JP3063895U - 保温下着 - Google Patents

保温下着

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JP3063895U
JP3063895U JP1999004368U JP436899U JP3063895U JP 3063895 U JP3063895 U JP 3063895U JP 1999004368 U JP1999004368 U JP 1999004368U JP 436899 U JP436899 U JP 436899U JP 3063895 U JP3063895 U JP 3063895U
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JP1999004368U
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聰朗 山本
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聰朗 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膝部の他に腰部を保温するようにし、腹巻や
サポータを重ね着する必要のない保温下着を提供する。 【解決手段】 タイツ等からなる下着1において、腰部
2bと膝部3にパイル編組織p2を設け、保温するよう
にした保温下着1と、タイツ等からなる下着において、
腰部と膝部と足首部にパイル編組織を設け、保温するよ
うにした保温下着と、タイツ等からなる下着において、
腰部と膝部に裏起毛組織を設け、保温するようにした保
温下着と、タイツ等からなる下着において、腰部と膝部
と足首部に裏起毛組織を設け、保温するようにした下着
を構成するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、保温機能を付与した下着に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、腰部を保温するには腹巻を、膝部を保温するにはサポータを、下着の他 に重ね着する必要があり、これが嵩張って体裁も悪く、手間でもあった。
【0003】 本考案の出願人は、先に実用新案登録第3035306号を出願したが、この 時の下半身肌着は、膝部をゴム糸挿通の締付組織にして、サポータ機能を付与し たサポータ付きの肌着であった。然し、腰部を保温する腹巻兼用のものとはなっ ていなかった。
【0004】 また腹巻は、前面の腹部から背面の腰部までを被覆する形式のものになってい るため、下着と二重になって嵩張ることが欠点となっていた。然し、腹部の保温 よりは、腰痛用の腰部を保温する対策が、より多く寄せられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
叙上の事情に鑑み、本考案は、膝部の他に腰部を保温するようにし、腹巻やサ ポータを重ね着する必要のない、保温下着の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため本考案は、タイツ等からなる下着において、腰部と膝部にパイル編組 織を設け、保温するようにした保温下着と、またタイツ等からなる下着において 、腰部と膝部と足首部にパイル編組織を設け、保温するようにした保温下着と、 タイツ等からなる下着において、腰部と膝部に裏起毛組織を設け、保温するよう にした保温下着と、タイツ等からなる下着において、腰部と膝部と足首部に裏起 毛組織を設け、保温するようにした下着にして、上記の課題を解決した。
【0007】
【考案の実施の形態】
次に本考案の保温肌着を、以下図面に基づいて、実施例をあげて詳細に説明す る。図1は、本考案の婦人用ロング丈タイツからなる腰部と膝部がパイル編組織 の保温下着を裏返えした状態の一実施例を示す平面図である。図2は、図1の背 面図である。図3は、本考案の紳士用ロング丈タイツからなる腰部と膝部と足首 部がパイル編組織の保温下着を裏返えした状態の一実施例を示す平面図である。 図4は、図3の背面図である。図5は、本考案の婦人用ロング丈タイツからなる 腰部と膝部と足首部が裏起毛組織で、膝部と足首部にゴム糸挿通の保温下着を裏 返えした状態の一実施例を示す平面図である。図6は、図5の背面図である。図 7は、本考案の紳士用7分丈タイツからなる腰部が部分パイル編組織で膝部が全 パイル編組織の保温下着を、裏返えした状態の一実施例を示す平面図である。図 8は図7の背面図である。図9は、本考案の婦人用7分丈タイツからなる腰部が 部分裏起毛組織で膝部が全裏起毛組織であり、膝部にゴム糸挿通の保温下着を裏 返えした状態の一実施例を示す平面図である。図10は、図9の背面図である。
