JP3065162B2 - シャッター装置 - Google Patents

シャッター装置

Info

Publication number
JP3065162B2
JP3065162B2 JP4049430A JP4943092A JP3065162B2 JP 3065162 B2 JP3065162 B2 JP 3065162B2 JP 4049430 A JP4049430 A JP 4049430A JP 4943092 A JP4943092 A JP 4943092A JP 3065162 B2 JP3065162 B2 JP 3065162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sector
magnetic
opening
shutter device
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4049430A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05249541A (ja
Inventor
力 青島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4049430A priority Critical patent/JP3065162B2/ja
Publication of JPH05249541A publication Critical patent/JPH05249541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3065162B2 publication Critical patent/JP3065162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shutters For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ等の光学機器に搭
載するためのシャッター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの開口を形成するセクタを持つシ
ャッタ装置のうち、その開口量を検出してストロボ撮影
時の発光タイミングの信号として使ったり、日中光の撮
影時における露出制御のシャッター閉じ命令信号として
使うものは知られている。
【0003】また、セクターの開口量を検出する方法と
して次のような方法が知られていた。 (a)セクターにスリットを形成し、そのスリットをフ
ォトセンサーで検出することでセクターの位置を検出す
る方法。 (b)セクターを駆動する部材の動きをフォトセンサー
や電気接片等で検出する方法。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(a)では次のような欠点があった。
【0005】スリットは常に開口部以外のところを動作
するように設定しなければならないためセクタが大型化
してしまい、セクタの動作性能を悪くし、シャッター装
置のコンパクト化を妨げることになる。
【0006】図7は(a)の方法によるシャッター装置
を示したものである。図7において、1は開口部、2は
不図示の地板に軸2aにて回動自在に取り付けられた第
1セクタ、である。第1セクタ2には開口部1の外側に
スリット2bが設けられている。
【0007】3は不図示の地板に軸3aにて回動自在に
取り付けられた第2セクタである。4は駆動ピンで、第
1セクタ2の長溝2c及び第2セクタ3の長溝3bとに
摺動可能に嵌合して公知の機構により矢印A及びその逆
方向に移動させられ、それにより第1セクタ2と第2セ
クタ3が駆動され、縁部2dと縁部3cとで開口部1を
開き、あるいは閉鎖するようになっている。5は不図示
の地板に取り付けられたフォトセンサーで、第1セクタ
2のスリット2bを検出し、第1セクタ2の位置あるい
は移動量を検出するためのものである。
【0008】前述したようにスリット2bはセクタの開
口形状に影響を与えないように開口部1よりも外側を常
に動作する位置に設けられているため、第1セクタ2は
大型化してしまっている。
【0009】また、スリット2bのピッチ及び大きさは
製造上あまり小さくすることができないからセクタの細
かい動きを検出することはできない。
【0010】一方、前記(b)の方法には次のような欠
点があった。この方法は図7において駆動ピン4もしく
はそれと一体的に動くものの動きを検出しようとするも
のであるが、一般に駆動ピン4はセクタに比べて動き量
が少ないため細かく動きを検出することは難かしく、ま
た、セクタとの間に嵌合ガタがあるとセクタの開口量と
駆動ピン4の位置との間に誤差が生じてしまい、セクタ
の開口量を正確に検出することは難かしい。
【0011】従って、本発明の目的は、シャッター羽根
(すなわちセクタ)の動きを精密に且つ正確に検出する
ことができ、また、セクタを精密に駆動できるシャッタ
ー装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、シャッター装置において、開口部と、前記開口部の
内側に入る部分に磁性部形成したシャッター羽根と、
前記磁性部の磁気情報を検出する磁気検出手段と、前記
磁気検出手段により検出した磁気情報に基づいて、開口
量を制御する制御手段とを有することを特徴としてい
る。請求項2記載した発明は、請求項1に記載した発
明において、前記磁性部は永久磁石により形成されてい
ることを特徴としている。請求項3に記載した発明は、
請求項1に記載した発明において、前記検出手段はコア
と巻線からなる磁気ヘッドであり、シャッター装置の個
体差情報を前記磁性部に記録可能であることを特徴とし
ている。
【0013】
【実施例】図1は本発明の前提となる技術を示す図であ
る。同図において、6は不図示の地板に軸6aにて回動
自在に取り付けられたセクタであり、長溝6cには駆動
ピン4が摺動可能に嵌合している。
【0014】セクタ6の上縁部近傍には磁性部6bがあ
り、S極とN極が交互に着磁されている。
【0015】この磁性部6bは永久磁石から成り、(例
えば社団法人電気学会マグネティックス研究会資料資料
番号MAG−90−218において示された)スパッタ
リング法により製作された数μの厚さの薄膜磁石がセク
タの基材上に形成されたものである。
【0016】7は該磁性部6bの記録情報を読み取る磁
気検出手段としてのホール素子であり、不図示の地板に
取り付けられ、セクタ6の移動に伴う磁性部6bの通過
を検出する。それによりセクタ6及び第2セクタ3によ
