JP3065228U - 食品陳列ケ―ス - Google Patents

食品陳列ケ―ス

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JP3065228U
JP3065228U JP1999004657U JP465799U JP3065228U JP 3065228 U JP3065228 U JP 3065228U JP 1999004657 U JP1999004657 U JP 1999004657U JP 465799 U JP465799 U JP 465799U JP 3065228 U JP3065228 U JP 3065228U
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air
food
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JP1999004657U
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Inventor
稔 尾栢
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ニチワ電機株式会社
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品陳列室(10)の食品出し入れ口(12)の周縁
上に位置し且つ互いに対向するように設けられた吸気孔
(31)及び吐出孔(33)と、前記吸気孔(31)と吐出孔(33)を
繋ぐ態様で前記食品陳列室(10)の外側に設けられた送風
路(21)と、前記送風路(21)内に配設された送風ファン(2
3)と、前記食品陳列室(10)内を冷却又は加温する為の冷
却装置又は発熱装置と、を具備する食品陳列ケースに於
いて、食品陳列室(10)や送風路(21)内での、低・高温に
強い雑菌の量を少なくし得るようにする。 【解決手段】 前記送風路(21)内には、通気性を有し且
つ雑菌の通過を阻止する除菌フィルタ、又は、殺菌ラン
プが配設されていること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、食品出し入れ口がエアーカーテンで覆われた食品陳列ケースに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等に据え付けられた生鮮食料品用 の食品陳列ケースには、その食品出し入れ口がエアーカーテンで覆われたものが ある。 図4は、従来の食品陳列ケースの断面図であり、ケーシング(11)の前面には食 品陳列室(10)の食品出し入れ口(12)が開放していると共に、該食品陳列室(10)の 底板(15)の下方から背面板(16)の裏側を経て天井板(17)の上方に繋がる送風路(2 1)には送風ファン(23)と冷却器(25)用の熱交換器(27)が配設されている。又、上 記送風路(21)の上流端に位置する吸気孔(31)(31)は食品陳列室(10)内の前壁(38) の近傍に形成されている一方、前記送風路(21)の下流端の吐出孔(33)は天井板(1 7)の前縁近傍に形成されている。
【0003】 このものでは、送風ファン(23)が作動して吸気孔(31)から送風路(21)内に空気 が吸引されると、該空気は冷却器(25)の熱交換器(27)と熱交換して冷気になり、 該空気の一部が天井板(17)の奥部近傍に形成されたリーク孔(19)(19)から食品陳 列室(10)に吐出されて棚(41)(41)上の食品(43)(43)が冷却される。一方、送風路 (21)を流れる冷気は、該送風路(21)の下流端の吐出孔(33)から層流の状態でその 下方の吸気孔(31)に向けて吹き出され、これにより、前記吐出孔(33)と吸気孔(3 1)を繋ぐ厚い空気層たるエアーカーテン(14)で食品陳列室(10)の内外が遮断され 、食品陳列室(10)内の冷気が外部に漏れるのが防止される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、食品陳列室(10)を冷却することで食品(4 3)(43)の腐敗や雑菌の増殖をある程度抑えることができるものの、低温に強い種 類の雑菌の増殖を抑制したりこれらを除去することができない。従って、上記従 来のものでは、前記雑菌が送風路(21)を流れる冷風に乗ってリーク孔(19)から食 品陳列室(10)に侵入して食品(43)(43)に付着するのを抑えることが困難で、十分 な衛生を確保することができないという問題があった。
