JP3064976B2 - 内燃機関を備えた手動操作式作業機器 - Google Patents

内燃機関を備えた手動操作式作業機器

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JP3064976B2
JP3064976B2 JP9204771A JP20477197A JP3064976B2 JP 3064976 B2 JP3064976 B2 JP 3064976B2 JP 9204771 A JP9204771 A JP 9204771A JP 20477197 A JP20477197 A JP 20477197A JP 3064976 B2 JP3064976 B2 JP 3064976B2
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ヴォルフ ギュンター
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/02Air cleaners
    • F02M35/04Air cleaners specially arranged with respect to engine, to intake system or specially adapted to vehicle; Mounting thereon ; Combinations with other devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/02Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for hand-held tools

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関を収容す
るケーシング内に、内燃機関に供給される燃料/空気混
合気を発生するための気化器と、空気フィルタが配置さ
れ、この空気フィルタを通って気化器に供給される燃焼
空気が吸い込まれる、内燃機関を備えた手動操作式作業
機器、特にエンジンチェーンソー、刈払機、切断用研削
機等に関する。
【0002】
【従来の技術】このような作業機器によって、周囲空気
が塵埃を多く含むので、燃焼空気のために必要なフィル
タは吸気流れ内で非常に汚れることになる。このような
フィルタは通常は、フレームとして形成された縁どり部
を備えた折り畳まれたフリースからなっているので、フ
ィルターインサートは簡単に交換可能である。この簡単
な交換は必要である。というのは、このようなフィルタ
の寿命が空気の汚染程度に応じて制限されるからであ
る。公知のフィルタは平面状のフィルタ要素としてある
いはリングフィルタとして形成され、その大きさはそれ
ぞれの作業機器内の構造空間に適合している。手動操作
式作業機器の場合にはできるだけ小さなコンパクト構造
が重要であるので、フィルタのために供されるスペース
は狭い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の根底
をなす課題は、2回の清掃インターバルの間の空気フィ
ルタの耐用時間が非常に長くなるように、請求項1の上
位概念に記載した種類の手動操作式作業機器を改良する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭に述べ
た種類の作業機器において、空気フィルタがドラム状に
形成され、ドラムの外周面の大部分が空気を通す材料か
らなり、ドラムの縦方向に延びる複数のリブが設けら
れ、このリブがドラムの端面を互いに連結し、ドラムの
外周面に少なくとも1つの出口が設けられ、この出口が
気化器に接続されていることによって解決される。
【0005】本発明の重要な効果は、ドラムの外周面が
狭い構造スペースでろ過材料のために大きな表面積を提
供し、形状に基づいて空気が常にろ過面の一部を下側か
ら上側に流通するので、運転による作業機器の振動の結
果、汚染粒子が表面から剥がれて落下することにある。
これにより、フィルタの或る程度の自己清掃効果が生じ
る。
【0006】リブは特に、ドラムの全長にわたって延び
るように形成されている。出口が設けられているリブの
範囲においては勿論、リブが短く形成されて、リブが除
去されている。リブの間には窓が形成され、この窓上に
濾布が張られている。ドラムの全長にわたって延びるよ
うにリブを形成することにより、大きな窓が形成され
る。この場合、端面の間で中間支持する必要はない。外
