JP2002027513A - 光ノード装置 - Google Patents

光ノード装置

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JP2002027513A
JP2002027513A JP2000207819A JP2000207819A JP2002027513A JP 2002027513 A JP2002027513 A JP 2002027513A JP 2000207819 A JP2000207819 A JP 2000207819A JP 2000207819 A JP2000207819 A JP 2000207819A JP 2002027513 A JP2002027513 A JP 2002027513A
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Hideaki Okayama
秀彰 岡山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力と出力を分離していない機器との接続の
簡略化,信頼性の向上,コストの低減に寄与する。 【解決手段】 入出力ポート1a〜1eを介して入射し
た信号光は、各々の波長毎に合分波器20a〜20e,
光スイッチアレイ22a〜22e,光配線回路24a〜
24e,光ファイバ網26を介して各々設定された接続
先の光配線回路24a〜24eに供給され、各々光スイ
ッチアレイ22a〜22e,合分波器20a〜20eを
介して所定の入出力ポート1a〜1eから出射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信網において
伝送経路の切り替え等に用いられる光ノード装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを伝送路として用いた光通信
網では、単位伝送路当たりの情報伝送量を増大させるた
めに、波長分割多重による複数のチャネルでの伝送が行
われるようになっている。
【0003】このような光通信網では、通信経路を設定
するために、入力ポートを介して供給される光信号を出
力する出力ポートを選択する光ノード装置が用いられる
が、このような波長分割多重による伝送では、各々のチ
ャネルすなわち信号光の波長毎に伝送経路が異なること
が一般的であるため、光ノード装置における出力ポート
の選択は各々の波長毎に行い得るように構成する必要が
ある。
【0004】このため、光ノード装置では、例えば“Be
ll Labs Technical Journal, January-March 1999, p.2
20”等において示されているように、まず、入力ポート
から入力された光信号を分波器によって波長毎に分離
し、分離した各々の波長の信号光毎に光スイッチ等によ
って出力先を選択した後、各波長の信号光を合波器によ
って再び多重化し、出力ポートから出力するようになっ
ている。
【0005】あるいは、1つの素子で波長毎の経路の選
択が可能な光方路選択素子を用い、波長分割多重された
信号光を分離せずに各々の波長成分を出力する出力ポー
トを選択するものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、光通信網を構成
するために用いる機器では、上述のように光信号を入力
する入力ポートと、光信号を出力する出力ポートを分離
しているものが一般的であったが、最近では入力ポート
と出力ポートを分離していない機器も普及しつつある。
【0007】従来の入力ポートと出力ポートを分離して
いる光ノード装置を、入力ポートと出力ポートを分離し
ていない機器と共に使用する場合には、いわゆるサーキ
ュレータ等の方向性結合器を用いて、入出力を分離して
いない機器の入出力ポートに接続された伝送路を入力と
出力に分離し、各々を光ノード装置の入力ポート,出力
ポートに接続する必要があり、接続が複雑となってしま
う問題があった。
【0008】また、光ノード装置の主要部を従来と同様
な構成としたまま、入力ポートと出力ポートを共用しよ
うとすると、入出力ポートの入力と出力を分離するため
の方向性結合器を装置内部に設ける必要があり、装置内
部の構成が複雑になってしまう問題があった。
【0009】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、入力と出力を分離していない機器との接続の
簡略化に寄与することができる光ノード装置を提供する
ことを目的とする。また、本発明は、内部の構成の簡略
化に寄与することができる光ノード装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ノード装
置は、波長分割多重された光信号を入出力する複数の入
