JP3064829B2 - 現像装置及びカラー画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びカラー画像形成装置

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JP3064829B2
JP3064829B2 JP6266310A JP26631094A JP3064829B2 JP 3064829 B2 JP3064829 B2 JP 3064829B2 JP 6266310 A JP6266310 A JP 6266310A JP 26631094 A JP26631094 A JP 26631094A JP 3064829 B2 JP3064829 B2 JP 3064829B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体上に電子写真
方式や静電記録方式などにより形成された静電潜像を現
像して可視化するのに用いられる現像装置、特に1成分
現像剤を使用して高品位な画像を得ることが可能な現像
装置、及びその現像装置を使用したカラー画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式や静電記録方式
の複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、非磁
性1成分の現像剤(非磁性トナー)或いは磁性1成分の
現像剤の(磁性トナー)を使用する現像装置がしばしば
用いられている。
【0003】電子写真方式の画像形成装置に使用されて
いる1成分現像装置は、例えば図7に示すように、感光
ドラム201に対向する部分に開口部203を有する現
像室202を備え、この現像室202の背面には内部に
トナーを収容したトナー容器214が配されており、更
に現像室202とトナー容器214の間を仕切る上方が
開放した仕切り壁215が設けられている。又現像室2
02には、上記開口部203に一部が露出するようにし
て導電性の現像剤担持体である現像スリーブ210が回
転可能に配されている。
【0004】この現像スリーブ210は、感光ドラム2
01と50〜500μmの間隙をおいて保持され、これ
により、現像スリーブ210上に担持されたトナーを感
光ドラム201に向けて供給するための現像領域が、感
光ドラム201との間に形成されている。この現像スリ
ーブ210には、直流電圧と交流電圧を重畳した現像バ
イアスを現像動作時に印加するバイアス電源206が接
続されている。
【0005】現像室202には、トナー容器214から
撹拌・搬送手段211によって搬送されたトナーを現像
スリーブ210に供給する供給ローラ212が設置され
ている。現像スリーブ210には、現像室202に取付
けられた規制ブレード213が当接されている。現像ス
リーブ210の下方には、現像室202の下部からのト
ナーの外部への吹出しを防止するための吹出し防止シー
ト208が設けられている。
【0006】現像動作時、撹拌・搬送手段211はトナ
ーを仕切り壁215を越えて供給ローラ212に向けて
搬送し、そのトナーは図示の矢印方向に回転する供給ロ
ーラ212によって現像スリーブ210に供給され、現
像スリーブ210上に担持される。現像スリーブ210
上に担持されたトナーは、現像スリーブ210の図の矢
印方向の回転に伴い、規制ブレード213の箇所に至
り、そこでブレード213により所定の層厚に規制され
た後、感光ドラム201と対向する現像領域に送られ
る。この現像領域において、バイアス電源206から現
像スリーブ210に印加された現像バイアスによって現
像電界が形成され、この電界によりトナーが現像スリー
ブ210から感光ドラム201上の静電潜像部位に飛翔
し、付着して、潜像がトナー像として可視化される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の現像装置で
は、供給ローラ212と仕切り壁215との間にトナー
溜め部216が形成されるようになっており、トナー消
費量の大きい連続ベタ画像の現像時に、このトナー溜め
部216からトナーが供給されるようにすることによ
