JP3065644U - 建造物の外装構造 - Google Patents

建造物の外装構造

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JP3065644U JP1999000458U JP45899U JP3065644U JP 3065644 U JP3065644 U JP 3065644U JP 1999000458 U JP1999000458 U JP 1999000458U JP 45899 U JP45899 U JP 45899U JP 3065644 U JP3065644 U JP 3065644U
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株式会社ジパングサクラトレーディング
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンクリート壁の収縮や地震等によるクラック
が生じた場合であっても該部からの浸水を防止すること
を目的としたものである。 【解決手段】建造物のコンクリート壁1の外面2の略全
面に、0.20mm乃至0.40mmのアクリル樹脂を
主材とする防水塗料を2〜3回塗布して防水層3を形成
する(b)。防水層3の表面4に、合成樹脂系の接着剤
層5を介してタイル6を装着する。タイル6間に目地材
7を充填して外装構造8を構成する(a)。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、外壁の外装材の内側に防水層を設けて、コンクリート面に亀裂な どを生じた場合においても、完全防水をすることを目的とした建造物の外装構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンクリート外壁面の外装板としてタイルなどを貼付する場合には、コ ンクリート壁面にモルタルなどの接着剤を介してタイルを貼り、タイル目地部に 各種目地材を充填していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の場合、コンクリート躯体の収縮や、地震・振動等による外力により 、タイル面又はコンクリート壁面にクラックが生じる場合があり、この場合には コンクリート壁面と共にモルタル層が切れ、タイルが脱落し、あるいは該部のタ イル目地材が破壊されるなどの問題点があった。この場合にはタイルのクラック 部分やタイル脱落部分から浸水する被害が発生するおそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
然るにこの考案は、防水層を設けて外装板を貼付したので、前記問題点を解決 した。
【0005】 即ちこの考案は、コンクリート外壁面に防水層を介して、外装板を装着したこ とを特徴とする建造物の外装構造である。また、ここで、防水層を壁面の伸縮に 追随できる程度の伸縮性を有するものとし、外装材をタイルとした建造物の外装 構造である。また、ここで、防水層を合成樹脂を主材とする防水塗料とした建造 物の外装構造である。
【0006】 更に、この考案は、コンクリート外壁面の略全面に、0.20mm乃至0.4 0mmのアクリル樹脂を主材とする液にセラミックス粉末を混入してなる防水塗 料を塗布して防水層を形成し、該防水層の表面に、セメント系の下地材を接着剤 としてタイルを装着したことを特徴とする建造物の外装構造である。
【0007】 前記における防水層の厚さは、防水液の濃度にもよるが、一般に0.35m m程度が望ましい。例えば、0.20mm以下では防水層が破損されるおそれが あり、0.40mm以上では乾燥に時間を要し施工効率が悪くなる。
【0008】 また、前記における外装板とは、磁器・陶器製の窯業タイル、各種石板、セメ ント系板等のコンクリート表面に直接貼付する板材を指す。
【0009】 また、前記合成樹脂を主材とする防水塗料としては、従来防水塗料として使用 される各種材料が適用でき、例えば合成樹脂系、合成ゴム系、アスファルト系な どが考えられる。
【0010】 また、前記における防水層の形成は、各種防水塗料の塗布による場合、各種防 止シートの敷設による場合などが考えられる。
【0011】
【考案の実施の態様】
十分に乾燥させた建造物のコンクリート外壁面の略全面に、アクリル樹脂を主 材とする防水塗料を塗布して、厚さ0.35mm程度の防水層を形成する。防水 層の表面に、合成樹脂系の接着剤を介してタイルを装着して建造物の外装構造を 構成する。
【0012】
【実施例1】 図面に基づきこの考案の実施例を説明する。
【0013】 コンクリート壁(下地のコンクリート)1を乾燥させ、表面の泥や油分などを 除去して清掃する。コンクリート壁1の表面は、ゴムマット試験 などの乾燥テストを行い十分に乾燥していることを確認する。前記ゴムマ ット試験とは、 乾燥を確認したコンクリート壁1に、リベット(アクリル系の防水剤)を1回 塗り、コンクリート壁1の水分が表面に出てこないように、コンクリート壁1の 表面を強化する。
【0014】 また、必要ならば、コンクリート壁1の縦横のコーナー部は、リベットがはが れやすいので、各種防水テープで、防水補修を行う。
【0015】 続いて、コンクリート壁(下地のコンクリート)1外面2の全面に亘り、アク リル樹脂を主材とする液にセラミックス粉末を10%混入した液からなる防水液 を、1リットル当たり1.7m2 程度の割合で塗布する。ここで、防水液の塗布 は2〜3回重ね塗り(刷毛やローラーによる塗りや吹き付け)して防水層3を形 成する(図1(b))。
【0016】 ここで、防水層3は、十分に乾燥させることが必要であり、例えば、夏の日中 で1日8時間の日照を10〜14日間当てることが望ましい。
【0017】 続いて、防水層3の表面4に、合成樹脂系の材料からなる接着剤を塗布して接 着剤層5を形成し、該接着剤層5を介して、タイル6、6を接着する。該タイル 6の目地部に目地材7を充填して、この考案の外装構造8を構成する(図1(a ))。
【0018】 前記防水層3は伸縮性を有し、コンクリート壁1の乾燥による収縮や、外力に よりクラックが生じた場合でも、破断するおそれなくコンクリート壁面を被覆す る。従って、タイルの破損又は目地材の破断、あるいはタイルがモルタルと共に 脱落した場合であっても、該部から雨水がコンクリート壁内に浸透するおそれは ない。
【0019】 前記実施例において、防水層3はアクリル系樹脂からなる防水液を塗布して形 成したが、ゴム系の樹脂からなる防水液など乾燥後にコンクリート壁面と密に接 着してその伸縮に追随できれば、他の防水液とすることもできる。
【0020】 また、防水液を塗布して防水層3を形成したが、同様の性質を有する薄膜から なる防水材を敷設して防水層3を形成することもできる(図示していない)。
【0021】 また、前記実施例において、接着剤層5は、タイル6の裏面に形成して、防水 層3の表面4に、接着剤層5付きのタイル6を取付けることもできる。
【0022】
【考案の効果】
コンクリート壁面に防水層を設けたので、外装板が脱落しても、コンクリート 壁への雨水の浸透を防止できる効果がある。更に、伸縮性の防水層とした場合に は、コンクリート壁の乾燥収縮やクラックが生じた場合でも、コンクリート壁面 を被覆して、同様にコンクリート壁への雨水の浸透を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)この考案の実施例の外装構造の一部を省
略した縦断面図。 (b)同じく構築途中の外装構造の一部を省略した縦断
面図。
【符号の説明】
1 コンクリート壁 2 コンクリート壁の外面 3 防水層 4 防水層の表面 5 接着剤層 6 タイル(外装板) 7 目地材 8 外装構造

