JP3066341B2 - Atmスイッチ - Google Patents

Atmスイッチ

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JP3066341B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Asynchronou
s Transfer Mode:非同期転送モード) 通信に利用する。
本発明はATMスイッチの内部リンクを省線化する技術
に関する。本発明は光デバイスをATMスイッチを構成
するために応用する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図7および図8を参照して説明
する。図7は従来のATMスイッチにおける4×4基本
スイッチの構成を示す図である。図7は基本スイッチの
構成のうち、入力バッファ型基本スイッチを説明するも
のである(参考文献:ポイント図解式標準ATM教科
書、アスキー出版局(ISBN4-7561-0250-6) )。
【0003】図7を参照して従来の基本スイッチの動作
を説明する。図7において、符号1はATMセルを所望
の出力に転送するクロスポイントである。符号2−1〜
2−4は到来したセルを一時蓄積する入力バッファであ
る。符号2はセルの競合制御を行うコントローラであ
る。符号3−1〜3−4は出力ハイウェイである。
【0004】入力バッファ2−1〜2−4から同一の出
力ハイウェイ3−1〜3−4に転送することがないよう
に、各入力バッファ2−1〜2−4間は通信を行い、コ
ントローラ2により送出の許可を得る。また、クロスポ
イント1は、アドレスフィルタAFを備え、ヘッダ内の
情報を元に、該当する出力ハイウェイ3−1〜3−4に
セルを転送する。
【0005】図8は従来のATMスイッチの構成を示す
図である。図7で示した4×4の基本スイッチを複数用
い、図8に示すように、ATMスイッチを構成する。図
8において、符号4−11〜24は基本スイッチ、符号
5−11〜13は基本スイッチ相互間をつなぐリンクで
ある。このように、4×4の基本スイッチを用いて、1
6×16のATMスイッチを構成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した基本スイ
ッチを複数用いて、図8に示すようなATMスイッチを
構成する場合には、リンクは4×4の16本必要とな
り、また、配線自身がお互いに絡み合い複雑となる。
【0007】実際の大規模なATMスイッチは、基本ス
イッチの数が数十個あるいは数百個になるため、そのリ
ンク数は膨大なものになってしまう。
【0008】リンクは、光ファイバを用いて構成される
が、配線を接続する工程に手間がかかり、さらに、誤配
線などを回避するためのチェック工程がこれに加わるこ
とから、装置コストの上昇および工期の長時間化を招
く。また、基本スイッチの増減を行う度に全ての基本ス
イッチに対して再び配線の変更を行う必要があり、基本
スイッチの増減の自由度が低い。
【0009】また、図9はトラヒックの輻輳状態を示す
図であるが、図9に示すように、トラヒックが4−11
から4−21、4−12から4−22など偏った場合
に、事例では5−11および5−22のリンクが輻輳
し、スイッチのスループットが著しく劣化することが知
られている。
【0010】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、複雑なリンク接続を解消することができ、か
つ、トラヒックの偏りを解消することができるATMス
イッチを提供することを目的とする。本発明は、大規模
であってもハードウェア量の少ないATMスイッチを提
供することを目的とする。本発明は、入出力回線数の増
減に柔軟に対応することができるATMスイッチを提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、基本スイッチ
間を波長多重リンクで接続し、各多重リンクの信号を波
長毎に分配するバレルシフタにより接続すること、出力
回線から出力されたセルを再び入力回線に入力すること
により、再ルーティングを行い、輻輳発生時に輻輳箇所
を回避させること、および、入力回線に到来したセルあ
るいは出力回線に出力されたセルが複数の宛先に同報さ
れるセルである場合には、このセルを複写して複数宛先
に対して分配することを最も主要な特徴としている。
【0012】従来の技術とは、波長多重によりリンクの
数を削減している点、波長毎に出力側の基本スイッチを
選択している点、一つの出力側基本スイッチで見ると各
入力側基本スイッチ毎に波長が異なるリンクで接続され
ている点、およびトラヒックの偏りが発生した場合に再
ルーティングを使える点、同報セルについては複写分配
を行う点が異なる。
【0013】すなわち、本発明はATMスイッチであっ
て、複数の入力回線を収容しこの入力回線から到来する
