JP3065534U - ド―ム形の高圧ブタンガス容器の接続アダプタ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、ドーム形の高圧ブタンガス容器の接
続アダプターと公知のドーム形の高圧ブタンガス容器と
を簡単な操作によって容易に結合及び分離させることが
できる接続アダプターを提供することにある。 【解決手段】カム４０のガス噴出ノズル挿入溝４３に高
圧ブタンガス容器Ｇのガス噴出ノズル５０を押圧して差
し込み、さらには受け板３０の複数の弾性片３３を回転
操作摘み３４により高圧ブタンガス容器Ｇの支持リング
５２の内側に挿入し、受け板３０を胴体１０とカム４０
に対して相対的に回転させることにより、受け板３０の
複数の弾性片３３の掛止端部３３ａを高圧ブタンガス容
器Ｇの支持リング５２の内方凹所５２ａに掛け止め・解
除させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ドーム形の高圧ブタンガス容器の接続アダプターに関するものであ るが、より詳細には、高圧ガス容器用のガス燃焼器具にドーム形の高圧ブタンガ ス容器を容易に接続させることが出来るドーム形の高圧ブタンガス容器の接続ア ダプターに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般的に、携帯又は移動が自由自在な各種のガス燃焼器具には、小型のガス容 器を使用している。

【０００３】 このような小型のガス容器としては、主に家庭内や野外の普通の気候の下で使 用する円筒形のブタンガス容器と、登山の如く環境温度や大気圧が普通の気候の 下とは異なる環境においても使用可能なドーム形の高圧ブタンガス容器と、が知 られている。

【０００４】 円筒形のブタンガス容器は、該ブタンガス容器の一端面から突出された細いパ イプ形状のガス噴出ノズルを備えており、ガス燃焼器具のガス噴出ノズル挿入ソ ケットに、ガス噴出ノズルを差し込むだけでガス噴出ノズルからガス燃焼器具へ ガスが供給される。

【０００５】 ドーム形の高圧ブタンガス容器は、該高圧ブタンガス容器の一端面から突出さ れた比較的大きな直径のガス噴出ノズルを備えており、ガス燃焼器具のガス噴出 ノズル挿入ソケットにガス噴出ノズルの外周面に形成されたネジ部を螺合するこ とによりガス噴出ノズルからガス燃焼器具へガスが供給される。

【０００６】 このように、ガス燃焼器具の種類によって使用可能なガス容器が異なっている ので、各種類のガス燃焼器具毎に使用可能な種類のガス容器を準備する必要があ った。しかも、ブタンガス容器は日常生活の周辺において容易に購入できるのに 反して、高圧ブタンガス容器は用途が専門的なので、購入場所が例えば登山専門 店等に限定されている。

【０００７】 ここで、本出願人は、容易に購入可能なブタンガス容器を高圧ガス容器用のガ ス燃焼器具にも利用可能としたブタンガス容器の接続アダプターを提案したこと がある（実用新案登録第３０２４９６６号参照）。

【０００８】 一方、高圧ブタンガス容器については、各種の高圧ガス容器用のガス燃焼器具 に接続可能とすると共に、ガスの流量を調整することができるようにした高圧ブ タンガス容器の接続アダプターが使用されてきた。

【０００９】 このような従来の高圧ブタンガス容器の接続アダプターは、図５に示すように 、底面にはドーム形の高圧ブタンガス容器Ｇのガス噴出ノズル５が螺合されるガ ス噴出ノズル挿入ソケット２が設けられ、上面にはドーム形の高圧ブタンガス容 器Ｇのガス噴出ノズル５と略等しい大きさと構成とを有するガス噴出ノズル３が 設けられた円柱形状の胴体１を備えており、胴体１中には該胴体１の外周面から 突出した流量調節摘み４を介して上面のガス噴出ノズル３から噴出するガスの噴 出量を調整する為のガス調整機構が格納されている。

