JP3065575U - パソコン周辺の小物収納ケ―ス - Google Patents

パソコン周辺の小物収納ケ―ス

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JP3065575U
JP3065575U JP1999005085U JP508599U JP3065575U JP 3065575 U JP3065575 U JP 3065575U JP 1999005085 U JP1999005085 U JP 1999005085U JP 508599 U JP508599 U JP 508599U JP 3065575 U JP3065575 U JP 3065575U
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正明 小林
悌勇 糸川
陽二 杉山
眞之 本山
清則 中村
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株式会社ハーテック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作コストの低減が可能であり、収納する小
物の整理が可能なパソコン周辺の小物収納ケースを提供
すること。 【解決手段】 本考案のパソコン周辺の小物収納ケース
は、少なくとも正面が透明若しくは半透明であり、前記
正面を構成している部材2の厚みの差による透明度の差
異によって収納ケースの表面に模様2aを出現させるパ
ソコン周辺の小物収納ケースであり、収納ケース本体
2、8と、収納ケース本体内の空間を分割し、上下段に
収納スペースを形成するための一以上の棚5と、前記各
棚5を所定の高さに支持する支持部材6a,7とを備
え、前記支持部材6a,7は両側面8の内側に側面8と
一体的に所定の高さに設けられた突出体6aと、背面側
で前記両側面8間に渡って所定の高さに設けられた梁体
7とを有し、前記棚5と梁体7は押出成形体であること
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、パソコン周辺の小物収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータの普及は、著しいものであり、オペレータ(ユーザ) のニーズに応じて多種多様のものが開発・提供されている。 この様なパーソナルコンピュータには、低価格などを実現するため、基本的な 機能(ディスプレー、キーボード及びコンピュータ本体)からなり、オペレータ のニーズに応じてドライブ〔フロッピーディスクドライブ、MOドライブ、Zi pドライブ(iomega社の商品−登録商標)、スーパードライブ(松下電器 産業株式会社の商品−登録商標)〕、ハードディスクなどの各種機器を別売りす るものがある。この場合、オペレータは、コンピュータの機能を充実するため、 USB(Universal Serial Bus) ハブを用いてドラブなどの各種機器をケーブル によって接続している。
【0003】 しかし、パーソナルコンピュータに夫々接続されるドライブ、ハードディスク などは、パーソナルコンピュータ周りに煩雑に置かれることがあり、ドライブな どの使い勝手を損ねているという問題があった。 そこで本考案者ら特願平11−51019に示すようなパソコン用周辺機器等 を上下段の棚に整列して収納するパソコン周辺の小物収納ケースをインテリア収 納家具として提案している。
【0004】 ところで、前記パソコン周辺の小物収納ケースは、コンピュータ本体と、その 周辺機器に次いで購入されるものであるので、低価格であることが望まれている 。そのためには、前記パソコン周辺の小物収納ケースの製作コストを出来るかぎ り削減することが必要である。 一般的な収納ケースを製造する場合、金型による成形がよく使われる。収納ケ ースを構成する各部品を金型成形によって製造する場合、収納ケースを構成する 各部品を全て精度よく成形しないと、収納ケースとして組み立てる時に歪みが生 じる。そのため、金型成形においては、その歪みを解消するために、何度も各部 品を試作し、それらの組み立て時に生じる歪みを見ては、各部品の金型を修正す ることが一般的おこなわれている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、金型による成形は、一旦、型を作成すると、その後の型の修正 がしにくく、微妙な型修正をするために時間も費用も嵩んでしまうという問題が ある。そのため収納ケースの製作コストが嵩むという問題を有している。 また、パソコン周辺の小物収納ケースには、単にパソコン周辺の小物を収納す るという収納機能のみではなく、パソコン周辺の小物の整理が可能な整理機能も 望まれている。
【0006】 本考案は、上記要望を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは 、製作コストの低減が可能であり、収納する小物の整理が可能なパソコン周辺の 小物収納ケースを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のうち、第1のパソコン周辺の小物収納ケ ースは、少なくとも正面が透明若しくは半透明であり、前記正面を構成している 部材の厚みの差による透明度の差異によって収納ケースの表面に模様を出現させ ているパソコン周辺の小物収納ケースであって、収納ケース本体と、前記収納ケ ース本体内の空間を分割し、上下段に収納スペースを形成するための一以上の棚 と、前記各棚を所定の高さに支持する支持部材とを備え、前記支持部材は、両側 面を構成する部材の内側に前記両側面を構成する部材と一体的に所定の高さに設 けられた突出体と、背面側で前記両側面間に渡って所定の高さに設けられた梁体 とを有し、前記棚と梁体は押出成形体であるという特徴を有するものである。
