JP3064549B2 - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JP3064549B2
JP3064549B2 JP3232458A JP23245891A JP3064549B2 JP 3064549 B2 JP3064549 B2 JP 3064549B2 JP 3232458 A JP3232458 A JP 3232458A JP 23245891 A JP23245891 A JP 23245891A JP 3064549 B2 JP3064549 B2 JP 3064549B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は記録媒体を磁化させて
情報を記録する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図及び図は従来の磁気記録装置を示
す図で、図(A)は記録・再生系のブロック線図、図
(B)及び図は書込み/読出し各部の信号波形図で
ある。
【0003】図において、1は記録・再生ヘッド、2は
記録・再生系をパッケージに収納した書込み/読出し集
積回路、3は記録・再生ヘッド1に接続され書込み電流
3aを流したり、再生信号を増幅して読出し電圧3bを
出力したりする記録・再生アンプ、4は書込み電流3a
の値を設定する書込み電流設定端子、5は書込みデータ
WDを入力する書込みデータ入力端子、6は書込みデー
タWDを入力して書込み電流3aの波形を作る出力6a
を記録・再生アンプ3に送る分周回路である。
【0004】7は読出し電圧3bからノイズを除去し、
かつこれを微分した信号7aを出力するフィルタ微分
器、8は微分信号7aからゼロクロス点を明確にした出
力8aを発するゼロクロスコンパレータ、9はコンパレ
ータ出力8aの立上り及び立下りエッジから読出しデー
タRDを作るパルス整形回路、10は読出しデータRD
を出力する読出しデータ出力端子、11は媒体上に記録
されたディスク残留磁気である。
【0005】従来の磁気記録装置は上記のように構成さ
れ、次のように動作する。まず、インタフェース(図示
しない)から入力された書込みデータWDは、分周回路
6で分周され出力6aとなる。これを基にして、書込み
電流設定端子4に設定された電流値で、書込みデータ入
力端子5に入力される書込みデータWDによってきまる
タイミングで、正レベルから負レベルへ、負レベルから
正レベルに変化する書込み電流3aが、記録・再生ヘッ
ド1に流される。この書込み電流3aにより記録が行な
われ、媒体上に磁化された状態がディスク残留磁気11
となる。
【0006】このディスク残留磁気11を記録・再生ヘ
ッド1により読み出し、記録・再生アンプ3により増幅
したものが、読出し電圧3bとなる。これを微分器7で
微分したものが微分器出力7aとなり、この出力7aを
ゼロクロスコンパレータ8で読出し電圧3bのピークを
検出して出力8aとなる。この出力8aのエッジをパル
ス整形回路9でパルス化し、読出しデータRDとして上
記インタフェースに出力する。
【0007】図は分解能の高い磁気記録装置で記録さ
れた場合の書込み/読出し各部の信号を示したもので、
読出し電圧3bの波形は急しゅんとなり、微分信号7a
の波形中に深いサドル部7a1が出現している。このよ
うな現象をショルダリング効果と呼んでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の磁
気記録装置では、記録・再生ヘッド1で読み出した読出
し電圧3bの微分信号7aによりゼロクロス点を決めて
いるため、分解能が高く記録されていると、図(D)
に示したように、微分信号7aに深いサドル部7a1が
生じ、これにノイズが加わると、容易にゼロクロスす
る。微分信号7aがゼロクロスすると、その部分に誤パ
ルスが形成されるゼロクロスエラーを発生するという問
題点がある。
【0009】磁気記録装置は、記録する装置と再生する
装置が異なる場合がある。したがって、書込み装置で高
分解能に記録され、かつ再生装置の微分器7の微分特性
を示す周波数帯域が高域に広い場合、微分信号7aはサ
ドル部7a1が広くかつ深くなり、読出し電圧3bのシ
ョルダの位置でゼロクロスしやすくなる。かつ、媒体ノ
イズ、機器ノイズ等の影響により、ゼロクロスが発生
