JP3063706U - Ic部品のリボ―リング冶具 - Google Patents

Ic部品のリボ―リング冶具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単操作で且つ確実にIC部品のバンプ再生
を行えるリボーリング冶具を提供する。 【解決手段】 リボーリング冶具1は、ベース本体2と
塗布用アダプタ3とリボール用アダプタ4との組み合わ
せで構成される。前記ベース本体2には中央部にIC部
品5を裏向きに保持するための固定台6が設けてある。
また、前記塗布用アダプタ3には前記IC部品5のバン
プ配列に対応して孔あけされた塗布マスク13が装着さ
れており、当該マスク孔13aがIC部品5のバンプ1
4に当接するように前記ベース本体2に載置・位置決め
可能である。また、前記リボール用アダプタ4にはボー
ルマスク12が装着されており、半田ボール供給時に当
該マスク孔12aよりその一部が突出するよう、ボール
マスク12とバンプ14との間に一定の隙間をもって前
記ベース本体2に載置・位置決め可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、プリント基板より取り外したBGA等のバンプ付きIC部品のバン プを再生するためのリボーリング冶具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、IC部品はリード端子を半田付けする方法が主流であったが、近年の高 集積化技術の進歩によりゲート・デバイスの搭載ゲート数は急増し、これに伴っ て外部端子数も極端に増加してきている。特に、端子数が百以上のIC部品にお いては、従来型の端子構成を採用するとパッケージサイズが大型化するため高集 積化のメリットが薄れてしまい、これが高密度実装に対する障害となっていた。
【0003】 このため、最近では、上記のような高集積度のIC部品にあっては、バンプ接 続を採用したBGAパッケージ等が使用されるようになってきた。
【0004】 前記BGA(Ball Grid Array)は、小さな角形基板上にLSIベア・チップ を搭載し、裏面に半球状や球状の端子(バンプ)を2次元状に配置した構造であ って、バンプ形成には半田ボールを使用し、プリント基板のパターンに半田バン プを直接半田付けすることにより実装されるものである。
【0005】 ところで、このようなBGA等のIC部品は搭載ゲート数も極めて多く、比較 的高価なものであることから、部品や基板の修理・交換等でプリント基板から取 り外したものを再使用したいといった要望は多く、取り外しされたIC部品の再 使用は実際に多く実施されているものである。
【0006】 ところで、一旦、プリント基板に半田付けされたIC部品を再使用可能とする には、IC部品を損傷(例えば、熱によるIC部品自体の破壊やパンプの剥がれ 等)せずに取り外すことは勿論のことであるが、IC部品の取り外し後はバンプ の半田がプリント基板側に取られて少なくなっていたり、溶融した半田がバンプ に汚く付着していたりする場合が多かった。このような理由から、取り外したI C部品をそのままの状態で再度実装することはなかなか困難なことであり、且つ 、実装上の信頼性に欠けることから、実装前にバンプに盛り半田を施して半田バ ンプを再生するリボーリング作業が必要であった。
【0007】 従来より実施されているリボーリングの概略工程を説明すれば、以下の通りで ある。
【0008】 先ず、半田バンプを溶融してプリント基板よりIC部品を取り外し、バンプに 付着した不要な半田を溶融・吸着してきれいに取り去る。
【0009】 次に、スキージでバンプの表面にクリーム半田(例えば、外径が20μ以下の 細かな半田粒を半田ペーストと共に混練したもの)を塗布する。バンプは所定の ピッチ(通常、1.27mmピッチや0.8mm、あるいは0.5mmピッチ等 に規定されている)で格子状に配置されているから、クリーム半田の塗布にはこ のバンプ配置に対応して孔あけされた専用のメタルマスクが使用される。クリー ム半田の塗布はこのメタルマスクを介して行われ、マスク孔より露出したバンプ 部分だけにクリーム半田が付着する。尚、この半田クリームは後述の熱溶融処理 の際に半田ボールがパンプに溶着し易くするために使用されるものである。
【0010】 クリーム半田を塗布後、メタルマスクの上から半田ボールを振り掛けて各々バ ンプに半田ボールを付着させる。因みに、1.27mmピッチのバンプに対して は約0.76φの半田ボールが、また、0.5mmピッチのバンプに対しては約 0.3φの半田ボールが使用される。この作業も、前記同様に専用のメタルマス クを使用して行う場合もある。