【００１０】 上記の高圧ブタンガス容器の接続アダプターを利用してドーム形の高圧ブタン ガス容器Ｇを高圧ガス容器用のガス燃焼器具と組み合わせて使用する際には、ま ず接続アダプターの胴体１の底面のガス噴出ノズル挿入ソケット２に高圧ブタン ガス容器Ｇのガス噴出ノズル５を数回回転させて螺合することによって胴体１を 高圧ブタンガス容器Ｇに結合する。次に、図示しない高圧ガス容器用のガス燃焼 器具のガス噴出ノズル挿入ソケットに接続アダプターの胴体１の上面のガス噴出 ノズル３を数回回転させて螺合することによって高圧ブタンガス容器Ｇが結合さ れた胴体１を高圧ガス容器用のガス燃焼器具に結合すれば良い。

【００１１】 従って、この高圧ブタンガス容器の接続アダプターによれば、各種の高圧ガス 容器用のガス燃焼器具に容易に接続することができると共に、ガス調整機構によ ってガスの流量を調整することができる効果があった。

【００１２】

【考案の解決しようとする課題】

しかし、上記の高圧ブタンガス容器の接続アダプターは、高圧ブタンガス容器 を結合及び分離させる度に数回回転させて螺合しなければならないものであるた め、その操作が非常に面倒であった。又、使用者が取り扱い時の不注意によって 、接続アダプターの胴体のガス噴出ノズル挿入ソケットと高圧ブタンガス容器の ガス噴出ノズルとが誤って結合されるおそれがある。

【００１３】 この考案は上記事情の下でなされ、この考案の目的は、高圧ブタンガス容器の 接続アダプターと高圧ブタンガス容器とを簡単な操作によって容易に結合及び分 離させることができると共に、結合状態を常に良好に維持することができるドー ム形の高圧ブタンガス容器の接続アダプターを提供することにある。

【００１４】

【考案を解決するための手段】

上記したこの考案の目的を達成するために、この考案に従ったドーム形の高圧 ブタンガス容器の接続アダプターは： 上面にドーム形の高圧ブタンガス容器Ｇのガス噴出ノズル５０と略等しい大き さと構成とを有するガス噴出ノズル１１が設けられ、底面に挿着溝１４が形成さ れると共に該挿着溝１４の周囲から下方向に突出する環状突出部１２が設けられ 、且つ該環状突出部１２の周囲に同心円上に配置された１対のネジ孔１５が形成 され、外周面から突出した流量調節摘み１３を介して上面のガス噴出ノズル１１ から噴出するガスの噴出量を調整するガス流量調整機構が格納されている円柱形 状の胴体１０と、 上記胴体１０の挿着溝１４に挿着される基端部２１と、上記胴体１０の環状突 出部１２の内側に挿着される大径の帯状部２２と、先端面に切欠溝２３ａが形成 され高圧ブタンガス容器Ｇのガス噴出ノズル５０の上面に形成されたノズル孔５ １を介して該ノズル孔５１を塞いでいるノズル弁５３を押し下げる尖鋭状の先端 部２３とからなる細いパイプ形状の押し棒２０と、 底部の中央に上記胴体１０の環状突出部１２が回転自在に嵌合される貫通孔３ １が形成され、該貫通孔３１の周囲に同心円上に略均等間隙に配置され、先端部 に外方に向かい突出した掛止端部３３ａと内側面における一方の垂直端部に沿っ て内方に向かい突出したストッパー３３ｂとを有した複数の弾性片３３が底部か ら下方に向かい突出され、且つ底部において上記貫通孔３１と上記複数の弾性片 ３３との間にネジＳが貫通する１対の円弧形状の長孔３２が形成され、外周面に 下向きに傾斜して突出された回転操作摘み３４が設けられている略有底筒状の受 け板３０と、 上面の中央に上記押し棒２０の先端部２３が挿通する貫通孔４１が形成され、 該貫通孔４１の周囲に同心円上に配置される１対のネジ孔４２が形成され、底面 に上記貫通孔４１と連通し高圧ブタンガス容器Ｇのガス噴出ノズル５０が差し込 まれるガス噴出ノズル挿入溝４３が形成され、外周面に上記受け板３０の複数の 弾性片３３に対応して略均等間隙に配置された複数のカム突起４４が突出される 略円錐形状のカム４０と、を備え、 上記カム４０のガス噴出ノズル挿入溝４３に高圧ブタンガス容器Ｇのガス噴出 ノズル５０を押圧して差し込み、さらには上記受け板３０の複数の弾性片３３を 高圧ブタンガス容器Ｇにおいてガス噴出ノズル５０の周囲に設けられている支持 リング５２の内側に挿入し、上記受け板３０を該受け板３０の回転操作摘み３４ により時計回り方向・反時計回り方向に所定の角度だけ上記胴体１０と上記カム ４０に対して相対的に回転させることにより、上記受け板３０の複数の弾性片３ ３の掛止端部３３ａを上記高圧ブタンガス容器Ｇの支持リング５２の内方凹所５ ２ａに掛け止め・解除させることを特徴とする。

