JP3064790U - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JP3064790U
JP3064790U JP1999004216U JP421699U JP3064790U JP 3064790 U JP3064790 U JP 3064790U JP 1999004216 U JP1999004216 U JP 1999004216U JP 421699 U JP421699 U JP 421699U JP 3064790 U JP3064790 U JP 3064790U
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峯雄 奥山
真樹 高橋
栄一 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース体内の回路部を簡単、且つ確実に切り
換えることのできる電子装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ケース体2と蓋体20とを有し、蓋体2
0がケース体2に装着された時に、蓋体20の突起部2
1が回動体5に作用して、弾性部材3の弾発力に抗して
回動体5を回動させ、弾性部材3が押圧されたときにオ
ンするスイッチ手段を有して構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、親電子装置に着脱自在に装着される、いわゆるゲームカートリッ ジであって、当該ゲームカートリッジ単体でもゲームを行うことのできる電子装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゲームカートリッジを着脱自在に装着してゲームを楽しむことのできる 電子ゲーム装置が提案されている。 従来の電子ゲーム装置は、CPU等の制御処理部を有し、この制御処理部の制 御にしたがって、ゲームカートリッジからゲームプログラムを読み取りゲームを 実行するものである。そして、電子ゲーム装置に装着されたゲームカートリッジ を他のゲームカートリッジと差し替えることにより、他のゲームを行うことがで きる。このように、従来のゲームカートリッジは、単にゲームプログラムを記憶 しているのみであって、ゲームカートリッジ単体では、ゲームを行う機能を有し ていなかった。
【0003】 そこで、ゲームカートリッジ自体にCPU等の制御処理部と、液晶表示部と、 操作部等を設けて、ゲームカートリッジ単体でもゲームを行い得るようにするこ とが考えられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ゲームカートリッジは、本来、電子ゲーム装置に装着された状 態で使用されるものであり、ゲームカートリッジ自体にCPU等の制御処理部、 液晶表示部、操作部等を設けた場合も、支障無く電子ゲーム装置に装着できるこ とが要求される。 さらに、ゲームカートリッジ単体でゲームを行う場合と、ゲームカートリッジ を電子ゲーム装置に装着する場合とで、ゲームカートリッジ内の回路部を簡単、 且つ確実に切り換えるようにすることが望まれていた。
【0005】 本願考案は、上記に鑑みて案出されたもので、ゲームカートリッジ自体にCP U等の制御処理部、液晶表示部、操作部等を設けた場合も、支障無く電子ゲーム 装置に装着できることができ、さらに、ゲームカートリッジ単体でゲームを行う 場合と、ゲームカートリッジを電子ゲーム装置に装着する場合とで、ゲームカー トリッジ内の回路部を簡単、且つ確実に切り換えることのできるゲームカートリ ッジ、すなわち、電子装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案は、上記目的を達成するために、下記の要件を備えたこと を特徴とする。すなわち、 (イ)ケース体と、当該ケース体の一側に着脱自在に装着される蓋体とを有する こと。 (ロ)前記ケース体の一側には、開口部が形成されていること。 (ハ)前記蓋体は、前記開口部に挿入される突起部を有すること。 (ニ)前記ケース体には、回動体が回動自在に設けられていること。 (ホ)前記ケース体には、前記回動体を弾発力によって上方に押し上げるように 設けられた弾性部材を有すること。 (ヘ)前記蓋体が前記ケース体に装着された時に、当該蓋体の突起部が前記回動 体に作用して、前記弾性部材の弾発力に抗して前記回動体を回動させ、前記弾性 部材を押圧すること。 (ト)前記弾性部材が押圧されたときにオンするスイッチ手段を有すること。
【0007】 請求項2に係る考案は、上記目的を達成するために、請求項1に下記の要件を 附加したことを特徴とする。すなわち、 (イ)前記ケース体は、電池を収納する収納部を有すること。 (ロ)前記ケース体は、情報を記憶した記憶手段と、この記憶手段から読み取ら れた情報を表示する表示手段を有すること。 (ハ)前記スイッチ手段がオンしたときに、前記収納部に収納された電池からの 電源が前記表示手段に供給されること。
【0008】 請求項3に係る考案は、上記目的を達成するために、請求項1に下記の要件を 附加したことを特徴とする。すなわち、 (イ)前記蓋体が前記ケース体から取り外された状態で、当該ケース体の一側が 親電子装置に着脱自在に装着できること。 (ロ)前記蓋体が前記ケース体から取り外された状態では、前記スイッチ手段が オフしていること。 (ハ)前記ケース体の一側には、前記親電子装置側のコネクタと接続される接続 手段が設けられていること。 (ニ)前記ケース体が親電子装置に装着された状態では、前記記憶手段から読み 取られた情報が前記接続手段を介して親電子装置へ送出されること。
【0009】
【考案の実施の形態】
本願考案に係る電子装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1は、本願考案に係る電子装置の断面図、図2は、本願考案に係る電子装置 から蓋体を取り外した状態の断面図、図3は、本願考案に係る電子装置の斜視図 、図4は、本願考案に係る電子装置から蓋体を取り外した状態の斜視図、図5は 本願考案に係る電子装置を親電子装置に装着して使用する場合の説明図である。
【0010】 電子装置1は、図5に示すように親電子装置30へ着脱自在に装着されて、い わゆる、ゲームカートリッジとして使用されるものである。また、電子装置1が 親電子装置30から取り外された状態では、電子装置1単独でもゲームを行うこ とができる。
【0011】 電子装置1は、ケース体2と、ケース体2の一側に着脱自在に装着される蓋体 20とで構成される。ケース体2は、上ケース体2aと、下ケース体2bとで形 成される。この上ケース体2aと、下ケース体2bとを重ね合わせたときに、ケ ース体2の一側には、開口部17が形成される。この開口部17には、蓋体20 の突起部21が挿入されるものである。
【0012】 上ケース体2aと、下ケース体2bとの間にはプリント基板11が位置し、プ リント基板11には、スイッチ接点(図示せず)と、このスイッチ接点を覆うよ うに弾性部材3が設けられている。弾性部材3は、導電性を有するゴム、シリコ ンなどの適宜の部材から形成される。弾性部材3の上方には回動体5が軸7を中 心にして回動自在に設けられている。回動体5は、弾性部材3の弾発力によって 上方に押し上げられ、時計方向に回転するように付勢されている。 前述の蓋体20がケース体2に装着された時に、蓋体20の突起部21が回動 体5に作用して、弾性部材3の弾発力に抗して回動体5を反時計方向に回動させ て、回動体5が弾性部材3を下方へ押圧するものである。このように、回動体5 が弾性部材3を押圧することにより、弾性部材3の下側に設けたスイッチ接点が 導通する。すなわち、電子装置1は、弾性部材3が押圧されたときにオンするス イッチ手段を有する。
【0013】 また、プリント基板11には、複数のスイッチ接点(図示せず)と、これらの スイッチ接点を覆うように弾性部材4a,…が設けられている。弾性部材4a, …は、導電性を有するゴム、シリコンなどの適宜の部材から形成されている。そ れぞれの弾性部材4a,…の頭頂部には、操作ボタン13a,13b,13c, 13d,13e,13fが設けられ、操作ボタン13a,13b,13c,13 d,13e,13fのそれぞれの頭頂部は、上ケース体2aの外側に突出されて いる。 操作ボタン13a,13bは、例えば、ゲーム上のキャラクターに動作指示を 与えるために用いられ、操作ボタン13c,13d,13e,13fは、方向指 示を与えるために用いられる。 また、上ケース体2aには、液晶表示器9が取り付けられている。液晶表示器 9は、ゲーム内容を表示する表示手段である。
【0014】 プリント基板11の適宜の位置には、各種電子部品により形成された回路部6 が設けられている。この回路部6は、CPU、ROM、RAM、及びインターフ ェース回路等の周辺回路部を有して構成される。 前記ROMは、ゲームプログラム、及びゲームに用いられるデータ類を記憶す るものである。RAMは、前記CPUが各種処理を行う際のワークエリアとして 使用される。CPUは、前記ROMに記憶されているゲームプログラム、及びデ ータ類を読み出し、この読み出したプログラム、及びデータ類に基づいてゲーム を実行するものである。
【0015】 下ケース2bには、電池15を収納する収納部16が設けられている。前述の 弾性部材3が押圧されたときにオンするスイッチ手段を介して、この収納部16 に収納された電池15からの電源がCPU、ROM、RAMなどの回路部及び液 晶表示器9に供給される。 また、プリント基板11の一側には、端子部11aが形成され、端子部11a は、ケース体2の外部に突出されている。この端子部11aは、電子装置1が親 電子装置30に装着されたときに、親電子装置30側のコネクタと接続されるも のである。
【0016】 尚、液晶表示器9は、図3及び図4に示すように、楕円形状に形成したが、本 考案は、これに限られるものではなく、長方形など任意の形状の液晶表示器を使 用することができる。また、回動体5の形状は、矩形状に形成したが、三日月型 など適宜の形状に形成することができる。
【0017】 蓋体20には、突起部21aが一体に形成されている。また、蓋体20は、空 洞部22を有し、蓋体20がケース体2に装着されたときに端子部11aを空洞 部22に収納した状態で密閉する。これにより、端子部11aにゴミ等が付着す るのを確実に防止することができる。
【0018】 次に電子装置1が着脱自在に装着される親電子装置30を説明する。 親電子装置30は、上ケース32と、下ケース34とを有し、上ケース32と 下ケース34はヒンジ部36で折り畳み可能に形成されている。 上ケース32には、ゲーム内容などを表示する比較的大きな画面を有する液晶 表示装置31が設けられている。 下ケース34には、複数のキースイッチから形成されるキーボード33、スピ ーカ35、操作スイッチ39,41,43,45が設けられている。また、下ケ ース34の側面には、スロット37が設けられている。スロット37内には、コ ネクタ(図示せず)が設けられ、ケース体2がスロット37に挿着されたときに 、スロット37内のコネクタと、ケース体2側の端子部11aとが接続される。 このように、ケース体2が親電子装置30に装着された状態では、ケース体2 側の記憶手段であるROMから読み取られた情報が端子部11a及びコネクタを 介して親電子装置30へ送出される。
【0019】 次に作用を説明する。 まず、前記電子装置1を単独で使用する場合の作用について説明する。電子装 置1を単独で使用する場合は、蓋体20をケース体2に装着する。 蓋体20がケース体2に装着されると、蓋体20の突起部21が開口部17 から挿入されて回動体5と作用し、弾性部材3の弾発力に抗して回動体5を反時 計方向に回動させる。回動体5が反時計方向に回動すると、この回動する回動体 5によって弾性部材3が下方へ押圧される。このように、回動体5が弾性部材3 を押圧することにより、弾性部材3の下側に設けたスイッチ接点が導通する。
【0020】 弾性部材3の下側に設けたスイッチ接点が導通することにより、回路部6及び 液晶表示器9に、電池15から電源が供給される。 これにより、遊戯者は操作ボタン13a,13b,13c,13d,13e, 13fを操作してゲームを行うことができる。すなわち、回路部6では、CPU が、ROMに記憶されているゲームプログラム、及びデータ類を読み出し、この 読み出されたプログラム、及びデータ類に基づいてゲームを実行する。このゲー ム内容は、液晶表示器9に表示される。
【0021】 次に、蓋体20をケース体2から取り外した場合の作用を説明する。 蓋体20がケース体2から取り外されると、蓋体20の突起部21が回動体5 から除かれるので、回動体5は弾性部材3の弾発力によって時計方向に回動され ると共に、弾性部材3の押圧状態が解除される。このように、弾性部材3の押圧 状態が解除されると、弾性部材3の下側に設けたスイッチ接点がオフして、回路 部6及び液晶表示器9への電源供給が停止される。
【0022】 次に電子装置1を、いわゆるゲームカセットとして使用する場合の作用を説明 する。 まず、電子装置1から蓋体20を取り外した状態で、ケース体2のみを親電子 装置30のスロット37に挿入する。ケース体2がスロット37に挿着されると 、スロット37内のコネクタと、ケース体2側の端子部11aとが接続される。 このように、ケース体2が親電子装置30に装着された状態では、親電子装置 30側のCPUの制御に従って、ケース体2側のROMからゲームプログラムが 読み出され、この読み出されたゲームプログラムは端子部11a及びコネクタを 介して親電子装置30へ取り込まれる。そして、親電子装置30内のCPUがゲ ーム内容を液晶表示装置31に表示させると共に、スピーカ35から適宜の効果 音、及び音楽を出力させる。従って、遊戯者は、キーボード33、操作スイッチ 39,41,43,45を操作することにより、大きな画面を有する液晶表示装 置31上でゲームを楽しむことができる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明してきたように請求項1に係る考案は、ケース体と、ケース体の一側 に着脱自在に装着される蓋体とを有し、ケース体の一側には開口部が形成され、 蓋体は開口部に挿入される突起部を有する。また、ケース体には回動体が回動自 在に設けられると共に、回動体を弾発力によって上方に押し上げるように設けら れた弾性部材を有するので、蓋体がケース体に装着された時に、蓋体の突起部が 回動体に作用して、弾性部材の弾発力に抗して回動体を回動させ、弾性部材を押 圧する。このように、弾性部材が押圧されたときにオンするスイッチ手段を有し て構成したので、電子装置自体を容易に親電子ゲーム装置に装着できることがで き、且つ、電子装置単体でゲームを行う場合と、電子装置を電子ゲーム装置に装 着する場合とで、ケース体内の回路部を簡単、且つ確実に切り換えることのでき る電子装置を実現することができるという効果を有する。