【0011】 半田ボールをバンプに付着させた後、ヒータ等で加熱して半田ボールを溶融す ることによりリボーリングが完了する。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、品質の良いリボーリングを行うには各々バンプに確実に半田ボール を付着させることが必須である。このためには、先ずクリーム半田の塗布時にマ スク孔とバンプとを正確に位置合わせする必要がある。従来では、このための冶 具が用意されてはいたが、最終的な細部の位置合わせは作業者の手操作によるも のであったため位置合わせに多くの時間を要し、極めて作業性が悪かった。マス クの位置合わせが不完全でクリーム半田の塗布位置がずれているとバンプに半田 ボールが付着されないといった不具合が発生する。
【0013】 また、クリーム半田の塗布面に半田ボールを供給する場合も前記塗布作業と同 様にマスクの正確な位置合わせが必要であるが、この作業もなかなか手間の掛か るものであった。マスクの位置合わせが不完全であると半田ボールがバンプの正 しい位置に配給されなかったり、あるいは、1個のバンプに複数の半田ボールが 付着する等の不具合が発生し、これがリボーリングの品質を低下させる原因とな った。このため、作業者はリボーリング後に不良が発生した半田バンプを再度手 直しする必要があった。
【0014】 本考案は、上記問題に鑑みて成されたもので、簡単操作で、且つ確実なIC部 品のバンプ再生が行える好適なリボーリング冶具を提供することを目的としてい る。
【0015】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1に記載の本考案では、プリント基板から取り外したバンプ 付きIC部品のバンプに半田ボールを付着・溶融してバンプの再生を行うための リボーリング冶具であって、前記IC部品を裏向きに保持するための固定台を備 えたベース本体と、前記IC部品のバンプ配列に対応して孔あけされた塗布マス クが装着されると共に、当該マスク孔と前記固定台に保持されたIC部品のバン プとがそれぞれ正しく当接するように前記ベース本体に添装可能な塗布用アダプ タと、前記IC部品のバンプ配列に対応して孔あけされたボールマスクが装着さ れると共に、バンプに付着した半田ボールの一部が当該マスク孔より突出するよ うにマスク孔とバンプとが一定の隙間をもって前記ベース本体に添装可能なリボ ール用アダプタとで構成されるものである。
【0016】 本構成では、塗布マスクやボールマスクの位置決め作業が不要であり、リボー リングの作業性が向上すると共に、各バンプに対して1個の半田ボールが正確に 付着するからリボーリングの品質を向上できる。
【0017】 また、請求項2に記載の本考案では、前記ベース本体にIC部品取り外し用の イジェクト機構を設けて構成されるものである。
【0018】 イジェクト機構を設けることにより、半田ボールが付着したIC部品を不用意 な振動を与えずリボーリング冶具より取り外すことができる。これにより、バン プに付着した半田ボールの乱れや脱落が防止できる。
【0019】 また、請求項3に記載の本考案では、前記リボール用アダプタに開閉自在の半 田ボール排出口を設けて構成されるものである。
【0020】 これにより、付着に与らない余分な半田ボールをマスクの上面より簡単に除去 することができる。
【0021】 また、請求項4に記載の本考案では、前記ベース本体と塗布用アダプタとリボ ール用アダプタの外形を何れも同形とし、且つ、前記固定台をベース本体の中心 部よりずらして突設して構成されるものである。
【0022】 これにより、塗布用アダプタやリボール用アダプタのセットミスが防止でき、 マスク孔とバンプとが常に正しく位置決めされるようになる。
【0023】
【考案の実施の形態】
以下、図に基づいて本考案の実施形態を説明する。
【0024】 図1は、本考案に係るリボーリング冶具の構成を示す分解斜視図である。本考 案のリボーリング冶具1は、図1に示すようにBGA等のようなバンプ付きのI C部品5を保持するためのベース本体2と、このIC部品5の裏面に格子状に形 成されたバンプ14にクリーム半田を塗布するための塗布用アダプタ3と、クリ ーム半田が塗布されたバンプ14の表面に半田ボールを配給するためのリボール 用アダプタ4とで構成されている。尚、前記ベース本体2と塗布用アダプタ3と リボール用アダプタ4は何れも同形・同サイズの矩形体を成し、後述するリボー リング作業に応じてベース本体2の上に前記した塗布用アダプタ3、あるいはリ ボール用アダプタ4の何れかがセットされる。
