JPH049Y2 - - Google Patents

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JPH049Y2
JPH049Y2 JP10118386U JP10118386U JPH049Y2 JP H049 Y2 JPH049 Y2 JP H049Y2 JP 10118386 U JP10118386 U JP 10118386U JP 10118386 U JP10118386 U JP 10118386U JP H049 Y2 JPH049 Y2 JP H049Y2
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JP
Japan
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pile
knitted
undershirt
long pants
underwear
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JP10118386U
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  • Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はパイル編組織を用いたアンダーシヤツ
とロングパンツとからなる肌着に関する。
[従来の技術] パイル編組織を用いた肌着は保温性が高く、従
来、アンダーシヤツについては、次に示すような
ものがあつた。
実開昭50−152811号公報記載のものは、その裾
部下方に本体地よりも厚手の生地を継足してなる
ものである。
実公昭58−19127号公報記載のものは、袖の外
側後方寄りの部分と胴部全体との内面に突出した
パイルを起毛して柔毛層を設けると共に、袖の内
側前方寄りの部分を平編組織としたものである。
一方、ロングパンツに類するものについては、
次に示すようなものがあつた。
実公昭45−165号公報記載のタイツは、腰部及
び足部をパイル編組織とし、脚部を平編組織とし
たものである。
また、アンダーシヤツとロングパンツに類する
ものについては、次に示すようなものがあつた。
実開昭56−146704号公報記載の特殊保温用衣料
は、治病、保健、スポーツ及びレジヤー時等に着
用する衣料において、腹部又は腰部に当接する部
分をパイル編組織又は二重織等として他の一般生
地と連続して保温生地としたものである。
[考案が解決しようとする問題点] 以上のような従来のパイル編組織を用いたアン
ダーシヤツとロングパンツとを同時に着用する場
合には、腰の部分のパイル編組織が二重になつ
て、だぶついた感じがして、着心地が悪かつた。
また、膝の保温を目的としたロングパンツはなか
つた。本考案は、以上の点を考慮してなされたも
のであつて、パイル編組織を用いたアンダーシヤ
ツとロングパンツとからなる、腰部と膝部との保
温効果が高く、かつ着心地のよい肌着を提供する
ことを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は前記の目的を達成するために、少なく
ともアンダーシヤツの下部を平編組織とし、ロン
グパンツの腰部及び膝部をパイル編組織としたも
のである。なお、アンダーシヤツの下部とは、そ
のアンダーシヤツのほぼウエストラインから下の
部分をさす。
[作用] 本考案のアンダーシヤツとロングパンツとを着
用する場合には、腰の部分には、ロングパンツの
パイル編組織の部分が当接し、その上にアンダー
シヤツの平編組織の部分が重なる。また、膝の部
分には、ロングパンツのパイル編組織の部分が当
接する。
[実施例] 次に、本考案の第1の実施例として、紳士肌着
の例を第1図及び第2図に示す。この実施例で
は、アンダーシヤツ1の下部3、袖部6及び脇部
襠片7は、平編組織であり、胸部8、背部9及び
肩部10は、パイル編組織である。また、ロング
パンツ2の腰部4から膝部5までの部分は、パイ
ル編組織であり、裾部11、股部襠片12及び腹
部襠片13は平編組織である。したがつて、この
ような肌着を着用するときには、パイル編組織に
より、胸、背中、肩及び腰から膝までをそれぞれ
保温することができるとともに、特に袖部6が平
編組織であるので、腕を動かし易い。また、脇部
襠片7及び股部襠片12を平編組織とすることに
よつて、それらをパイル編組織としたときに生ず
るピリングを防止することができる。さらに、裾
部11が平編組織であるので、それを靴下の中に
入れても、かさばつた感じがしない。また、腹部
襠片13を平編組織としたので、パイル編組織と
した場合のムレを防止することができる。
なお、肌着の伸縮性の面から、生地は経編より
も、緯編が適している。アンダーシヤツ1は、袖
部6と肩部10とからなる袖片20、下部3と胸
部8とからなる前身頃21、下部3と背部9とか
らなる後身頃22、及び前記ロングパンツ2の腰
部4と膝部5と裾部11とからなる脚片23を個
別に編成し、これらの各部を縫製してなるもので
あるが、これらの各部は平編組織とパイル編組織
とを切替えて一体に編成してなるものであり、平
編組織の部分とパイル編組織の部分とを別途編成
し両者を縫製したものではない。これにより、製
造工数を低減することができ、また着用感が良好