る開口量が検出できるようになる。
【0017】第2セクタ3は非磁性材料からできてい
る。図1に示す本発明の前提例では、セクタの位置情報
を磁気によって記録してあるので従来例のスリットに比
べて細かく記録でき、セクタの位置を細かく検出でき
る。
【0018】従来例における検出手段であるフォトセン
サー5は少なくとも第2セクタ3の通過する位置に配置
することはできないが、図1に示す本発明の前提例で
は、検出素子であるホール素子7は第2セクタ3の動作
による影響を受けず、磁部6bが通過するところなら
ばどこに配置してもよく、従って、レイアウトの自由度
が広がり、シャッター装置のコンパクト化につながる。
【0019】図2は本発明の第1の実施例を示す。 本実
施例は、図2に示すように、セクタ6の磁性部6bを、
セクタ6と第2セクタ3で開閉される開口部1に対し
て、開口の内側位置するように形成したもので、シャ
ッター装置の遮光性能になんら影響を及ぼさない。本実
施の形態によれば、磁性部6bを開口部1に対して開口
内側位置するようにセクタ6に形成したので、セク
タを小さくすることができ、シャッター装置のコンパク
ト化につながるのと同時に、セクタが軽量化できるので
動作性能もよくなる。なお、検出素子はホール素子に限
らず、MR素子を用いてもよい。
【0020】図3及び図4は本発明の第2実施例であ
る。セクタ8には書き換え可能な磁気記録部8bが設け
られている。9はコイルヘッドで、不図示の地板に取り
付けられている。コイルヘッド9は図4に示すようにコ
ア部9cと巻線部9bとから成り、巻線部9bへの通電
方向によりギャップ部9aにて前記磁気記録部8bに情
報を磁気記録することが可能となっている。コア部9c
とセクタ8との間にはわずかな隙間tがあいており、コ
ア部9cとセクタ8とが接触してセクタの動きを悪くは
しないようになっている。セクタ8が矢印Bあるいはそ
の逆方向へ移動するとコイルヘッドは巻線部9bにより
磁気記録部8bからの位置情報を読み出すことが可能で
あり、これにより開口量を検出することができる。
【0021】一般に、シャッター装置は構成部品のバラ
ツキにより開き速度や瞬時開口形状に個体差がある。本
実施例では、このシャッター装置の組立後、この開き特
性に合わせてコイルヘッド9により磁気記録部8bにセ
クタの位置情報を記録しておけば、このシャッター装置
の不図示の電気制御回路内の回路定数の変更及び調整を
することが不要になり、従って、本実施例のシャッタ装
置では電気制御回路を単純化することができる。
【0022】図5及び図6に本発明の第3の実施例を示
す。図5において、セクタ6と第2セクタ3のそれぞれ
の斜線部6eと3dの範囲には第1の実施例と同様の方
法で薄膜の永久磁石が形成されている。図5において、
セクタ6の斜線部6eには紙面表側がS極、裏側がN
極、になるように、また、第2セクタ3の斜線部3dに
は紙面表側がN極、裏側がS極、になるように、それぞ
れ着磁がなされている。これにより、セクタ6と第2セ
クタ3の間には離反方向に磁気力が発生し、互いに摩擦
力が減り、セクタ6と第2セクタ3の動作特性が良くな
る。図6は図5におけるC−C断面であり、不図示の地
板には永久磁石10,11,12,13が、図5及び図
6に示すような位置に図6に示すような磁性になるよう
に、設けられている。永久磁石10はセクタ6の斜線部
6eに対向する面がS極、永久磁石11はセクタ6の斜
線部6eの裏面に対向する面がN極、永久磁石12は第
2セクタ3の3d部に対向する面がN極、永久磁石13
は第1セクタ3の斜線部3dの裏側に対向する面がS
極、となるように構成されており、反発力によりセクタ
6及び第2セクタ3は不図示の地板から離れる方向に
(地板とのまさつを減少させるように)付勢されてい
る。このため、さらにセクタ6と第2セクタ3の動作特
性が良くなる。
【0023】なお、14及び15は不図示の地板に設け
られた軸であり、この軸にセクタ6及び第2セクタ3が
それぞれ回動自在に取り付けられている。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、シャッター
装置において、開口部と、前記開口部の開口の内側に入
る部分に磁性部形成したシャッター羽根と、前記磁性
部の磁気情報を検出する磁気検出手段と、前記磁気検出
手段により検出した磁気情報に基づいて、開口量を制御
する制御手段とを有することにより、開口の外側にスリ
ットを形成する従来のシャッター装置と比較して、シャ
ッター羽根をより小さくすることができるので、シャッ
ター装置を小型化することが可能になり、スリットより
も分解能を高くすることができるので、シャッター羽根
の動きをより精密且つ正確に検出することができる。請
求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明にお
いて、前記磁性部は永久磁石により形成されていること
により、磁性部は強力な磁気力を発生するので、磁気検
出手段はシャッター羽根に接触することなく磁性部の磁
気情報を検出することができる。請求項3に記載した発
明は、請求項1に記載した発明において、前記検出手段
はコアと巻線からなる磁気ヘッドであり、シャッター装
置の個体差情報を前記磁部に記録可能であることによ
り、シャッター装置の個体差を容易に補正することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となるシャッター装置の要部断面
図。
【図2】第の実施例のシャッター装置の要部断面図。
【図3】第の実施例のシャッター装置の要部正面図。
【図4】第の実施例のシャッター装置のコイルヘッド
部示した図。
【図5】第の実施例のシャッター装置の要部正面図。
【図6】図5のC−C矢視断面図。
【図7】従来のシャッター装置の要部正面図。
【符号の説明】
1…開口部 3…第2セクタ 4…駆動ピン 6…セクタ 6b…磁性部 7…ホール素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−171026(JP,A) 特開 昭63−122911(JP,A) 特開 昭60−119528(JP,A) 特開 昭61−140929(JP,A) 特開 昭62−178935(JP,A) 特開 昭54−12727(JP,A) 特開 平1−313766(JP,A) 特開 平2−285333(JP,A) 実開 昭63−96541(JP,U) 実開 昭63−4532(JP,U) 実開 平1−59231(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 9/00 - 9/54