【0008】 本考案に使用される編機は、B式等の丸編機が広く使用できる。即ち、編目は 横のコース方向Cに編成され、編地は縦のウェール方向Wに巻き取られる。図1 ,2は、本考案のロング丈サポータ付き婦人用タイツからなる腰部と膝部がパイ ル編組織の保温下着1を裏返えした状態の一実施例を示している。タイツ1の腹 周り2は、前面2aの腹部は平編のままであるが、後面2bの腰部は部分パイル 編組織p1を設けている。また膝部3は、前面3aの膝小僧側を部分パイル編組 織p2にしてパイルを付与し、後面3bの屈曲側は平編にしてパイルを設けてい ない。本考案の保温下着1は、このようにして保温機能を付与しているが、本実 施例のタイツ1は、両足部4,4と前立部5とバンド部6を、組み合わせ縫製S して仕上げたものである。
【0009】 本考案でいう部分パイル編組織とは、コース方向Cの一周全部をパイル編組織 にするのではなく、例えば膝部の保温したい前面3aだけをパイル編組織にし、 屈曲側の膝部の後面3bはパイル編組織にせず、平編組織のままにすることを、 部分パイル編組織p2と称するようにしたのである。
【0010】 タイツ1は、両裾部分7,7はゴム糸を挿通した締付組織になっているが、本 考案の保温機能を付与した腰部2bと膝部3には、ゴム糸を挿通した締付組織と はせずに、代わりに部分パイル編組織p1,p2で保温するようにしている。パ イル編組織の表糸としては、アクリル・ナイロン・毛・綿・絹等各種繊維の天然 糸や合繊糸や混紡糸が使用できる。また添糸には、スパンデックス糸を使用して いる。
【0011】 図3,4は、本考案の紳士用ロング丈タイツからなる腰部と膝部と足首部がパ イル編組織の保温下着11を裏返えした状態の一実施例を示している。タイツ1 1の腹周り12は、前面12aの腹部は平編のままであるが、後面12bの腰部 は部分パイル編組織p11を設けている。また膝部13は、前面13aの膝小僧 側を部分パイル編組織p12にしてパイルを付与し、後面13bの屈曲側は平編 にしてパイルを設けていない。さらに足首部18は、全周にパイル編組織P13 を設けて保温している。
【0012】 足首部18にパイル編組織P13を設けて保温することは、分かりにくいかと 思う。この足首の保温は、本考案の出願人がわが国で初めて提案したことで、足 首を保温すると膝の関節に連動して痛みが和らぐという、医学的な臨床実験の結 果に基づく提案なのである。
【0013】 図5,6は、本考案の婦人用ロング丈タイツからなる腰部と膝部と足首部が裏 起毛組織で、膝部と足首部にゴム糸挿通の保温下着21を裏返えした状態の一実 施例を示している。タイツ21の腹周り22は、前面22aの腹部は平編のまま であるが、後面22bの腰部は部分裏起毛組織n21を設けている。また膝部2 3は、ゴム糸29を挿通したサポータ機能付与の締付部にしている。そして前面 23aの膝小僧側に部分裏起毛組織Gn22を設け、後面23bには裏起毛は設 けていない。さらに足首部28にもゴム糸29を挿通し、全周に裏起毛組織GN 23を設けて保温している。
【0014】 図7,8は、本考案の紳士用7分丈タイツからなる腰部が部分パイル編組織で 膝部が全パイル編組織の保温下着31を、裏返えした状態の一実施例を示してい る。ロング丈タイツ31の腹周り32は、前面32aの腹部は平編のままである が、後面32bの腰部は部分パイル編組織p31を設けている。また,膝部33 は、全周にパイル編組織P32を設けて保温している。
【0015】 図9,10は、本考案の婦人用7分丈タイツからなる腰部が部分裏起毛組織で 膝部が全裏起毛組織であり、膝部にゴム糸挿通の保温下着41を裏返えした状態 の一実施例を示している。タイツ41の腹周り42は、前面42aの腹部は平編 のままであるが、後面42bの腰部は部分裏起毛組織n41を設けている。また 膝部43は、ゴム糸49を挿通したサポータ機能付与の締付部にしている。そし て膝部43は、全周に裏起毛組織GN42を設けて保温している。
【0016】 以上の実施例は、一例を示したものにすぎない。即ち、膝部をパイル編組織の ままにするか或いは裏起毛組織にするか、またロング丈にするか或いは7分丈に するか、そして紳士用か婦人用か、さらにまた膝の屈曲側をパイル編組織にする 否か、保温だけでなくゴム糸を挿通しサポータ機能を付与した締付組織とするか 否かは、全ての組合せが可能である。即ち、本考案のタイツ等は、幅広く商品を 展開しうる有用且つ実用的なものである。
【0017】 なお本考案でタイツ等としたのは、ズボン下やレギンス等の名称のものや、婦 人用のフルロング型ガードル等も含むからである。またタイツは、ロング丈と7 分丈としたのは、5分丈では膝部に当たらないからである。
【0018】
【考案の効果】
本考案の保温下着は、パイル編組織或いは裏起毛組織によつて腰や膝の患部を 保温することができる。
【0019】 本考案の保温下着は、これを着用すると腹巻やサポータを重ね着する必要がな く、着用が簡単で、嵩張ることもなく、体裁のよい体型を維持することができる 。