【００１５】 このように構成されたことを特徴とするこの考案に従って高圧ブタンガス容器 の接続アダプターに高圧ブタンガス容器Ｇを結合する時には、まずカム４０のガ ス噴出ノズル挿入溝４３に高圧ブタンガス容器Ｇのガス噴出ノズル５０を押圧し て差し込み、さらには受け板３０の複数の弾性片３３を高圧ブタンガス容器Ｇの 支持リング５２の内側に挿入する。つぎにはこの状態で、受け板３０を該受け板 ３０の回転操作摘み３４により時計回り方向に所定の角度だけ胴体１０とカム４ ０に対して相対的に回転させると、受け板３０の複数の弾性片３３がカム１０の 複数のカム突起４４を各々乗り上げることにより、受け板３０の複数の弾性片３ ３は受け板３０の半径方向の外方に撓ませる。これにより、上記弾性片３３の掛 止端部３３ａは高圧ブタンガス容器Ｇの支持リング５２の内方凹所５２ａに掛け 止めされ、高圧ブタンガス容器の接続アダプターに対する高圧ブタンガス容器の 強固で確実な結合が完成される。

【００１６】 このように結合されている高圧ブタンガス容器の接続アダプターと高圧ブタン ガス容器Ｇとを相互に分離する時には、受け板３０を該受け板３０の回転操作摘 み３４により上述した結合時とは逆の方向（反時計回り方向）に所定の角度だけ 胴体１０とカム４０に対して相対的に回転させると、受け板３０の半径方向の外 方に撓ませていた上記受け板３０の複数の弾性片３３がカム４０の複数のカム突 起４４から離脱することにより、弾性片３３の掛止端部３３ａが受け板３０の半 径方向の内方の元の位置に自身の弾性力により復帰することを許容する。これに より、弾性片３３の掛止端部３３ａは高圧ブタンガス容器Ｇの支持リング５２の 内方凹所５２ａに対する掛け止めが解除され、高圧ブタンガス容器の接続アダプ ターに対する高圧ブタンガス容器の強固で確実な結合が解除される。そして、高 圧ブタンガス容器の接続アダプターと高圧ブタンガス容器Ｇとを相互に分離する ことができる。

【００１７】 以下、この考案の好適な実施の形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明す る。

【００１８】

【考案の実施の形態】

図１乃至図４は、この考案のドーム形の高圧ブタンガス容器の接続アダプター に係る実施の形態を示す。

【００１９】 上記の高圧ブタンガス容器の接続アダプターは、図１に示すように、大別して 、胴体１０と押し棒２０と受け板３０とカム４０とで構成されている。

【００２０】 胴体１０は、図１乃至図３に示すように、円柱形状をなし、上面に公知の高圧 ブタンガス容器Ｇのガス噴出ノズル５０と略等しい大きさと構成とを有するガス 噴出ノズル１１が設けられ、底面に後述する押し棒２０の基端部２１が挿着され る挿着溝１４が形成されると共に該挿着溝１４の周囲から下方向に突出し後述す る受け板３０の貫通孔３１に回転自在に嵌合される環状突出部１２が設けられて いる。さらに胴体１０中には、該胴体１０の内周面から胴体１０の中心線と交差 する方向に突出した流量調節摘み１３を介して誘導管１６を経て上面のガス噴出 ノズル１１から噴出するブタンガスの噴出量を調整するガス流量調整機構が格納 されている。尚、上記胴体１０の底面には、上記環状突出部１２の周囲に同心円 上に配置された１対のネジ孔１５が形成されている。