【0025】 前記ベース本体2は、中央付近にIC部品5を保持するための四角形の固定台 6が突設されており、その中心孔6aにIC受7の中空筒部が着脱自在に装嵌さ れている。また、このIC受7の扁平部8にIC部品5が裏向きに装着される角 状凹部9が形成されており、その中心孔9a、即ち、前記中空筒部内に可動軸1 0が挿嵌されている。前記IC受7は装着されるIC部品5のサイズに対応して 各種が用意されており、それぞれがガタを生じさせずIC部品5を確実に嵌合で きるような寸法の角状凹部9を有している。
【0026】 このベース本体2の一側部に前記可動軸10に連通するイジェクトレバー11 が設けてある。このレバー操作による可動軸10の上下動でIC受7に装着され たIC部品5を簡単に持ち上げることができ、IC部品5は不要な振動を受けず に簡単に取り外しできるようになる。また、イジェクトレバー11はロック腕1 6を備えており、このロック腕16をイジェクトレバー11とベース本体2の間 にセットすることのより不用意なレバー操作を禁止できるようになっている。図 3は係るイジェクト機構の概略を示す断面図である。
【0027】 前記塗布用アダプタ3は、前記固定台6の対向位置に当該固定台6が嵌合可能 な窓部3aを設けて成る枠体で、窓部3aには塗布マスク13が装着されている 。この塗布マスク13はIC部品5のバンプ配列に対応して孔あけされた薄い金 属板より成り、各々のIC部品5に対応した専用マスクが各種用意されている。
【0028】 IC部品5が装着されたベース本体2の上に塗布用アダプタ3をセットするこ とにより、IC部品5の各バンプ14とマスク孔13aが正確に当接するように ベース本体2と塗布用アダプタ3の加工精度や塗布マスク13の取付位置等が好 適に規定されている。
【0029】 一方、前記リボール用アダプタ4は前記塗布用アダプタ3と同形、同サイズの 枠体を成し、窓部4aにはボールマスク12が装着されている。これもまた、各 々IC部品5のバンプ配列に対応した専用マスクが各種用意されている。また、 通常は窓部4aの一辺が外側に向けて欠切された部分に遮蔽板19が位置決めピ ン21によって着脱可能な状態に装着されている。この遮蔽板19を位置決めピ ン21から取り外すことにより、前記窓部4aの一角に半田ボール排出口15が 形成できる。
【0030】 本構成では、ベース本体2にこのリボール用アダプタ4をセットした時、IC 部品5のバンプ14とボールマスク12との間に一定の隙間、即ち、後述する工 程において、バンプ14に半田ボールを付着させた時、マスク孔12aより半田 ボールの一部が突出する程度の隙間が形成されるよう、ベース本体2とリボール 用アダプタ4との加工精度やボールマスク12の取付位置等が好適に規定されて いる。
【0031】 尚、図示するように、前記塗布用アダプタ3もリボール用アダプタ4も共に金 属板2枚組とされ、前記したボールマスク12と塗布マスク13はこれらの板の 間に挟み込まれる形で装着されると共に、上下の板をボルト17、18にて締着 することにより各々アダプタ3,4に固定される構造である。
【0032】 ところで、前記リボーリング冶具1は、ベース本体2,塗布用アダプタ3,リ ボール用アダプタ4の各パーツが共に同形、同サイズに形成され、且つ、組立は ベース本体2に塗布用アダプタ3(もしくは、リボール用アダプタ4)を載置す るだけであるから、誤って向きを違えて組み立てした場合にはバンプ14とマス ク孔12a、13aとが対応しなくなり、正しくリボーリングされない不具合が 生ずる。このため、本リボーリング冶具1は以下のような誤セット防止機構を設 けてある。
【0033】 即ち、固定台6をベース本体2の中心部より幾分後方にずらして配設し、誤っ てアダプタを前後逆向きにセットした場合にベース本体2と各アダプタとの接合 部に段差が生じるようにした。作業者はこの段差によりアダプタの誤セットを素 早く察知することができる。因みに、図2は正しく組み立てられたリボーリング 冶具1の外観斜視図、図4は誤セットがあったリボーリング冶具1の外観斜視図 である。
【0034】 以上、本実施形態では、固定台6の形状を四角形状としたがこれに限定される ものではなく、円形状(各アダプタの装着性より円錐台型)としても良い。 この場合、アダプタの窓部3a、4aの形状もこれに嵌合可能な形状にする必要 がある。
【0035】 次に、本考案のリボーリング冶具1によるリボーリング作業工程を説明する。
【0036】 先ず、ベース本体2の固定台6にリボールするIC部品5をセットする。尚、 IC部品5のバンプ14に付着した不要な半田は前工程にてきれいに除去されて いるものとする。