【0005】 尚、上記に於いては、食品(43)を冷却する形式の陳列ケースについて例示的に 説明したが、冷却器(25)に代えて発熱装置を設ける共に、該発熱装置で食品(43) (43)を保温する形式の陳列ケースでは、高温に強い種類の雑菌が食品(43)(43)に 付着するという上記と同種の問題がある。
【0006】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたもので、 『食品陳列室(10)の食品出し入れ口(12)の周縁上に位置し且つ互いに対向する ように設けられた吸気孔(31)及び吐出孔(33)と、 前記吸気孔(31)と吐出孔(33)を繋ぐ態様で前記食品陳列室(10)の外側に設けら れた送風路(21)と、 前記送風路(21)内に配設された送風ファン(23)と、 前記食品陳列室(10)内を冷却又は加温する為の冷却装置又は発熱装置と、を具 備する食品陳列ケース』に於いて、食品陳列室(10)や送風路(21)内での、低・高 温に強い雑菌の量を少なくし得るようにすることをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
[1項] 上記課題を解決する為の本考案の技術的手段は、 『前記送風路(21)内には、通気性を有し且つ雑菌の通過を阻止する除菌フィル タが配設されている』ことである。
【0008】 上記技術的手段によれば、送風路(21)を流れる空気が前記除菌フィルタを通過 する際には、該空気中の雑菌が前記除菌フィルタに付着して除去される。これに より、送風路(21)を流れる空気が清浄化され、低・高温に強い雑菌やウイルスの 、食品陳列室(10)及び送風路(21)内での量を少なくすることができる。又、ウイ ルスの一部やカビの胞子も前記除菌フィルタで除去される。
【0009】 [2項] 前記1項の考案の考案特定事項たる除菌フィルタとしては、具体的には、『前 記除菌フィルタは、0.3μm以上の大きさの粒子の通過を阻止できる微細な通 気路を具備する』ものを採用することができる。このものでは、0.3〜20μ mの大きさを有する雑菌だけでなく、これよりも、小さな数百ミリμmの大きさ を有するウイルスも前記除菌フィルタである程度捕集することができ、送風路(2 1)等を流れる空気の清浄度が向上する。
【0010】 [3項] 前記1項又は2項に於いて、 『前記送風路(21)には、紫外線を放射する殺菌ランプが配設されている』もの では、送風路(21)の壁面のカビや該送風路(21)を流れる空気中の雑菌が殺菌ラン プ(51)からの紫外線の殺菌作用で殺菌されて減少し、これにより、上記空気が一 層清浄化される。
【0011】 [4項] 前記除菌フィルタを採用するか否かに関わらず、 『前記送風路(21)には、紫外線を放射する殺菌ランプが配設されている』もの であれば、前記3項と同様に、殺菌ランプの殺菌作用により、カビや雑菌やウイ ルスを減少させることができる。
【0012】
【考案の効果】
上記1項及び4項に記載の考案は次の特有の効果を有する。 送風路(21)を流れる空気中の雑菌が除菌フィルタや殺菌ランプで減少されるか ら、低・高温に強い雑菌やウイルスの、食品陳列室(10)及び送風路(21)内での量 を少なくすることができる。 上記2項及び3項のものでは上記効果に加えて当該各項の説明で記載した効果 が得られる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本願考案の実施の形態を、図示例と共に説明する。 図1は本考案の実施の形態に係る食品陳列ケースの全体の外観斜視図,図2は その断面図であり、送風路(21)内に除菌フィルタ(61)及び殺菌ランプ(51)(51)が 配設されている点を除いて既述従来のものとほぼ同様に構成されている。
【0014】 図1に示すように、全体として直方体の箱状に形成されたケーシング(11)の前 面には食品出し入れ口(12)が開放していると共に、ケーシング(11)内の食品陳列 室(10)には上下3段の棚(41)(41)が配設されている。 図2に示すように、食品陳列室(10)は、左右の側板(57)(58)と底板(15)と天井 板(17)及び背面板(16)で包囲された空間で形成されている。