【0008】 本考案のうち、第2のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第1のパソコン 周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記棚に、所定間隔で所定方向に延びる 複数条のリブが形成されているという特徴を有する。
【0009】 本考案のうち、第3のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第2のパソコン 周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記梁体上にある前記棚が上方に浮き上 がることを背面側で防止する係止部材を有することを特徴とする。
【0010】 更に、本考案のうち、第4のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第3のパ ソコン周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記係止部材が、前記梁体及び前 記梁体上の棚の一部を背面側から挟むクランプ状の断面を有する係止部材であり 、前記棚は、正面からみて前記棚の中央がやや下がり、その両端がやや上がるよ うなわずかな反りが与えられた形状をした棚であり、前記係止部材が、前記棚の 反りによって前記梁体に沿った方向の移動が抑制されていることを特徴とする。
【0011】 更に、本考案のうち、第5のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第3又は 第4のパソコン周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記上下段の収納スペー スの最上段に、上下方向に開閉する蓋体を有している。 そして、前記蓋体の開閉を可能にするヒンジ部は、蓋体側に設けられた軸と前 記軸を挿入するために収納ケース本体に設けられた軸穴と、若しくは収納ケース 本体に設けられた軸と前記軸を挿入するために蓋体に設けられた軸穴と、前記蓋 体が所定の位置迄開くと、それ以上の開口を止める停止手段を備えている。
【0012】 前記停止手段は、前記軸穴の内壁面に設けられた突起物と前記突起物を挿入す るために前記軸の側面に設けられた切欠き部とからなり、前記切欠き部は、前記 蓋体の所定の開角度に対応する角度だけ欠いて前記軸の側面に設けられ、前記突 起物は前記蓋体が閉時に前記切欠き部の一端側に当接し、前記蓋体が所定の角度 だけ開いた時に前記切欠き部の他端側に当接する位置に設けられていることを特 徴とする。
【0013】 更に、本考案のうち、第6のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第5のパ ソコン周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記上下段の収納スペースの少な くとも一つの収納スペースに引出し体を有し、前記引出し体に収納可能な高さよ りも大きい高さを有するCDやFD等の板状物を斜めに収納するための保持部材 が前記引出し体内に設けられており、前記保持部材は、少なくとも前記板状物の 両端をそれぞれの間に収納可能なように設けられた複数の凸条物を有し、前記凸 条物は垂直方向から所定角度傾いた方向に延びているという特徴を有する。
【0014】 本考案のうち、第7のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第6のパソコン 周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記複数の凸条物が、前記板状物の両端 にそれぞれに配置される2枚のプレート表面に形成された凸条物であり、前記2 枚のプレートは押出成形体であるという特徴を有する。
【0015】 本考案のうち、第8のパソコン周辺の小物収納ケースは、少なくとも正面が透 明若しくは半透明であり、前記正面を構成している部材の厚みの差による透明度 の差異によって収納ケースの表面に模様を出現させているパソコン周辺の小物収 納ケースであって、収納ケース本体と、前記収納ケース本体内の空間を分割し、 上下段に収納スペースを形成するための一以上の棚と、前記各棚を所定の高さに 支持する支持部材とを備え、前記支持部材は、両側面を構成する部材の内側に前 記両側面を構成する部材と一体的に所定の高さに設けられた第1突出体と、背面 を構成する部材の内側に前記背面を構成する部材と一体的に所定の高さに設けら れた第2突出体とを有し、前記棚は押出成形体であるという特徴を有する。
【0016】 本考案のうち、第9のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第8のパソコン 周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記棚には所定間隔で所定方向に延びる 複数条のリブが形成されているという特徴を有する。
【0017】 本考案のうち、第10のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第9のパソコ ン周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記支持部材を構成する第1及び第2 突出体は、前記棚が上方に浮き上がることを防止する係止部を有することを特徴 とするパソコン周辺の小物収納ケースである。
【0018】 本考案のうち、第11のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第9のパソコ ン周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記係止部材は、前記梁体及び前記梁 体上の棚の一部を背面側から挟むクランプ状の断面を有する係止部材であり、前 記棚は、正面からみて前記棚の中央がやや下がり、その両端がやや上がるような わずかな反りが与えられた形状をした棚であり、前記係止部材は、前記棚の反り によって前記梁体に沿った方向の移動が抑制されていることを特徴とする。