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部と、前記開口部の内側に入る部分
    磁性部形成たシャッター羽根と、 前記磁性部の磁気情報を検出する磁気検出手段と、 前記磁気検出手段により検出した磁気情報に基づいて、
    開口量を制御する制御手段とを有することを特徴とする
    シャッター装置。
  2. 【請求項2】 前記磁性部は永久磁石により形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のシャッター装
    置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段はコアと巻線からなる磁気
    ヘッドであり、シャッター装置の個体差情報を前記磁性
    部に記録可能であることを特徴とする請求項1に記載の
    シャッター装置。
JP4049430A 1992-03-06 1992-03-06 シャッター装置 Expired - Fee Related JP3065162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4049430A JP3065162B2 (ja) 1992-03-06 1992-03-06 シャッター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4049430A JP3065162B2 (ja) 1992-03-06 1992-03-06 シャッター装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05249541A JPH05249541A (ja) 1993-09-28
JP3065162B2 true JP3065162B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=12830889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4049430A Expired - Fee Related JP3065162B2 (ja) 1992-03-06 1992-03-06 シャッター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3065162B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4828404A (en) * 1988-05-16 1989-05-09 Nippon Seiko Kabushiki Kaisha Self-aligning roller bearing

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05249541A (ja) 1993-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4415821A (en) Dynamic magnetic preload bearing structure for a linear motor
JP3065162B2 (ja) シャッター装置
JP4164378B2 (ja) 光量調節装置
JP3038874B2 (ja) 撮像装置
US6904235B2 (en) Quantity-of-light adjusting device
JP3893701B2 (ja) リニアアクチュエータとこれを用いたレンズ鏡筒
US3124049A (en) Automatic exposure control for camera
JPH06281995A (ja) 露出制御装置及びカメラ
US4353632A (en) Electromagnetically driven shutter device
JP3175385B2 (ja) ホール効果型センサ装置
JP4068684B2 (ja) 外部光量絞り装置
JPH1054837A (ja) 磁気抵抗素子センサ
JP3355497B2 (ja) 絞り装置
KR960009802Y1 (ko) 광디스크구동용 보이스코일모터
JPH0438646A (ja) 回転ヘッド装置
JPH0799765A (ja) リニアモータ
KR100437581B1 (ko) 자기 헤드와 테이프형 자기 기록 매체의 기록 재생 방법및 회전형 자기 헤드 기구
JP2776720B2 (ja) 電動絞り装置
JPH0316132Y2 (ja)
JPS61170918A (ja) 磁気抵抗効果形磁気ヘツド
US5502522A (en) Compact magnetic head for a photographic camera
JP3272073B2 (ja) 電磁駆動装置
JPH0533771B2 (ja)
JPH0355176Y2 (ja)
JPH0659328A (ja) 写真フィルム用磁気ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees