JP3065255U - モ―タの改良構造 - Google Patents

モ―タの改良構造

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JP3065255U JP1999004688U JP468899U JP3065255U JP 3065255 U JP3065255 U JP 3065255U JP 1999004688 U JP1999004688 U JP 1999004688U JP 468899 U JP468899 U JP 468899U JP 3065255 U JP3065255 U JP 3065255U
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bearing
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bearings
annular groove
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文喜 黄
国正 林
裕鴻 黄
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Delta Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受けに予荷重をかける機能、固定する機
能、及び振動を吸収できる機能を同時に提供できるモー
タの改良構造である。このモータの改良構造により、構
成部材の数が減少され、かつ薄型化を実現することがで
きる。 【解決手段】 環状溝を有する主軸と、前記主軸に固定
され、中心部の下側の内縁に凸部が設けられるハブ部
と、前記主軸を回転自在に支持する少なくとも2つの軸
受けと、前記少なくとも2つの軸受けを組み込み、前記
2つの軸受けの間に介設される少なくとも1つの段部を
有する軸受け座と、前記環状溝に嵌入され、前記軸受け
の少なくとも1つの段部と前記ハブ部の凸部とに合わせ
て、前記少なくとも2つの軸受けを弾性的に支持する弾
性リングと、を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はモータの改良構造に関し、特に小型の軸受け予荷重装置と振動を吸収 できる振動吸収装置とを有するモータの改良構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】
目下、利用されているファンの中、モータが重要な部分である。放熱される対 象とするシステムが薄くなると共に、ファンの厚さを薄くする必要がある。その 手法として、例えば、モータの厚さを縮める。
【0003】 軸受けはモータの中での重要な部材である。この分野の技術者が分かるように 、正常な作動を維持するため、軸受けに予荷重をかける必要がある。例えば、米 国特許公報第5,343,104号に、スリーブの段部と押し止め平板とによって軸受け に予荷重をかける構造が示されている。その中、押し止め平板が、主軸に緊密に 合わせなければならない。その構成部材の数が多いので、ファンの厚さがなかな か縮小できない。
【0004】 以下、いつも利用されているファンのモータ構造を例として、軸受けに予荷重 がかけられる場合を説明する。
【0005】 図1は、従来のファンのモータ構造を示す断面図である。このファンのモータ は、ベース101と、前記ベース101の中央部近傍に固定され、段部102a を有する軸受け座102と、それぞれ上及び下より前記軸受け座102の中に取 り付けられ、その間に段部102aが介設される軸受け103及び104と、環 状溝105aを有する主軸105と、前記主軸105に固定されて回転し、ハブ 部108a及び複数のブレード108bを有するインペラ108と、珪素鋼板10 6a、絶縁部106b、コイル部106c、及び係合部106d、を有するコイル座 106と、前記ベース101に固定され、コイル部106の係合部106dに係 合固定される回路板107と、ばね109と、C形リング110と、を備える。
【0006】 図1に示すように、軸受け103及び104に予荷重をかけるため、軸受け1 04の上端にばね109が設けられ、軸受け103の下端にC形リング110が 設けられる。ばね109の両端がそれぞれ軸受け104及びハブ部108aに接 する。ばね109と段部102aとによって軸受け104に予荷重をかけること ができる。一方、C形リング110が主軸105の環状溝105aに嵌入される 。ばね109、C形リング110、及び段部102aによって、軸受け103が 固定されると共に、予荷重をかけることができる。
【0007】 図2は、図1の軸受け103、104が負荷を受けた状態のフリーボディ図で ある。図1と図2に示すように、力F1及びF2がばね109によって提供され、力 F3、F4、F5及びF6が段部102aによって提供される。また、力F7及びF8はC形 リング110によって提供される。故に、力F1〜F4は軸受け104に予荷重をか け、力F5〜F8は軸受け103に予荷重をかける。