出力ポートと、入出力ポート毎に設けられ、入出力ポー
トからの波長分割多重された信号光の分離及び入出力ポ
ートに対する波長毎に分離された信号光の多重化を行う
合分波器と、合分波器によって分離された信号光の波長
毎に設けられ,分離された信号光の供給先及び波長毎に
分離されて供給される信号光の供給元を選択するための
光スイッチを配列した光スイッチアレイと、光スイッチ
アレイの各スイッチの選択出力を、接続先の光スイッチ
アレイ毎に配列した接続部を有する光配線回路と、各光
配線回路間を接続するための伝送路網と、各光スイッチ
による供給先及び供給元の選択を制御することによって
分離された信号光の波長毎に伝送経路を設定する経路制
御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば波長の異なる信
号光を多重化して伝送する波長分割多重通信網において
伝送経路の切り替え等に用いられる光ノード装置に適用
することができる。
【0012】図1は、本発明の第1の実施形態に係る光
ノード装置を適用した交換システムの構成を示す図であ
る。この光ノード装置1は、光通信網において、各々波
長分割多重された光信号が伝送される伝送路2a,2
b,2c,2d,2e間を接続する伝送経路を設定する
ために用いられる。
【0013】光ノード装置1と伝送路2a〜2eは、各
々所定の入出力ポート1a〜1eを介して接続されてお
り、光ノード装置1が備える経路制御部1fによって伝
送路2a〜2e間の接続が、波長分割多重された各々の
波長毎に切り替えられる。
【0014】また、この光ノード装置1は、伝送路2e
を介して供給される波長分割多重された光信号を波長
(例えばλ1,λ2,λ3,λ4)毎に分離する合分波器3
と、各波長の光信号を伝送するための光伝送路4と、波
長変換,パケット交換等の処理によって出力先の選択
(ルーティング)を行うための交換機あるいはルータ
(以下、単にルータという。)5とを備えている。な
お、これらの合分波器3〜ルータ5は、ルーティングを
行う必要がない場合には、必ずしも設ける必要はない。
【0015】同図中に示すように、光ノード装置1は、
各入出力ポート1a〜1eからの波長分割多重された信
号光の分離及び後述の各光スイッチアレイ22a〜22
eからの波長毎に分離された各信号光の波長分割多重を
行う合分波器20a,20b,20c,20d,20e
と、分離された波長毎に信号光を伝送するための分離入
出力線路21a,21b,21c,21d,21eと、
各波長(λ1,λ2,λ 3,λ4)毎に接続先を選択するた
めの光スイッチアレイ22a,22b,22c,22
d,22eと、この光スイッチアレイ22a〜22e内
に設けられ、各々の波長(λ1,λ2,λ3,λ4)毎に接
続先を選択するための1×n(図1の場合では1×4)
光スイッチ23a,23b,23c,23dと、各光ス
イッチアレイ22a〜22e中の1×4光スイッチ23
a〜23dからの選択出力を接続先の光スイッチアレイ
22a〜22e毎にまとめた多芯コネクタ25a,25
b,25c,25dを有する光配線回路24a,24
b,24c,24d,24eと、各光配線回路24a〜
24e間を相互に接続する光ファイバ網26とを備えて
いる。
【0016】合分波器20a〜20e,分離入出力線路
21a〜21e,光スイッチアレイ22a〜22e,光
スイッチ23a〜23d等は、双方向の信号光の伝送を
行うことができるようになっている。
【0017】この光ファイバ網26は、図2に示すよう
に、各々4本の光ファイバを、例えばテープ状あるいは
マトリックス状に束ねた光ファイバ束26a,26b,
26c,26d,26e,26f、26g,26h,2
6i,26jによって構成されている。
【0018】各々の光配線回路24a〜24eの多芯コ
ネクタ25a〜25dは、各波長(λ1,λ2,λ3
λ4)の1×4光スイッチ23a〜23dの選択出力
を、接続先の光配線回路24a〜24e毎に配列させて
構成されている。
【0019】光配線回路24aの多芯コネクタ25a,
25b,25c,25dは、各々光ファイバ束26a,
26b,26c,26dを介して光配線回路24e,2
4d,24c,24bの多芯コネクタ25aに接続され
ており、光配線回路24bの多芯コネクタ25b,25
c,25dは、各々光ファイバ束26e,26f,26
gを介して光配線回路24e,24d,24cの多芯コ
ネクタ25bに接続されており、光配線回路24cの多
芯コネクタ25c,25dは、各々光ファイバ束26
h,26iを介して光配線回路24eの多芯コネクタ2
5d,光配線回路24dの多芯コネクタ25cに接続さ
れており、光配線回路24dの多芯コネクタ25dは、
光ファイバ束26jを介して光配線回路24eの多芯コ
ネクタ25cに接続されている。
