JP3065285U - 蓄光シ―ト - Google Patents
蓄光シ―トInfo
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- JP3065285U JP3065285U JP1999005793U JP579399U JP3065285U JP 3065285 U JP3065285 U JP 3065285U JP 1999005793 U JP1999005793 U JP 1999005793U JP 579399 U JP579399 U JP 579399U JP 3065285 U JP3065285 U JP 3065285U
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- luminous
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- adhesive layer
- aluminum foil
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Abstract
(57)【要約】
[課題] アルミ箔を基材とし、その表面に蓄光層を設
けることにより従来技術に比べ輝度をアップさせること
ができると共に、非加硫ゴム系接着層を設けることによ
り、折曲部へ確実に貼り付けでき、しかも蓄光剤として
アルミン酸塩を使用することにより蓄光度をアップさ
せ、かつ取付場所を選択できる蓄光シートを提供する。 [解決手段]アルミ箔に下面な接着層を設けると共に、
アルミ箔の上面に透明な樹脂に蓄光性蛍光粉を含有して
なる蓄光層を設けてなる。
けることにより従来技術に比べ輝度をアップさせること
ができると共に、非加硫ゴム系接着層を設けることによ
り、折曲部へ確実に貼り付けでき、しかも蓄光剤として
アルミン酸塩を使用することにより蓄光度をアップさ
せ、かつ取付場所を選択できる蓄光シートを提供する。 [解決手段]アルミ箔に下面な接着層を設けると共に、
アルミ箔の上面に透明な樹脂に蓄光性蛍光粉を含有して
なる蓄光層を設けてなる。
Description
【0001】
本考案は、夜間(暗部)における危険箇所等に取り付け、所在を知らせるため の蓄光シートの改良に関するものである。
【0002】
従来、この種の蓄光シートとしては、特開平9−71756号公報記載のよう な、暗がりで物の所在を知るために、普遍的に使用できるプラスチック材料の成 形品としての粘着テープを開示する。粘着テープは、片面に接着剤が塗布された プラスチック材料製のテープ本体を有し、このテープ本体が、蓄光材料を含有す るプラスチック材料の押し出し成形により形成されて暗部において発光する。こ の粘着テープを所要の長さに切り取って、物品に貼りつけることにより、その物 品の所在を暗がりでも知ることができる形態のものが開示されている。 また、特開平9−208774号公報記載のような、ポリ塩化ビニルを主体と する樹脂組成物からなるポリ塩化ビニルテープにおいて、ポリ塩化ビニルを主体 とする樹脂組成物100重量部に対し、蛍光顔料を1〜10重量部かつ蓄光顔料 を1〜10重両部含有することを特徴とする蛍光製ポリ塩化ビニルテープが開示 されている。
【0003】
しかし、上記前者はポリ塩化ビニールテープに蛍光顔料を単に混合させたもの であり、十分に蓄光して発光できない。 また、上記後者においても、蓄光材料を含有したプラスチック材料を押し出し 成形に形成したものに接着剤を設けた形態のもので、前者同様十分に蓄光して発 光できないのが現状である。
【0004】 本考案は、上記の問題点に鑑みなされたもので、アルミ箔を基材とし、その表 面に蓄光層を設けることにより従来技術に比べ輝度をアップさせることができる と共に、非加硫ゴム系接着層を設けることにより、折曲部へ確実に貼り付けでき 、しかも蓄光剤としてアルミン酸塩を使用することにより蓄光度をアップさせ、 かつ取付場所を選択できる蓄光シートを提供するものである。
【0005】
課題を解決するための手段として、アルミ箔の下面に接着層を設けると共に、 アルミ箔の上面に透明な樹脂に蓄光性蛍光粉を含有してなる蓄光層を設けてなる ゜ また、前記蓄光層を少なくとも2層以上設け、前記接着層を、非加硫ゴム系接 着層とする。 さらに、前記蓄光性蛍光粉を、アルカリ土類金属のアルミン酸塩を基質とし、 前記透明な樹脂を折曲時に割れを生じない軟質樹脂とする。 加えて、前記透明な樹脂を、鉛筆硬度H以上の硬質樹脂とする。 さらにまた、前記蓄光層の上面に反射枠を、前記接着層の下面に補強板を設け てなる。
【0006】
この蓄光シート1は、アルミ箔(厚み0.1〜0.2mm)2の下面に、非加 硫ゴム系接着層3を設けると共に、アルミ箔2の上面に、透明なアクリル系樹脂 4aを100重量部に対してアルカリ土類金属のアルミン酸塩を基質とする蓄光 性蛍光粉4bを10重両部含有してなる蓄光層4・14・24・34を4層設け てなるもので、上記非加硫ゴム系接着層3の下面に剥離紙5を付着してある。 なお、上記蓄光性蛍光粉4bの構成は、(Al−x−yDxEy)O・a(Gl −zHz)2O3でAはアルカリ土類金属のMg,Ca,Sr,Ba,及び2 価金属Zn中の一種。Dは付活剤Eu。Eは共付活剤ランタノイドのDy,Nd ,Pr,Ho,Er,Tm,Yb,Lu及び、遷移金属のMn,Zr,Nb,T i,Sb,Li,Ge,In,Wの中の1種以上の元素であり、Gは母結晶体の Alであり、Hは母結晶体のBまたはGaである。 また、階段の踏板等、摩擦を生じる所に使用する場合は、透明なアクリル系 樹脂4aの硬化剤(非黄変性イソシアネート樹脂ワニス)を16%位含有してな る硬質樹脂を使用し、鉛筆高度H以上とするのが望ましい。 さらに、壁や階段の蹴り板・曲面部等、摩擦が余り生じない所に使用する場合 は、透明なアクリル系樹脂4aの硬化剤(非黄変性イソシアネート樹脂ワニス) を25%位含有してなる軟質樹脂を使用する。