となる。
第3図に平編組織とパイル編組織とを一体に編
成するときの編成組織の詳細を示す。同図におい
て、平編組織の部分Aとパイル編組織の部分Bと
は、地糸30とパイル糸31とにより一体に編成
され、パイル編組織とすべき部分だけ、裏面にお
いてパイル糸31を突出させてパイル32とす
る。パイル32を起毛して柔毛層とすれば、保温
効果が、一層向上する。
本考案の肌着の編成には、次の糸が好適であ
る。すなわち、地糸30には、70デニールのナイ
ロン繊維からなるマルチフイラメント糸が用いら
れる。なお、これに代えて弾性繊維を用いるよう
にすれば、伸縮性が向上する。一方パイル糸31
には、アクリル系繊維からなる60番手の単糸が用
いられる。この単糸は、難燃性アクリル系繊維ピ
バロン(登録商標)50%と、吸水性アクリル系多
孔性繊維アクワロン(登録商標)50%とから製造
される。以上のアクリル系繊維を用いることによ
り、羊毛に類似した崇高な風合、優れた物理的性
質、染色堅牢性、染色鮮明性等の特性に加えて、
高い保温性、難燃性、適当な吸汗性及び適当な通
気性を付与することができる。なお、地糸30及
びパイル糸31は、生地を構成する糸のうちそれ
ぞれ30%及び70%を占める。
次に、本考案の第2の実施例として、婦人肌着
の例を第4図及び第5図に示す。
この場合は、第1の実施例とは異なり、アンダ
ーシヤツ1は、脇部襠片を有しておらず、ロング
パンツ2は、平編組織の腹部襠片を有しておら
ず、また、ロングパンツの股部襠片12は、パイ
ル編組織である。ロングパンツをこのように構成
したのは、婦人肌着は、紳士肌着と異なり、着用
者の股部近傍において、ムレの恐れがないからで
ある。本実施例のその余の点では、第1の実施例
と同じである。
次に、本考案の第3の実施例として、紳士肌着
の他の例を第6図及び第7図に示す。
この場合には、第1の実施例とは異なり、アン
ダーシヤツ1は脇部襠片を有しておらず、また、
上腕部6a、胸部8及び背部9は平編組織であ
り、肘部10aはパイル編組織であつて、ロング
パンツ2はその膝部5がパイル編組織であり、大
腿部11aが平編組織である。
このような肌着は、肩、肘、腰及び膝を保温す
ることができるとともに、特に袖部6、上腕部6
a及び大腿部11aを平編組織とすることによつ
て、腕のみならず脚までも動かし易くすることが
できる。
[考案の効果] 以上に述べた本考案の構成によれば、寒冷時に
特に保温が必要な腰及び膝にパイル編組織の部分
が当接するために、それらの保温ができ、かつ腰
の部分のパイル編組織の部分が二重にならないた
めに、だぶついた感じがせず、着心地の良い肌着
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す紳士肌着
の正面図、第2図は前図の背面図、第3図は、本
考案の肌着の編成組織の一例を示す図、第4図は
本考案の第2の実施例を示す婦人肌着の正面図、
第5図は前図の背面図、第6図は本考案の第3の
実施例を示す紳士肌着の他の例の正面図、第7図
は前図の背面図である。 符号の説明、1……アンダーシヤツ、2……ロ
ングパンツ、3……アンダーシヤツの下部、4…
…ロングパンツの腰部、5……ロングパンツの膝
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンダーシヤツとロングパンツとからなる肌着
    において、少なくともアンダーシヤツの下部を平
    編組織とし、ロングパンツの腰部及び膝部をパイ
    ル編組織とした肌着。
JP10118386U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH049Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10118386U JPH049Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10118386U JPH049Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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Publication Number Publication Date
JPS637103U JPS637103U (ja) 1988-01-18
JPH049Y2 true JPH049Y2 (ja) 1992-01-06

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ID=30971697

Family Applications (1)

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JP10118386U Expired JPH049Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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JPS637103U (ja) 1988-01-18

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