【0020】また、この光ノード装置1は、その内部に
各々の光ファイバ束26a〜26jを固定するための構
造物(光配線ボード27a,27b,27c)を備えて
いる。なお、これらの光配線ボード27a〜27cは、
必ずしも必要でないが、コネクタ25a〜25dと光フ
ァイバ束26a〜26j間に加わる応力を低減させ、耐
久性,信頼性を向上させる観点からは設けることが望ま
しい。
【0021】これらの光配線ボード27a〜27cは、
例えば光ファイバ束を特定のパターンで基板に作り込む
形で作られる。従って、上述の図2に示すように、光配
線ボード27a〜27c上の配線(光ファイバ束26a
〜26j)が交差しないように構成した方が、光ファイ
バ束が立体的に交差する構造とならないため、製造が容
易である。
【0022】各々の多芯コネクタ25a(25b〜25
d)は、図3に示すように、図3の上から順に、波長λ
1,λ2,λ3,λ4の信号光の接続先を選択するための1
×4光スイッチ23a〜23dの選択出力を伝送するた
めのコネクタ25a1,25a2,25a3,25a4(2
5b1,25b2,25b3,25b4、25c1,25
2,25c3,25c4、25d1,25d2,25d3
25d4)を備えている。
【0023】上述の光ファイバ束26a〜26jによる
接続は、各波長λ1,λ2,λ3,λ4の信号光のコネクタ
25a1〜25a4(25b1〜25b4、25c1〜25
4、25d1〜25d4)間の対応関係が維持されるよ
うに行われる。例えば、コネクタ25a1は、25a1
25b1,25c1,25d1の何れかに接続される。
【0024】さらに、配列した多芯コネクタ25a〜2
5d内の、各波長のコネクタ25a 1〜25a4(25b
1〜25b4、25c1〜25c4、25d1〜25d4)の
配列を一致させることにより、光配線回路24a〜24
e間の接続に、同一の構成の多芯ファイバ束を用いるこ
とができ、構成のさらなる簡略化に寄与することができ
る。
【0025】以下、上述のように構成された光ノード装
置の動作を説明する。経路制御部1fは、例えば予め管
理者等から入力された伝送経路を示す伝送経路情報に従
って各光スイッチアレイ22a〜22eの1×4光スイ
ッチ23a〜23dの接続先を選択すると伝送経路が設
定され、各入出力ポート1a〜1eから入出力された波
長分割多重された信号光の各々の波長毎に、設定された
伝送経路に応じた入出力ポート1a〜1eから入出力さ
れる。
【0026】以下、例えば入出力ポート1aを介して入
出力される信号光は、波長λ1,λ2,λ3,λ4は、各々
入出力ポート1c,入出力ポート1b,入出力ポート1
e,入出力ポート1dを介して入出力されるものとし
て、入出力ポート1aについてのみ詳説するが、他の入
出力ポート1b〜1eについても同様の制御が行われて
伝送経路の設定が行われる。
【0027】まず、経路制御部1fは、上述の伝送経路
情報に従って、光スイッチアレイ22aの1×4光スイ
ッチ23aがコネクタ25c1に接続された選択出力を
選択し、1×4光スイッチ23bがコネクタ25d2
接続された選択出力を選択し、1×4光スイッチ23c
がコネクタ25a3に接続された選択出力を選択し、1
×4光スイッチ23dがコネクタ25b4に接続された
選択出力を選択するように各1×4光スイッチ23a〜
23dを制御する。
【0028】入出力ポート1aを介して入射した信号光
は、合分波器20aによって波長λ 1,λ2,λ3,λ4
に分離されて各1×4光スイッチ23a〜23dに供給
され、上述のように設定された伝送経路に従って、波長
λ1,λ2,λ3,λ4の信号光が各々コネクタ25c1
25d2,25a3,25b4に供給される。
【0029】これらのコネクタ25c1,25d2,25
3,25b4からの信号光は、各々光ファイバ束26
c,26d,26a,26bを介して光配線回路24c
のコネクタ25a1,各々光配線回路24bの多芯コネ
クタ25a2,各々光配線回路24eの多芯コネクタ2
5a3,各々光配線回路24cの多芯コネクタ25a4
供給され、各々光スイッチアレイ22cの1×4光スイ
ッチ23a,光スイッチアレイ22bの1×4光スイッ
チ23b,光スイッチアレイ22eの1×4光スイッチ
23c,光スイッチアレイ22dの1×4光スイッチ2
3dに供給される。
【0030】これらの光スイッチは、上述のように経路
制御部1fからの制御によって所定の選択出力を選択し
ており、各々の光スイッチからの信号光は各々合分波器
20b,合分波器20c,合分波器20e,合分波器2
0dによって他の波長の信号光と波長分割多重され、入
出力ポート1b,入出力ポート1c,入出力ポート1
e,入出力ポート1dから出射する。
【0031】すなわち、入出力ポート1aを介して入射
した信号光の内、波長λ1のものは入出力ポート1cか