セルをN個の線路にそれぞれ振り分ける基本スイッチ
と、この基本スイッチから出力されるN個のセルをそれ
ぞれ異なるN個の波長(λ0 〜λN-1 )の光信号に変換
する電気光変換器と、このN個の波長の光信号を一つの
波長多重光信号に合波する合波器とを備えた入力スイッ
チブロックを複数備え、前記一つの波長多重光信号をそ
れぞれ異なるN個の波長(λ0 〜λN-1 )の光信号に分
波する分波器と、このN個の波長(λ0 〜λN-1 )の光
信号をそれぞれN個のセルに変換する光電気変換器と、
このN個のセルを複数の出力回線にそれぞれ振り分ける
基本スイッチとを備えた出力スイッチブロックを複数備
えたATMスイッチである。
【0014】ここで、本発明の特徴とするところは、複
数の前記合波器の出力リンクと、複数の前記分波器の入
力リンクとの間にn番目(0≦n≦N−1)の入力の波
長λp (0≦p≦N−1)の光信号を((n+p)mo
d N)番目の出力に振り分けるバレルシフタを備え、
前記出力スイッチブロックから出力されたセルを前記入
力スイッチブロックに折り返し入力する手段を備えたと
ころにある。
【0015】これにより、複数の入力回線から到来する
セルを波長毎に定まる出力回線に振り分けることができ
る。このとき、バレルシフタを用いることによって、A
TMスイッチの内部リンクを簡単に構成することができ
る。
【0016】前記折り返し入力する手段は、前記出力ス
イッチブロックから出力されたセルのヘッダを再ルーテ
ィングのために変換する手段を含むことが望ましい。
【0017】このように、一度、出力されたセルを再び
入力回線側に折り返してルーティングすることにより、
輻輳が発生した箇所を迂回してルーティングを行うこと
ができる。
【0018】また、前記入力スイッチブロックおよび前
記出力スイッチブロックを同数備える構成とすることも
できるが、バレルシフタを用いることによって、その数
は任意に設定することができるため、設計の自由度が高
いATMスイッチを実現することができる。
【0019】前記入力スイッチブロックに入力されたセ
ルあるいは前記出力スイッチブロックから出力されたセ
ルを所望の複数宛先に対し複写して分配する手段を備え
る構成とすることもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】
【0021】
【実施例】本発明実施例の構成を図1〜図4を参照して
説明する。図1は本発明実施例の全体構成図である。
【0022】本発明はATMスイッチであって、入力回
線6−311〜6−318、…、6−381〜6−38
8を収容しこの入力回線6−311〜6−318、…、
6−381〜6−388から到来するセルを8個の線路
にそれぞれ振り分ける基本スイッチ4−11〜4−18
と、この基本スイッチ4−11〜4−18から出力され
る8個のセルをそれぞれ異なる8個の波長の光信号に変
換する電気光変換器EO0A〜EO7A、…、EO0H〜EO
7Hと、この8個の波長の光信号を一つの波長多重光信号
に合波する合波器7−1〜7−8とを備えた入力スイッ
チブロックIN1〜IN8を備え、前記一つの波長多重
光信号をそれぞれ異なる8個の波長の光信号に分波する
分波器8−1〜8−8と、この8個の波長の光信号をそ
れぞれ8個のセルに変換する光電気変換器OEOA〜OE
1H、…、OE7A〜OEOHと、この8個のセルを複数の出
力回線6−411〜6−418、…、6−481〜6−
488にそれぞれ振り分ける基本スイッチ4−21〜4
−28とを備えた出力スイッチブロックOUT1〜OU
T8を備えたATMスイッチである。
【0023】ここで、本発明の特徴とするところは、合
波器7−1〜7−8の出力リンク5−11〜5−18
と、分波器8−1〜8−8の入力リンク5−21〜5−
28との間にn番目(0≦n≦7)の入力の波長λ
p (0≦p≦7)の光信号を((n+p)mod8)番
目の出力に振り分けるバレルシフタ6を備え、出力スイ
ッチブロックOUT1〜OUT8から出力されたセルを
入力スイッチブロックIN1〜IN8に折り返し入力す
る手段としての回線対応部LU18〜LU88を備えた
ところにある。
【0024】回線対応部LU18〜LU88は、出力ス
イッチブロックOUT1〜OUT8から出力されたセル
のヘッダを再ルーティングのために変換する手段として
のヘッダ変換部1003を含む。
【0025】また、回線対応部LU18〜LU88に
は、入力スイッチブロックIN1〜IN8に入力された
セルあるいは出力スイッチブロックOUT1〜OUT8
から出力されたセルを所望の複数宛先に対し複写して分
配する手段としての優先制御回路1012およびヘッダ
変換部1002を備える。
【0026】次に、本発明実施例の動作を説明する。図
2は入力スイッチブロックのブロック構成図である。図
3は出力スイッチブロックのブロック構成図である。入
力スイッチブロックIN1は、図2に示すように8個の
線路にそれぞれ振り分ける8×8の基本スイッチ4−1