り、連続してベタ画像を均一に得ることを可能としてあ
った。
【0008】しかしながら、本発明者等が実験、検討を
行なった結果、上記現像装置において次のような不具合
があるのが見出された。即ち、現像装置の撹拌・搬送手
段211の回転周期が遅く、且つこの現像装置をトナー
消費量が少ない連続画像形成に用いた場合には、トナー
溜め部216でのトナー循環が悪くなり、トナー溜め部
216にトナーが滞留して劣化し、それが原因で濃度低
下やカブリ等の不具合が生じてしまった。
【0009】更に現像スリーブ210上のトナーが移動
しない箇所(トナー未使用領域)では、トナーが現像ス
リーブ210上に固定され、それに対応する供給ローラ
212上のトナーの移動も同様になくなるので、トナー
溜め部216からトナーが供給ローラ212上に供給さ
れる際に、劣化したトナーはトナー使用領域に多く、未
使用領域には供給されないようになるので、それぞれの
領域におけトナー摩擦帯電量が変わり、ゴースト画像が
形成されてしまう。
【0010】本発明の目的は、均一なベタ画像を得るこ
とができるのは勿論のこと、印字率の少ない画像の連続
画像形成においても、高品位な画像を得ることが可能な
現像装置を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、高品位で且つ色バラ
ンスの安定したフルカラー画像を得ることが可能なカラ
ー画像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置及びカラー画像形成装置にて達成される。要約
すれば本発明は、現像室内に、1成分現像剤を担持して
像担持体と対向した現像領域に搬送する現像剤担持体
と、この現像剤担持体に当接して現像剤担持体上に担持
された現像剤の層厚を規制する規制部材とを備え、現像
剤を収容した現像剤容器内に、現像剤撹拌・搬送手段を
備え、前記現像室と現像剤容器との間に上方が開放され
た仕切り壁を有する現像装置において、前記現像剤担持
体の周長をL(mm)、現像剤担持体の回転数をN(r
ps)、現像剤担持体の現像剤担持量をM(mg/mm
2 )、像担持体の画像形成領域幅をA(mm)、撹拌・
搬送手段の回転数をQ(rps)、撹拌・搬送手段の1
回転当たり搬送する現像剤量をP(mg)、現像剤供給
部材と仕切り壁とで形成される現像室内の現像剤溜り部
の容積をV1(mm3 )、現像室内の現像剤供給部材上
の容積をV2(mm3)、現像室内の現像剤充填率をR
(mg/mm3 )としたとき、 A×L×N×M+R×V1≦Q×P≦R×(V1+V2)・・・・(a) なる関係式を満たすことを特徴とする現像装置である。
本発明によれば、前記撹拌・搬送手段の回転数を現像回
数により変化させることができる。
【0013】本発明の他の態様は、像担持体上に形成し
た各色成分の静電潜像をその色に応じた各色の現像器に
より現像し、得られた各色のトナー像を転写材上に重ね
合わせて転写してカラー画像を得るカラー画像形成装置
において、前記各色の現像器が請求項1の現像装置から
なることを特徴とするカラー画像形成装置である。
【0014】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明の一実施例における現像装置を感光ドラ
ムと共に示す概略断面図である。本実施例において、現
像装置は、感光ドラム101と対向する部分に開口部1
03を有する現像室102を備えており、この現像室1
02の背面には内部に、非磁性1成分現像剤である非磁
性トナーを収容したトナー容器114が配されており、
現像室102とトナー容器114の間を仕切る上方が開
放した仕切り壁115が設けられている。又現像室10
2には、上記開口部103に一部が露出するようにして
導電性の現像剤担持体である現像スリーブ110が回転
可能に配されている。
【0015】この現像スリーブ110は、感光ドラム1
01と50〜500μmの間隙をおいて保持され、これ
により、現像スリーブ110上に担持されたトナーを感
光ドラム101に向けて供給するための現像領域が、感
光ドラム101との間に形成されている。この現像スリ
ーブ110には、直流電圧と交流電圧を重畳した現像バ
