JP3066332U - カップの断熱把持具 - Google Patents

カップの断熱把持具

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JP3066332U
JP3066332U JP1999005840U JP584099U JP3066332U JP 3066332 U JP3066332 U JP 3066332U JP 1999005840 U JP1999005840 U JP 1999005840U JP 584099 U JP584099 U JP 584099U JP 3066332 U JP3066332 U JP 3066332U
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cup
flange
grip
piece
gripping
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禎美 伊藤
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禎美 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カップの断熱把持具における把持部の上下各
部にそれぞれ滑り止めと指掛け部とを形成することで、
把持部を握り持った手指の全部をカップ外面に接触させ
ることなく安全にカップを把持できるようにすること。 【解決手段】 可撓性プラスチックで側面ほぼロ字状に
成形した把持具主体1の上部にカップ2の外向きフラン
ジ3を経たカップ内面に当接する突片4を下向きに突設
するとともに、この突片4に連設した把持部5の下部に
前記カップ2の外面に接触する接触片6を連設してその
上部に前記フランジ3の直下におけるカップ外面に弾接
してフランジ3を係止する係止弾片7を一体形成したカ
ップの断熱把持具を作るに当り、前記把持部5の上下各
部にそれぞれ滑り止め用凹凸部5A、指掛け突部5Bを
形成した。また、前記接触片6を把持部5よりも下方に
延在形成してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、カップの開口縁に形成したフランジ部分を把持具で挾持してカッ プを把持できるカップの断熱把持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のカップ把持具(カップホルダ)としては、従来、例えば特公平5−1 1976号公報記載のものが有った。 この従来例は、図4のように可撓性プラスチックで側面ほぼD字状に成形した 把持具主体1の上部に図5に示すカップ2の外向きフランジ3を経たカップ内面 に当接する突片4を図4、図5のように下向きに突設するとともに、この突片4 に連設した把持部5の下部に前記カップ2の外面に接触する接触片6を連設して その上部に図5に示す前記フランジ3の真下におけるカップ外面に弾接してフラ ンジ3を同図5のように係止する係止弾片7を一体形成したカップの断熱把持具 であり、前記接触片6を把持部5よりも下方に図4、図5のように突出させて延 在部6Aを一体形成してもよいとしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来の技術は、カップ2のフランジ下部を支える係止弾片7からカッ プ外面に接する接触片6の下縁までの長さが、カップ上部内面に当接する突片4 の長さよりも長くしてあり、この長い接触片6と係止弾片との弾性変形、つまり 撓みを利用して図5のように把持具主体1をカップに取り付けるものである。
【0004】 すなわち、この従来例は、カップ2のフランジ3が主体1の係止弾片7および 突片4の間に位置するように、カップ2のフランジ3の幅に合わせて係止弾片7 および突片4間の間隔を主として弾片7の弾力に抗し広げながら、主体1および カップ2を配置してフランジ3を通し、さらに、主体1の係止弾片7がフランジ 3の直下の外壁に弾接してフランジ3を係止するまで、主体1またはカップ2あ るいは、主体1およびカップ2を動かして取り付ける。この際、接触片6はフラ ンジ3直下の外壁に接触し、図5のようにカップを支えるものである。
【0005】 ところが、上記取り付け状態で、把持部5を手指aで持ち支え、内容物で重く なったカップ2を移動させるに当っては、先ず、把持部5の上曲面に当てがった 親指と把持部5の内面を経て手前に曲げた人指し指とで把持部5を掴み持つので あるが、把持部5の上記上曲面は滑面で滑り止めがないので、重いカップ2を鉛 直に持とうとしても親指が把持部上曲面で滑ってしまい、カップ2の主体取付反 対側が下がり傾いて内容物が溢出する危険が有り、上記二本の指だけでは、重い カップ2を把持できない。