【0019】 更に、本考案のうち、第12のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第10 又は11のパソコン周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記上下段の収納ス ペースの最上段に、上下方向に開閉する蓋体を有している。 そして、前記蓋体の開閉を可能にするヒンジ部は、蓋体側に設けられた軸と前 記軸を挿入するために収納ケース本体に設けられた軸穴と、若しくは収納ケース 本体に設けられた軸と前記軸を挿入するために蓋体に設けられた軸穴と、前記蓋 体が所定の位置迄開くと、それ以上の開口を止める停止手段を備えている。
【0020】 前記停止手段は、前記軸穴の内壁面に設けられた突起物と前記突起物を挿入す るために前記軸の側面に設けられた切欠き部とからなり、前記切欠き部は、前記 蓋体の所定の開角度に対応する角度だけ欠いて前記軸の側面に設けられ、前記突 起物は前記蓋体が閉時に前記切欠き部の一端側に当接し、前記蓋体が所定の角度 だけ開いた時に前記切欠き部の他端側に当接する位置に設けられていることを特 徴とする。
【0021】 更に、本考案のうち、第13のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第12 のパソコン周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記上下段の収納スペースの 少なくとも一つの収納スペースに引出し体を有し、前記引出し体に収納可能な高 さよりも大きい高さを有するCDやFD等の板状物を斜めに収納するための保持 部材が前記引出し体内に設けられており、前記保持部材は、少なくとも前記板状 物の両端をそれぞれの間に収納可能なように設けられた複数の凸条物を有し、前 記凸条物は垂直方向から所定角度傾いた方向に延びているという特徴を有する。
【0022】 本考案のうち、第14のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第13のパソ コン周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記複数の凸条物が、前記板状物の 両端にそれぞれに配置される2枚のプレート表面に形成された凸条物であり、前 記2枚のプレートは押出成形体であるという特徴を有する。
【0023】 本考案のうち、第15のパソコン周辺の小物収納ケースは、少なくとも正面側 に開口部を有して上下段に収納スペースを形成しているパソコン周辺の小物収納 ケースであって、少なくとも前記正面が透明若しくは半透明であり、前記正面を 構成している部材の裏側での厚みの差による透明度の差異によって収納ケースの 表面に模様を出現させていることを特徴とする。
【0024】 本考案のうち、第16のパソコン周辺の小物収納ケースは、前記第15のパソ コン周辺の小物収納ケースの特徴に加えて、前記少なくとも正面側に開口部を有 する上下段の収納スペースを形成するための一以上の棚と、最下段の前記収納ス ペースの開口部を塞ぐように前記最下段の収納スペースに収納されている引出し 体と、最上段の前記収納スペースの開口部を塞ぐように上下方向に開閉する蓋体 とを備え、前記引出し体及び蓋体の正面側の形状が前記模様の一部を構成してい ることを特徴とする。
【0025】 また、本考案は、上記パソコン周辺の小物収納ケースの他に上記パソコン周辺 の小物収納ケースの整理機能を高める引出用板状物保持部材にも係わる。 本考案のうち第1の引出用板状物保持部材は、引出し体に収納可能な高さより も大きい高さを有するCDやFD等の板状物を斜めにして引出し体に収納するた めの保持部材であり、前記保持部材は、少なくとも前記板状物の両端をそれぞれ の間に収納可能なように設けられた複数の凸条物を有し、前記凸条物は垂直方向 から所定角度傾いた方向に延びているという特徴を有する。
【0026】 また、本考案のうち第2の引出用板状物保持部材は、前記第1の引出用板状物 保持部材の特徴に加えて、前記複数の凸条物が、前記板状物の両端にそれぞれに 配置される2枚のプレート表面に形成された凸条物であり、前記2枚のプレート は押出成形体であるという特徴を有する。
【0027】
【考案の実施の形態】
以下本実施形態1を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態1のパソコ ン周辺の小物収納ケース1の正面図であり、図2は、本実施形態1のパソコン周 辺の小物収納ケース1の蓋体及び引出し体が開けられた状態の側面図であり、図 3は、本実施形態1のパソコン周辺の小物収納ケース1の背面図であり、図4は 、図1のA−A線断面図であり、図5(a)は、図2の蓋体を閉じた時のB−B 線断面図であり、図5(b)は、棚の正面図であり、図6は、本実施形態1のパ ソコン周辺の小物収納ケース1の蓋体のヒンジ部11を説明する図であり、図7 は図6に示すヒンジ部11の作動を説明する図であり、図8(a)は、引出用板 状物保持部材が設けられた引出し体の上面図、図8(b)は引出用板状物保持部 材が設けられた引出し体を側面からみた断面図であり、図9は、引出用板状物保 持部材の製造方法を説明する図である。
【0028】 本実施形態1のパソコン周辺の小物収納ケース1は、少なくとも正面が透明若 しくは半透明である。本実施形態においては全ての面が透明若しくは半透明とな っている。本実施形態におけるパソコン周辺の小物収納ケース1は、正面及び両 側面が金型により一体的に成形されており、収納ケース本体を構成している。そ の材料は樹脂である。