【0020】 本考案の保温下着は、腰部や膝部等は保温するが、腹部や股下等は平編のまま にしているので、蒸れることなく着用感が快適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の婦人用ロング丈タイツからなる腰部と
膝部がパイル編組織の保温下着を裏返えした状態の一実
施例を示す平面図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】本考案の紳士用ロング丈タイツからなる腰部と
膝部と足首部がパイル編組織の保温下着を裏返えした状
態の一実施例を示す平面図である。
【図4】図3の背面図である。
【図5】本考案の婦人用ロング丈タイツからなる腰部と
膝部と足首部が裏起毛組織で、膝部と足首部にゴム糸挿
通の保温下着を裏返えした状態の一実施例を示す平面図
である。
【図6】図5の背面図である。
【図7】本考案の紳士用7分丈タイツからなる腰部が部
分パイル編組織で膝部が全パイル編組織の保温下着を裏
返えした状態の一実施例を示す平面図である。
【図8】図7の背面図である。
【図9】本考案の婦人用7分丈タイツからなる腰部が部
分裏起毛組織で膝部が全裏起毛組織であり、膝部にゴム
糸挿通の保温下着を裏返えした状態の一実施例を示す平
面図である。
【図10】図9の背面図である。
【符号の説明】
1 保温下着 2 腹周り 2a 腹部の前面 2b 腰部の後面 3 膝部 3a 膝部の前面 3b 膝部の後面 4 両足部 5 前立部 6 バンド部 7 両裾部分 11 保温下着 12 腹周り 12a 腹部の前面 12b 腰部の後面 13 膝部 13a 膝部の前面 13b 膝部の後面 18 足首部 21 保温下着 22 腹周り 22a 腹部の前面 22b 腰部の後面 23 膝部 23a 膝部の前面 23b 膝部の後面 28 足首部 29 ゴム糸 31 保温下着 32 腹周り 32a 腹部の前面 32b 腰部の後面 33 膝部 41 保温下着 42 腹周り 42a 腹部の前面 42b 腰部の後面 43 膝部 49 ゴム糸 C コース方向 n21 部分裏起毛組織 Gn22 ゴム糸挿通の部分裏起毛組織 GN23 ゴム糸挿通の裏起毛組織 GN42 ゴム糸挿通の裏起毛組織 n41 部分裏起毛組織 p1 部分パイル編組織 p2 部分パイル編組織 p11 部分パイル編組織 P13 パイル編組織 p31 部分パイル編組織 P32 パイル編組織 S 縫製 W ウェール方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61F 13/06 A61F 13/06 Z

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイツ等からなる下着において、腰部と
    膝部にパイル編組織を設け、保温するようにしたことを
    特徴とする保温下着。
  2. 【請求項2】 タイツ等からなる下着において、腰部と
    膝部と足首部にパイル編組織を設け、保温するようにし
    たことを特徴とする保温下着。
  3. 【請求項3】 タイツ等からなる下着において、腰部と
    膝部に裏起毛組織を設け、保温するようにしたことを特
    徴とする保温下着。
  4. 【請求項4】 タイツ等からなる下着において、腰部と
    膝部と足首部に裏起毛組織を設け、保温するようにした
    ことを特徴とする下着。
  5. 【請求項5】 膝部のパイル編組織が、前面のみの部分
    パイル編組織からなる請求項1または2記載の保温下
    着。
  6. 【請求項6】 膝部の裏起毛組織が、前面のみの部分裏
    起組織からなる請求項3または4記載の保温下着。
  7. 【請求項7】 膝部のパイル編組織または裏起毛組織
    に、ゴム糸を挿通してサポータ機能を付与してなる請求
    項1乃至6のいずれかに記載の保温下着。
  8. 【請求項8】 下着が、ロング丈または7分丈からなる
    請求項1乃至7のいずれかに記載の保温下着。
JP1999004368U 1999-05-13 1999-05-13 保温下着 Expired - Lifetime JP3063895U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010090346A (ko) * 2000-03-24 2001-10-18 김우재 땀의 흡수, 증발, 보온기능을 극대화시킨 운동용 내의
JP2014223106A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 ナカイニット株式会社 サポーター及びその編成方法

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