【0006】 このため、把持部5の下方における他の三本の指で把持具主体1を支えようと しても、指を掛ける部分がないから、上記三本の指でカップ外面を図5のように 支えてカップ2の傾き動きを阻止することになるが、カップ内容物が熱いとカッ プ外面も熱いので、上記三本の指が火傷をしたり、この火傷を回避しようとする あまり、把持具主体1から手を離してしまうこともあり、より一層大事に至る場 合も有るという本質的かつ、重大な問題点が有る。
【0007】 そして、この従来例では、把持部6よりも下方にコップ外面に接する接触片延 在部6Aを図4の鎖線で示すように突設したものを図6のようにカップ2に取り 付けて、カップ2を前記のように把持することで、手指aがカップ外面に直接に 触れなくすることも考えられるが、このようにしても依然として、上記延在部6 Aがその肉厚方向に伝わる伝導熱で熱くなることが多く、万全の火傷防止対策と はならない。
【0008】 さらに、上記従来例の他に、登録実用新案第3044075号公報記載のもの も有るが、この従来例は、把持具の構造が紆余曲折していて、その成形金型が複 雑・高価となり、不経済である。
【0009】 本考案は、上記問題点を解消するためになされたもので、カップの断熱把持具 における把持部の上下各部にそれぞれ滑り止めと指掛け部とを形成することで、 把持部を握り持った手指の全部をカップ外面に接触させることなく安全にカップ を把持できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記したこの考案の目的は、可撓性プラスチックで側面ほぼロ字状に成形した 把持具主体の上部にカップの外向きフランジを経たカップ内面に当接する突片を 下向きに突設するとともに、この突片に連設した把持部の下部に前記カップの外 面に接触する接触片を連設してその上部に前記フランジの直下におけるカップ外 面に弾接してフランジを係止する係止弾片を一体形成したカップの断熱把持具を 作るに当り、前記把持部の上下各部にそれぞれ滑り止め用凹凸部、指掛け突部を 形成したことで達成できた。 また、前記接触片の下部を把持部よりも下方に延在形成してもよい。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態例について図面を参照して説明する。 先ず、この考案の基本実施形態は、図1に示すように、カップ2の開口縁に形 成した外向きのカールフランジ3を支持してカップを把持できるカップ把持具を 構成するに当り、ポリスチロールとかポリプロピレンや66ナイロンなどの可撓 性プラスチックで側面ほぼロ字状にインジェクション成形して作る際に、図1の ように把持具主体1の上部に紙カップ2のカールフランジ3を経たカップ内面上 部に当接する突片4を図2のように突設する。
【0012】 次いで、前記突片4に連設したほぼコ字形の把持部5とその下部から上に延び てカップ外面に図1のように接する接触片6とを図2のように一体的に備えると 共に、この接触片6の上部に前記フランジ3の下縁に弾接してカップ2を支える 係止弾片7を一体形成する。
【0013】 そして、図3の(a)→(c)の順序で、係止弾片7をその弾力に抗し、内側 に撓ませつつカップフランジ3を突片4と係止弾片7との間を通してフランジ3 の下部とカップ外面との間に係止弾片7の上端を弾接させることで、カップ外面 とフランジ下部とに弾接した前記係止弾片7の妄動を図3(c)のように防ぐこ とができ、把持部5を手指で持ち上げ、カップ2を図1のように把持できる本考 案によるカップの断熱把持具を構成することができる。
【0014】 なお、前記各図中、符号5Cで示した部分は、把持部5の上辺内面に形成した 突起であり、この突起でフランジ3の位置をより一層固定化することができ、大 形・大重量カップ把持に当り、係止弾片7の反り返りを防止できる。
【0015】 本考案によるカップの断熱把持具は、以上のようなもので、これを使用するに 当り、図1のようにカップ2に取着した把持具主体1の把持部5を手指で持ち上 げると、例えば、液体を入れて重くなったカップ2をその外面に手指を触れるこ となく持ち上げることができる。 このとき、カップ2の上部外面とフランジ3の下部とに弾接している係止片上 端には、液体入りカップ重力が加わっていると共に、突片4によるカップ外面方 向の押さえ込み弾力も加わっているので、係止弾片上端は、カップ外面とフラン ジ下部内面との間に自喰い込みする結果となり、係止弾片上端はフランジ3から 益々外れなくなり、しかも、把持部5の下方における接触片6がカップ2の外面 に接していて、カップ2の重力による接触片6方向に向かう傾斜を阻止できるの で、把持部5を持ち動かして液体入りカップ2を安定、かつ、断熱的に移動でき 、カップ2内の飲料等を飲用できる。