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート外壁面に防水層を介して、
    外装板を装着したことを特徴とする建造物の外装構造。
  2. 【請求項2】 コンクリート外壁面に、該壁面の伸縮に
    追随できる程度の伸縮性を有する防水層を介して、タイ
    ルを装着したことを特徴とする建造物の外装構造。
  3. 【請求項3】 コンクリート外壁面に、該壁面の伸縮に
    追随できる程度の伸縮性を有する防水層を介して、タイ
    ルを装着してなり、該防水層は合成樹脂を主材とする防
    水塗料としたことを特徴とする建造物の外装構造。
  4. 【請求項4】 コンクリート外壁面の略全面に、厚さ
    0.20mm乃至0.40mmのアクリル樹脂を主材と
    する防水塗料を塗布して防水層を形成し、該防水層の表
    面に、セメント系の下地材を接着剤としてタイルを装着
    したことを特徴とする建造物の外装構造。
  5. 【請求項5】 コンクリート外壁面の略全面に、厚さ
    0.20mm乃至0.40mmのアクリル樹脂を主材と
    する液にセラミックス粉末を混入してなる防水塗料を塗
    布して防水層を形成し、該防水層の表面に、セメント系
    の下地材を接着剤としてタイルを装着したことを特徴と
    する建造物の外装構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5688648B1 (ja) * 2014-05-23 2015-03-25 長田化成工業株式会社 建築用コーナー材

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JP5688648B1 (ja) * 2014-05-23 2015-03-25 長田化成工業株式会社 建築用コーナー材
JP2015221978A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 長田化成工業株式会社 建築用コーナー材

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