1と、この基本スイッチ4−11から出力される8個の
セルをそれぞれ異なる8つの波長λ0A〜λ7Aの光信号に
変換する電気光変換器EO0A〜EO7Aと、この8つの波
長λ0A〜λ7Aの光信号を1本の波長多重光信号に合波す
る合波器7−1とを備えて構成され、波長多重光信号は
波長多重リンク5−11に出力される。入力スイッチブ
ロックIN2〜IN8もIN1と同様の構成である。
【0027】また、図3に示すように、出力スイッチブ
ロックOUT1は、1本の波長多重リンク5−21から
入力される波長多重光信号をそれぞれ異なる8つの波長
λ0A、λ7B〜λ1Hの光信号に分波する分波器8−1と、
この8つの波長λ0A〜λ1Hの光信号をそれぞれ8個のセ
ルに変換する光電気変換器OE0A〜OE1Hと、この8個
のセルをスイッチ出力情報線6−211〜6−228に
振り分ける8×8基本スイッチ4−21とを備えて構成
されており、出力スイッチブロックOUT2〜OUT8
も出力スイッチブロックOUT1と同様の構成である。
【0028】出力スイッチブロックOUT1〜OUT8
の出力(スイッチ出力回線6−211〜6−288)は
回線対応部LU18〜LU88を経由して、出力回線6
−411〜6−488に出力される。
【0029】図4は回線対応部LU11のブロック構成
図であるが、6−311は入力回線、1001はルーテ
ィング情報を書き換えるヘッダ変換回路、複数のキュー
1021、1031とアービタ1041により構成され
る優先制御回路1011を経由してスイッチ入力回線6
−111に接続されている。
【0030】また、スイッチ出力回線6−211から入
力される情報は、優先制御回路1013を経由して出力
回線6−411に出力されるほか、ヘッダ変換回路10
03によって、ルーティングヘッダを書き換えて再度ス
イッチ入力回線6−111に入力することもできる。
【0031】優先制御回路1011および1013は、
それぞれキュー1021、1031および1023、1
033を備え、アービタ1041および1043は、こ
れらキュー1021、1031および1023、103
3の先頭位置に格納されているセルのうち、より優先順
位の高い方のセルを優先的に読出す。セルの優先順位情
報は、そのセルのヘッダに書込まれており、アービタ1
041および1043は、この優先順位情報を抽出する
ことにより優先的に読出すセルを決定する。
【0032】図4において、優先制御回路1012とヘ
ッダ変換器1002はオプションであって、入力回線6
−311、およびスイッチ出力回線6−211から入力
されたセルをスイッチ入力回線6−111と出力回線6
−411の双方向に任意の数の仮想チャネルに対応させ
て情報を分配して出力する(双方向分配接続)ことがで
きる。
【0033】このように、回線対応部LU18〜LU8
8に双方向分配接続手段を配備することによって、分配
接続に関する需要変動に柔軟に対応した1対多接続可能
なATMスイッチを提供することができる(特開平9−
83519号公報参照)。
【0034】本発明の第一の特徴は、図1からわかるよ
うに、8本の波長多重リンク5−11〜5−18と、8
本の波長多重リンク5−21〜5−28との間にn番目
の入力の波長λp の光信号を((n+p)mod8)番
目の出力に振り分けるバレルシフタ6を備えたところに
ある。ただし、0≦n、p≦7である。
【0035】第二の特徴は、基本スイッチと各入出力回
線の間に位置するATMスイッチの回線対応部LU18
〜LU88に折り返し接続手段としてのヘッダ変換部1
003、または、双方向への分配接続手段としての優先
制御回路1012およびヘッダ変換部1002を配備し
ていることである。
【0036】そのため、ある入力回線6−311〜6−
388からある出力回線6−411〜6−488へトラ
ヒックを転送するのに、複数のルートが存在し、トラヒ
ックの偏りに対して対応できる構成となっている。
【0037】バレルシフタ6を図6を参照して説明す
る。図6はバレルシフタ6の光信号の分配状況を示す図
である。図6に示すように、2本の入力回線#0および
#1と、4本の出力回線#0〜#3があるとして説明す
る。
【0038】入力回線#0および#1には波長λ0 〜λ
3 の光信号が伝送される。入力回線#0の波長λ0 、λ
1 、λ2 、λ3 の光信号は、それぞれ出力回線#0、#
1、#2、#3をその出力線路と設定されている。ま
た、入力回線#1の波長λ0 、λ1 、λ2 、λ3 の光信
号は、それぞれ出力回線#0、#1、#2、#3をその
出力線路と設定されている。
【0039】したがって、例えば、入力回線#0を伝送
される光信号のうちで、出力回線#1を出力線路とする
波長はλ1 である。また、入力回線#1を伝送される光
信号のうちで、出力回線#1を出力線路とする波長はλ
0 である。よって、図2に示す基本スイッチ4−11に
おいて、例えば、出力スイッチブロックOUT1をその