【００２１】 押し棒２０は、図１及び図３に示すように、略細いパイプ形状をなし、上記胴 体１０の挿着溝１４に挿着される基端部２１と、上記胴体１０の環状突出部１２ の内側にＯリングｒを介して挿着される大径の帯状部２２と、高圧ブタンガス容 器Ｇのガス噴出ノズル５０の上面に形成されたノズル孔５１を介して該ノズル孔 ５１を塞いでいるノズル弁５３を押し下げる尖鋭状の先端部２３とからなる。尚 、上記先端部２３の先端面には、高圧ブタンガス容器Ｇ中のブタンガスを容易に 流入する為の切欠溝２３ａが形成されている。

【００２２】 受け板３０は、図１乃至図４に示すように、略有底筒状をなし、底部の中央に 上記胴体１０の環状突出部１２が回転自在に嵌合される貫通孔３１が形成され、 該貫通孔３１の周囲に同心円上に略均等間隙に配置され、各々の先端部に受け板 ３０の半径方向における外方に向かい突出した掛止端部３３ａと、各々の内側面 における一方の垂直端部に沿って受け板３０の半径方向における内方に向かい突 出したストッパー３３ｂとを有した４個の弾性片３３が底部から下方に向かい突 出されている。また、上記底部において上記貫通孔３１と上記４個の弾性片３３ との間には、ネジＳが貫通する１対の円弧形状の長孔３２が形成されている。ま た、受け板３０には、該受け板３０の外周面から下向きに傾斜して突出された回 転操作摘み３４が設けられている。尚、上記受け板３０は合成樹脂材等により形 成されている。

【００２３】 カム４０は、図１乃至図４に示すように、略円錐形状をなし、上面の中央に上 記押し棒２０の先端部２３が挿通する貫通孔４１が形成され、該貫通孔４１の周 囲に同心円上に配置される１対のネジ孔４２が形成されている。また、カム４０ の底面には、高圧ブタンガス容器Ｇのガス噴出ノズル５０がＯリングｒを介して 差し込まれるガス噴出ノズル挿入溝４３が形成され、該ガス噴出ノズル挿入溝４ ３は上記貫通孔４１と連通されている。また、カム４０の外周面には、上記受け 板３０の４個の弾性片３３に対応して略均等間隙に配置された４個のカム突起４ ４がカム４０の半径方向における外方に向かい突出されている。

【００２４】 このように構成されている各構成部材は、図２に示すような１組の組立体とし て使用されている。以下に各構成部材の組み立て過程について説明する。

【００２５】 まず、上記胴体１０の底面の挿着溝１４及び環状突出部１２内に上記押し棒２ ０の基端部２１及び帯状部２２を嵌め込んだ後、上記環状突出部１２の内周面と 上記帯状部２２の外周面との間にＯリングｒを挿入する。これにより、上記胴体 １０に上記押し棒２０が密封された状態にしっかり挿着される。

【００２６】 次に、上記胴体１０の環状突出部１２を上記受け板３０の貫通孔３１に回転自 在に嵌合する。そして、上記受け板３０の４個の弾性片３３の間に上記カム４０ を配置するが、上記カム４０の上面の貫通孔４１に上記押し棒２０の先端部２３ が挿通されるようにした後、受け板３０に形成されている１対の円弧状の長孔３ ２を貫通する２個のネジＳにより上記胴体１０の底面に上記カム４０を固定する 。

【００２７】 このようにして組み立てられた１組の組立体としての高圧ブタンガス容器の接 続アダプターは、受け板３０が、該受け板３０の長孔３２の延長長さの範囲内で ネジＳにより一体に固定された胴体１０とカム４０に対して相対的に回転可能に なる。