イアスを現像動作時に印加するバイアス電源106が接
続されている。
【0016】現像室102には、トナー容器114から
撹拌・搬送手段111によって搬送されたトナーを現像
スリーブ110に供給する供給ローラ112が設置され
ている。現像スリーブ110には、現像室102に取付
けられた規制ブレード113が当接されている。現像ス
リーブ110の下方には、現像室102の下部からのト
ナーの外部への吹出しを防止するための吹出し防止シー
ト108が設けられている。
【0017】本実施例では、トナー容器114から現像
室102へ搬送されるトナー量Pを、現像スリーブ11
0上に担持される総トナー量G1と、仕切り壁115と
供給ローラ112とで形成されるトナー溜め部116に
トナーを丁度溜るのに必要なトナー量G2とを足したト
ナー量=G1+G2よりも多くすることによって、ベタ
画像の安定出力を可能とした。
【0018】そしてベタ画像以外の通常の画像形成にお
いては、現像領域において現像に関与しなかった現像残
りのトナーは、新たにトナー容器114から供給された
トナーに押されてトナー容器114に戻させることによ
り、現像室102内のトナー循環を良好且つ穏やかに行
なわれるようにした。従ってトナー溜め部116でのト
ナーの滞留が防止され、それによるトナーの劣化がなく
なる。
【0019】上記において、供給ローラ112の回転軸
中心の水平方向から下方にある範囲では、トナーが重力
により落下してしまうので、トナー溜め部116は、供
給ローラ112の回転軸中心からの水平位置と、仕切り
壁115の最上部との間に領域に形成される。又仕切り
壁115の最上部が撹拌・搬送手段111の回転中心よ
りも高い位置にあると、仕切り壁115を乗り越えてト
ナーを搬送することができない。従って仕切り壁115
の最上部は、供給ローラ112の回転軸中心からの水平
位置よりも高く、撹拌・搬送手段111の回転中心の位
置よりも低くしなければならない。仕切り壁115の最
上部は、好ましくは、供給ローラ112の最上部を挟ん
で上下に±2mm程度の範囲がよい。
【0020】トナー量P、G1、G2等について更に説
明する。先ず、現像スリーブ110の周長をL(m
m)、現像スリーブ110の回転速度をN(rps)、
現像スリーブ110の表面単位面積当たりのトナー担持
量をM(mg/mm2 )、画像形成領域幅をA(mm)
とすると、現像スリーブ110が1秒間当たりトナーを
担持する総量G1は、G1=A×L×N×M(mg/
秒)となり、これはベタ画像形成時に必要なトナー量で
もある。又仕切り壁115と供給ローラ112とで形成
されるトナー溜め部116の容積をV1(mm3 )、現
像室102内のトナー充填率をR(mg/mm3 )とす
ると、トナー溜め部116に溜っているトナー量G2は
G2=R×V1(mg)となる。
【0021】本実施例においては、具体的には、現像ス
リーブ110に外径16mmのアルミニウム製スリーブ
を使用した。その回転速度は、現像スリーブ110の周
速を感光ドラム101の周速の1〜4倍となるようにす
るのが通例であり、本例では現像スリーブ110の周速
を1.7倍に設定した。つまり、本例における感光ドラ
ム101の周速は100mm/秒であるので、現像スリ
ーブ110の周速は170mm/秒であり、その回転速
度は3.38rpsである。規制ブレード113により
層厚を規制された現像スリーブ110上のトナーの量
は、現像スリーブ110の表面粗さにも依存するが、通
常は0.3×10-2〜1.2×10-2mg/mm2 であ
り、非磁性トナーを用いた本例においては0.6×10
-2mg/mm2 である。
【0022】従って上記G1の式G1=A×L×N×M
に、A=216mm(レターサイズの最大通紙幅)、L
=16πmm、N=3.38rps、M=0.6×10
-2mg/mm2 を代入して、G1として220mg/秒
の数値が得られた。
【0023】又トナー溜り部116の容積V1は、本例
ではV1=4780mm3 である。トナー充填率Rは、
磁性トナーであるか非磁性トナーであるかの違い、トナ
ーの凝集性等に依存するが、通常は0.15〜0.70
mg/mm3 であり、本例ではトナーの充填率Rは0.