周面には窓のない区間を設けることができ、この区間に
は出口が設けられる。これにより、ドラムは出口を取り
囲む範囲において大きな安定性を有する。これは特に、
ドラムを固定する手段がこの区間に設けられるときに有
利である。
【0007】ろ過面は好ましくはドラムの外周面の少な
くとも70パーセントである。リブ幅が狭いときに充分
な安定性が得られるようにするために、リブはドラムの
半径方向においてドラム半径の少なくとも25パーセン
トの高さを有し、横断面がくさび形に形成されている。
これにより、リブの間に形成された窓の面積が大きいと
きにも充分な安定性が達成される。ドラムの周囲に、特
に8個のリブが均一な間隔をおいて配置されているの
で、濾布は確実に支持され、変形しない。ドラムはその
端面が閉鎖している。この場合好ましくは、一方の端面
に取外し可能な蓋が設けられ、他方の端面に固定された
端壁が設けられている。その際、取外し可能な蓋は、空
気フィルタを内側から掃除することを可能にするので、
濾布の外側に付着する汚れを簡単に除去することができ
る。
【0008】取扱い操作を容易にするために、蓋はグリ
ップを備えている。このグリップは特に蓋の盆状の凹部
内に設けられている。これにより、グリップはドラムの
固有の輪郭から突出しない。蓋がドラムに確実に保持さ
れるようにするために、例えば差込み閉鎖のための手段
をドラムと蓋に設けることができる。その代わりに、蓋
の内側に棒を配置することもできる。この棒はドラムを
通って縦方向に反対側の端壁まで延び、この端壁に取外
し可能に保持されている。このような構造は、蓋側のド
ラムの端部の形状または蓋自体の形状のために、差込み
閉鎖のための手段を取付けることできないときに、特に
合目的である。固定された端壁に棒を保持するために、
端壁に特に中央のスリーブが設けられている。このスリ
ーブには、棒の対応する寸法の区間が収容され、スリー
ブの穴を密閉している。従って、棒のこの固定構造によ
って、漏れ空気が空気フィルタに侵入することがない。
作業機器が運転によって振動する間においても蓋がドラ
ム上のその位置に保持されるようにするために、棒の外
側端部がスリーブを貫通し、弾性的な係止部を備え、こ
の係止部がスリーブの外側の肩部に背後から係合すると
有利である。
【0009】好ましい実施形では、出口を取り囲む出口
短管がリブに成形され、気化器に固定された接続片に連
結可能である。これにより、出口短管によって、ドラム
を支持する支持アームが形成されるので、ドラムを他の
方法で固定する必要がない。このように支持アームとし
て形成することにより、作業機器で発生した振動は増幅
されてドラムに作用し、フィルタ表面から汚染粒子を剥
離する。出口短管は好ましくは、出口短管寄りの接続片
の区間の内側輪郭に一致する外側輪郭を有する。この場
合、出口短管は接続片内に密封保持される。空気フィル
タが気化器または接続片に確実に保持されるようにする
ために、出口短管が接続片に連結されているときに空気
フィルタをこの接続片に取外し可能に固定する係止連結
部を設けると合目的である。このような係止連結部は特
に、出口短管に対して平行に延びる2個の弾性アームを
備えている。この弾性アームの前端部には係止フックが
成形され、この係止フックは接続片のエッジに背後から
係合している。
【0010】構造高さが低い場合に充分な出口横断面を
得るために、出口短管とこの出口短管寄りの接続片の区
間が長方形であると合目的である。その際、出口短管の
上壁は好ましくはドラムの外周面に対してほぼ接線方向
に延びている。それによって、空気フィルタのドラムは
気化器の前に寝かせて配置されている。空気フィルタの
ドラムが作業機器の上下軸線に対してほぼ垂直に、従っ
てケーシング内で横に寝かせて配置されていると、特に
合目的である。
【0011】幾つかの種類の気化器の場合に、コンペン
セータが設けられる。このコンペンセータは空気フィル
タの浄化された空気の側のその都度の負圧に依存して操
作される。このようなコンペンセータが設けられている
場合、コンペンセータを接続するための開口がドラムに
設けられていると合目的である。そのために、開口を取
り囲む短管が設けられている。この短管はリブに一体成
形されている。これにより、付加的な部品が不要であ
る。というのは、端面とリブからなる本体の製作時に短
管が同時に成形されるからである。コンペンセータと短
管を連結するために、短管に差込み可能な連結管が設け
られている。この場合、製作信頼性の理由から、出口を
取り囲む出口短管と短管が互いに平行に延びるように形