ら、波長λ2のものは入出力ポート1bから、波長λ3
ものは入出力ポート1eから、波長λ4のものは入出力
ポート1dから各々出射する。
【0032】また、上述の各入出力ポート1c,1b,
1e,1dから入射する各々波長λ 1,λ2,λ3,λ4
信号光は、上述の入出力ポート1aを介して入射する信
号光と逆の経路を辿り、合分波器20aによって波長分
割多重されて入出力ポート1aから出射する。
【0033】これにより、上述の伝送経路を示す伝送経
路情報に応じた双方向の光信号の伝送を行うことができ
る伝送経路が形成され、伝送経路の両端での通信が可能
な状態となる。
【0034】以上の動作では、入射した信号光と出射す
る信号光の波長は同一であるが、交換システムとして用
いる際には、通信状況等により、特定の波長のチャネル
が使用中であり、空いている他の波長のチャネルを使い
たい場合がある。このような用途に用いる場合には、ル
ータ5として上述の波長変換を行うルータを用いて波長
変換を行う。
【0035】例えば上述と同様の通信状態において、入
出力ポート1aからの波長λ3の信号光を入出力ポート
1dに供給したいが、入出力ポート1dの波長λ3のチ
ャネルが既に他の伝送経路として使用されており、入出
力ポート1dの波長λ1のチャネルが空いている場合に
ついて説明する。
【0036】まず、経路制御部1fの制御によって入出
力ポート1aからの波長λ3の信号光を一旦、入出力ポ
ート1eを介してルータ5に供給する。ルータ5は、経
路制御部1fの制御に応じて、供給された波長λ3の信
号光の波長をλ1に変換し、この波長λ1の信号光を再び
入出力ポート1eを介して光ノード装置1に供給する。
【0037】入出力ポート1eを介して入射された波長
λ1の信号光は、合分波器20eによって分離され、光
スイッチアレイ22eの1×4光スイッチ23cに供給
される。この1×4光スイッチ23cは、予め経路制御
部1fからの制御により、光ファイバ束26jを介して
光配線回路24dの多芯コネクタ25dに接続された2
4eの多芯コネクタ25dのコネクタ25d1に接続さ
れた選択出力を選択しており、波長λ1の信号光は、光
配線回路24dに供給され、光スイッチアレイ22d,
合分波器20dを介して入出力ポート1dに供給する。
【0038】また、ルータ5としてパケット交換による
ルーティングを行うルータを用い、例えば時分割でルー
ティングを行うようにしてもよい。このようにルータ5
によってルーティングを行うことによって、例えば波長
変換によって空いている波長のチャネルを使用すること
ができるようになり、当該光ノード装置1の交換能力を
有効に活用することができる。
【0039】従来、この光ノード装置と同様に入出力ポ
ートを分離しない双方向の光ノード装置を構成しようと
すると、例えば方向性結合器を用いて入出力を分離し、
入力ポート側に分波器を設け、分離した各波長の信号光
毎に接続先を選択し、出力側において合波器によって各
々の波長の信号光を波長分割多重し、方向性結合器を用
いて入出力ポートに接続するといった構成とする必要と
する。
【0040】これに対し、この第1の実施形態に係る光
ノード装置では、上述のように、双方向の光信号の伝送
を行うことができる合分波器20a〜20e,分離入出
力線路21a〜21e,光スイッチアレイ22a〜22
e,光スイッチ23a〜23dを用いることにより、入
力ポートと出力ポートとを共用することができ、構成を
比較的複雑化させずに、入出力を分離していない機器と
の接続の簡略化に寄与することができる。また、この光
ノード装置は、構成の複雑化を比較的抑制することによ
り、信頼性の向上,製造コストの低減に寄与することが
できる。
【0041】また、この光ノード装置では、上述のよう
に、光配線回路24a〜24eによって各1×4光スイ
ッチ23の出力を接続先の光配線回路24a〜24e毎
に配列させることにより、光配線回路24a〜24e間
の接続に、接続先の光配線回路24a〜24e毎の多芯
コネクタ等を用いることができる。このような多芯コネ
クタを用いることにより、光配線回路24a〜24e間
の配線を簡略化することができる。また、配線の簡略化
によって製造時の工数を低減させ、コストの低減にも寄
与することができる。
【0042】なお、上述の説明では、入出力ポートの数
を5としたが、入出力ポートの数はこれに限定されず、
1×4光スイッチの代わりに入出力ポートの数(m)−
1の選択出力を有する1×(m−1)光スイッチを用い
て構成することができる。
【0043】図4は、本発明を適用した第2の実施形態
に係る光ノード装置の構成を示す図である。この光ノー
ド装置は、上述の図1に示す光ノード装置1と同様に構
成された2つの光ノード装置30,40を備えている。
【0044】各々の光ノード装置30,40は、光ノー