【0016】 すなわち、上記カップの把持状態では、図1のように、把持部上面における滑 り止め凹凸部5Aに当てがった親指と、把持部下辺に当てがった中指と、把持部 裏面を経て手前に曲げた人指し指とで把持部5を掴み持つことができ、親指に対 する滑り止め用凹凸部5Aによる滑り止め作用と、把持部下辺手前の指掛け突部 5Bによる中指の把持部下辺に対する掴み持ち個所の不動安定化作用とにより、 すべての手指aをカップ外面に接触させることなく、内容物で重くなったカップ 2を把持具主体1により断熱的に鉛直把持することができた。 なお、把持具主体1をカップ2から取り外すには、係止弾片7の弾力に抗し、 図3の(c)→(a)の順序で取り外せる。
【0017】
【実施例】
本考案によるカップの断熱把持具における係止弾片7とその上端の形状は、上 記各図のように、鋭く立上らせて形成してもよく、また、突片4もその下端部分 だけでカップ2を上記係止弾片7に向け押さえ込むようにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】
この考案は、可撓性プラスチックで側面ほぼロ字状に成形した把持具主体1の 上部にカップ2の外向きフランジ3を経たカップ内面に当接する突片4を下向き に突設するとともに、この突片4に連設した把持部5の下部に前記カップ2の外 面に接触する接触片6を連設してその上部に前記フランジ3の直下におけるカッ プ外面に弾接してフランジ3を係止する係止弾片7を一体形成したカップの断熱 把持具を作るに当り、前記把持部5の上下各部にそれぞれ滑り止め用凹凸部5A 、指掛け突部5Bを形成したので、カップ外面に手指aを全く触れることなく、 把持具主体1を介してカップ2を鉛直に持ち運ぶことができ、カップ内容物が熱 い場合に手指を熱くしないで使用でき、手指に対する万全な火傷防止対策を講じ ることができたという実益が有る。
【0019】 請求項2の考案によれば、接触片延在部6Aでカップ2の下部外面を広く支え ることができ、カップ2に対する把持具主体1の結合状態をより一層安定化でき 、重くなった紙カップでも容易確実に把持して持ち運べるという効果を付加でき た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるカップ把持具の使用形態の一例を
示す要部の斜視図
【図2】本考案によるカップ把持具の実施形態の一例を
示す斜視図
【図3】本考案によるカップ把持具とカップとの結合手
順を示す要部拡大断面図
【図4】従来のカップ把持具の一例を示す斜視図
【図5】従来のカップ把持具とカップとの結合状態を示
す要部切欠立面図
【図6】従来のカップ把持具とカップとの結合状態を示
す要部切欠立面図
【符号の説明】
1 把持具主体 2 カップ 3 カップのフランジ(カールフランジ) 4 突片 5 把持部 5A 滑り止め用凹凸部 5B 指掛け突部 6 接触片 6A 接触片の延在部 7 係止弾片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性プラスチックで側面ほぼロ字状に
    成形した把持具主体1の上部にカップ2の外向きフラン
    ジ3を経たカップ内面に当接する突片4を下向きに突設
    するとともに、この突片4に連設した把持部5の下部に
    前記カップ2の外面に接触する接触片6を連設してその
    上部に前記フランジ3の直下におけるカップ外面に弾接
    してフランジ3を係止する係止弾片7を一体形成したカ
    ップの断熱把持具において、前記把持部5の上下各部に
    それぞれ滑り止め用凹凸部5A、指掛け突部5Bを形成
    してなるカップの断熱把持具。
  2. 【請求項2】 前記接触片6の下部に把持部5よりも下
    方に延びる延在部6Aを一体形成してなる請求項1記載
    のカップの断熱把持具。
JP1999005840U 1999-08-04 1999-08-04 カップの断熱把持具 Expired - Lifetime JP3066332U (ja)

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