成されていると合目的である。これにより、出口短管を
接続短管に挿入する際に同時に、短管が連結管に挿入さ
れるので、短管への連結管の接続について付加的に留意
する必要がない。連結管は特にそれに一体成形された受
け口を備えている。この受け口を経て、気化器の調節ね
じにアクセスすることができる。
【0012】接続片は特に、短管を収容するための区間
に形成された入口に対して直交して延びる出口を備え、
気化器を載せるための、出口を取り囲むフランジ面が設
けられるように形成されている。フランジ面の側方には
2個の環が成形されている。機械に取付けるための固定
ねじがこの環を通って案内されている。ドラムの形状は
作業機器の構造、すなわち供されるスペースに適合可能
である。例えばドラムの長さおよびまたは直径を変更可
能である。ドラムの長さがドラム直径の少なくとも2倍
であると特に有利である。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図に基づいて本発明の実施
の形態を詳しく説明する。図1は鋸剣を備えていないエ
ンジンチェーンソー1を示している。エンジンチェーン
ソー1のケーシング2には、前側の把手3と後側の把手
4が固定されている。この場合、前側の把手3と後側の
把手4の間には、中間片5がある。この中間片5内に
は、図1に示していない気化器が設けられている。中間
片5を覆うキャップ6を経て気化器に接近可能である。
このキャップ6は閉鎖ノブ7によって中間片5に固定さ
れる。
【0014】図2はケーシング2の一部と後側把手4の
一部の縦断面を示している。ケーシング2内に配置され
た内燃機関9には気化器8が付設されている。この気化
器は中間片5内にある。キャップ6によって覆われた空
間内には、空気フィルタ10が気化器8に隣接して配置
されている。この空気フィルタは実質的に、成形された
出口短管12を備えたドラム11からなっている。この
出口短管12は気化器8内に形成された空気通路20に
接続されている。そのために設けられた接続片は、空気
フィルタ10の構造と同様に、後で詳しく説明する。
【0015】図3には図2のIII−III線に沿った
断面が示してある。この図から明らかなように、空気フ
ィルタ10は細長いドラム11として形成されている。
この場合、ドラム11の外周面には濾布13が張られて
いる。ドラム11の第1の端面17は固定された端壁1
4によって形成され、ドラム11の第2の端面18は蓋
15によって閉鎖されている。蓋15の内面には棒16
が一体成形されている。この棒の他端は端壁14に形成
されたスリーブ19に挿入されている。図2,3から判
るように、空気フィルタ10は気化器8の背後で横方向
に寝かせて中間片5内に配置されている。この場合、空
気フィルタ10の縦軸線は、エンジンチェーンソーの縦
軸線に対して垂直にかつエンジンチェーンソーの上下軸
線に対して垂直に延びている。浄化すべき燃焼空気は半
径方向外側から内側へ濾布13を通過し、ドラム11の
内室から出口短管12を通って気化器8の空気通路20
に流入する。図3から判るように、気化器8はコンペン
セータ(補償器)21を備えている。このコンペンセー
タはその都度空気フィルタ10内の圧力によって付勢さ
れている。空気フィルタ10とコンペンセータ21との
接続は後で詳しく説明する。
【0016】図4は、空気フィルタ10と気化器8から
なる構造グループの斜視図である。気化器8には接続片
25が固定されている。この接続片は空気フィルタ10
側の区間28を備えている。この区間に、空気フィルタ
10の出口短管12が差し込まれている。接続片25は
2個の環26を備えている。この環の穴27は図示して
いない固定ボルトを挿入するためのものである。接続片
25の区間28の上側には、閉鎖収容部29が成形され
ている。この閉鎖収容部は上側の穴を有し、この穴には
閉鎖ノブ7に連結された鎖錠ピンを挿入可能である。空
気フィルタ10はドラム11の端面18において蓋15
によって閉鎖されている。この場合、蓋15は特に、フ
ィルタの掃除のために取外し可能である。蓋の取扱い操
作のために、蓋はグリップ23を備えている。このグリ
ップは蓋15の盆状の凹部22を通って延びている。端
面18と出口管12の間には短管30が設けられてい
る。この短管はコンペンセータ21に通じる連結管24
に差し込まれている。連結管24には2個の受け口3
1,31′が成形されている。この受け口はそれぞれ、
気化器に設けられた調節ねじを取り囲んでいる。
【0017】図5は図4に示した構造グループの側面図
である。この場合、同じ部品には図4と同じ参照符号が
