JP3064435U - 壁掛け式植物展示トレ― - Google Patents

壁掛け式植物展示トレ―

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Publication number
JP3064435U
JP3064435U JP1999004860U JP486099U JP3064435U JP 3064435 U JP3064435 U JP 3064435U JP 1999004860 U JP1999004860 U JP 1999004860U JP 486099 U JP486099 U JP 486099U JP 3064435 U JP3064435 U JP 3064435U
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JP
Japan
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planting tray
water
tray
storage tank
plant
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Expired - Lifetime
Application number
JP1999004860U
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English (en)
Inventor
芳夫 石井
裕 新井
誠 篠崎
康正 川井
万喜子 大宅
Original Assignee
古澤 孝行
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Publication date
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置が容易で灌水の心配が少なく、屋内外の
インテリアにもなりうる壁面緑化用の薄型の壁掛け式植
物展示トレーを提供すること。 【解決手段】 底面に多数の排水孔を空けた薄型の植栽
トレー1内部に、網状成形マット2を固定し、マットの
空隙に用土3を充填して植物15を栽培した植栽トレー
を垂直化し、その下部に貯水槽4を設置し、植栽トレー
と貯水槽を吸水シート6で連結することにより、毛細管
現象で貯水槽の水12を植栽トレーの植物に供給する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は室内壁面及び、ブロック塀、フェンス等の主として家庭の屋内外の垂 直面を緑化するための壁掛け式植物展示トレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
屋内外の壁面で植物体を固定・栽培し、緑化を図る方法として、従来から蔓性 の植物を壁面に沿って育てる方法や、用土を詰めたバスケットや植木鉢をつり下 げる方法などが知られている。
【0003】 屋外の建築物等の壁面を緑化する方法としては、こうした公知の技術の他、特 開平5−328857のように植物を植栽したユニットを壁面に固定する方法、 特開平9−84450のように土壌と種子を壁面に吹き付ける方法、特開平8− 70703や特開平8−322377のように植物体を固定・栽培するための穴 をあけた基盤を垂直に設置する方法など、さまざまな手法がとられている。 一方、家庭などで小規模に壁面緑化を施すための手法として、特開平8−14 0510では給水機能を持たせた壁掛け型植木鉢が開発されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術のうち、屋外の建築物等の壁面を緑化する方法については、いずれ も大型で固定式や半固定式で施設費がかかり、一般家庭で気軽に楽しむのには難 点がある。
【0005】 また、家庭向けの手法のうち、バスケットや植木鉢を壁面に取り付ける公知の 手法では、灌水の手間が必要となる。さらに、室内での使用を考えると、灌水時 に余剰な水分や土壌が落ち床面を汚す他、容器自体に厚みがあるため壁面に取り 付けた場合、室内のインテリアにマッチしにくいなどの問題点がある。
【0006】 本考案は、以上のような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、設 置が容易で灌水の心配が少なく、屋内外のインテリアにもなりうる薄型の壁掛け 式植物展示トレーを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案における壁掛け式植物展示トレーは、底面に 多数の排水孔10を空けた薄型の植栽トレー1内部に、網状成形マット2を固定 し、マットの空隙に用土3を充填して植物15を栽培した植栽トレーを垂直化し 、その下部に貯水槽4を固定し、植栽トレーと貯水槽を吸水シート6で連結する ことにより、毛細管現象で貯水槽の水12を植栽トレーの植物に供給することを 特徴とする。
【0008】
【考案の実施の形態】
考案実施の形態について、1年生草花を実施例として図面を参照して説明する 。図1は展示場所の壁面とは異なる水平な場所で行う、植栽トレーの作成手順を 示している。図2と図3においては、図1で作成した植栽トレーを屋内等の壁面 に固定、展示に供している本考案の実施の形態を示している。
【0009】 図1において、1は本考案に係る底面に多数の排水孔10を空けた薄型の植栽 トレーで、例えば縦60cm×横30cm×深さ3cm程度の大きさの水稲育苗 用プラスチックトレーなどを示している。
【0010】 2は網状に成形されたマットで、マットを構成する繊維の空隙に用土3を充填 することが可能でなければならない。さらに詳しくは、繊維の密度が高すぎると 用土が十分にマット内部に充填されず、養分や水分の不足により植物の生育が悪 くなり、逆に繊維の密度が低すぎると用土の充填は容易であるが、栽培した植物 の根系がマットに十分に絡まないので、トレーを垂直化した段階で用土や植物の 脱落が起きる心配がある。また、垂直化した場合に形状が変形しないだけの強度 を持ち合わせていることが望ましい。実施例では化学繊維からなるCPマット( 商品名)を用いたが、前述の条件を満たせば天然素材に由来したマットの使用も 可能である。
【0011】 前記網状成形マット2を植栽トレー1の排水孔10に針金8または類似の線状 体を通して固定し、これを水平に設置し、振動させながら用土3をマット内部の 空隙に充填する。その後、植栽トレー1の上部から灌水し、植物種子13を播種 し、ただちに軽く覆土する。この後、適宜潅水を行って管理する。開花前に植物 調節剤の処理を行うと開花の斉一化が図れる。用土は軽量で適度な保水性と肥料 成分を持ち、マット内部の空隙に充填することが可能な粒径であればよく、図で 示した1年生草花の例ではメトロミックス(商品名)を用いた。
【0012】 また、植物の種類によっては播種ではなく、挿し木、挿し芽、根伏せを行うこ ともできる。は種が適する植物はマリーゴールド、アゲラタム、松類など、挿し 木又は挿し芽が適するものはマサキ、ハクチョウゲ、シバザクラ、フッキソウな どである。
【0013】 植物15の根が密に張り、花が咲き始めた時点で網状成形マット2の下に図7 で示した吸水シート6を差し込み、図8で例示する吊り具7を植栽トレー1の外 枠部に取り付ける。
【0014】 図2と図3において例示する垂直面への設置方法は、展示する垂直壁面11に あらかじめ固定具14を打設しておき、これに植栽トレー1上部の吊り具7を引 っかけて壁面に吊す。固定具14は屋内外のブロック塀や壁面に固定するための ものであるが、固定具の打設が不可能な場合は接着面を持つフックも使用できる 。また、金網等のフェンスでは固定具14を用いず、フェンスと吊り具7の間に S字型のフックを介して本考案を取り付けることも可能である。
【0015】 その一方、植栽トレーの直下に貯水槽4を設置するが、図4と図5において、 5は貯水槽の背面に設置してある複数のフックを示しており、これを図3で示し た植栽トレー背面の貯水槽連結穴9に合わせて差し込み、下方に引き下げること で、図2と図6で示すように植栽トレー1に貯水槽4が保持される。その後、貯 水槽4の内部に水12を満たし、植栽トレー1に差し込まれた吸水シート6の末 端をこれに浸すことにより、毛細管現象により、植栽トレーに水分を供給する。 貯水槽の設置方法については、実施例で示したフックによる取り付け方法の他に 、水を貯めた場合の強度等が十分であれば、金具やチェーンによる取り付けも可 能である他、貯水槽を一体に成形したプラスチック製の植栽トレーの利用なども 可能である。
【0016】 また、上記の実施例において植栽トレー、貯水槽、吊り具などに着色を施して カラフルなものにしたり、形状、材質を吟味すればインテリアとして装飾効果の 高いものとなる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成されているので、次ぎに記載する効果を奏する。
【0018】 網状成形マットを使用したことにより、植物の生育につれて根がマットに絡む ため、トレーを垂直にしても植物体及び用土が落下することを防止できる。
【0019】 吸水シートを用い下部に設置した貯水槽から水分を供給する方式にしたことに より、慣行のじょうろで灌水する場合と異なり、水や用土が外側に落下すること がないため、室内を汚すことがないうえ灌水労力も軽減される。
【0020】 植物の栽培容器として薄型の植栽トレーを用いたことにより、壁面に密着でき て場所をとらず、外観的にも優れている。さらに、複数組み合わせることにより 、ブロック塀などの壁面の緑化が自分好みのレイアウトで簡易かつ即座に行うこ とができる。
【0021】 本考案に係わる植物が1年生で鑑賞期間が過ぎた場合には、用土を交換して新 たに播種すれば反復使用することができる。また、木本性植物、多年生植物の場 合には長期間にわたり鑑賞することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】植栽トレーにおける植物の栽培手順を示す平面
図である。
【図2】植物展示トレーを垂直壁面に取り付けた正面図
である。
【図3】植物展示トレーを垂直壁面に取り付けた側面断
面図である。
【図4】貯水槽の正面図である。
【図5】貯水槽の側面図である。
【図6】貯水槽の連結用フックを植栽トレーの貯水槽連
結穴に取り付けて両者を連結した状態を示す側面断面図
である。
【図7】吸水シートを示す平面図である。
【図8】吊り具を示す正面図である。
【符号の説明】
1 植栽トレー 2 網状成形マット 3 用土 4 貯水槽 5 連結用フック 6 吸水シート 7 吊り具 8 針金 9 貯水槽連結穴 10 排水孔 11 垂直壁面 12 水 13 植物種子 14 固定具 15 植物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に多数の排水孔(10)を空けた薄
    型の植栽トレー(1)内部に、網状成形マット(2)を
    固定し、マットの空隙に用土(3)を充填して植物(1
    5)を栽培した植栽トレーを垂直化し、その下部に貯水
    槽(4)を設置し、植栽トレーと貯水槽を吸水シート
    (6)で連結することにより、毛細管現象で貯水槽の水
    (12)を植栽トレーの植物に供給することを特徴とす
    る、壁掛け式植物展示トレー。
JP1999004860U 1999-05-31 1999-05-31 壁掛け式植物展示トレ― Expired - Lifetime JP3064435U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011505852A (ja) * 2007-12-18 2011-03-03 トマ フルール エス アー ウォールフラワーの観賞用装置及び植物の垂直栽培方法
JP2012002018A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Shibutani:Kk エントランスユニットおよびエントランスユニットシステム

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