【0029】 図1において、符号2は正面を構成している部材、3は引出し体、4は蓋体で ある。本実施形態1のパソコン周辺の小物収納ケース1の正面には、上から下へ と第1、第2、第3、第4の4つの開口部1a、1b、1c、1dがあり、それ ぞれ上下方向の第1、第2、第3、第4の収納空間の出入口を示している。前記 第1の開口部1aは上下方向に開閉する樹脂製の蓋体4によって塞がれている。 第4の開口部1dは、樹脂製の引出し体3によって塞がれている。 本実施形態1のパソコン周辺の小物収納ケース1は、図3に示すように、背面 側にも上から下へと第1、第2、第3、第4の4つの開口部1a’、1b’、1 c’、1d’があり、それぞれ上下方向の第1、第2、第3、第4の収納空間の 出入口を示している。
【0030】 上記のように、正面側及び背面側に開口する上下段の収納スペースを有すると 、図2の点線に示されるように、正面側に操作面を、背面側の接続端子が位置す るように配置すれば、USBハブやドライブ等の各種機器を接続したたま収納ケ ースに収納できる。従って、パソコン周辺の小物収納ケースとして最適である。
【0031】 そして、図4及び図5に示すように、正面側及び背面側に開口する上下段の収 納スペースを形成するための3つの棚5を有している。前記棚5には、正面側か ら背面側へと延びる複数条のリブ5aと、後述する支持部材の突出体6a、6b によって支持されるために左右の端に設けられた支持部5bとが形成されている 。前記棚5は、図5(b)に示すように、正面からみて前記棚5の中央がリブ5 aの形成されている側へ下がり、その両端はリブ5aが設けられていない側へ上 がり、やや反りが与えられた形状をしている。 前記リブ5aは、棚全体の厚みを厚くすることなく棚の強度を向上させており 、棚を形成するための材料の節約となっている。前記棚5の反りは、後述する係 止部材10の後述する梁体7に沿った方向の移動を抑制するものである。
【0032】 このような棚の断面は図5に示すように、左右の側面の間に延びる細長い矩形 とその細長い矩形から所定間隔で下方に突出している小さな矩形と前記細長い矩 形の両端で上方に突出している矩形とからなる簡単な形状である。そして棚5の 、この断面は正面から背面へと連続しているので押出による連続成形が可能であ る。
【0033】 前記棚5を押出により連続成形すると、正面と両側面が金型により一体成形さ れた実際の収納ケース本体に合わせて、棚5の正面から背面への長さを所望の長 さにそのつど切断できる。そのため、正面から背面への距離が収納ケース本体と 棚とで一致しないからといって、金型を修正する必要がない。この点で、棚を金 型成形体ではなく押出成形体とすることは、金型を作成し、そして、試作品を何 度も組み立てては金型を修正したりする必要がある金型成形よりも費用を抑える ことが可能である。
【0034】 前記各棚5は樹脂製であり、図4及び図5に示すように、支持部材6a、6b 、7によって所定の高さに支持されている。前記支持部材6a、6b、7は、両 側面8の内側に前記側面と一体的に所定の高さに設けられた突出体6a、6bと (図5参照)、背面側で前記両側面8間に渡って所定の高さに設けられた梁体7 と(図4参照)を有する。前記突出体6a、6bは、前記棚5が上方に傾くの防 止するための係止部6aと前記棚5を下から支持する台座部6bとからなる。前 記突出体6a、6bは、側面8の内側の面に沿って水平方向に側面の幅全長に渡 って設けてもよいが、材料を節約するために、図2に示すように、側面の正面側 に一部だけ設けるのがよい。 前記突出体の係止部6aは、前記棚5が上方に傾くの防止するためのものであ るので、前記突出体の台座部6bに対する距離は正確に棚5の厚みと同じである 必要はない(図5参照)。棚5の成形時の誤差を考慮して棚5の厚みより少し大 きめの余裕を持った距離を前記突出体の台座部6bに対して保つように金型を作 成する。このようにすると、金型の修正回数を減少させることができる。
【0035】 更に、前記押出成形体である棚5は、両側面間の距離は一定で押し出される。 従って、上下段に収納スペースを形成するための複数の棚として前記押出成形体 の棚5を共通して使用できるようにするために、前記突出体6a、6bの側面か ら突出する長さは、上下段で異なる両側面間の距離を吸収するように、その長さ が異なっている。図5では、下段に向かうに連れ突出長さが長くなっている。
【0036】 梁体7は樹脂製であり、図3に示すように、左右の端がそれぞれの側面8にビ ス9によって取り付けられており、背面側で前記両側面8間に渡って所定の高さ に設けられている。前記梁体7は、図4に示すように、前記棚5を下から支持す る台座部と、水平方向で背面側から正面側へと支持する背部とを有する。その断 面は、台座部を構成する矩形とその矩形の端から垂直に突出した背部を構成する ためのもう一つの矩形とからなる。このように前記梁体7の断面は簡単な形状で ある。そして梁体7の、この断面は一方の側面8から他方の側面8へと連続して いるので押出による連続成形が可能である。
【0037】 前記梁体7を押出により連続成形すると、正面と両側面が金型により一体成形 された実際の収納ケース本体に合わせて、梁体7の両側面間の長さを所望の長さ にそのつど切断できる。そのため、両側面間の距離が収納ケース本体と梁体7と で一致しないからといって、金型を修正する必要がない。この点で、梁体7を金 型成形体ではなく押出成形体とすることは、金型を作成し、そして、試作品を何 度も組み立てては金型を修正したりする必要がある金型成形よりも費用を抑える ことが可能である。
【0038】 図4において、前記梁体7上にある前記棚5が上方に浮き上がることを背面側 で防止する係止部材10が設けられている。係止部材10は、ステンレス製のバ ネ止金である。その断面は、前記梁体7の底面、背面、上面、そして梁体7の台 座上にある棚5の一部を覆うクランプ形状である。このクランプ形状の断面の前 記梁体7の底面を覆っている部分の正面側の端が少し上方に向け直立している。 これは、前記梁体7の正面部と係合する係合部10aである。一旦、梁体7及び 棚5の一部を挟むと、あとは容易に外れないというバネの性質を係止部材10に 与えている。このような断面形状を有する係止部材10は、図3に示すように、 両側面8間で所定の長さ延びている。ここでは、図5(a)示された棚5の左右 端に設けられた支持部5bの間に嵌まる長さを有している。 前記係止部材10が、図4に示すように、前記梁体7及び前記梁体上の棚5の 一部を背面側から挟む時、前記棚5の反りによって前記梁体7に沿った方向の移 動が抑制され、前記係止部材10と棚5との係合がより確実となる。その結果、 棚の位置が安定して支持され固定される。