【0037】 IC受7はIC部品5に適合する専用のものを使用し、その扁平部8の角状凹 部9にパンプ14が上を向くようにIC部品5を裏向きにして装着する。
【0038】 次に、IC部品5に適合する塗布マスク13が装着された塗布用アダプタ3を ベース本体2の上に載置すると、ベース本体2の固定台6は塗布用アダプタ3の 窓部3aに嵌合し、塗布用アダプタ3がベース本体2に固定される。この時、塗 布マスク13のマスク孔13aがIC部品5のパンプ14に当接し、マスク孔1 3aよりバンプ14部分だけが露出する。
【0039】 次に、この塗布マスク13の上面よりスキージ等を用いてクリーム半田を塗布 する。使用するクリーム半田は、例えば、20μ以下といった小さな球状の半田 をペーストと共に混練したものである。塗布マスク13に満遍なくクリーム半 田を塗布した後、ベース本体2より塗布用アダプタ3を取り外す。この時、各々 のバンプ14の表面には略塗布マスク13の板厚で決まる一定の厚みのクリーム 半田が塗布されている。
【0040】 次に、前記IC部品5に適合するボールマスク12が装着されたリボール用ア ダプタ4をベース本体2の上に載置する。これにより、ベース本体2の固定台6 がリボール用アダプタ4の窓部4aに嵌合し、リボール用アダプタ4がベース本 体2に固定される。この時、ボールマスク12とバンプ14との間に既述した一 定の隙間が確保される。この場合、マスク孔12aとバンプ14とは各々好適な 位置精度で相対向している。
【0041】 次に、ボールマスク12の上面より半田ボールを適量振り掛け、リボーリング 冶具1を揺するようにして半田ボールをマスク全面に満遍なく分散させる。振動 を与えることによりボールマスク12上の半田ボールはマスク孔12aを通過し て対向するバンプ14に各々1個づつ配給され、前工程にて塗布されたクリーム 半田の粘性によってバンプ14の表面に付着する。
【0042】 図5は、半田ボールBの付着状態を示している。本実施例では、1.27mm ピッチのバンプ14を有するIC部品5の場合、約0.76φの半田ボールBが 使用される。ここで、ボールマスク12の下面とクリーム半田Pとの隙間d2は 、クリーム半田Pの塗布厚、ボールマスク12の板厚t、半田ボールBの径等を 考慮し、図のようにバンプ14に付着した半田ボールBの一部がマスク孔12a より突出するように設定されている。また、ボールマスク12は使用する半田ボ ールBの径(約0.76φ)に対応して、これより幾分大きめの孔径d1を有す るものがセットされている。
【0043】 このようにすれば、ボールマスク12の下面と塗布されたクリーム半田Pとの 間に僅かな隙間が確保されるから、半田ボールBの配給時にボールマスク12に クリーム半田Pが付着して塗布面を乱すことは無く、且つ、バンプ14に付着し た半田ボールBはマスク孔12aより一部突出しているから、バンプ14に付着 した半田ボールBは脱落し難くなり、半田ボールBの付着率(リボール率)は向 上する。また、上記構造であれば、一つのマスク孔12aに複数の半田ボールB が同時に配給されることは無くなり、各バンプ14には必ず1個の半田ボールが 付着するようになる。従って、バンプ14には後述する熱溶融処理により適量の 半田バンプが形成されることになるから、リボーリング後の不良個所の手直作業 は減少する。
【0044】 尚、使用する半田ボールBの径が変わる場合には(例えば、バンプピッチが0 .5mmのIC部品の場合は、約0.3φの半田ボールBが使用される)、ボー ルマスク12の板厚tを変えることで半田ボールBの突出量を調整することがで きる。
【0045】 次に、リボール用アダプタ4の半田ボール排出口15を開放してマスク上の余 分な半田ボールを除去し、ベース本体2よりリボール用アダプタ4を取り外す。 この時、余分な半田ボールは完全に除去されているので、取り外し時に半田ボー ルがマスク孔12aからバンプ14上に零れ落ちる心配は無い。
【0046】 次に、ベース本体2のイジェクトレバー11を押し込んでIC部品5を持ち上 げ、IC保持台7より取り外す。イジェクトレバー11によりIC部品5は簡単 に、且つ、不用意な振動を与えることなく真上に向けて取り外せるから、バンプ 14に付着した半田ボールが取り外し時の振動や傾き等により乱されたり脱落し たりする不都合は無くなる。尚、イジェクトレバー11は内蔵のバネ20により 元の位置に復帰する。
【0047】 取り外したIC部品5をヒータや熱風等で加熱することによりバンプ14の半 田ボールが溶融し、これでリボール作業は完了する。