36mg/mm3 である。従ってトナー溜め部116に
溜るトナー量G2=R×V1の最大量は1720mgと
なった。
【0024】リーガルサイズ紙にベタ画像を形成する場
合、そのトナー使用量は約600mgで、トナー量G2
に比較して少ない量であるが、供給ローラ112へ浸透
するトナーや、トナー溜め部116に残るトナー、ブレ
ード113で規制され残ったトナー等を考慮すると、ト
ナー量G2はベタ画像に必要なトナー量の2〜4倍程度
であることが好ましい。そこで本例では、トナー量G2
の値に上記の1720mgを採用した。
【0025】従ってG1+G2=220+1720=1
940mgの量のトナーが1秒間当たりに現像室102
に供給される必要があり、これにより画像欠落のないト
ナー循環が行なえる。そのためには、トナー容器114
から現像室に同量以上のトナーを搬送しなければならな
い。撹拌・搬送手段111は、図2に示すように、軸部
111bの両側にこれに沿った羽根部111aを、軸部
111bから互に間隔を開けて突出した支持部111
b′により支持してなっている。
【0026】撹拌・搬送手段111の回転に伴うトナー
搬送量Pは、トナー容器114内のトナー量が現像装置
の使用時間が経つにつれて減少するので、使用時間によ
り同様に減少する。つまり、現像装置の使用初期におけ
る搬送量をP1、寿命間近における搬送量をP2とする
と、一般に搬送量PはP2≦P≦P1である。従って寿
命間近において良好なベタ画像を形成するには、撹拌・
搬送手段111の回転数をQ(rps)としたときに、
G1+G2≦P2×Q、或いはA×L×N×M+R×V
1≦P2×Q(式(b))となる必要がある。
【0027】本実施例では、羽根部111aに幅13m
mの短冊状のPET、ウレタンゴム等の弾性部材を用い
た。撹拌・搬送手段111の1回転当たりのトナー搬送
量は、現像装置の使用初期の搬送量Pが約8000m
g、寿命間近の搬送量P2が約4000mgであった。
従って上式を満たすためには、撹拌手段111を0.5
rps以上で回転させる必要があり、これにより現像装
置の寿命まで安定してベタ画像を出力することが可能と
なる。
【0028】ところで、現像室102がトナー供給過剰
状態となり、現像室102内が全てトナーで満たされた
状態になると、良好なトナー循環を行なうことが非常に
難しくなるので、現像室102内にはトナー循環に必要
な空間を設けなければならない。従って現像室102内
トナー量と撹拌・搬送手段111のトナー搬送量の関係
は、供給ローラ112の上部の現像室102を完全に満
たしたときのトナー量をG3とすると、P×Q≦G2+
G3、或いはP×Q≦R1×(V1+V2)(式
(c))を満たす必要がある。
【0029】本実施例においては、供給ローラ112の
上部の現像室102の容積V2は40180mm3 であ
り、トナー充填率R=0.36mg/mm3 を用いる
と、現像室102を完全に満たしたときのトナー量G3
=R×V2は14465mgであり、このとき現像室1
02内にはG2+G3=16185mgのトナーが存在
することになる。又現像装置初期の搬送量P1は約80
00mgであるので、P1×Q≦G2+G3を満たすた
めに、撹拌・搬送手段111の回転数は2rps以下に
しなければならない。
【0030】従って撹拌搬送手段111によるトナー搬
送量Pが満たす条件は、上記式(b)のP2を一般的に
Pと書いて、式(b)と(c)とから、 A×L×N×M+R×V1≦Q×P≦R×(V1+V2)・・・・(a) である。
【0031】以上説明したように、本実施例では、現像
装置の使用初期に現像室102内にトナー循環が行なえ
る空間を形成でき、且つ寿命間近にもベタ画像が安定し
て出力可能なように、撹拌・搬送手段111のトナー搬
送量を式(a)を満たす搬送量に決定することにより、
トナー循環を常に良好に行ない、均一なベタ画像は勿論
のこと、印字率の少ない画像の連続画像形成において
も、カブリ、濃度薄等の不具合を発生することなく、高
品位な画像を安定して形成することができた。
【0032】以上では、現像スリーブ110に表面を粗
したアルミニウムスリーブを用いたが、アルミニウム等
のスリーブ基体の表面に樹脂層を被覆したスリーブを用
いることもでき、同様な効果が得られた。このときのス
リーブ表面に担持されるトナー量G1は370mgであ
り、撹拌・搬送手段111の回転数は式(a)に基づき
0.6rps以上が必要であった。
【0033】実施例2 図3は、本実施例で用いた撹拌・搬送手段の変速機構を
