JP3066421B2 - 基礎杭等撤去機械装置 - Google Patents
基礎杭等撤去機械装置Info
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- JP3066421B2 JP3066421B2 JP5020541A JP2054193A JP3066421B2 JP 3066421 B2 JP3066421 B2 JP 3066421B2 JP 5020541 A JP5020541 A JP 5020541A JP 2054193 A JP2054193 A JP 2054193A JP 3066421 B2 JP3066421 B2 JP 3066421B2
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- pile
- casing
- gripper
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Description
抜くための基礎杭等撤去機械装置に関する。
た古い松杭を撤去する場合において、図7に示す如き杭
除去装置が使用されていた。この装置は、円筒状のケー
シング1に振動機2を備えるとともに、該ケーシング1
の先端周縁にジェットノズル3,3……を備えており、
これをクレーンで吊り、ジェットノズル3,3……から
高圧水を噴射させるとともに、振動機2によりケーシン
グ1を振動させつつ松杭Aの外側に貫入させ、これによ
って松杭Aと周囲の地盤4とを縁切りするものである。
を使用した松杭の引抜きに際し、特に松杭が継ぎ杭、即
ち、複数本の杭を金具をもって継ぎ足した杭である場合
に、下部の杭が土中に残ってしまうという問題があっ
た。
により上部の杭を引き抜いた時連結が外れて下部が残留
する。 継ぎ目部分で上下の杭が曲がっており、ケーシングを
貫入させた時、杭の折れ曲り部に接触してそれ以上のケ
ーシング貫入ができず、下部の杭が充分に地盤と縁切り
されず、その状態のまま無理に上部を引き抜いた場合に
継ぎ目が切断される。
み、特に継ぎ目にて折れ曲っている松杭であっても、全
長に亘って完全に周囲地盤との縁切りができる基礎杭等
撤去機械装置の提供を目的としたものである。
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
筒状のケーシングの下端部にジェット水噴射ノズルを備
え、既存杭を中心にしてケーシングを土中に進行させる
ことにより、前記既存杭を周囲地盤から縁切させるよう
にしてなる基礎杭等撤去機械装置において、前記ケーシ
ングを上部ケーシングと下部ケーシングをもって構成
し、該上下部ケーシング間を油圧シリンダーを介して伸
縮自在で、かつ互いに折れ曲り自在に連結するととも
に、上下部の各ケーシング内にはその中心部分に挿入さ
れる杭を把持するグリッパーをそれぞれ備えたことにあ
る。
両ケーシングを互いに延長方向に真直ぐに向けた状態で
既存杭の上端をその中心部に入れ、ジェット水噴射ノズ
ルから高圧水を噴射させつつ下部ケーシングから地中へ
貫入させる。そして上部ケーシング内に杭が挿入された
ら上部ケーシング内のグリッパーにより杭を把持し、こ
れに反力を取って、下部ケーシングを油圧シリンダーに
より押し出しつつ貫入させる。下部ケーシングを一定長
さ貫入させた後、その内部のグリッパーにて杭を把持
し、上部ケーシング内のグリッパーによる把持を解いて
油圧シリンダーを縮め上部ケーシングを引き入れる。こ
の動作を繰返して装置全体を順次貫入させる。そして折
れ曲って打ち込まれている継ぎ目位置では、その折れ曲
りに合わせて上下部ケーシング間が折れ曲り、杭の曲り
に順応して装置が貫入される。
とにより杭を周囲地盤から縁切りさせた後、杭をクレー
ンにて引き抜く。
上部の杭しか引き抜けない場合には、上下部のケーシン
グ内のグリッパーにて杭を把持した状態で装置をクレー
ンにて引き上げることにより下部の杭を除去する。
て説明する。
り、12は下部ケーシングである。両ケーシング11,
12はいずれも円筒状の鋼管からなっている。上部ケー
シング11の下端縁には、フランジ状に支圧プレート1
3が固着されており、その支圧プレート13に多数の油
圧シリンダー14,14……の本体側が回動自在に連結
されている。
ッド14a,14a……の先端はユニバーサルジョイン
ト15を介して下部ケーシング12に連結されている。
ユニバーサルジョイント15は、下部ケーシング12の
上縁に固定され、外周に球面状凸部16aを有する内輪
16と、前記球面状凸部16aの外側に嵌め合わされた
球面状凹部17aを内面に有する外輪17とからなって
おり、その外輪17の上縁に各油圧シリンダー14,1
4……の伸縮ロッド14a,14a……の先端が回動自
在に連結されている。
シング11,12の下縁外周にはそれぞれ、その周面に
沿って一定間隔毎に上下部のジェット水噴射ノズル1
8,18……及び19,19……が下向きに固定され、
それぞれに高圧水供給パイプが連結されている。なお上
部ジェット水噴射ノズル18は、ケーシング下縁に固定
された支圧プレート13の外周縁部に固定されている。
面には中心部に挿入される杭Aを把持するためのエアグ
リッパー20,21が固定されている。この両エアグリ
ッパー20,21はいずれもゴムチューブ状をなしてお
り、空気を注入することによって膨脹して中心部に挿入
されている杭Aの外周面を縮め付けるように構成されて