し、誤パルスが形成されて磁気記録装置の信頼性を著し
く悪化させることになる。
【0010】そこで、例えば特開昭56−3420号公
報には、上記問題点の対策として、読み出し時にゼロク
ロスを防止する回路を設けることが示されている。しか
し、これは書かれた媒体をゼロクロスエラーなしに読む
ことが目的であり、一般的にはこのような機能を有しな
い再生装置が多数市場に出ている。したがって、上記機
能を持った再生装置で読んだときはエラーは出ないが、
既述のように異なる再生装置で読んだときのエラーは、
やはり補償できないことになる。
【0011】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、分解能を高く記録してしまう狭いヘッド
ギャップを持つ記録・再生ヘッドを使用しても、再生時
ゼロクロスエラーの発生を防止できるようにした磁気記
録装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
装置は、書込みデータを第1の所定時間遅延させて書込
みデータ入力端子に入力する第1の所定時間設定用遅延
回路と、書込み電流設定端子に入力される電流値の絶対
値を、上記第1の所定時間より長い第2の所定 時間低下
させる電流補償回路とを備え、上記書込み電流の正から
負、及び負から正への変化時にそれぞれ3回電流値を変
化させるようにしたものである。
【0013】
【作用】この発明においては、書込み電流のレベルか
レベルへの変化時及び負レベルからレベルへの変
化時に、その変化のタイミングを第1の所定時間遅延さ
せるとともに、電流値の絶対値をそれぞれ第1の所定時
より長い第2の所定時間低下させるようにしたため、
媒体に弱く磁化した領域が存在し、磁化の変化する場所
が3箇所(従来装置では1箇所)となり、再生時の孤立
波が3回発生する。したがって、これらの孤立波が重な
ることにより合成された孤立波の半値幅は等価的に広が
った形になる。
【0014】
【実施例】実施例1. 図1はこの発明の一実施例を示す図で、図1は
込み電流補償回路図、図は書込み各部の信号波形図、
は書込み/読出し各部の信号波形図であり、従来装
置と同様の部分は同一符号で示す。なお、図(A)は
この実施例にも共用される。
【0015】図において、21はANDゲート、22は
コンデンサC及び抵抗Rからなり第2の所定時間を設定
する遅延回路で、22aは充放電信号、22bは遅延信
号、23はインバータで、23aはその出力信号、24
は書込み電流設定用トランジスタ、25は書込み電流設
定用抵抗、26は書込み補償電流設定用抵抗、27は書
込み電流設定端子4に流入する電流、28は書込みデー
タWDのパルスのタイミングを第1の所定時間ずらすた
めの遅延回路、T 1 は第1の所定時間、T 2 は第2の所定
時間である。
【0016】次にこの実施例の動作を説明する。まず、
インタフェースから入力される書込みデータWDは、補
償タイミングを合わせるために、遅延回路28で第1の
所定時間T 1 遅延された後、分周回路6で分周され、出
力6aとなる。これを基にして、電流設定端子4に設定
された電流値で、記録・再生ヘッド1に書込み電流3a
が流される。
【0017】このとき、書込みデータWDはANDゲー
ト21に入力され、遅延回路22の充放電信号22aに
より設定された第2の所定時間 2 だけ「L」となる遅
延信号22bに変換されて、インバータ23に入力され
る。インバータ23の出力信号23aは書込み電流設定
用トランジスタ24に入力される。このトランジスタ2
4のコレクタは書込み電流設定端子4に接続されてい
る。設定端子4に流入する電流27に比例した電流が、
書込み電流3aとして記録・再生ヘッド1に流される。
【0018】したがって、書込みデータWDがANDゲ
ート21に入力されてから、遅延回路22で設定された
第2の所定時間 2 だけ、トランジスタ24はオフとな
り、書込み電流3aは書込み補償電流設定用抵抗26に
より設定された電流が流れる。その他の状態では、トラ
ンジスタ24はオンとなり、抵抗25,26により設定
された書込み電流3aが流れる。したがって、書込み電
流3aの変化時に第2の所定時間電流の絶対値が下がる
領域3a1 及び3a 2 が発生する。即ち、例えば書込み電