【0008】 以下、図1を参照して前記従来のファンの構造の欠点を詳しく説明する。図1 に示すように、軸受け座102がベース101に固定され、コイル座106が接 着によって前記軸受け座102の外周部に固定される。軸受け座102、ばね1 09、及びC形リング110によって軸受け103、104に予荷重をかける機 能及び固定する機能を達成する。軸受け座102、軸受け103及び104は皆 剛体であるので、両者に組立許容がある場合(特にすきまばめを利用する場合) 、モータ回転時に生じる振動を有効的に吸収することができない。
【0009】 なお、ばね109とC形リング110の主な機能は、軸受け103、104に 予荷重を施し、そして固定する。もし単一の部材で前記2つの機能を完成できれ ば、製造と組立の過程を便利化させる以外、超薄型のモータも製造できる。
【0010】 故に、本考案は、すべての機能を保つ条件の下、構成部材の数を減少し、より 良い振動吸収効果を提供でき、かつ超薄型のファンを製造することが可能になる モータの改良構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、その第1の実施の形態として、環状溝を 有する主軸と、前記主軸に固定され、凸部を有するハブ部と、前記主軸を回転自 在に支持する軸受けと、前記軸受けを組み込み、段部を有する軸受け座と、前記 環状溝に嵌入され、前記軸受け座の段部と前記ハブ部の凸部とに合わせて、前記 軸受けを弾性的に支持する弾性リングと、を備えることを特徴とするモータの改 良構造を提供する。
【0012】 また、本考案は、その第2の実施の形態として、環状溝を有する主軸と、前記 主軸に固定され、中心部の下側の内縁に設けられる凸部を有するハブ部と、前記 主軸を回転自在に支持する少なくとも2つの軸受けと、前記少なくとも2つの軸 受けを組み込み、少なくとも1つの段部を有し、前記少なくとも1つの段部は前 記少なくとも2つの軸受けの間に介設される軸受け座と、前記環状溝に嵌入され 、前記軸受け座の少なくとも1つの段部と前記ハブ部の凸部とに合わせて、前記 少なくとも2つの軸受けを弾性的に支持する弾性リングと、を備えることを特徴 とするモータの改良構造を提供する。
【0013】 なお、前記2つの実施の形態によるモータの改良構造において、前記弾性リン グとしてO形リングまたはコイルばねを採用することができる。
【0014】
【考案の好適な実施の形態】
以下に、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳しく説明する。
【0015】
【第1の実施の形態】 図3は本考案の第1の実施の形態によるファンのモータ構造を示す断面図であ る。図3に示すように、このファンのモータは、ベース1と、前記ベース1の中 央部に固定され、段部2aを有する軸受け座2と、それぞれ上及び下より前記軸 受け座2の中に取り付けられ、その間に段部2aが介設される軸受け3及び4と 、環状溝5aを有する主軸5と、前記主軸5に固定されて回転し、ハブ部8a、複 数のブレード8b及び凸部8cを有するインペラ8と、珪素鋼板6a、絶縁部6b 、コイル部6c、及び係合部6d、を有するコイル座6と、前記ベース1に固定さ れ、コイル部6の係合部6dに係合固定される回路板7と、環状溝5aに嵌入され るO形リング11と、を備える。
【0016】 図3と図1とを比べて分かるように、本実施の形態によるモータの改良構造は 次の特徴がある:O形リング11で図1におけるばね109及びC形リング11 0を取り替える。O形リング11が主軸5の環状溝5aに嵌入されて軸受け3に 接触する。O形リング11の弾性(径方向の弾性)によって軸受け3に上方へ押 す力を施す。また、ハブ部8aの中心部の下側の内縁に設けられる凸部8cによっ て軸受け4に下方へ押す力を施す。故に、凸部8c、段部2a、及びO形リング1 1により、軸受け3、4に予荷重をかけることができる。軸受け3、4の受けた 予荷重が従来技術とほぼ同様であるので、その詳しい説明を省略する。そのフリ ーボディ図が図2に示す。
【0017】 前述したように、本考案は、O形リング11によって従来技術におけるばね 109及びC形リング110の機能を達成する。よって、構成部材の数を減少す ると共に、ファンのモータの薄形化を可能にする。以下に、本考案の第2の実施 の形態によるモータの改良構造を詳しく説明する。
【0018】
【第2の実施の形態】 図4は本考案の第2の実施の形態によるモータの改良構造を示す断面図である 。図4に示すように、この実施の形態によるモータは、ベース1と、前記ベース 1の中央部に固定され、段部2aを有する軸受け座2と、前記軸受け座2の中に 取り付けられる軸受け3と、環状溝5aを有する主軸5と、ハブ部8a、複数のブ レード8b、及び凸部8cを有し、前記主軸5に固定されて回転するインペラ8と 、珪素鋼板6a、絶縁部6b、コイル部6c、及び係合部6dを有するコイル座6と 、前記ベース1に取り付けられ、コイル座6の係合部6dに係合固定される回路 板7と、前記環状溝5aに嵌入され、軸受け3に接触するO形リング11と、を 備える。