出力線路とするセルがある場合には、そのセルを波長λ
0Aの光信号に変換する電気光変換器EO0Aに入力すれば
よい。電気光変換器EO0Aに入力されたセルは波長λ0A
の光信号となってリンク5−11を介してバレルシフタ
6に入力され、リンク5−21に出力されて出力スイッ
チブロックOUT1に到達する。入出力数が8の場合の
バレルシフタの入出力ポートの波長の関係は表1に示す
通りである。
【0040】
【表1】 なお、バレルシフタは既知の技術であり、その詳細な説
明は本発明と直接関係がないので省略する(参考文献:
電子情報通信学会、研究会報告、PST-91-48 、PP41-46
、高橋浩他、「アレー導波路回折格子を用いた光合分
波器」)。
【0041】次に、本発明実施例の動作を説明する。回
線対応部LU11〜LU88を経由して入力スイッチブ
ロックIN1〜IN8に入力されたセルは、入力側の8
×8基本スイッチ4−11〜4−18によりスイッチン
グされる。基本スイッチ4−11〜4−18においてス
イッチングされた出力線路にしたがって、行く先となる
出力スイッチブロックOUT1〜OUT8が決定され
る。
【0042】例えば、入力スイッチブロックIN1に入
力されたセルの中で、出力スイッチブロックOUT1を
その出力線路とするセルがある場合には、そのセルを波
長λ0Aの光信号に変換する電気光変換器EO0Aに入力す
ればよい。
【0043】電気光変換器EO0Aに入力されたセルは、
波長λ0Aの光信号となってリンク5−11を介してバレ
ルシフタ6に入力され、リンク5−21に出力されて出
力スイッチブロックOUT1に到達する。
【0044】入力スイッチブロックIN1について、さ
らにその動作を説明する。基本スイッチ4−11から出
力されたセルは、電気光変換器EO0A〜EO7Aによりそ
れぞれ波長λ0A〜λ7Aの光信号に変換される。この光信
号は、合波器7−1により1本のシリアル信号として合
波され、リンク5−11に出力される。
【0045】バレルシフタ6では、波長λ0A〜λ7A毎に
出力リンク5−21〜5−28に選択分配される。一
方、一つの出力リンク、例えば5−21に着目すると各
入力スイッチブロックIN1〜IN8から光信号が波長
多重されて転送される。
【0046】分波器8−1では、各入力スイッチブロッ
クIN1〜IN8から波長多重された光信号を分波し、
光電気変換器OE0A〜OE1Hにより電気信号のセルに変
換し、基本スイッチ4−21により所望のスイッチ出力
情報線6−211〜6−218に出力する。
【0047】例えば、基本スイッチ4−11の入力回線
#2から基本スイッチ4−21の出力回線#4への接続
であれば、基本スイッチ4−11により上段のλ0Aを選
択し、バレルシフタ6により出力スイッチブロックOU
T1に転送され、分波器8−1により基本スイッチ4−
21に分波され、基本スイッチ4−21により、出力回
線#4に接続される。
【0048】このように、複数の入力回線から到来する
セルを、波長毎に定まる出力回線に振り分けることがで
きる。このとき、バレルシフタ6を用いることによっ
て、ATMスイッチの内部リンクを簡単に構成すること
ができる。
【0049】トラヒックの偏りが生じた場合の動作を図
5を用いて説明する。図5はトラヒックの偏りが生じた
例を示す図である。入力スイッチブロックIN1のトラ
ヒックが出力スイッチブロックOUT1に集中している
場合の例が示されている。IN1からOUT1にセルを
転送するにはλ0 を選択することにより、バレルシフタ
により自動的に転送することが可能である。しかし、入
力ポートを1Gb/s内部リンク、つまりλ0 で転送で
きるスループットを1Gb/sとすると、1Gb/s以
上のトラヒックがIN1からOUT1に偏る可能性があ
る。この場合には、1Gb/sのみが伝送でき、残りの
情報は呼損として扱われることになる。図5の例では、
OUT1に転送するトラヒックの一部にλ1 を選択さ
せ、OUT8の出力スイッチブロックに転送し、さらに
LU88の折り返し接続機能により、IN8にフィード
バックさせ、IN8から、入力を選択することにより、
OUT1に転送している。
【0050】本方式を拡張すれば、IN1からOUT1
には、1+56通りのルートが確保されることになる。
これにより、ATMスイッチ内に輻輳が発生した場合に
は、その輻輳発生箇所を回避したルーティングを行うこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複雑なリンク接続を解消することができる。これによ
り、大規模であってもハードウェア量が少なく、トラヒ
ックの偏りを解消することができるATMスイッチを実
現することができ、かつ、入出力回線数の増減に柔軟に
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図。
【図2】入力スイッチブロックのブロック構成図。
【図3】出力スイッチブロックのブロック構成図。