【００２８】 次に、この考案の高圧ブタンガス容器の接続アダプターに公知のドーム形の高 圧ブタンガス容器Ｇを結合及び分離させる操作方法及び作用について説明する。

【００２９】 この考案の高圧ブタンガス容器の接続アダプターは、予め図示しない公知の高 圧ガス容器用のガス燃焼器具に通常の連結方法により、即ちガス燃焼器具のガス 噴出ノズル挿入ソケットに胴体１０の上面のガス噴出ノズル１１を螺合すること により連結されている この状態で、高圧ブタンガス容器の接続アダプターに高圧ブタンガス容器Ｇを 結合する時には、まずカム４０のガス噴出ノズル挿入溝４３に高圧ブタンガス容 器Ｇのガス噴出ノズル５０を押圧して差し込み、さらには受け板３０の４個の弾 性片３３を高圧ブタンガス容器Ｇの支持リング５２の内側に挿入する。次にこの 状態で、受け板３０を該受け板３０の回転操作摘み３４により図４における時計 回り方向に所定の角度（略４５度）だけ胴体１０とカム４０に対して相対的に回 転させると、受け板３０の４個の弾性片３３がカム４０の４個のカム突起４４に 各々乗り上げることにより、受け板３０の４個の弾性片３３は受け板３０の半径 方向の外方に撓ませる。これにより、上記弾性片３３の掛止端部３３ａは、図３ に示すように、高圧ブタンガス容器Ｇの支持リング５２の内方凹所５２ａに掛け 止めされ、高圧ブタンガス容器の接続アダプターに対する高圧ブタンガス容器の 強固で確実な連結が完成される。

【００３０】 そして、この後に、流量調節摘み１３を所定の方向に回転させれば、高圧ブタ ンガス容器Ｇのガス噴出ノズル５０から高圧ブタンガス容器の接続アダプターに 流入した高圧のブタンガスを、胴体１０の上面のガス噴出ノズル１１から図示し ない公知の高圧ガス容器用のガス燃焼器具へ噴出させることができ、また流量調 節摘み１３の所定の方向への回転量を調整することによりガス噴出ノズル１１か ら図示しない公知の高圧ガス容器用のガス燃焼器具へのブタンガスの噴出量を調 整することができる。

【００３１】 このように結合されている高圧ブタンガス容器の接続アダプターと高圧ブタン ガス容器Ｇとを相互に分離する時には、受け板３０を該受け板３０の回転操作摘 み３４により上述した結合時とは逆の方向（図４における反時計回り方向）に所 定の角度（略４５度）だけ胴体１０とカム４０に対して相対的に回転させると、 受け板３０の半径方向の外方に撓ませていた上記受け板３０の４個の弾性片３３ が上記カム４０の４個のカム突起４４から離脱することにより、自身の弾性力に よって弾性片３３の掛止端部３３ａが受け板３０の半径方向の内方の元の位置に 戻る。これにより、弾性片３３の掛止端部３３ａは高圧ブタンガス容器Ｇの支持 リング５２の内方凹所５２ａに対する掛け止めが解除され、高圧ブタンガス容器 の接続アダプターに対する高圧ブタンガス容器Ｇの強固で確実な連結が解除され る。そして、高圧ブタンガス容器の接続アダプターと高圧ブタンガス容器Ｇとを 相互に分離することができる。

【００３２】 尚、胴体１０とカム４０に対する受け板３０の相対的な回転は、上述した如く 受け板３０の底部に形成された１対の円弧状の長孔３２と該長孔３２に貫通され ているネジＳとの当接によって阻止され、さらには弾性片３３の内側面に形成さ れたストッパー３３ｂとカム４０のカム突起４４との当接によっても阻止される （図４参照）。

【００３３】

【考案の効果】

以上詳述した如く、この考案のドーム形の高圧ブタンガス容器の接続アダプタ ーによれば、公知のドーム形の高圧ブタンガス容器を高圧ブタンガス容器の接続 アダプターに結合及び分離する時に、胴体とカムに対して受け板のみを所定の角 度だけ相対的に回転させる簡単な操作によって容易且つ確実に結合及び分離させ ることができると共に、結合状態を常に良好に維持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施の形態のドーム形の高圧ブタン
ガス容器の接続アダプターを示す分解斜視図。