いる。
は、図4に示すように全体をクレーンで吊り、杭Aを中
心にして吊り下し、まず下部ジェット水噴射ノズル1
9,19……から高圧水を噴射させて地盤を掘削しつつ
降下させる。そして上部ケーシング11に杭Aが挿通さ
れる位置まで貫入させた後、図5に示すように上部ケー
シング11内のエアグリッパー20を膨脹させて杭Aを
把持させ、これに反力を受け持たせて下部ケーシング1
2を油圧シリンダー14,14……によって押し出し貫
入させる。そして油圧シリンダー14の1ストローク分
押し出した後、下部ケーシング12内のエアグリッパー
21を膨脹させて杭Aを把持させる。この状態で上部ケ
ーシング11内のエアグリッパー20を縮めて把持を解
き、上部ジェット水噴射ノズル18から高圧水を噴射さ
せつつ油圧シリンダー14,14……を縮めて上部ケー
シング11を引き降す。このようにして上下のエアグリ
ッパー20,21を交互に作用させて互いに反力を持た
せつつ油圧シリンダー14,14……を伸縮させて両ケ
ーシング11,12を交互に貫入させる。 そして折れ
曲がっている上下部杭A,Bの継ぎ目に達すると、図2
に示すように下部ケーシング12の中心から下部杭Bの
位置がずれるが、エアグリッパー21の内面が下部杭B
に接して降下されることにより水平方向の力が下部ケー
シング12に作用し、ユニバーサルジョイント15の位
置で下部ケーシング12が折れ曲り、上下部杭A,Bの
折れ曲りに順応して進行し、最終的に図6に示すように
下部杭Bの下端まで貫入させる。
盤と縁切りし、上部杭Aの上端をクレーンにて引き抜
く。このとき上下部杭A,Bの連結が離れた場合は両ケ
ーシング11,12のエアグリッパー20,21にて下
部杭Bを把持させ、上部ケーシング11をクレーンにて
引き上げることにより下部杭Bが引き抜かれる。
機械装置においては、杭の周囲を囲むようにして地盤中
に貫入させる筒状のケーシングを上下部二つのケーシン
グをもって構成させ、その両者間を折り曲り自在にし、
かつ一方に反力を取って他方側を交互に進行させるよう
にしたことにより、杭の継ぎ目が折れ曲っている場合で
もこれに順応して下部杭の下端まで貫入させることがで
きることとなり、このため、上下杭の連結が腐食によっ
て弱くなっていても杭全体を容易に引き取ることができ
ることとなったものである。また上下部杭が完全に離れ
ており、上部杭の引き抜きによっては下部が引き抜かれ
ない場合にも装置の引き上げとともに下部杭の引き抜き
ができることとなったものである。
断面図である。
断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 筒状のケーシングの下端部にジェット水
噴射ノズルを備え、既存杭を中心にしてケーシングを土
中に進行させることにより、前記既存杭を周囲地盤から
縁切させるようにしてなる基礎杭等撤去機械装置におい
て、前記ケーシングを上部ケーシングと下部ケーシング
をもって構成し、該上下部ケーシング間を油圧シリンダ
ーを介して伸縮自在で、かつ互いに折れ曲り自在に連結
するとともに、上下部の各ケーシング内にはその中心部
分に挿入される杭を把持するグリッパーをそれぞれ備え
たことを特徴としてなる基礎杭等撤去機械装置。 - 【請求項2】 グリッパーとしてケーシング内面に空気
の注入により内側に向けて膨脹するチューブ状のエアグ
リッパーを使用してなる請求項1に記載の基礎杭等撤去
機械装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5020541A JP3066421B2 (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 基礎杭等撤去機械装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5020541A JP3066421B2 (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 基礎杭等撤去機械装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06212636A JPH06212636A (ja) | 1994-08-02 |
JP3066421B2 true JP3066421B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=12030020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5020541A Expired - Lifetime JP3066421B2 (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | 基礎杭等撤去機械装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066421B2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-13 JP JP5020541A patent/JP3066421B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06212636A (ja) | 1994-08-02 |
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