付けてある。図5から明らかなように、受け口31,3
1′は気化器の調節ねじ32,32′を取り囲んでい
る。
【0018】図6は図5の矢印VI方向から見た図であ
る。空気フィルタ10のドラム11に沿って端面17か
ら端面18までリブ33が延びている。このリブの間に
窓34が形成されている。リブ33と窓34の配置を明
瞭にするために、図6の図示では図3に示した濾布が省
略されている。棒16の前端部は端面17側で端壁14
から突出している。その他の点では、前述の図の部品と
同じ部品には同じ参照符号が付けてある。
【0019】図7は図5の矢印VII方向から見た図で
ある。これは空気フィルタ10、気化器8および接続片
25の平面図である。空気フィルタ10のドラム11に
は、出口短管12の軸方向隣において窓のない区間3
5,35′が設けられている。この手段により、有効ろ
過面積が幾分小さくなるが、この範囲に存在する閉じた
壁に基づいて、大きな安定性が達成されるので、空気フ
ィルタ10は接続片25の区間28に差し込まれた出口
短管12によって材料の疲労なしに支持可能である。空
気フィルタ10を接続片25に保持するために、出口短
管12のほかに、この出口短管に対して平行に延びる弾
性的なアーム36が設けられている。このアームの前端
部には、接続片25のエッジ38の背後に係合する係止
フック37が設けられている。例えば掃除または交換の
ために空気フィルタ10を取り外すときには、係止フッ
ク37は簡単に係合解除可能であり、出口短管12は接
続片25の区間28から簡単に引抜き可能である。その
際同時に、短管30も連結管24から引き抜かれる。ユ
ニットを組み立てる際には、幾何学的な形状決定に基づ
いて、区間28への出口短管12の挿入と、連結管24
への短管30の挿入が同時に行われる。これにより、付
加的な作業工程なしに、コンパレータ21と空気フィル
タ10の間の接続が行われ、それによって製作信頼性が
大幅に高まる。
【0020】図8は空気フィルタ10と気化器8からな
る構造グループの他の斜視図である。同じ部品について
は、今まで説明した図の参照符号と同じ参照符号が付け
てある。
【0021】図9は気化器に取付ける前の空気フィルタ
10の斜視図である。この図では、出口短管12と短管
30の全体形状が見える。更に、出口短管12が接続片
に挿入可能な範囲12′を備えていること判る。この範
囲は長方形の横断面を有する。この場合、出口短管はド
ラム11の外周面にある出口39を取り囲んでいる。
【0022】図10は空気フィルタ10の気化器側を示
している。この場合、同じ部品については、前述の図の
参照符号と同じ参照符号が付けてある。その際、短管3
0が端面18のすぐ近くに配置され、ほぼ出口短管12
の下側エッジの高さ位置にあることが判る。出口短管1
2は長方形に形成された出口39を取り囲んでいる。更
に明らかなように、出口短管12は中心からずらして配
置されている。この場合、端面17からの出口短管12
の側部の距離は、端面18からの距離の約2.5倍であ
る。
【0023】図11は空気フィルタの半径方向拡大断面
図であり、図12は蓋を取り外した空気フィルタケーシ
ングを示す図である。これらの図示から、リブ33の配
置が明らかである。この場合、ドラム11の円周にわた
ってリブ33が分配されて設けられている。後で詳しく
説明するように、リブ33はその全長にわたって高さが
連続的に増大し、横断面がくさび形である。リブ33の
外周上に濾布13が設けられている。それによって、こ
の濾布はドラム11の外周面を形成している。濾布13
は270°の角度にわたって延び、残りの範囲には出口
39が設けられている。この270°の角度に基づい
て、ドラム11の外周面の少なくとも70パーセントが
有効ろ過面として供される。この場合、接続片に差込み
ために設けられた区間12′は幾分拡がっている。
【0024】区間12′の差込み深さを制限するため
に、ストッパーとしての働きをするフランジ41が設け
られている。このストッパー41の前で区間12′はそ
の上側エッジと下側エッジにそれぞれ1つの小さな隆起
部40を備えている。この隆起部は接続片の対応する凹
部に係合する。更に、端壁14に設けられたスリーブ1
9が穴42を形成していることが判る。この穴は蓋に成
形された棒を収容する働きをする。ドラム10の内室か
ら出口短管12への空気の流れが妨害されないようにす
るために、出口39の範囲にはリブ33が設けられてい
ない。均一な角度ピッチに基づいて円周のこの個所で延
びるリブ33*は、ドラム11の縦方向に見て出口39