【0015】 食品陳列室(10)の食品出し入れ口(12)の下方に位置する前面起立部(39)の内側 の面には、食品陳列室(10)の底板(15)を屈曲して形成した水平部(30)が接続され ているとともに、該水平部(30)には、後述の送風路(21)に空気が流入する吸気孔 (31)(31)がケーシング(11)の横方向全域に亘って形成されている。 食品陳列室(10)を構成する底板(15)と背面板(16)及び天井板(17)の外面側には 、これらと平行な外周板(65)(66)(67)が設けられており、該外周板(65)(66)(67) とその内側の底板(15)等の間が送風路(21)となっている。
【0016】 送風路(21)内の上流端近傍には送風ファン(23)が配設されていると共に、その 吐出側には冷却装置たる冷却器(25)の熱交換器(27),殺菌ランプ(51)(51)及び除 菌フィルタ(61)がこの順序で配設されている。又、除菌フィルタ(61)の下流側に は殺菌ランプ(51)が配設されていると共に、送風路(21)の下流端の吐出孔(33)に は空気の吹出方向を設定する為のルーバー(35)が装着されている。又、食品陳列 室(10)の天井板(17)には、除菌フィルタ(61)の下流側隣接部に位置するリーク孔 (19)(19)が形成されている。
【0017】 送風路(21)の途中を遮断する態様で設けられた除菌フィルタ(61)は、この実施 の形態ではガラス繊維で構成されている。この除菌フィルタ(61)は0.3μmの 粒子の通過を阻止し得る程度の微細通気路が貫設されている。尚、本実施の形態 ではガラス繊維で除菌フィルタ(61)を構成しているが、ポリエステル繊維や紙等 を用いてもよい。
【0018】 又、図3に示すように、食品陳列室(10)の天井板(17)にはフィルタ装着口(54) が開設されていると共に、該フィルタ装着口(54)は天井板(17)に対してヒンジ(4 6)で上下回動自在に取付けられた開閉蓋(37)で開閉されるようになっている。そ して、上記フィルタ装填口(54)を介して除菌フィルタ(61)が送風路(21)内に装填 されるようになっている。又、上記天井板(17)には、閉状態にある開閉蓋(37)の 自由端に下方から係合する回動爪(48)が、支軸(49)で水平方向に回動自在に支持 されている。又、送風路(21)内に於ける幅方向(ケーシング(11)の幅方向)の両 側壁には、除菌フィルタ(61)の端縁を挿入保持させる為のみぞ形鋼状のガイド(6 9)(69)が上下方向に延びる態様で配設されており、これらガイド(69)(69)の間に 除菌フィルタ(61)が位置するように装填される。即ち、図3の想像線で示すよう に開閉蓋(37)を下方に回動させてフィルタ装填口(54)を開放し、該フィルタ装填 口(54)を介してガイド(69)(69)の溝内に除菌フィルタ(61)の両端縁を下方からス ライドさせるように挿入し、その後、開放状態にあるフィルタ装填口(54)を開閉 蓋(37)で閉塞してその自由端の下面に回動爪(48)を係合する。すると、開閉蓋(3 7)が閉状態に保持されて除菌フィルタ(61)が装填される。従って、除菌フィルタ (61)が汚れた場合は上記のように開閉蓋(37)を開閉して新たな除菌フィルタ(61) と交換することができる。
【0019】 既述殺菌ランプ(51)(51)は、殺菌力のある紫外線を放出するランプであり、例 えば、2500Å〜2800Å程度の波長の紫外線が放出される。 このものでは、冷却器(25)と送風ファン(23)が作動すると、ケーシング(11)の 前面起立部(39)の内側に形成された水平部(30)から送風路(21)内に吸引された空 気が、送風ファン(23)→熱交換器(27)→殺菌ランプ(51)(51)→除菌フィルタ(61) →殺菌ランプ(51)→吐出孔(33)→水平部(30)の吸気孔(31)(31)と繋がる循環経路 で循環する。このとき、吐出孔(33)からの吐出空気は、厚い空気層状のエアーカ ーテン(14)になって下方の吸気孔(31)(31)に向けて流動し、これにより、食品陳 列室(10)の食品出し入れ口(12)が前記エアーカーテン(14)で覆われた状態になる 。又、冷却器(25)の熱交換器(27)で冷却された冷気の一部は、食品陳列室(10)の 天井板(17)に形成されたリーク孔(19)(19)から漏れて食品陳列室(10)内を冷却す る。又、上記送風路(21)を流れる冷気で背面板(16)が冷却されると共に、該冷却 された背面板(16)の吸熱作用で食品陳列室(10)内が冷却される。