【図4】回線対応部のブロック構成図。
【図5】トラヒックの偏りが生じた例を示す図。
【図6】バレルシフタの光信号の分配状況を示す図。
【図7】従来のATMスイッチにおける4×4基本スイ
ッチの構成を示す図。
【図8】従来のATMスイッチの構成を示す図。
【図9】トラヒックの輻輳状態を示す図。
【符号の説明】
1 クロスポイント 2 コントローラ 2−1〜2−4 入力バッファ 3−1〜3−4 出力ハイウェイ 4−11〜4−18、4−21〜4−28 基本スイッ
チ 5−11〜5−18、5−21〜5−28 リンク 6 バレルシフタ 6−111〜6−181 スイッチ入力回線 6−211〜6−281 スイッチ出力回線 6−311〜6−388 入力回線 6−411〜6−488 出力回線 7−1〜7−8 合波器 8−1〜8−8 分波器 1001〜1003 ヘッダ変換器 1011〜1013 優先制御回路 1021〜1023、1031〜1033 キュー 1041〜1043 アービタ AF アドレスフィルタ EO0A〜EO7A、…、EO0H〜EO7H 光電気変換器 IN1〜IN8 入力スイッチブロック LU11〜LU88 回線対応部 OEOA〜OE1H、…、OE7A〜OEOH 電気光変換器 OUT1〜OUT8 出力スイッチブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−154986(JP,A) 特開 平9−83519(JP,A) 特開 平8−242208(JP,A) 松永亨,「アレー導波路回折格子型フ ィルタを用いたハイパキューブ型光AT Mスイッチの提案」,1995年電子情報通 信学会総合大会,B−580,95年3月 笹山浩二,葉原敬士,行松健一,「周 波数ルーチング型時分割ハイウェイスイ ッチを用いた光ATMスイッチ」,1993 年電子情報通信学会秋季大会,B−383, 93年8月 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 12/28 H01L 12/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力回線を収容しこの入力回線か
    ら到来するセルをN個の線路にそれぞれ振り分ける基本
    スイッチと、この基本スイッチから出力されるN個のセ
    ルをそれぞれ異なるN個の波長(λ0 〜λN-1 )の光信
    号に変換する電気光変換器と、このN個の波長の光信号
    を一つの波長多重光信号に合波する合波器とを備えた入
    力スイッチブロックを複数備え、 前記一つの波長多重光信号をそれぞれ異なるN個の波長
    (λ0 〜λN-1 )の光信号に分波する分波器と、このN
    個の波長(λ0 〜λN-1 )の光信号をそれぞれN個のセ
    ルに変換する光電気変換器と、このN個のセルを複数の
    出力回線にそれぞれ振り分ける基本スイッチとを備えた
    出力スイッチブロックを複数備えたATMスイッチであ
    って、 複数の前記合波器の出力リンクと、複数の前記分波器の
    入力リンクとの間にn番目(0≦n≦N−1)の入力の
    波長λp (0≦p≦N−1)の光信号を((n+p)m
    od N)番目の出力に振り分けるバレルシフタを備
    え、 前記出力スイッチブロックから出力されたセルを前記出
    力回線に出力するとともに前記入力スイッチブロックに
    折り返し入力する手段を備えたことを特徴とするATM
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記折り返し入力する手段は、前記出力
    スイッチブロックから出力されたセルのヘッダを再ルー
    ティングのために変換する手段を含む請求項1記載のA
    TMスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記入力スイッチブロックに入力された
    セルを所望の複数宛先に対し複写して分配する手段を備
    えた請求項1記載のATMスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記出力スイッチブロックから出力され
    たセルを所望の複数宛先に対し複写して分配する手段を
    備えた請求項1または3記載のATMスイッチ。
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松永亨,「アレー導波路回折格子型フィルタを用いたハイパキューブ型光ATMスイッチの提案」,1995年電子情報通信学会総合大会,B−580,95年3月
笹山浩二,葉原敬士,行松健一,「周波数ルーチング型時分割ハイウェイスイッチを用いた光ATMスイッチ」,1993年電子情報通信学会秋季大会,B−383,93年8月

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