の側方においてのみ延びている。
【0025】図13は図12のXIII−XIII線に
沿った断面図である。その際、断面はリブ33,33*
を通過しているので、リブが端面18から端面17へ向
けて連続的に高くなっている半径方向高さを有すること
が判る。本実施の形態において、ドラム11の端面18
に隣接したところでリブ33の高さhはドラム11の半
径Rの約25パーセントであり、端面17ではリブ33
の高さHは半径Rの約50パーセントである。端面17
の範囲において、リブ33,33*は端壁14に移行し
ている。この場合、スリーブ19が端壁14に一体成形
されている。スリーブ19の外側端部には穴42の半径
方向拡大部が設けられている。リブ33は端面18寄り
の端部に傾斜部を備えている。従って、蓋を収容するた
めのスペースが形成されている。更に、出口短管12の
区間12′上で隆起部40が縦方向に延びていることが
図13から判る。
【0026】図14は図12のXIV−XIV線に沿っ
た断面を示している。その際、濾布13がリブ33の間
に形成された、ドラム11の外周面の窓上で延びている
ので、吸込み空気は大きな面積にわたって流入すること
ができる。リブ33が図11,12から明らかなように
小さな幅を有するので、空気流入のために利用されない
面積は小さい。端面17,18とこの端面の間に延設さ
れたリブによって形成されたドラム11の安定性は、リ
ブの形状またはリブの高さによって得られる。本実施の
形態で示した有利な形状によれば、ドラム11は直径D
の少なくとも2倍の長さLを有する。
【0027】図15は棒16を備えた蓋15の斜視図で
ある。その際、蓋15は盆状の凹部22を備えている。
この凹部を通ってグリップ23が延びている。図16に
は、棒16を備えた蓋15の縦断面が示してある。この
図から、盆状の凹部22とグリップ23の輪郭が明らか
である。棒の他端には、図13,14に示したスリーブ
19に収容される区間16*が設けられている。これに
より、穴42が密封閉鎖される。棒16は中央の縦方向
スリット44を備えている。この縦方向スリットによっ
て、棒16の他端は弾性的に形成されている。この弾性
的な区間の範囲内に、係止部45としての働きをする半
径方向の突起が設けられている。この突起は図13,1
4に示した半径方向の拡大部43に係合するので、棒1
6はスリーブ19から滑り落ちないように保持され、従
って蓋15がドラム11の端面18に正しく装着保持さ
れる。
【0028】図17は図6の矢印XVII方向に見た図
である。すなわち、蓋15の外側を示している。この場
合、参照符号は図16の参照符号と一致している。図1
8〜22は接続片25を示すいろいろな図または断面図
である。図18,20から判るように、接続片25の区
間28が幾分拡がっているので、区間28の内法寸法は
出口短管の区間12′の外形寸法に一致している。出口
短管の隆起部40を収容するために、区間28は内面に
溝46を備えている。この溝に隆起部が係合する。図1
8,19,22から明らかなように、接続片25の区間
28の上方に、閉鎖収容部29が形成されている。この
閉鎖収容部は上側に穴47を備えている。この穴に鎖錠
ピンを挿入可能であり、そして閉鎖収容部29によって
形成された中空室48内で鎖錠ピンを回転することがで
きる。鎖錠ピンが不意に外れないようにするために、2
個の突起49が設けられている。この突起はその間に凹
部50を形成し、この凹部内で鎖錠ピンが位置保持され
る。図20から明らかなように、区間28によって形成
された入口51と出口52は互いに直交するように配置
されている。この場合、出口は気化器に載置するために
設けられたフランジ面53によって取り囲まれている。
フランジ面53の側方には、図21,22から明らかな
ように、穴27を備えたスリーブ26が設けられてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンチェーンソーを示す図である。
【図2】空気フィルタ/気化器ユニットを備えたケーシ
ングの一部と後側の把手の断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図であ
る。
【図4】空気フィルタと気化器からなる構造グループの
斜視図である。
【図5】図4の構造グループの側面図である。
【図6】図5の矢印VI方向に見た図である。
【図7】図5の矢印VII方向に見た図である。
【図8】空気フィルタと気化器からなる構造グループの
他の斜視図である。