【0020】 一方、上記の循環経路を流れる空気には、殺菌ランプ(51)(51)から放出される 殺菌力のある紫外線が放射される。これにより、該空気が殺菌されてこれに含ま れる雑菌やウイルスが減少する。又、送風路(21)を流れる空気に含まれている上 記雑菌やウイルス、更にはカビの胞子等は除菌フィルタ(61)で捕集される。そし て、この除菌フィルタ(61)の雑菌除去機能と上記殺菌ランプ(51)(51)による殺菌 作用によって、上記循環空気が清浄化されるから、該空気が天井板(17)のリーク 孔(19)(19)から食品陳列室(10)内に漏れて食品(43)(43)に接触しても、該食品(4 3)(43)に雑菌が付着・増殖するのが抑制される。
【0021】 尚、上記実施の形態では、食品陳列室(10)内に冷気を供給して食品(43)(43)を 冷蔵する形式の食品陳列ケースを例示的に説明したが、冷却器(25)に代えて発熱 装置を設ける共に、該加熱装置で加熱生成された温風を送風路(21)のリーク孔(1 9)から食品陳列室(10)内に吐出させて食品(43)(43)を加温する(背面板(16)から の放熱でも食品(43)(43)は加温される)陳列ケースに本考案を適用してもよい。 この場合でも、送風路(21)を流れる温風が殺菌ランプ(51)(51)で殺菌されると共 に、該温風が除菌フィルタ(61)を通過するときにこれに含まれた雑菌やウイルス 等が除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る食品陳列ケース
【図2】図1の食品陳列ケースの縦断面図
【図3】除菌フィルタ(61)の装着部の断面図
【図4】従来例の説明図
【符号の説明】
(10)・・・食品陳列室 (12)・・・食品出し入れ口 (21)・・・送風路 (23)・・・送風ファン (31)・・・吸気孔 (33)・・・吐出孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品陳列室(10)の食品出し入れ口(12)の
    周縁上に位置し且つ互いに対向するように設けられた吸
    気孔(31)及び吐出孔(33)と、 前記吸気孔(31)と吐出孔(33)を繋ぐ態様で前記食品陳列
    室(10)の外側に設けられた送風路(21)と、 前記送風路(21)内に配設された送風ファン(23)と、 前記食品陳列室(10)内を冷却又は加温する為の冷却装置
    又は発熱装置と、を具備する食品陳列ケースに於いて、 前記送風路(21)内には、通気性を有し且つ雑菌の通過を
    阻止する除菌フィルタが配設されている、食品陳列ケー
    ス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の食品陳列ケースに於い
    て、 前記除菌フィルタは、0.3μm以上の大きさの粒子の
    通過を阻止できる微細な通気路を具備する、食品陳列ケ
    ース。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の食品陳列
    ケースに於いて、 前記送風路(21)には、紫外線を放射する殺菌ランプが配
    設されている、食品陳列ケース。
  4. 【請求項4】 食品陳列室(10)の食品出し入れ口(12)の
    周縁上に位置し且つ互いに対向するように設けられた吸
    気孔(31)及び吐出孔(33)と、 前記吸気孔(31)と吐出孔(33)を繋ぐ態様で前記食品陳列
    室(10)の外側に設けられた送風路(21)と、 前記送風路(21)内に配設された送風ファン(23)と、 前記食品陳列室(10)内を冷却又は加温する為の冷却装置
    又は発熱装置と、を具備する食品陳列ケースに於いて、 前記送風路(21)には、紫外線を放射する殺菌ランプが配
    設されている、食品陳列ケース。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022169843A1 (en) * 2021-02-03 2022-08-11 The Coca-Cola Company Merchandisers with a package sanitization system
KR102558915B1 (ko) * 2023-03-14 2023-07-24 주식회사 피슈애프앤씨 자외선 기능으로 살균 가능한 홈 셀프바

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