【0048】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1に記載のリボーリング冶具では、IC部品を保 持したベース本体の上に塗布マスクが装着された塗布用アダプタやボールマスク が装着されたリボール用アダプタを載置するだけの簡単操作で各マスク孔とIC 部品のバンプとが自ずと正確に位置決めされるから、作業者は従来のような手操 作による面倒な位置決め作業から解放され、よって、リボーリングの作業性が向 上する。
【0049】 また半田ボールの一部がマスク孔より突出するようにボールマスクとバンプと の間に一定の隙間を持たせてあるので、各バンプに対して1個の半田ボールが正 しく配給されるようになる。これにより、適量の半田バンプを形成できるからボ ーリングの品質が向上する。
【0050】 また、請求項2に記載のリボーリング冶具では、IC部品のイジェクト機構を 備えたので、IC部品に不用意な振動を与えずに簡単に取り外しできる。したが って、バンプに付着した半田ボールが取り外し時に乱されたり脱落したりするこ とがなくなり、リボーリングの品質が向上する。
【0051】 また、請求項3に記載のリボーリング冶具では、リボール用アダプタに半田ボ ール排出口を設けてあるから、付着に与らない余分な半田ボールを簡単にマスク 上より除去することができる。
【0052】 また、請求項4に記載のリボーリング冶具では、前記ベース本体と塗布用アダ プタとリボール用アダプタの外形を共に同形とし、且つ、固定台をベース本体の 中心部よりずらして配設してあるから、その組立形状のアンバランスから塗布用 アダプタやリボール用アダプタの誤セットが察知でき、事前にリボーリング不良 を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るリボーリング冶具の構成を示す分
解斜視図である。
【図2】同、リボーリング冶具の外観斜視図である。
【図3】同、リボーリング冶具のイジェクト機構を示す
断面図である。
【図4】誤組立のあったリボーリング冶具の外観斜視図
である。
【図5】ボール半田がバンプに付着した状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 リボーリング冶具 2 ベース本体 3 塗布用アダプタ 4 リボール用アダプタ 5 IC部品 6 固定台 11 イジェクト機構(イジェクトレバー) 12 ボールマスク 12a ボールマスクの孔 13 塗布マスク 13a 塗布マスクの孔 14 バンプ 15 半田ボール排出口 B 半田ボール P クリーム半田
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 3/34 510 H01L 21/92 604H

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板から取り外したバンプ付き
    IC部品のバンプに半田ボールを付着・溶融してバンプ
    の再生を行うためのリボーリング冶具であって、 前記IC部品を裏向きに保持するための固定台を備えた
    ベース本体と、 前記IC部品のバンプ配列に対応して孔あけされた塗布
    マスクが装着されると共に、当該マスク孔と前記固定台
    に保持されたIC部品のバンプとがそれぞれ正しく当接
    するように前記ベース本体に添装可能な塗布用アダプタ
    と、 前記IC部品のバンプ配列に対応して孔あけされたボー
    ルマスクが装着されると共に、バンプに付着した半田ボ
    ールの一部が当該マスク孔より突出するようにマスク孔
    とバンプとが一定の隙間をもって前記ベース本体に添装
    可能なリボール用アダプタとで構成されることを特徴と
    するIC部品のリボーリング冶具。
  2. 【請求項2】 前記ベース本体に、IC部品取り外し用
    のイジェクト機構を設けて成ることを特徴とする請求項
    1に記載のIC部品のリボーリング冶具。
  3. 【請求項3】 前記リボール用アダプタに開閉自在の半
    田ボール排出口を設けて成ることを特徴とする請求項1
    または請求項2の何れかに記載のIC部品のリボーリン
    グ冶具。
  4. 【請求項4】 前記ベース本体と塗布用アダプタとリボ
    ール用アダプタの外形は何れも同形とされ、且つ、前記
    固定台がベース本体の中心部よりずれて突設されて成る
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載
    のIC部品のリボーリング冶具。
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