ド装置1の入出力ポート1a〜1eと同様に、入出力ポ
ート30a〜30e,40a〜40eとを備えており、
また、光ノード装置1と同様に、経路制御部1f,合分
波器20a〜20e,分離入出力線路21a〜21e,
光スイッチアレイ22a〜22e,光スイッチ23a〜
23d,光配線回路24,多芯コネクタ25,光ファイ
バ網26,光配線ボード27等を備えている。
【0045】光ノード装置30の入出力ポート1eと光
ノード装置40の入出力ポート40eとは伝送路50に
よって接続されている。各々の光ノード装置30,40
内の伝送経路の設定は、上述の第1の実施形態と同様
に、各々の経路制御部1fの制御によって行われる。光
ノード装置30,40間の伝送経路の設定は、以下のよ
うに実行する。
【0046】例えば光ノード装置30の入出力ポート1
aからの波長λ1の信号光を光ノード装置40の入出力
ポート1cに接続するためには、まず、光ノード装置3
0の入出力ポート1aを光ノード装置30の入出力ポー
ト1eに接続させ、この入出力ポート1eと伝送路50
によって接続されている光ノード装置40の入出力ポー
ト1eを介して光ノード装置40の入出力ポート1cに
接続させる。
【0047】具体的には、光ノード装置30の経路制御
部1fは、当該光ノード装置30の光スイッチアレイ2
2aの1×4光スイッチ23aを制御して、コネクタ2
5d 1に接続された選択出力を選択させる。これによ
り、入出力ポート1aから入射した波長λ1の信号光が
光配線回路24eの多芯コネクタ25aを介して光スイ
ッチアレイ22eの1×n光スイッチ23aに供給さ
れ、合分波器20eを介して光ノード装置30の入出力
ポート1eから出射し、光ノード装置40の入出力ポー
ト1eに入射する。
【0048】一方、光ノード装置40の経路制御部1f
は、光ノード装置30の経路制御部1fからの指示等に
よって、光ノード装置40の光スイッチアレイ22eの
1×4光スイッチ23aを制御して、コネクタ25c1
に接続された選択出力を選択させる。これにより、入出
力ポート1eから入射した波長λ1の信号光が光配線回
路24cに供給され、光スイッチアレイ22cの1×n
光スイッチ23a,合分波器20cを介して入出力ポー
ト1cから出射する。
【0049】この実施形態に係る光ノード装置は、上述
のように、入出力ポートの1つを伝送路によって接続し
た2つの光ノード装置を備えることにより、第1の実施
形態の効果に加えて、容易に入出力ポート数の増加に対
応させることができる。
【0050】なお、上述の説明では、光ノード装置を2
つ設けた場合について説明したが、各ノード間を上述の
図4のようにいわゆるカスケード接続すれば光ノード装
置の数は特に制限されない。
【0051】図5は、本発明を適用した第3の実施形態
に係る光ノード装置の構成を示す図である。この光ノー
ド装置は、上述の図4に示す第2の実施形態と同様に2
つの光ノード装置30,40を備えている。
【0052】上述の第2の実施形態では、光ノード装置
30,40間を単に伝送路50で接続していたが、この
第3の実施形態では、光ノード装置30と光ノード装置
50の間の接続にルータ35及びルータ45を用いてい
る。これらのルータ35,45は、ルータ5と同様に、
各々合分波器33,43を介して光ノード装置30,4
0の入出力ポート1eに接続されている。
【0053】また、これらのルータ35,45は、上述
の図1中のルータ5と同様に、波長変換,パケット交換
等の処理によってルーティングを行う他、伝送路51を
介してルータ35,45間での光信号の伝送を行い得る
ようになっている。
【0054】例えば光ノード装置30の入出力ポート1
aからの波長λ1の信号光を光ノード装置40の入出力
ポート1cに波長λ2の信号光として出力する場合につ
いて説明する。まず、光ノード装置30の入出力ポート
1aに入射した波長λ1の信号光は、経路制御部1fの
制御によって光ノード装置30の入出力ポート1eから
出射する。この信号光は、合分波器33を介してルータ
35に供給され、経路制御部1fからの制御に応じて波
長λ2に変換され、伝送路51を介してルータ45に供
給される。
【0055】この波長λ2の信号光は、例えば光ノード
装置40の経路制御部1fからの制御に応じてルータ4
5から光ノード装置40の入出力ポート1eに供給され
る。入出力ポート1eから入射した波長λ2の信号光
は、経路制御部1fの制御によって入出力ポート1cか
ら出射する。
【0056】この実施形態では、光ノード装置30,4
0間にルーティングを行うためのルータ35,45を設
けたことにより、上述の第2の実施形態の効果に加え
て、光ノード装置の交換能力を有効に活用することがで
きる。
【0057】
【発明の効果】また、本発明では、波長分割多重された