【0039】 係止部材10をステンレス製のバネ止金にした理由は、前記棚5は前記支持部 材6a、6b、7上に安定して支持され、且つ、棚5の強度が向上するからであ る。また、上下段の棚5の全てに設けられると、背面や上面からの見栄えが統一 され良くなる。棚5の安定性及び強度の点からいえば梁体7や棚5自体もステン レス等の金属にするのが好ましいが高価になってしまうので、ステンレス等の金 属の使用は必要最小限度に止めた。これによっても制作コストの低減を図ってい る。 更に、ステンレス製のバネ止金程には棚の安定性及び強度が得られないが、梁 体7の台座上にある棚5の一部を覆うように前記梁体7の背部から上面を延長さ せて係止部材10を形成してもよい。このようにすれば、係止部材10と梁体7 とが一体的に形成され、部品点数が減り、製作コストの低減化に寄与する。
【0040】 蓋体4は、図1に示すように、最上段の前記収納スペースの開口部1aを塞ぐ ようにして設けられ、上下方向に開閉する。前記蓋体4は、収納ケース本体を構 成している両側面8に挟まれるようにして設けられている。その蓋体4の開閉を 可能にするヒンジ部11は左右の2か所有り、蓋体4の左右両端と両側面8との 間にそれぞれ設けられている。そして、図2に示されるように蓋体4はヒンジ部 11を支点に、上下に開閉する。
【0041】 前記蓋体4の開閉を可能にする各ヒンジ部11は、図6に示すように、蓋体4 の後側の一端に設けられた軸11aと、前記軸11aが挿入されるように、収納 ケース本体を構成している前記側面8に設けられた軸穴11bと、前記蓋体4が 所定の位置迄開くと、それ以上の開口を止める停止手段11c、11dとを備え ている。前記停止手段11c、11dは、前記軸穴11bの内壁面に設けられた 突起物11cと前記突起物11cを挿入するために前記軸11aの側面に設けら れた切欠き部11dとからなる。前記切欠き部11dは、図7に示すように、前 記蓋体4の所定の開角度に対応する角度、ここでは90°だけ欠いて前記軸11 aの側面に設けられている。前記突起物11cは前記蓋体4が閉時に前記切欠き 部11dの一端側aに位置し、前記蓋体が所定の角度だけ開いた時、ここでは9 0°近く開いた時、前記切欠き部11dの他端側bに当接するような位置に設け られている。
【0042】 これにより、図7(a)、(b)に示されるように、蓋体4が閉時から90° 近くまで開くと、前記停止手段の突起物11cが前記軸の切欠き部11dの他端 側bに当接する。そして、蓋体4がそれ以上開くことを停止させる。 このようなに、蓋体4が所定の位置迄開くとそれ以上の開口を止める停止手段 11c、11dを蓋体4の開閉を可能にするヒンジ部11と一体に備えているの で、蓋体4の開度を所定の位置に止めておくための別部材を用意する必要が無く 、製造コストの低減化に寄与する。 尚、ヒンジ部を構成する軸と軸穴は、蓋体4に設けられた軸穴と収納ケース本 体に設けられた軸であってもよい。
【0043】 前記引出し体3は、図1に示すように、最下段の前記収納スペースの開口部1 dを塞ぐように前記最下段の収納スペースに収納されている。 前記引出し体3に収納可能な高さよりも大きい高さを有するCDやFD等の板 状物13を斜めに収納するための保持部材12が、図8に示されるように、前記 引出し体3内に設けられている。 前記保持部材12は複数の凸条物12aを有し、前記凸条物12aは垂直方向 から所定角度傾いた方向に延びている。この角度は、前記板状物13の上面の位 置が引出し体3によって収納可能な高さとなる前記板状物13の傾き角度である 。
【0044】 前記複数の凸条物12aは、プレート12b表面に形成されている。このよう な複数の凸条物12aを有する2枚のプレート12bは、前記板状物13の両端 にそれぞれに配置される。そして、前記複数の凸条物12aの間に、前記板状物 13のそれぞれの両端を収納すると、CDやFD等の板状物13がこの凸条物1 2aに沿ってきれいに整列される。前記2枚のプレート12bの前後方向の先端 に、前記2枚のプレート12b間の距離を確実に一定しておくために、スペーサ 14を取り付けておいても良い。 また、引出し体3の収納可能な幅が、所望の板状物13の幅と一致する場合は 、引出し体3を構成する両側面の内側に一体的に前記複数の凸条物12aを形成 しておいてもよい。
【0045】 また、前記複数の凸条物12aを有する2枚のプレート12bは押出による連 続成形も可能である。この場合は、図9に示すように、連続押出成形の押出方向 に沿って連続する複数の凸条物12aを有するプレート15を連続押出成形し、 二点鎖線で示されるように、前記複数の凸条物12aが垂直方向から所定角度傾 くような2以上の平行線にそって切断する。すると、垂直方向から所定角度傾い た方向に延びている凸条物12aを複数有する保持部材12が得られる。図9か らみると、切断された残り部分が無駄なように見えるが、プレート15は実際、 矢印方向に連続して押し出されているので、前記二点鎖線に平行な線に沿って次 々と切断していくと、無駄なく、保持部材12が大量に生産される。また、切断 する幅は、引出し体の高さに応じて適宜選択できる。このように保持部材12が 押出成形体であると、高さの修正等が簡単に行えるので、金型成形よりも低コス トで作製できる。