示す平面図である。本実施例では、図1の現像装置にお
いて、撹拌・搬送手段111の回転数を現像装置の使用
量に応じて変えるようにしたことが特徴である。
【0034】前述したように、撹拌・搬送手段111に
よるトナー搬送量Pは、現像装置の使用初期と寿命間近
で異なるために、現像室102内のトナー循環が変わ
り、初期画像と長期間使用後の画像とで濃度が、特にベ
タ画像濃度が多少変化する虞がある。そこで図3に示す
ように、撹拌・搬送手段111の軸に連結されたその駆
動ギア119と、駆動源からの駆動力をギア119に伝
えるアイドラーギア120とを、それぞれ大小2つのギ
アを有する段ギアに形成して変速機構を構成させ、所定
の現像回数、従って所定の画像形成枚数後に撹拌・搬送
手段111を変速可能とした。
【0035】装置本体側の駆動源からの駆動力は、駆動
源に連結された駆動源側の駆動ギア121により、変速
機構を構成するアイドラーギア120の受動ギア120
cに伝達され、これによりアイドラーギア120は常に
一定の回転数で回転される。現像装置の使用初期におい
ては、押圧バネ122によるアイドラーギア120の押
圧により、アイドラーギア120の小径ギア120aと
駆動ギア119の大径ギア119aとが連結して、撹拌
・搬送手段111が1rpsの回転数で回転される。
【0036】画像形成を繰り返すことにより、所定の画
像形成枚数、本実施例では1000枚に達すると、装置
本体よりクラッチ123が変速機構に挿入され、アイド
ラーギア120を図で見て下方に押し下げることによっ
て、ギア120aとギア119aとの連結が断たれ、こ
れに代わってアイドラーギア120の大径ギア120b
と駆動ギア119の小径ギア119bが連結し、撹拌・
搬送手段111の回転数を1.4rpsに上昇すること
ができる。
【0037】このときの撹拌・搬送手段111によるト
ナー搬送量Pの推移を図4に示す。図4において、曲線
aは従来の場合、曲線bは本実施例の場合である。図4
に示すように、本実施例によれば、撹拌・搬送手段11
1によるトナー搬送量Pを常に5600〜8000mg
の範囲に抑えることができる。従って現像室102内の
トナー循環を現像装置の使用初期から寿命間近までの
間、同様に保つことができ、実施例1の効果が更に向上
した。
【0038】実施例3 図5は、本実施例における撹拌・搬送手段を示す断面図
である。本実施例では、羽根部118aの幅が狭い撹拌
・搬送手段118を使用した点が図1で示した実施例1
の現像装置と異なるだけで、本実施例のその他の構成は
基本的に同様である。
【0039】本実施例では、上記のように、撹拌・搬送
手段118の羽根部材118aの幅を狭くすることによ
り、撹拌・搬送手段118の1回転当たりのトナー搬送
量Pを少なくし、現像装置の使用初期における搬送量P
1と寿命間近の搬送量P2の差ΔP=P1−P2を小さ
くした。その結果、現像装置の使用初期から寿命までの
間におけるトナー搬送量をほぼ一定に保てるので、現像
装置内のトナー循環も同様な状態に形成することができ
る。
【0040】具体的には、本実施例では、羽根部118
aの幅を6mmにした。この撹拌・搬送手段118を用
いた場合、現像装置の初期の搬送量P1は3000m
g、寿命間近の搬送量P2は2000mgになり、ΔP
を1000mgにすることができた。
【0041】従って撹拌・搬送手段118の回転数Qを
1rps≦Q≦5rpsに設定することにより、前記式
(a)を満足させると共に、搬送量の変化をほぼなくす
ことができるので、トナー循環も同様に変わることがな
く、カブリ、濃度薄等の弊害を招く虞がなくなる。
【0042】実施例4 図6は、本実施例のカラー画像形成装置を示す断面図で
ある。本実施例のカラー画像形成装置では、そこに設置
された複数色の現像器100a〜100dのそれぞれ
に、図1に示した現像装置を使用している。カラー画像
形成装置では、全ての色の現像器が安定していることが
重要であり、1色の現像器でも安定性を失うと色味が崩
れて、カラー画像の品位が著しく損なわれてしまう。従
って本発明の現像装置を適用することは極めて有用であ
る。
【0043】カラー画像形成装置を図6に沿って説明す
ると、装置内のほぼ中央には像担持体の感光ドラム1が
設置され、感光ドラム1の周囲には、ローラ帯電器2、
クリーニング装置22、転写ドラム9及び回転現像器4
が設置されている。
【0044】回転現像器100は、支持体4上に複数個
の現像器100a、100b、100c及び100dを
回転可能に支持してなっており、支持体4の回転軸を中
心とする同一円筒上に、各現像器100a、100b、
100c及び100dの現像用開口面103a、103
b、103c及び103dを設定するものである。現像
器100a、100b、100c及び100d内には、
イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、ブラ
ックトナーがそれぞれ収容されている。現像器100a
〜100dは、それらの現像用開口面103a〜103
dが、感光ドラム1と対向した現像位置において、常に
感光ドラム1の面に対向するように駆動される。駆動方
法の一手段は特開昭50−93437号に詳述されてい
る通りである。
【0045】感光ドラム1は図示しない駆動手段によっ
て100mm/秒の周速で図示の矢印方向に回転駆動さ
れる。本実施例では、感光ドラム1は直径40mmのア
ルミニウムシリンダーの外周面に有機感光体(OPC)
からなる光導電体を塗布してなっているが、OPCの代
わりにA−Si、CdS、Se等でも良い。感光ドラム
1は、帯電ローラ2に、−700Vの直流電圧に周波数
700HzでVpp(ピークツウピーク電圧)1500
Vの交流電圧が重畳されたバイアスを印加することによ
り、帯電ローラ2によって略−700Vに均一に帯電さ
れる。
【0046】装置本体内の上方には、図示しないレーザ
ダイオード、高速モーターによって回転駆動される回転
多面鏡、及びレンズから構成される露光装置10、更に
折返しミラー11が配置されている。露光装置10に画
像情報に従った信号が入力されると、それに応じてレー
ザダイオードからレーザ光が発光され、そのレーザ光は
光路12を通って感光ドラム1に照射され、感光ドラム
1上に明部(光の照射部)が略−100Vの各色ごとの
静電潜像が順次形成される。感光ドラム1上に形成され
た各色の潜像は、感光ドラム1の回転により現像位置に
順々に進み、そこで現像器100a〜100dの対応す
る色の現像器によって次々と現像されて、各色のトナー
像として可視化される。
【0047】転写ドラム9は、図示しない転写材を保持
し、且つ感光ドラム1上のトナー像を転写材上に転移さ
せる機能を有する。本例では、転写ドラム9は、直径1
56mmの金属シリンダー13に厚さ2mmの弾性層1
4を巻き付け、更にその上に厚さ100μmのPVdF
15を巻き付けてなっている。弾性層14には発泡ウレ
タンを使用した。
【0048】転写材カセット16から転写材がピックア
ップローラ17により取り出され、転写ドラム9に供給
される。供給された転写材は、転写ドラム9のグリッパ
18によって先端を把持され、次いで電圧印加した吸着
ローラ19により転写ドラム9の表面上に静電吸着され
る。転写ドラム上に静電吸着された転写材は、転写ドラ
ム9の回転に伴い感光ドラム1と対向した転写部に搬送
され、図示しない電源から転写ドラム9に印加した転写
電圧によって、転写材上に感光ドラム1上に形成された
トナー像が転写される。
【0049】転写ドラム9により転写材を転写部に繰り
返し搬送して、上記の転写材上へのトナー像の転写をマ
ゼンタ、シアン、イエロー及びブラックのトナー像につ
いて行なうことにより、転写材上に4色のトナー像を重
ね合わせたカラー画像が得られる。次いで転写材は分離
爪20により転写ドラム9から剥離された後、定着装置
21に搬送され、そこで加熱及び加圧することによりト
ナー像の混色及び転写材への固定が行なわれて、フルカ
ラーのプリント画像が形成される。
【0050】感光ドラム1上の転写残りのトナーは、フ
ァーブラシ、ブレード等を備えたクリーニング装置22
によって清掃される。又転写ドラム9上の付着トナー
も、必要に応じてファーブラシ、ウエブ等を有する転写
ドラムクリーニング装置23により清掃することが好ま
しい。
【0051】本実施例のカラー画像形成装置において、
現像器100a〜100dに図1に示す現像装置を適用
したので、全ての現像器100a〜100dにおけるト
ナー循環を同様に保つことができ、従ってカブリ、濃度
薄等の弊害のない高品位なカラー画像を提供することが
可能となった。
【0052】本実施例では、感光ドラム上に形成された
複数色のトナー像を転写材上に直接重ねて転写すること
によりカラー画像を得るカラー画像形成装置を示した
が、複数色のトナー像を感光ドラムから一旦、中間転写
体上に重ねて転写し、その複数色のトナー像を一括して
転写材上に転写してカラー画像を得る中間転写方式の画
像形成装置でも良く、同様に本発明の現像器を適用する
ことにより同様な効果を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、現像
装置の現像剤撹拌・搬送手段による現像剤搬送量Pを、
A×L×N×M+R×V1≦Q×P≦R×(V1+V
2)の式を満たすように設定したので、1成分現像剤の
循環を良好に行ない、均一なベタ画像を得ることができ
るのは勿論のこと、印字率の少ない画像の連続画像形成
においても、カブリ、濃度低下等のない高品位な画像を
得ることができる。更に現像装置の現像回数に応じて撹
拌・搬送手段の回転数を変化させることにより、初期か
ら安定した現像剤循環を得ることができる。又撹拌・搬
送手段の現像剤搬送量を予め少なく設定することによ
り、現像装置の使用初期と長時間使用後との間での現像
剤搬送量の変化を少なく抑えることができ、現像剤循環
の安定化及び装置のコスト削減が可能となる。又この現
像装置をカラー画像形成装置に適用することにより、高
品位で且つ色バランスの安定したフルカラー画像を得る
ことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における現像装置を示す概略
断面図である。
【図2】図1の現像装置に設置された撹拌・搬送手段を
示す平面図である。
【図3】本発明の他の実施例で用いた撹拌・搬送手段の
変速機構を示す平面図である。
【図4】図3の変速機構で撹拌・搬送手段の回転数を変
えたときのトナー搬送量を変えない場合と比較して示す
グラフである。
【図5】本発明の更に他の実施例で用いた撹拌・搬送手
段を示す平面図である。
【図6】本発明の更に他の実施例におけるカラー画像形
成装置を示す概略断面図である。
【図7】従来の現像装置を示す概略断面図である。
【符号の説明】
101 感光ドラム 102 現像室 110 現像スリーブ 111 撹拌・搬送手段 112 供給ローラ 113 規制ブレード 114 トナー容器 115 仕切り壁 116 トナー溜め部 118 撹拌・搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−61339(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 - 15/09 G03G 15/00 303

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像室内に、1成分現像剤を担持して像
    担持体と対向した現像領域に搬送する現像剤担持体と、
    この現像剤担持体に当接して現像剤担持体上に担持され
    た現像剤の層厚を規制する規制部材とを備え、現像剤を
    収容した現像剤容器内に、現像剤撹拌・搬送手段を備
    え、前記現像室と現像剤容器との間に上方が開放された
    仕切り壁を有する現像装置において、前記現像剤担持体
    の周長をL(mm)、現像剤担持体の回転数をN(rp
    s)、現像剤担持体の現像剤担持量をM(mg/mm
    2 )、像担持体の画像形成領域幅をA(mm)、撹拌・
    搬送手段の回転数をQ(rps)、撹拌・搬送手段の1
    回転当たり搬送する現像剤量をP(mg)、現像剤供給
    部材と仕切り壁とで形成される現像室内の現像剤溜り部
    の容積をV1(mm3 )、現像室内の現像剤供給部材上
    の容積をV2(mm3)、現像室内の現像剤充填率をR
    (mg/mm3 )としたとき、 A×L×N×M+R×V1≦Q×P≦R×(V1+V2)・・・・(a) なる関係式を満たすことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記撹拌・搬送手段の回転数を現像回数
    により変化させる請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 像担持体上に形成した各色成分の静電潜
    像をその色に応じた各色の現像器により現像し、得られ
    た各色のトナー像を転写材上に重ね合わせて転写してカ
    ラー画像を得るカラー画像形成装置において、前記各色
    の現像器が請求項1の現像装置からなることを特徴とす
    るカラー画像形成装置。
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