【0007】 上記のように構成した蓄光シート1の使用例について下記に述べる。 例えば硬質樹脂を使用した蓄光シート1を、適当な寸法にカットし、剥離紙5 を剥した後、階段の踏板面や床・廊下等に、非加硫ゴム系接着層3を押し付けて 貼付する。 この状態で、太陽光あるいは蛍光燈の光を蓄光層4・14・24・34が順次 蓄積し、暗くなった時点で発光し、所在を知らせることができるもので、硬質樹 脂を使用しているため、靴やスリッパ等で踏み付けても蓄光層4は傷付きにくく 、かつ蓄光層4・14・24・34を4層に形成することにより蓄光量を多くす ることができると共に、アルミ箔2により発光効率を上げてなる。 なお、アルカリ土類金属のアルシン酸塩を基質とする蓄光性蛍光粉4bを使用 することにより、従来の硫黄化合物系蓄光剤に比べ約10倍長時間発光し、発光 輝度も10倍以上である。
【0008】 つぎに、軟質樹脂を使用した蓄光シート1の使用例について説明すると、例え ば車止め用縁石の角部に貼り付けて使用する場合、蓄光シート1をへの字形に折 曲して貼り付けなければならないが、軟質樹脂を使用することにより確実に曲面 (ヘルメット等にも)に貼り付けることができる。
【0009】 なお、他の実施例として補強を有する場所や反射を必要とする場所に貼り付け る場合は、蓄光シート21のように、蓄光層44の表面にアルミ製等による反射 枠6を設けると共に、非加硫ゴム系接着層23の下面にステンレス製等による補 強板7を貼り付け、その裏面に両面テープ(図示せず)を貼り付け使用するもの で、例えば車の後部に貼り付けて使用した場合、蓄光機能はもちろんのこと、反 射機能も有し、トンネル内や夜間走行に有効である。
【0010】 上記実施例において、蓄光シート1をロール状(テープ状)にした形態も一考 である。 また、透明な樹脂としてはアクリル系樹脂に限定せず、他の樹脂でもよい。 さらに、アルミ箔の厚さも必要に応じて自由に設定してよい。 さらにまた、蓄光層は4層に限定せず、必要に応じて2層、3層でもよく、透 明な樹脂と蓄光製蛍光粉との含有比率も必要に応じて変更すればよい。 なお、硬質樹脂及び軟質樹脂における硬化剤の含有比率は用途によって変更す ればよい。
【0011】
1)、アルミ箔を設けることにより発光率を向上させることができる。 2)、蓄光層を2層以上にすることにより、発光輝度を用途別に調整できる。 3)、非加硫ゴム系接着層により耐候性・防水性を向上させ、かつ局面に貼り付 けることもでき、長期間剥離することがない。 4)、アルカリ土類金属のアルミン酸塩を基質とする蓄光性蛍光粉を使用するこ とにより、従来品と比べ約10倍以上の発光時間と発光輝度を得ることがで きる。 5)、透明な樹脂を硬質樹脂あるいは軟質樹脂にすることにより、色々な場所・ 用途に使用できるものである。 6)、用途によって適当な大きさにカットして使用できる。 7)、反射枠や補強板を使用することによって蓄光のみならず反射効果も有し、 変形しにくい。
【図1】本考案の第1実施例を示す蓄光シートの構成分
解図。
解図。
【図2】本考案の第1実施例を示す蓄光シートの構成
図。
図。
【図3】本考案の第2実施例を示す蓄光シートの斜視
図。
図。
1−−−−−蓄光シート 2−−−−−アルミ箔 3−−−−−非加硫ゴム系接着層 4−−−−−蓄光層 5−−−−−剥離紙 6−−−−−反射枠 7−−−−−補強板
Claims (7)
- 【請求項1】 アルミ箔の下面に接着層を設けると共
に、アルミ箔の上面に透明な樹脂に蓄光性蛍光粉を含有
してなる蓄光層を設けてなることを特徴とする蓄光シー
ト。 - 【請求項2】 前記蓄光層を少なくとも2層以上設けて
なることを特徴とする請求項1記載の蓄光シート。 - 【請求項3】 前記接着層を、非加硫ゴム系接着層とす
ることを特徴とする請求項1又は2記載の蓄光シート。 - 【請求項4】 前記蓄光性蛍光粉を、アルカリ土類金属
のアルミン酸塩を基質とすることを特徴とする請求項
1、2又は3記載の蓄光シート。 - 【請求項5】 前記透明な樹脂を折曲時に割れを生じな
い軟質樹脂とすることを特徴とする請求項1、2、3又
は4記載の蓄光シート。 - 【請求項6】 前記透明な樹脂を、鉛筆硬度H以上の硬
質樹脂とすることを特徴とする請求項1、2、3又は4
記載の蓄光シート。 - 【請求項7】 前記蓄光層の上面に反射枠を、前記接着
層の下面に補強板を設けてなることを特徴とする請求項
1、2、3、4、5又は6記載の蓄光シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005793U JP3065285U (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | 蓄光シ―ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999005793U JP3065285U (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | 蓄光シ―ト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3065285U true JP3065285U (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=43198902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999005793U Expired - Lifetime JP3065285U (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | 蓄光シ―ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3065285U (ja) |
-
1999
- 1999-06-28 JP JP1999005793U patent/JP3065285U/ja not_active Expired - Lifetime
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