【0024】 また、請求項2に係る考案は、ケース体に電池を収納する収納部を設け、蓋体 がケース体に装着された時に、スイッチ手段をオンさせて収納部に収納された電 池からの電源を表示手段に供給するように構成したので、電子装置単体でゲーム を行う場合に、ケース体内の回路部を簡単、且つ確実に切り換えることのできる 電子装置を実現することができるという効果を有する。
【0025】 また、請求項3に係る考案は、蓋体をケース体から取り外した状態ではスイッ チ手段がオフし、ケース体の一側には親電子装置側のコネクタと接続される接続 手段が設けられているので、ケース体が親電子装置に装着された状態では、ケー ス体の記憶手段から読み取られた情報が接続手段を介して親電子装置へ送出され るように構成したので、電子装置をいわゆる、ゲームカートリッジとして用いる ことができ、電子装置を親電子装置に装着して大きな画面でゲームを楽しむこと ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案に係る電子装置の断面図である。
【図2】本願考案に係る電子装置から蓋体を取り外した
状態の断面図である。
【図3】本願考案に係る電子装置の斜視図である。
【図4】本願考案に係る電子装置から蓋体を取り外した
状態の斜視図である。
【図5】本願考案に係る電子装置を親電子装置で使用す
る場合の構成図である。
【符号の説明】
1 電子装置 3 弾性部材 5 回動体 7 軸 9 液晶表示器 11 プリント基板 11a 端子部 13a 操作ボタン 13b 操作ボタン 15 電池 17 開口部 20 蓋体 21 突出部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えてなることを特徴とす
    る電子装置。 (イ)ケース体と、当該ケース体の一側に着脱自在に装
    着される蓋体とを有すること。 (ロ)前記ケース体の一側には、開口部が形成されてい
    ること。 (ハ)前記蓋体は、前記開口部に挿入される突起部を有
    すること。 (ニ)前記ケース体には、回動体が回動自在に設けられ
    ていること。 (ホ)前記ケース体には、前記回動体を弾発力によって
    上方に押し上げるように設けられた弾性部材を有するこ
    と。 (ヘ)前記蓋体が前記ケース体に装着された時に、当該
    蓋体の突起部が前記回動体に作用して、前記弾性部材の
    弾発力に抗して前記回動体を回動させ、前記弾性部材を
    押圧すること。 (ト)前記弾性部材が押圧されたときにオンするスイッ
    チ手段を有すること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の電子装置。 (イ)前記ケース体は、電池を収納する収納部を有する
    こと。 (ロ)前記ケース体は、情報を記憶した記憶手段と、こ
    の記憶手段から読み取られた情報を表示する表示手段を
    有すること。 (ハ)前記スイッチ手段がオンしたときに、前記収納部
    に収納された電池からの電源が前記表示手段に供給され
    ること。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の電子装置。 (イ)前記蓋体が前記ケース体から取り外された状態
    で、当該ケース体の一側が親電子装置に着脱自在に装着
    できること。 (ロ)前記蓋体が前記ケース体から取り外された状態で
    は、前記スイッチ手段がオフしていること。 (ハ)前記ケース体の一側には、前記親電子装置側のコ
    ネクタと接続される接続手段が設けられていること。 (ニ)前記ケース体が親電子装置に装着された状態で
    は、前記記憶手段から読み取られた情報が前記接続手段
    を介して親電子装置へ送出されること。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014232325A (ja) * 2009-10-21 2014-12-11 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014232325A (ja) * 2009-10-21 2014-12-11 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置

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