JP3065238U

JP3065238U - パワ―ソックス

Info

Publication number: JP3065238U
Application number: JP1999004677U
Authority: JP
Inventors: 久義笹島; タカ笹島; 則康笹島
Original assignee: 久義笹島; タカ笹島; 則康笹島; 大滝哲夫
Priority date: 1999-06-25
Filing date: 1999-06-25
Publication date: 2000-02-02
Anticipated expiration: 2005-06-25

Abstract

(57)【要約】【課題】適量の木炭で就寝時に簡便に利用することが
できる廉価な木炭健康具を提供する。【解決手段】本形態の健康具は、就寝時に足に付けて
使用する。木炭が収納された木炭収納具１６が、足１２
の裏側に位置するように、ソックスカバー１４で保持さ
れる。足１２の裏に木炭収納具１６があるが、歩行する
わけではないので特に不都合は生じない。就寝時、木炭
１６Ｂから放射された遠赤外線は、足１２を暖める作用
を奏する。このため、特に足部に冷えを感ずるような場
合には、本考案は極めて効果的である。また、周囲の空
気の匂いや湿気が木炭１６Ｂによって吸収される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、木炭を利用した健康具に関するものである。

【０００２】

【背景技術】

木炭は、多孔質という構造上の特徴から、脱臭、吸湿、清浄などの効果が知られている。また、木炭の遠赤外線が温熱効果をもたらし、健康によい影響を与えているといわれ、自然療法として注目されている。このような木炭を利用した寝装具の背景技術としては、木炭シーツ，木炭マット，木炭ベットなどがある。これは、木炭をパルプの中に混入したり、寝装具の中に入れて使用するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、以上のような背景技術では、木炭を多量に必要とするとともに、構造が大掛かりで収納や移動に手数を要し、値段も高価である。更に、いずれも体重による重みのために木炭が押しつぶされ、その効果が低下してしまう恐れもある。

【０００４】本考案は、以上の点に着目したもので、適量の木炭で就寝時に簡便に利用することができる廉価な木炭健康具を提供することを、その目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するため、本考案は、木炭を収納した木炭収納具と、この木炭収納具を就寝時に足部に装着する装着具とを備えたことを特徴とする。主要な形態の一つによれば、前記木炭収納具は、木炭を収納した袋であることを特徴とする。他の形態によれば、前記木炭収納具は、木炭を収納した内袋と、この内袋を多数収納した外袋を含むことを特徴とする。更に他の形態によれば、前記袋に仕切りを設けたことを特徴とする。更に他の形態によれば、前記木炭収納具と前記装着具を一体に構成したことを特徴とする。

【０００６】他の考案は、木炭を収納した木炭収納子袋を多数つなぎ合わせて、就寝時に足部に装着する形状としたことを特徴とする。更に他の考案は、木炭健康具を足部に対して着脱するための着脱手段を設けたことを特徴とする。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施形態について詳細に説明する。図１は、本形態における健康具の就寝時の使用状態におけるソックスカバー内部を示す図であり、図２（Ａ）はその主要部断面を示す図である。これらの図において、寝具１０上で睡眠中の人の足１２は、ソックスカバー（装着具）１４で覆われている。このソックスカバー１４の底，つまり足１２の裏側には、木炭収納具１６が設けられている。すなわち、木炭収納具１６が、足１２の裏側に位置するように、ソックスカバー１４で保持した状態となっている。

【０００８】木炭収納具１６は、図２（Ａ）に断面を示すように、布でできた袋１６Ａ中に適当な大きさの木炭１６Ｂを多数個収納した構成となっている。なお、図２（Ｂ）に示すように、まず木炭１６Ｂを内袋１６Ｃに収納し、更にこの内袋１６Ｃを外袋１６Ｄ中に複数収納するようにしてもよい。更に、図３（Ａ）に示すように、袋１６Ｅ内に仕切り１６Ｆを適当数設け、袋１６Ｅ内における木炭１６Ｂの片寄りを防止してもよい。

【０００９】袋１６Ａ，１６Ｃ，１６Ｄ，１６Ｅとしては、木炭１６Ｂの細かな粉が使用時に外部に漏れないように、比較的目の詰まった布地を用いると好都合である。また、袋１６Ａ，１６Ｄ，１６Ｅは、人体の肌に直接触れるので、肌触りのよい生地を使用するとよい。

【００１０】次に、本形態の作用を説明する。図１に示したように、本形態の健康具は、就寝時に足に付けて使用する。足１２の裏に木炭収納具１６があるが、歩行するわけではないので特に不都合は生じない。就寝時、木炭１６Ｂから放射された遠赤外線は、足１２を暖める作用を奏する。このため、特に足部に冷えを感ずるような場合には、本考案は極めて効果的である。また、周囲の空気の匂いや湿気が木炭１６Ｂによって吸収される。このようにして、いわゆる木炭パワーとして知られている効果が発揮され、健康維持に寄与するようになる。

【００１１】考案には数多くの実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変することが可能である。例えば、次のようなものも含まれる。（１）木炭収納具としては、木炭を収納することができれば、どのような形態であってもよい。例えば、図３（Ｂ）に示すように、木炭１６Ｂを子袋２０内に収納し、この子袋２０をパッチワークのように多数つなぎ合わせて、足１２を覆う靴下状に構成してもよい。この例によれば、足部を全体として暖めることができる。（２）前記形態では、ソックスカバー１４と木炭収納具１６とを別構成としたが、両者一体の構成としてもよい。また、足１２に対する着脱を容易にするため、ソックスカバー１４の適当な部位に切り込みを設け、該切り込みにファスナやマジックテープなどの着脱手段を設けるようにしてもよい。（３）前記形態を組み合わせるようにしてもよい。例えば、図２（Ｂ）や図３（Ｂ）の実施形態における袋中に図３（Ａ）の仕切りを設けるなどである。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、木炭を収納して足部に装着することとしたので、適量の木炭でその能力を就寝時に十分に生かすことができ、簡便で廉価な木炭健康具を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態における就寝時の様子を示
す図である。

【図２】図１の主要部を示す図である。

【図３】本考案の他の形態を示す図である。

【符号の説明】

１０…寝具１２…足１４…ソックスカバー１６…木炭収納具１６Ａ…袋１６Ｂ…木炭１６Ｃ…内袋１６Ｄ…外袋１６Ｅ…袋１６Ｆ…仕切り２０…子袋

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 599049875 大滝哲夫埼玉県鳩ヶ谷市大字里718番地の17 (72)考案者笹島久義埼玉県川口市柳崎１丁目３番13号 (72)考案者笹島タカ埼玉県川口市柳崎１丁目３番13号 (72)考案者笹島則康埼玉県川口市柳崎１丁目３番13号

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】木炭を収納した木炭収納具と、この木炭
収納具を就寝時に足部に装着する装着具とを備えたこと
を特徴とする木炭健康具。
【請求項２】前記木炭収納具は、木炭を収納した袋で
あることを特徴とする請求項１記載の木炭健康具。
【請求項３】前記木炭収納具は、木炭を収納した内袋
と、この内袋を多数収納した外袋を含むことを特徴とす
る請求項１記載の木炭健康具。
【請求項４】前記袋に仕切りを設けたことを特徴とす
る請求項２又は３記載の木炭健康具。
【請求項５】前記木炭収納具と前記装着具を一体に構
成したことを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載
の木炭健康具。
【請求項６】木炭を収納した木炭収納子袋を多数つな
ぎ合わせて、就寝時に足部に装着する形状としたことを
特徴とする木炭健康具。
【請求項７】足部に対して着脱するための着脱手段を
設けたことを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載
の木炭健康具。