光信号を入出力する複数の入出力ポートを設けることに
より、入力と出力を分離していない機器との接続の簡略
化に寄与することができる。
【0058】本発明では、光配線回路によって、光スイ
ッチアレイの各スイッチの選択出力を、接続先の光スイ
ッチアレイ毎に設けた接続部に配列させることにより、
伝送路網の構成を比較的簡略化することができ、装置内
部の構成が複雑になることを抑制して、信頼性の向上、
コストの低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光ノード装置を
用いた交換システムの構成を示す図である。
【図2】前記光ノード装置の要部の構成を示す図であ
る。
【図3】前記光ノード装置を構成する合分波器,光スイ
ッチ及び光配線回路のより詳細な構成を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る光ノード装置の
構成を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る光ノード装置の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 光ノード装置 1a〜1e 入出力ポート 1f 経路制御部 2a〜2e 伝送路 3 合分波器 4 接続経路 5 ルータ 20a〜20e 合分波器 21a〜21e 分離入出力線路 22a〜22e 光スイッチアレイ 23a〜23d 1×4光スイッチ 24a〜24e 光配線回路 25a〜25e 多芯コネクタ 26 光ファイバ網 27a〜27c 光配線ボード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長分割多重された光信号を入出力する
    複数の入出力ポートと、 該入出力ポート毎に設けられ、入出力ポートからの波長
    分割多重された信号光の分離及び入出力ポートに対する
    波長毎に分離された信号光の多重化を行う合分波器と、 該合分波器によって分離された信号光の波長毎に設けら
    れ,該分離された信号光の供給先及び波長毎に分離され
    て供給される信号光の供給元を選択するための光スイッ
    チを配列した光スイッチアレイと、 該光スイッチアレイの各スイッチの選択出力を、接続先
    の光スイッチアレイ毎に配列した接続部を有する光配線
    回路と、 各光配線回路間を接続するための伝送路網と、 前記各光スイッチによる光信号の供給先及び供給元の選
    択を制御することによって分離された信号光の波長毎に
    伝送経路を設定する経路制御手段とを備えることを特徴
    とする光ノード装置。
  2. 【請求項2】 前記入出力ポートの少なくともいずれか
    1に接続され、該入出力ポートを介して入出力される信
    号光の入出力先を選択するルーティング制御手段を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の光ノード装置。
  3. 【請求項3】 前記光配線回路の接続部が、各光配線回
    路間の対応する接続部で統一した配列とされ、 前記伝送路網が複数の光ファイバを前記各接続部の配列
    に従って配列させた多芯ファイバ束からなることを特徴
    とする光ノード装置。
  4. 【請求項4】 前記多芯ファイバ束を固定するための光
    配線ボードを備えることを特徴とする請求項3記載の光
    ノード装置。
  5. 【請求項5】 前記光配線ボードは、前記伝送路網の少
    なくとも一部と一体に形成されていることを特徴とする
    請求項4記載の光ノード装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1記載の光ノード装置を複数
    有し、 少なくとも各光ノード装置の各々1の入出力ポート間を
    接続する伝送路を備えることを特徴とする光ノード装
    置。
  7. 【請求項7】 前記伝送路に設けられ、信号光の入出力
    先を選択するルーティング制御手段を備えることを特徴
    とする請求項6記載の光ノード装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010109872A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Fujitsu Ltd 次数拡張方法及び光ハブノード装置
WO2022091387A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 日本電信電話株式会社 光通信装置、光通信システム及び光通信方法

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