【0019】 図3と図4とを比べて分かるように、本実施の形態によるモータの改良構造は 次の特徴がある:ファンのモータは、単に軸受け3によって主軸5が回転自在に 支持される。軸受け3を固定するため、ハブ部8aの中心部の下側の内縁に凸部 8cが設けられ、凸部8c及び段部2aにより、軸受け3に予荷重をかけることが できる。ハブ部8a、軸受け3、及び段部2aが皆剛体であるので、凸部8cは段 部2aと同時に軸受け3に接触できない場合、軸受け3を固定することができな い。その場合、段部2a とO形リング11とによってファンのモータを固定する 必要がある。なお、O形リング11によってファンのモータが生じる振動を吸収 できる。故に、軸受け3、軸受け座2、及びハブ部8aは製造上の許容要求が厳 しくないので、製造コストを大幅に低減することができる。
【0020】
【考案の効果】
まとめとして、前記2つの実施の形態において、O形リング11は軸受けに予 荷重をかける以外、振動を吸収する機能もある。即ち、軸受けと軸受け座との間 に隙間が存在する場合、モータ全体に振動が生じる。このとき、振動を吸収でき るO形リングは、モータ全体の安定化に役立つ。
【0021】 前記好適な実施の形態は、本考案の技術内容を具体的に説明する2つの例に過 ぎなく、本考案の範囲を狭義的に前記構造に制限するものではない。本考案の精 神と請求の範囲に掲げられたことに基づいて施す変更が皆本考案の範囲内に含ま れることを予め言明する。
【0022】 例えば、前記第1の実施の形態において、2つの軸受けを用いたが、より長い 主軸に対応して2個以上の軸受けを使用することも考えられる。また、前記第2 の実施の形態において、ハブ部の凸部はハブ部の中心部の内縁に設けられるが、 ハブ部の中心部の外縁に設けられ、又はハブ部の中心部の内縁及び外縁にそれぞ れ凸部に設けられても良い。また、本考案の場合は、O形リングによって予荷重 をかける効果、及び振動を吸収する効果を達成するが、他の弾性を有する弾性リ ングを使用しても良い。なお、本考案によるモータの改良構造は、ファンのモー タのみに制限されるものではなく、他種類のモータにも利用できる。故に、本考 案の範囲は実用新案登録請求の範囲に具体的に掲げられたものに含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のファンのモータ構造を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示す軸受け103及び104が力を受け
る場合のフリーボディ図である。
【図3】本考案の第1の実施の形態によるモータの構造
を示す断面図である。
【図4】本考案の第2の実施の形態によるモータの構造
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 軸受け座 2a 段部 3、4 軸受け 5 主軸 5a 環状溝 6 コイル座 6a 珪素鋼板 6b 絶縁部 6c コイル部 6d 係合部 7 回路板 8 インペラ 8a ハブ部 8b ブレード 8c 凸部 11 O形リング

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状溝を有する主軸と、前記主軸に固定
    され、凸部を有するハブ部と、前記主軸を回転自在に支
    持する軸受けと、前記軸受けを組み込み、段部を有する
    軸受け座と、前記環状溝に嵌入され、前記軸受け座の段
    部と前記ハブ部の凸部とに合わせて前記軸受けを弾性的
    に支持する弾性リングと、を備えることを特徴とするモ
    ータの改良構造。
  2. 【請求項2】 前記弾性リングはO形リングであること
    を特徴とする請求項1に記載のモータの改良構造。
  3. 【請求項3】 環状溝を有する主軸と、前記主軸に固定
    され、中心部の下側の内縁に設けられる凸部を有するハ
    ブ部と、前記主軸を回転自在に支持する少なくとも2つ
    の軸受けと、前記少なくとも2つの軸受けを組み込み、
    少なくとも1つの段部を有し、その少なくとも1つの段
    部は前記少なくとも2つの軸受けの間に介設される軸受
    け座と、前記環状溝に嵌入され、前記軸受け座の少なく
    とも1つの段部と前記ハブ部の凸部とに合わせて前記少
    なくとも2つの軸受けを弾性的に支持する弾性リング
    と、を備えることを特徴とするモータの改良構造。
  4. 【請求項4】 前記弾性リングはO形リングであること
    を特徴とする請求項3に記載のモータの改良構造。
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