流3aの正レベルから負レベルへの変化時に、書込みデ
ータWD印加時点から第1の所定時間T 1 の間の領域3
1 で正の電流値が、その第1の所定時間T 1 遅延時点か
ら、(T 2 −T 1 )の間の領域3a 2 で負の電流値が低下
する。
【0019】図3(A)に示す書込み電流3aにより記
録を行ない、媒体上に磁化された状態から図3(B)に
示すディスク残留磁気11となる。これを、記録・再生
ヘッド1により読み出し、記録・再生アンプ3により増
幅したものが、図3(C)に示す読出し電圧3bとな
る。媒体に記録された磁化情報の変化時に、磁化の下が
った領域11aが存在するために、磁化の変化する場所
が3箇所(領域11aのないものは1箇所)となり、再
生時に図3(C)に示すように、孤立波が3回発生す
る。したがって、この3個の孤立波が重なることによ
り、合成された孤立波の半値幅は等価的に広がった形と
なり、分解能は下がる。
【0020】また、磁化変化の傾きは、通常記録時の傾
きと同じであるから、再生波の出力は下がらない。この
読出し電圧3bを微分器7により微分したものが、図3
(D)に示す微分信号7aとなる。微分信号7aは、読
出し電圧3bの半値幅が増えて分解能が下がったことに
より、ショルダの傾きが急になるため、ゼロクロスしに
くくなる。加えて、半値幅が広がったことにより、微分
信号7aのピークがサドル部7a1の幅Wを狭くする方
向にシフトするため、ほとんどゼロクロスしなくなる。
この微分信号7aをゼロクロスコンパレータ8でピーク
を検出し、パルス整形回路9でパルス化して、読出しデ
ータRDとしてインタフェースに出力する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明では、書込
み電流のレベルからレベルへの変化時及びレベル
からレベルへの変化時に、電流値の絶対値をそれぞれ
の所定時間低下させ、それぞれ3回電流値を変化さ
るようにしたので、媒体に弱く磁化した領域を存在さ
せることにより、分解能を高く記録する記録・再生ヘッ
ドを使用しても、再生出力を下げずに分解能を下げて記
録し、ゼロクロスエラーの発生を防止し、信頼性を向上
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す書込み補償回路図
【図2】この発明の実施例1を示す書込み各部の信号波
形図。
【図3】この発明の実施例1を示す書込み/読出し各部
の信号波形図。
【図4】従来の磁気記録装置を示す図で、(A)は記録
・再生系のブロック線図、(B)は書込み/読出し各部
の信号波形図。
【図5】従来の磁気記録装置の書込み/読出し各部の信
号波形図。
【符号の説明】
1 記録・再生ヘッド、3 記録・再生アンプ、3a
書込み電流、3a1書込み電流低下領域(正領域)、3
a 書込み電流低下領域(負領域)、4 書込み電流設
定端子、5 書込みデータ入力端子、6 分周回路、7
フィルタ微分器、8 ゼロクロスコンパレータ、9
パルス整形回路、11 ディスク残留磁気、21 AN
Dゲート、22 第2の所定時間設定用遅延回路、23
インバータ、24 書込み電流設定用トランジスタ、
25 書込み電流設定用抵抗、26 書込み補償電流設
定用抵抗、28 第1の所定時間設定用遅延回路、T 1
は第1の所定時間、T 2 は第2の所定時間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書込みデータ入力端子に入力される信号
    によってきまるタイミングで、正レベルから負レベル
    へ、負レベルから正レベルに変化し、書込み電流設定端
    子に入力される電流値により定まる電流値の書込み電流
    をヘッドに流して、媒体を磁化させる装置において、
    込みデータを第1の所定時間遅延させて上記書込みデー
    タ入力端子に入力する第1の所定時間設定用遅延回路
    と、上記書込み電流設定端子に入力される電流値の絶対
    値を、上記第1の所定時間より長い第2の所定時間低下
    させる電流補償回路を備え、上記書込み電流の正から
    負、及び負から正への変化時にそれぞれ3回電流値を変
    化させるようにしたことを特徴とする磁気記録装置。
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