【0046】 前記正面を構成している部材2の裏側は、図4のA−A線断面図や図5のB− B線断面図からわかるようにその表面は一様ではなく、その厚みが異なる。この 厚みの差による透明度の差異によって収納ケースの表面に図1に示すような模様 2a、2bを出現させている。本実施形態においては、リンゴ状に構成部材の厚 みを厚くしてリンゴ状の模様2aを出現させている。前記蓋体4の把手4aは前 記リンゴ状の模様2aの軸をイメージした形状になっている。 また、引出し体3及び蓋体4の正面を構成している部分の裏側も、図4のA− A線断面図からわかるようにその表面は一様ではなく、その厚みが異なる。本実 施形態においては、縦縞の如く厚みの差が出ている。この厚みの差による透明度 の差異によって収納ケースの表面に図1に示すような模様2bを出現させている 。本実施形態においては、縦縞模様がうっすらと浮かび上がっている。
【0047】 このように、正面の装飾が正面を構成している部材2と一体に形成されている ので、装飾部材を後付けする場合に比べ装飾に関する部品点数が減り、コストダ ウンに寄与する。更に、正面の装飾が、正面を構成する部材の裏側での厚みの差 によるものであるので装飾の破損も少ない。
【0048】 以上に示した実施形態1は、背面側が開口している収納ケースとして説明して きが、背面側が開口していない収納ケースに対しても上記本考案の特徴は同様な 効果をもたらすものである。
【0049】 更に、背面側が開口していない場合の本実施形態2を図10及び図11を参考 にして説明する。図10は、本実施形態2のパソコン周辺の小物収納ケース19 の正面図であり、図11は図10のA’−A’線断面図である。 図10及び図11において上記実施例と異なるところは、第2開口部1b、第 3開口部1dも引出し体16によって塞がれ、そして、後部が樹脂製のカバー1 7によって覆われていることである。前記引出し体16は上述した引出し体3と 同様の特徴を有するものである。
【0050】 そして、この実施形態2において、前記各棚を所定の高さに支持するための 支持部材は、両側面の内側に側面と一体的に所定の高さに設けられた第1突出体 と、背面を構成している前記カバー17の内側に前記カバー17と一体的に所定 の高さに設けられた第2突出体18とを有する(図1参照)。前記第1突出体は 、前記実施形態1の突出体6a、6bと同様のものである。前記第2突出体18 は、前記棚5を下から支持する台座部18aと、水平方向で背面側から正面側へ と支持する背部18bと、前記台座部18a上にある前記棚5が上方に浮き上が ることを背面側で防止する係止部18cとから形成されている。機能的には、前 記実施形態1における梁体7と係止部材10とを一体化したものである。背面を 構成しているカバーを有する収納ケースとしては、梁体7と係止部材10を一体 化した構成とすることで部品点数を減らし、製造コストの低減化に寄与するもの である。
【0051】
【考案の効果】
本考案の第1及び第8のパソコン周辺の小物収納ケースによれば、前記棚及び 梁体、若しくは棚が押出成形体であるので、正面と両側面が金型により一体成形 された実際の収納ケース本体に合わせて、棚や梁体の正面から背面への長さを所 望の長さにそのつど切断できる。そのため、正面から背面への距離が収納ケース 本体と棚や梁体とで一致しないからといって、金型を修正する必要がない。この 点で、棚や梁体を金型成形体ではなく押出成形体とすることは、金型を作成し、 そして、試作品を何度も組み立てては金型を修正したりする必要がある金型成形 よりも費用を抑えることが可能である。
【0052】 本考案の第2及び9のパソコン周辺の小物収納ケースによれば、それぞれ前記 第1及び第8のパソコン周辺の小物収納ケースの効果に加えて、前記棚に、所定 間隔で所定方向に延びる複数条のリブが形成されているので、棚全体の厚みを厚 くすることなく棚の強度を向上させており、棚を形成するための材料を節約して 製造コストを低減化する。
【0053】 本考案の第3及び10のパソコン周辺の小物収納ケースによれば、それぞれ前 記第2及び9のパソコン周辺の小物収納ケースの効果に加えて、前記梁体、若し くは第1及び第2突出体の上にある前記棚が上方に浮き上がることを背面側で防 止する係止部材、若しくは係止部を有しているので、棚の安定性及び強度が向上 する。
【0054】 本考案の第4及び11のパソコン周辺の小物収納ケースによれば、前記第3及 び9のパソコン周辺の小物収納ケースの効果に加えて、前記係止部材と棚、若し くは前記2突出体と棚が、前記棚の反りによってより確実に係合しているので、 棚の位置が安定して支持され固定される。
【0055】 本考案の第5及び12のパソコン周辺の小物収納ケースによれば、それぞれ前 記第3又は4、及び第10又は11のパソコン周辺の小物収納ケースの効果に加 えて、蓋体の開閉を可能にするヒンジ部と一体に、蓋体が所定の位置迄開くとそ れ以上の開口を止める停止手段を備えているので、蓋体の開度を所定の位置に止 めておくための別部材を用意する必要が無く、製造コストの低減化に寄与する。
【0056】 本考案の第6及び13のパソコン周辺の小物収納ケースによれば、それぞれ前 記第5及び第12のパソコン周辺の小物収納ケースの効果に加えて、引出し体に 収納可能な高さよりも大きい高さを有するCDやFD等の板状物を斜めに収納す るために、垂直方向から所定角度傾いた方向に延びる複数の凸条物を前記板状物 の両端に有する保持部材を備えているので、前記複数の凸条物の間に、前記板状 物のそれぞれの両端を収納すると、CDやFD等の板状物がこの凸条物に沿って きれいに整列される。その結果、本考案のパソコン周辺の小物収納ケースの整理 機能が向上する。
【0057】 本考案の第7及び14のパソコン周辺の小物収納ケースによれば、それぞれ前 記第6及び第13のパソコン周辺の小物収納ケースの効果に加えて、保持部材が 押出成形体であるので、押出成形体の切断する幅を適宜選択することにより、簡 単に保持部材の高さの修正等が行える。その結果、金型成形よりも低コストで作 製できる。
【0058】 本考案の第15及び16のパソコン周辺の小物収納ケースによれば、少なくと も正面が透明若しくは半透明であり、前記正面を構成している部材の裏側での厚 みの差による透明度の差異によって収納ケースの表面に模様を出現させているの で、正面の装飾が正面を構成している部材と一体となっており、装飾部材を後付 けする場合に比べ装飾に関する部品点数が減り、製造コストの低減化に寄与する 。更に、正面の装飾が、正面を構成する部材の裏側での厚みの差によるものであ るので装飾の破損も少ない。