【図9】空気フィルタの斜視図である。
【図10】空気フィルタの気化器側を示す図である。
【図11】空気フィルタの半径方向拡大断面図である。
【図12】蓋を取外した状態の空気フィルタケーシング
を示す図である。
【図13】図12のXIII−XIII線に沿った断面
図である。
【図14】図12のXIV−XIV線に沿った断面図で
ある。
【図15】蓋の斜視図である。
【図16】蓋の縦断面図である。
【図17】図16の矢印XVI方向に見た図である。
【図18】単一部品としてのフィルタ接続片を示す図で
ある。
【図19】図18のXIX方向に見た図である。
【図20】図19のXX−XX線に沿った断面図であ
る。
【図21】図20のXXI−XXI線に沿った断面図で
ある。
【図22】図18の矢印XXII方向に見た図である。
【符号の説明】
1 エンジンチェーンソー 2 ケーシング 8 気化器 9 内燃機関 10 空気フィルタ 11 ドラム 12 出口短管 12′ 出口短管の区間 13 濾布 14 端壁 15 蓋 16 棒 16* 棒の区間 17,18 ドラムの端面 19 スリーブ 21 コンペンセータ 22 凹部 23 グリップ 24 連結管 25 接続片 28 接続片の区間 30 短管 33 リブ 34 窓 35,35′ 外周面の区間 36 弾性アーム 37 係止フック 38 エッジ 39 出口 42 穴 45 係止部 51 入口 52 出口 53 フランジ面 D ドラムの直径 h,H リブの高さ L ドラムの長さ R ドラム半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 63/00 B27B 17/00 F02M 35/024 501

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関(9)を収容するケーシング
    (2)内に、内燃機関(9)に供給される燃料/空気混
    合気を発生するための気化器(8)と、空気フィルタ
    (10)が配置され、この空気フィルタを通って気化器
    (8)に供給される燃焼空気が吸い込まれる、内燃機関
    を備えた手動操作式作業機器、特にエンジンチェーンソ
    ー、刈払機、切断用研削機等において、空気フィルタ
    (10)がドラム状に形成され、ドラム(11)の外周
    面の大部分が空気を通す材料からなり、ドラム(11)
    の縦方向に延びる複数のリブ(33)が設けられ、この
    リブがドラム(11)の端面(17,18)を互いに連
    結し、ドラム(11)の外周面に少なくとも1つの出口
    (39)が設けられ、この出口が気化器(8)に接続さ
    れていることを特徴とする作業機器。
  2. 【請求項2】 リブ(33)の少なくとも一部がドラム
    (11)の全長にわたって延びていることを特徴とする
    請求項1記載の作業機器。
  3. 【請求項3】 リブ(33)の間に窓(34)が形成さ
    れ、この窓上に濾布(13)が配置または張設され、特
    に外周面に窓のない区間(35,35′)が設けられ、
    この区間に出口が設けられていることを特徴とする請求
    項1または2記載の作業機器。
  4. 【請求項4】 ろ過面がドラム(11)の外周面の少な
    くとも70パーセントであることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか一つに記載の作業機器。
  5. 【請求項5】 リブ(33)がドラム(11)の半径方
    向においてドラム半径(R)の少なくとも25パーセン
    トの高さ(h,H))を有し、リブの横断面がくさび形
    に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか一つに記載の作業機器。
  6. 【請求項6】 ドラム(11)の外周にわたって8個の
    リブ(33)が均一な間隔をおいて配置されていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の作業
    機器。
  7. 【請求項7】 ドラム(11)の端面(17,18)が
    閉鎖され、一方の端面(18)に取外し可能な蓋(1
    5)が設けられ、他方の端面(17)に端壁(14)が
    設けられ、蓋(15)が特にグリップ(23)を備え、
    このグリップが蓋(15)の盆状の凹部(22)内にあ
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載