【図２】上記接続アダプターとドーム形の高圧ブタンガ
ス容器との結合前の状態を上記接続アダプターの一部を
切断して示す斜視図。

【図３】上記接続アダプターと上記高圧ブタンガス容器
との結合状態を上記接続アダプターの一部と上記高圧ブ
タンガス容器の一部とを垂直に切断して示す側面図。

【図４】上記接続アダプターの底面を示す底面図。

【図５】従来の接続アダプターとドーム形の高圧ブタン
ガス容器とが結合される前の状態を示す斜視図。

【符号の説明】

１０…胴体、１１…ガス噴出ノズル、１２…環状突出
部、１３…流量調節摘み、１４…挿着溝、１５…ネジ
孔、２０…押し棒、２１…基端部、２２…帯状部、２３
…先端部、２３ａ…切欠溝、３０…受け板、３１…貫通
孔、３２…長孔、３３…弾性片、３３ａ…掛止端部、３
３ｂ…ストッパー、３４…回転操作摘み、４０…カム、
４１…貫通孔、４２…ネジ孔、４３…ガス噴出ノズル挿
入溝、４４…カム突起、５０…ガス噴出ノズル、５１…
ノズル孔、５２…支持リング、５２ａ…内方凹所、Ｇ…
ドーム形の高圧ブタンガス容器、Ｓ…ネジ、ｒ…Ｏリン
グ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面にドーム形の高圧ブタンガス容器Ｇ
   のガス噴出ノズル５０と略等しい大きさと構成とを有す
   るガス噴出ノズル１１が設けられ、底面に挿着溝１４が
   形成されると共に該挿着溝１４の周囲から下方向に突出
   する環状突出部１２が設けられ、且つ該環状突出部１２
   の周囲に同心円上に配置された１対のネジ孔１５が形成
   され、外周面から突出した流量調節摘み１３を介して上
   面のガス噴出ノズル１１から噴出するガスの噴出量を調
   整するガス流量調整機構が格納されている円柱形状の胴
   体１０と、 上記胴体１０の挿着溝１４に挿着される基端部２１と、
   上記胴体１０の環状突出部１２の内側に挿着される大径
   の帯状部２２と、先端面に切欠溝２３ａが形成され高圧
   ブタンガス容器Ｇのガス噴出ノズル５０の上面に形成さ
   れたノズル孔５１を介して該ノズル孔５１を塞いでいる
   ノズル弁５３を押し下げる尖鋭状の先端部２３とからな
   る細いパイプ形状の押し棒２０と、 底部の中央に上記胴体１０の環状突出部１２が回転自在
   に嵌合される貫通孔３１が形成され、該貫通孔３１の周
   囲に同心円上に略均等間隙に配置され、先端部に外方に
   向かい突出した掛止端部３３ａと内側面における一方の
   垂直端部に沿って内方に向かい突出したストッパー３３
   ｂとを有した複数の弾性片３３が底部から下方に向かい
   突出され、且つ底部において上記貫通孔３１と上記複数
   の弾性片３３との間にネジＳが貫通する１対の円弧形状
   の長孔３２が形成され、外周面に下向きに傾斜して突出
   された回転操作摘み３４が設けられている略有底筒状の
   受け板３０と、 上面の中央に上記押し棒２０の先端部２３が挿通する貫
   通孔４１が形成され、該貫通孔４１の周囲に同心円上に
   配置される１対のネジ孔４２が形成され、底面に上記貫
   通孔４１と連通し高圧ブタンガス容器Ｇのガス噴出ノズ
   ル５０が差し込まれるガス噴出ノズル挿入溝４３が形成
   され、外周面に上記受け板３０の複数の弾性片３３に対
   応して略均等間隙に配置された複数のカム突起４４が突
   出される略円錐形状のカム４０と、を備え、 上記カム４０のガス噴出ノズル挿入溝４３に高圧ブタン
   ガス容器Ｇのガス噴出ノズル５０を押圧して差し込み、
   さらには上記受け板３０の複数の弾性片３３を高圧ブタ
   ンガス容器Ｇにおいてガス噴出ノズル５０の周囲に設け
   られている支持リング５２の内側に挿入し、上記受け板
   ３０を該受け板３０の回転操作摘み３４により時計回り
   方向・反時計回り方向に所定の角度だけ上記胴体１０と
   上記カム４０に対して相対的に回転させることにより、
   上記受け板３０の複数の弾性片３３の掛止端部３３ａを
   上記高圧ブタンガス容器Ｇの支持リング５２の内方凹所
   ５２ａに掛け止め・解除させることを特徴とするドーム
   形の高圧ブタンガス容器の接続アダプター。