JP3064316U - コレット式印刷ロ―ラ―固定器具

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(57)【要約】【目的】１ヶ所のネジを締め付けるだけでシャフト軸
への固定と印刷ローラーの固定を、同時に可能にして、
ローラー交換作業の効率を、著しく高めることができ
る。【構成】締め付けネジ（４）を回す事により内側コレッ
ト（６）を可動させた後に外側コレット（７）を可動さ
せることに特徴がある。

【考案の詳細な説明】この実用新案は、固定器の１ヶ所のネジを回すだけで、コレットによる締め付け力を利用し、シャフト軸への固定と各種ローラーの固定及び解除を簡単確実に、素早く行うものである。

従来のローラー固定にはネジ止め式とエアー圧力式、エキセン方式が有りネジ止め方式では２ヶ所から４ヶ所のネジを手作業で締め付けるため時間と労力がかかる欠点がある。

エキセン方式は固定の時に位置ずれが発生する。

そして、エアー方式では、使用中のエアー圧力の低下によるローラーの緩みが発生して印刷作業に支障をきたす場合がある。

又、いずれの方式とも、固定器をシャフト軸に固定するためにその軸への追い加工や、別の固定作業が必要であり大変な労力が必要である。

本考案は、その欠点を除くためになされたもので、１ヶ所のネジを回すだけで内側コレット構造によるシャフト軸への固定と外側コレット構造によるローラーの固定を同時に締め付けることが出来るため、迅速かつ確実な固定作業が可能になった。

これを図面について説明すれば、固定器具（１）を印刷ローラー（２）に当て締め付けネジ（４）の１ヶ所を棒スパナ（５）を回転させて固定器具をシャフト軸（３）に内コレット（６）で固定した後、印刷ローラー（２）を外コレット（７）で固定する。取り外す時は棒スパナ（５）を反転させる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の断面図である。

【図３】本考案の使用中の斜視図である。

【符号の説明】

（１）は固定器具（２）は印刷ローラー（３）はシ
ャフト軸（４）は締め付けネジ（５）は棒スパナ
（６）は内側コレット（７）は外側コレット

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】棒スパナ（５）を利用し、本器の締め付
けネジ（４）を、左右に何す事により、内側コレット
（６）と外側コレット（７）を順次可動させて、シャフ
ト軸への固定と、印刷ローラー（２）の固定及び解除を
素早く行う固定器。