【0059】 本考案の第1の引出用板状物保持部材によれば、垂直方向から所定角度傾いた 方向に延びる複数の凸条物を前記板状物の両端に有するので、前記複数の凸条物 の間に、前記板状物のそれぞれの両端を収納すると、CDやFD等の板状物がこ の凸条物に沿ってきれいに整列される。その結果、本考案のパソコン周辺の小物 収納ケースの整理機能が向上する。
【0060】 本考案の第2の引出用板状物保持部材によれば、前記第1の引出用板状物保 持部材の効果に加えて、保持部材が押出成形体であるので、押出成形体の切断す る幅を適宜選択することにより、簡単に保持部材の高さの修正等が行える。その 結果、金型成形よりも低コストで作製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態1のパソコン周辺の小物収納ケース
1の正面図である。
【図2】本実施形態1のパソコン周辺の小物収納ケース
1の蓋体及び引出し体が開けられた状態の側面図であ
る。
【図3】本実施形態1のパソコン周辺の小物収納ケース
1の背面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図2の蓋体を閉じた時のB−B線断面図で及び
棚の正面図である。
【図6】本実施形態1のパソコン周辺の小物収納ケース
1の蓋体のヒンジ部11を説明する図である。
【図7】図6に示すヒンジ部11の作動を説明する図で
ある。
【図8】引出用板状物保持部材が設けられた引出し体を
示す図である。
【図9】引出用板状物保持部材の製造方法を説明する図
である。
【図10】本実施形態2のパソコン周辺の小物収納ケー
ス19の正面図である。
【図11】図10のA’−A’線断面図である。
【符号の説明】
1 パソコン周辺の小物収納ケース 2 正面を構成する部材(収納ケース本体) 2a 模様 5 棚 6a 突出体の係止部(支持部材) 7 梁体(支持部材) 8 側面を構成する部材(収納ケース本体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 本山 眞之 大阪府東大阪市川俣1丁目14番5号 株式 会社桃谷金型製作所内 (72)考案者 中村 清則 大阪府東大阪市菱江286−1 中村ライト 工業株式会社内

Claims (18)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも正面が透明若しくは半透明で
    あり、前記正面を構成している部材の厚みの差による透
    明度の差異によって収納ケースの表面に模様を出現させ
    ているパソコン周辺の小物収納ケースであって、 収納ケース本体と、 該収納ケース本体内の空間を分割し、上下段に収納スペ
    ースを形成するための一以上の棚と、 前記各棚を所定の高さに支持する支持部材とを備え、 前記支持部材は、両側面を構成する部材の内側に該両側
    面を構成する部材と一体的に所定の高さに設けられた突
    出体と、背面側で前記両側面間に渡って所定の高さに設
    けられた梁体とを有し、 前記棚と梁体は押出成形体であることを特徴とするパソ
    コン周辺の小物収納ケース。
  2. 【請求項2】 前記棚には、所定間隔で所定方向に延び
    る複数条のリブが形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のパソコン周辺の小物収納ケース。
  3. 【請求項3】 前記梁体上にある前記棚が上方に浮き上
    がることを背面側で防止する係止部材を有することを特
    徴とする請求項2に記載のパソコン周辺の小物収納ケー
    ス。
  4. 【請求項4】 前記係止部材は、前記梁体及び前記梁体
    上の棚の一部を背面側から挟むクランプ状の断面を有す
    る係止部材であり、 前記棚は、正面からみて前記棚の中央がやや下がり、そ
    の両端がやや上がるようなわずかな反りが与えられた形
    状をした棚であり、 前記係止部材は、前記棚の反りによって前記梁体に沿っ
    た方向の移動が抑制されていることを特徴とする請求項
    3に記載のパソコン周辺の小物収納ケース。
  5. 【請求項5】 前記上下段の収納スペースの最上段には
    上下方向に開閉する蓋体を有しており、 前記蓋体の開閉を可能にするヒンジ部は、蓋体側に設け
    られた軸と該軸を挿入するために収納ケース本体に設け
    られた軸穴と、若しくは収納ケース本体に設けられた軸
    と該軸を挿入するために蓋体に設けられた軸穴と、前記
    蓋体が所定の位置迄開くと、それ以上の開口を止める停
    止手段を備え、 前記停止手段は、前記軸穴の内壁面に設けられた突起物
    と前記突起物を挿入するために前記軸の側面に設けられ
    た切欠き部とからなり、 前記切欠き部は、前記蓋体の所定の開角度に対応する角
    度だけ欠いて前記軸の側面に設けられ、前記突起物は前
    記蓋体が閉時に前記切欠き部の一端側に位置し、前記蓋
    体が所定の角度だけ開いた時に前記切欠き部の他端側に
    当接するような位置に設けられていることを特徴とする
    請求項3又は4に記載のパソコン周辺の小物用収納ケー
    ス。
  6. 【請求項6】 更に、前記上下段の収納スペースの少な
    くとも一つの収納スペースに引出し体を有し、前記引出
    し体に収納可能な高さよりも大きい高さを有するCDや
    FD等の板状物を斜めに収納するための保持部材が前記
    引出し体内に設けられており、 前記保持部材は、少なくとも前記板状物の両端をそれぞ
    れの間に収納可能なように設けられた複数の凸条物を有
    し、前記凸条物は垂直方向から所定角度傾いた方向に延
    びていることを特徴とする請求項5に記載のパソコン周
    辺の小物収納ケース。
