図1
のように、ウレタンエラストマー片1と圧接板3が25
°の角度になるように固定する。ウレタンエラストマー
片と圧接板が十分離れている位置から圧接板をウレタン
エラストマー片に近づけ、ウレタンエラストマーが変形
しないで圧接板と接触したときのマイクロメーター4の
値を読む。マイクロメーター値(=a)。
【0045】なお、図中2はウレタンエラストマー片固
定治具である。
【0046】図2のように、この状態から同じ方向に圧
接板をさらに1.5mm移動し、このときのマイクロメ
ーターの値を読む。マイクロメーター値(=b)。
【0047】45℃で5日間放置する。室温で5時間放
置した後、圧接板を逆方向に1.5mm以上移動しウレ
タンエラストマー片と圧接板が接触しない状態で1時間
放置する。
【0048】図3のように、圧接板をウレタンエラスト
マー方向に移動し、ウレタンエラストマーが変形しない
で圧接板と接触したときのマイクロメーターの値を読
む。マイクロメーター値(=c)。
【0049】このときの変形率をδ(%)とすれば、 δ=100×(c−a)/(b−a) となる。δが小さいほど耐クリープ性はよく、δ値が1
0%以下の場合クリーニングブレードとして使い得るも
のである(耐クリープ性の良好なものは○、不良なもの
は×で示した。)。
【0050】〔低温環境下クリーニング性の評価〕ま
た、所定の寸法に加工しクリーニングブレードを制作し
雰囲気温度12℃で24時間放置した後、クリーニング
性の試験を行い、クリーニング不良を観察した(クリー
ニングが良好なものは○、不良なもの、即ち、ブレード
の弾性が低下し、トナーがすり抜けることにより画像に
黒い横スジが発生したものは×で示した。)。
【0051】〔耐久性の評価〕また、クリーニングブレ
ードを、レーザービームプリンター(レーザージェット
III Si、ヒューレットパッカー社製)に組み込み
常温常湿環境下で同様に耐久試験を行った。このとき耐
久枚数が5千枚あるか否かを確認した(耐久性のある場
合は○、無い場合、即ち、ブレードが欠けて画像上に黒
スジが発生した場合は×で示す。)。
【0052】耐クリープ性、耐久性及び、低温環境下ク
リーニング性のすべてが良好のものを総合的に良好と判
定した(総合的に良好な場合は○、良好でないものが一
つでもある場合は×で表示する。)。
【0053】実施例2〜23、比較例1〜58 表に示す条件に変えた以外は実施例1と同様にウレタン
エラストマーを得、実施例1と同様に評価した。結果を
表に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、トリメチロールプ
ロパン濃度が0.1ミリモル/g以上、ウレタン基濃度
が2.2ミリモル/g以上、かつ動的粘弾性特性のta
nδのピーク値が12℃以下のウレタンエラストマーを
用いることにより、耐久性がよく長期休止後でもクリー
ニング能力の低下がないクリーニングブレードを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウレタンエラストマー片を圧接板に接触させた
状態の概略図である。
【図2】ウレタンエラストマー片を圧接板に圧接させた
状態の概略図である。
【図3】加速試験後にウレタンエラストマーを圧接板に
接触させた状態の概略図である。
【図4】一般的な転写式電子写真装置の概略構成図であ
る。
【図5】電子写真装置をプリンターとして使用したファ
クシミリのブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/10,18/32,18/66 G03G 21/10,21/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタンエラストマーで形成されたクリ
    ーニングブレードにおいて、 該ウレタンエラストマーが、アジピン酸とエチレングリ
    コール及びブチレングリコールから選ばれる少なくとも
    1つのグリコールから得られるポリエステルジオールに
    4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートとトリメ
    チロールプロパン及び1,4−ブタンジオールを含有す
    る硬化剤組成物とを反応させて得られたものであり、 1)トリメチロールプロパン濃度が0.10ミリモル/
    g以上、 2)ウレタン基濃度が2.2ミリモル/g以上、かつ 3)動的粘弾性特性のtanδのピーク値が12℃以下
    であることを特徴とするクリーニングブレード。
  2. 【請求項2】 トリメチロールプロパン濃度が0.11
    ミリモル/g〜0.22ミリモル/gである請求項1の
    クリーニングブレード。
  3. 【請求項3】 ウレタン基濃度が2.22ミリモル/g
    〜2.52ミリモル/gである請求項1のクリーニング
    ブレード。
  4. 【請求項4】 動的粘弾特性のtanδのピーク値が
    0.5℃〜11.6℃である請求項1のクリーニングブ
    レード。
  5. 【請求項5】 トリメチロールプロパン濃度が0.11
    ミリモル/g以上、ウレタン基濃度が2.22ミリモル
    /g以上及び動的粘弾特性のtanδのピーク値が1
    1.6℃以下である請求項1のクリーニングブレード。
  6. 【請求項6】 クリーニングブレードが電子写真用クリ
    ーニングブレードである請求項1から5のいずれかに記
    載のクリーニングブレード。
  7. 【請求項7】 少なくともウレタンエラストマーで形成
    されたクリーニングブレードを感光体とともに一体的に
    カートリッジ化し、画像形成装置本体に対して脱着可能
    としたプロセスカートリッジにおいて、 該クリーニングブレードが、請求項1から5のいずれか
    に記載のクリーニングブレードであることを特徴とする
    プロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 感光体、潜像形成手段、形成した潜像を
    現像する手段、現像した像を転写材に転写する手段及び
    ウレタンエラストマーで形成されたクリーニングブレー
    ドを有する電子写真装置において、 該クリーニングブレードが、請求項1から5のいずれか
    に記載のクリーニングブレードであることを特徴とする
    電子写真装置。
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