    の作業機器。
  8. 【請求項8】 ドラム(11)と蓋(15)に、差込み
    継手のための手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれか一つに記載の作業機器。
  9. 【請求項9】 蓋(15)の内面に棒(16)が設けら
    れ、この棒がドラム(11)の縦方向に反対側の端壁
    (14)まで延び、かつこの端壁に取外し可能に保持さ
    れ、特に端壁(14)の中央にスリーブ(19)が設け
    られ、このスリーブ内に棒(16)の対応する寸法の区
    間(16*)が収容され、この区間がスリーブ(19)
    の穴(42)を密封閉鎖し、棒(16)の外側端部がス
    リーブ(19)を貫通し、かつ弾性的な係止部(45)
    を備え、この係止部がスリーブ(19)の外面の肩部に
    背後から係合していることを特徴とする請求項7記載の
    作業機器。
  10. 【請求項10】 ドラム(11)の縦方向中心軸線から
    のリブ(33)の半径方向距離が、蓋側の端部(18)
    から端壁側の端部(19)まで連続的に短くなっている
    ことを特徴とする請求項2または7記載の作業機器。
  11. 【請求項11】 出口(39)を取り囲む出口短管(1
    2)がリブ(33)に成形され、この出口短管が気化器
    (8)に固定された接続片(25)に連結可能であるこ
    とを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の
    作業機器。
  12. 【請求項12】 出口短管(12)が、それ寄りの接続
    片(25)の区間(28)の内側輪郭に一致する外側輪
    郭を有し、出口短管(12)が区間(12′)によって
    接続片(25)内で密封保持され、出口短管が接続片
    (25)に連結されているときに特に空気フィルタ(1
    0)が係止連結部によって接続片(25)に取外し可能
    に固定され、係止連結部が出口短管(12)に対して平
    行に延びる少なくとも2個の弾性アーム(36)を備
    え、この弾性アームの前端に係止フック(37)が成形
    され、この係止フックが接続片(25)のエッジ(3
    8)に背後から係合していることを特徴とする請求項1
    1記載の作業機器。
  13. 【請求項13】 出口短管(12)と、この出口短管寄
    りの接続片(25)の区間(28)が、長方形の形を
    し、出口短管(12)の上側の壁がドラム(11)の外
    周面に対してほぼ接線方向に延びていることを特徴とす
    る請求項12記載の作業機器。
  14. 【請求項14】 空気フィルタ(10)のドラム(1
    1)がケーシングの上下軸線に対してほぼ垂直に、従っ
    て横に寝かせてケーシング内に配置されていることを特
    徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の作業機
    器。
  15. 【請求項15】 コンペンセータ(21)を接続するた
    めの穴がドラム(11)に設けられ、特にこの穴を取り
    囲む、リブ(33)に一体形成された短管(30)と、
    コンペンセータ(21)に接続する連結管(24)が設
    けられていることを特徴とする請求項1〜14のいずれ
    か一つに記載の作業機器。
  16. 【請求項16】 出口(39)を取り囲む出口短管(1
    2)と短管(309が互いに平行に延びるように向けら
    れていることを特徴とする請求項12記載の作業機器。
  17. 【請求項17】 接続片(25)が出口(52)を有
    し、この出口が接続片(12)を収容するために区間
    (28)に形成された入口(51)に対して垂直に延
    び、気化器(8)を載置するために出口(52)を取り
    囲むフランジ面(53)が設けられ、フランジ面(5
    3)の側方に2個の環(26)が成形され、この環が固
    定ねじを収容する働きをすることを特徴とする請求項1
    2記載の作業機器。
  18. 【請求項18】 ドラム(11)の長さ(L)がドラム
    (11)の直径(D)の少なくとも2倍であることを特
    徴とする請求項1〜17のいずれか一つに記載の作業機
    器。
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