  7. 【請求項7】 前記複数の凸条物は、前記板状物の両端
    にそれぞれに配置される2枚のプレート表面に形成され
    た凸条物であり、前記2枚のプレートは押出成形体であ
    ることを特徴とする請求項6に記載のパソコン周辺の小
    物収納ケース。
  8. 【請求項8】少なくとも正面が透明若しくは半透明であ
    り、前記正面を構成している部材の厚みの差による透明
    度の差異によって収納ケースの表面に模様を出現させて
    いるパソコン周辺の小物収納ケースであって、 収納ケース本体と、 該収納ケース本体内の空間を分割し、上下段に収納スペ
    ースを形成するための一以上の棚と、 前記各棚を所定の高さに支持する支持部材とを備え、 前記支持部材は、両側面を構成する部材の内側に該両側
    面を構成する部材と一体的に所定の高さに設けられた第
    1突出体と、背面を構成する部材の内側に該背面を構成
    する部材と一体的に所定の高さに設けられた第2突出体
    とを有し、 前記棚は押出成形体であることを特徴とするパソコン周
    辺の小物収納ケース。
  9. 【請求項9】 前記棚には、所定間隔で所定方向に延び
    る複数条のリブが形成されていることを特徴とする請求
    項8に記載のパソコン周辺の小物収納ケース。
  10. 【請求項10】 前記支持部材を構成する第1及び第2
    突出体は、前記棚が上方に浮き上がることを防止する係
    止部を有することを特徴とする請求項9に記載のパソコ
    ン周辺の小物収納ケース。
  11. 【請求項11】 前記支持部材を構成する第2突出体
    は、前記棚の背面側の一端を下から支持する台座部と、
    該台座部と共に前記棚の背面側の一端を挟んで前記棚が
    上方に浮き上がることを防止する係止部とを有し、 前記棚は、正面からみて前記棚の中央がやや下がり、そ
    の両端がやや上がるようなわずかな反りが与えられた形
    状をした棚であり、 前記第2突出体と前記棚は、前記棚の反りによって係合
    していることを特徴とする請求項9に記載のパソコン周
    辺の小物収納ケース。
  12. 【請求項12】 前記上下段の収納スペースの最上段に
    は、上下方向に開閉する蓋体を有しており、 前記蓋体の開閉を可能にするヒンジ部は、蓋体側に設け
    られた軸と該軸を挿入するために収納ケース本体に設け
    られた軸穴と、若しくは収納ケース本体に設けられた軸
    と該軸を挿入するために蓋体に設けられた軸穴と、前記
    蓋体が所定の位置迄開くと、それ以上の開口を止める停
    止手段を備え、 前記停止手段は、前記軸穴の内壁面に設けられた突起物
    と前記突起物を挿入するために前記軸の側面に設けられ
    た切欠き部とからなり、 前記切欠き部は、前記蓋体の所定の開角度に対応する角
    度だけ欠いて前記軸の側面に設けられ、前記突起物は前
    記蓋体が閉時に前記切欠き部の一端側に位置し、前記蓋
    体が所定の角度だけ開いた時に前記切欠き部の他端側に
    当接するような位置に設けられていることを特徴とする
    請求項10又は11に記載のパソコン周辺の小物用収納
    ケース。
  13. 【請求項13】 更に、前記上下段の収納スペースの少
    なくとも一つの収納スペースに引出し体を有し、前記引
    出し体に収納可能な高さよりも大きい高さを有するCD
    やFD等の板状物を斜めに収納するための保持部材が前
    記引出し体内に設けられており、 前記保持部材は、少なくとも前記板状物の両端をそれぞ
    れの間に収納可能なように設けられた複数の凸条物を有
    し、前記凸条物は垂直方向から所定角度傾いた方向に延
    びていることを特徴とする請求項12に記載のパソコン
    周辺の小物収納ケース。
  14. 【請求項14】 前記複数の凸条物は、前記板状物の両
    端にそれぞれに配置される2枚のプレート表面に形成さ
    れた凸条物であり、前記2枚のプレートは押出成形体で
    あることを特徴とする請求項13に記載のパソコン周辺
    の小物収納ケース。
  15. 【請求項15】 少なくとも正面側に開口部を有して上
    下段に収納スペースを形成しているパソコン周辺の小物
    収納ケースであって、 少なくとも前記正面が透明若しくは半透明であり、前記
    正面を構成している部材の裏側での厚みの差による透明
    度の差異によって収納ケースの表面に模様を出現させて
    いるパソコン周辺の小物収納ケース。
  16. 【請求項16】 前記少なくとも正面側に開口部を有す
    る上下段の収納スペースを形成するための一以上の棚
    と、最下段の前記収納スペースの開口部を塞ぐように前
    記最下段の収納スペースに収納されている引出し体と、
    最上段の前記収納スペースの開口部を塞ぐように上下方
    向に開閉する蓋体とを備え、前記引出し体及び蓋体の正
    面側の形状が前記模様の一部を構成していることを特徴
    とする請求項15に記載のパソコン周辺の小物収納ケー
    ス。
  17. 【請求項17】 引出し体に収納可能な高さよりも大き
    い高さを有するCDやFD等の板状物を斜めにして引出
    し体に収納するための保持部材であって、 前記保持部材は、少なくとも前記板状物の両端をそれぞ
    れの間に収納可能なように設けられた複数の凸条物を有
    し、前記凸条物は垂直方向から所定角度傾いた方向に延
    びていることを特徴とする引出用板状物保持部材。
  18. 【請求項18】 前記複数の凸条物は、前記板状物の両
    端にそれぞれに配置される2枚のプレート表面に形成さ
    れた凸条物であり、前記2枚のプレートは押出成形体で
    あることを特徴とする請求項17に記載の引出用板状物
    保持部材。
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