JP3063661B2 - 配食用食器 - Google Patents

配食用食器

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JP3063661B2
JP3063661B2 JP9051014A JP5101497A JP3063661B2 JP 3063661 B2 JP3063661 B2 JP 3063661B2 JP 9051014 A JP9051014 A JP 9051014A JP 5101497 A JP5101497 A JP 5101497A JP 3063661 B2 JP3063661 B2 JP 3063661B2
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常雄 貨泉
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カセン産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭や病院、施設等
に配食される食事に用いられる配食用食器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭や病院、施設等に配達された
り、病院内で配食されたりする食事に用いられる保温ケ
ースは、図34および図35に示すようなものが知られ
ている。図34に示す保温ケース2は、ケース本体2A
と蓋2Bとからなっている。これらケース本体2Aと蓋
2Bは発泡スチロール等の断熱材を各食器3〜7の上下
側のそれぞれの形状に合致させて成型し、この成型され
た断熱材を特殊ポリプロピレン樹脂で被覆して形成して
いる。符号8はプラスチック製の止め具である。各食器
3〜7は保温ケース2の収納凹部に合致する専用の食器
が用いられるようになっている。また、図35に示す保
温ケース12も、ケース本体12Aと蓋12Bに専用の
食器13、14の形状に合致させた収納用凹部が形成さ
れている。これらケース本体12Aと蓋12Bはそれぞ
れ、専用の食器13、14に合わせて成型された硬質ウ
レタンフォームをポリエチレンでコーティングして形成
している。ケース本体12Aと蓋12Bには、両側部に
スライド式止め具15、15が設けられている。配達時
には、料理が盛りつけられた食器13、14を保温ケー
ス12に収容して、止め具15、15でロックし、図3
6に示すキャリングケース16に複数個納めて持ち運ぶ
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の保温ケースを用いた配食用食器では、特定の種類の
料理を盛り付けた同一種類の食器が多数並べられた場所
に保温ケースを運び、食器の形状と、保温ケース本体の
収納場所を確認して収納し、順次、他の料理が盛り付け
された種類の異なる食器を収容して行くようにしてい
る。このため、保温ケースへの食器の収納に手間どり、
盛り付けから利用者への提供までに時間がかかるという
問題がある。しかも、配達時、保温ケース内に冷たい料
理と温かい料理が収容されている場合、保温ケース内で
熱が伝わり、味覚に適切な料理の温度が確保できないと
いう問題がある。また、熱伝達を避けるため、食器間に
断熱空間をつくると、保温ケースが大型化し、配達の効
率が低下するという問題がある。さらに、保温ケースに
は専用の食器しか用いることができないので、異なる献
立を提供する際には、異なる献立に応じて特定された保
温ケースに異なる料理が盛り付けられた食器を確認して
収容しなければならず、煩雑かつ手間がかかるという問
題がある。また、食器の点数が多いため、利用後、回収
された食器を洗滌するにも洗滌点数が多く、洗滌に時間
と労力が割かれコストアップの要因となるという問題が
ある。しかも、保温ケースは、構造上高温での熱湯消毒
・熱風消毒ができないため、不衛生であり、消毒時に
は、高価な消毒液に浸して、濯ぎ、拭き取りなどの処理
を行わなければならず、短時間で大量に消毒作業を行う
ことができないというメンテナンス上の問題がある。ま
た、多数の保温ケースの収納場所を確保する必要があ
り、管理の上からも問題がある。
【0004】本発明は上記問題点を除くためになされた
もので、献立の盛り付け作業を迅速化し、しかも、異な
る献立の食事内容に容易にかつ効率的に盛り付けするこ
とができ、さらに、薬品消毒、熱湯消毒・熱風消毒など
の消毒作業を行うことができ、メンテナンスが容易でコ
ストダウンを図ることができる配食用食器を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配食用食器
は、耐熱合成樹脂からなり互いに上下部が嵌合して積み
重ね可能な容器と、盛り付けられた料理の種類に応じて
適宜選択して積み重ねられ最上部に蓋が載置された容器
を、持ち運び可能に保持する保持手段とを備えるととも
に、この保持手段を、取手およびこの取手にバックルを
介して長さを調整可能に結ばれ積み重ねられた容器に巻
回されるベルトを備えた拘束具から構成し、容器の上端
には、積み重ねられる他の容器の底部下面が載置される
平坦面が、容器の底部下面には、積み重ね時、上記平坦
面の内側に形成された嵌合部に嵌り合うよう下方に突出
した足部がそれぞれ形成されるとともに、足部には、拘
束具のベルトを掛け回し可能な凹部が形成され、容器の
内側には、嵌合部下縁に連続し傾斜度が変化する盛り付
け部が凹陥して形成されるようにしたものである。
【0006】本発明に係る配食用食器では、耐熱合成樹
脂からなり互いに上下部が嵌合して積み重ね可能な容器
と、盛り付けられた料理の種類に応じて適宜選択して積
み重ねられ最上部に蓋が載置された容器を、持ち運び可
能に保持する保持手段とを備えるとともに、この保持手
段を、取手およびこの取手にバックルを介して長さを調
整可能に結ばれ積み重ねられた容器に巻回されるベルト
を備えた拘束具から構成し、容器の上端には、積み重ね
られる他の容器の底部下面が載置される平坦面が、容器
の底部下面には、積み重ね時、上記平坦面の内側に形成
された嵌合部に嵌り合うよう下方に突出した足部がそれ
ぞれ形成されるとともに、足部には、拘束具のベルトを
掛け回し可能な凹部が形成され、容器の内側には、嵌合
部下縁に連続し傾斜度が変化する盛り付け部が凹陥して
形成されるようにしたことにより、それぞれに特定の料
理が盛り付けられた容器から選択して献立を作ることが
できるので、献立作業が簡素化され、盛り付けから利用
者に提供するまでの時間を短くすることができる。ま
た、所望の容器をそれぞれ自由に選択して献立が作れる
ので、利用者に応じた異なる献立を容易に提供すること
ができる。また、容器は、積み重ねて用いられるので、
それぞれの容器の蓋を積み重ねられた他の容器の底部で
兼用させることにより、盛り付け数に対する食器点数が
減少される。さらに、容器は耐熱合成樹脂から構成され
ているので、熱湯および熱風による洗滌消毒作業が可能
となり、容器の洗滌および消毒を大量にかつ短時間で行
うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の一実施例に係
る配食用食器の斜視図、図2は図1の配食用食器の一部
を構成する保温容器と蓋とが順次積み重ねられる状態を
示す説明図、図3は図1の配食用食器の一部を構成する
拘束具を示す説明図、図6は保温容器を選択して所望の
献立を作るまでの様子を示す説明図である。本発明の一
実施例に係る配食用食器22は、図1に示すように、そ
れぞれに所定の盛り付けがなされた各種の保温容器31
〜35を互いに積み重ね、最上部の保温容器31に蓋3
0を被せ、保持手段としての拘束具23によりこれら保
温容器31〜35と蓋30とを縛り、拘束具23の取手
24で持ち運びするようにしている。
【0008】第1の保温容器31は、図10ないし図1
2に示すように、それぞれ耐熱合成樹脂からなる内外側
の各容器片31A、31B間に断熱材29(または熱反
射板29A、図4参照)を介在させて接着して構成され
る。内外側の各容器片31A、31Bの接着部は、図4
に示すように、互いに嵌り合う段部状に形成され、超音
波溶着機等により溶着されるようになっている。また、
図4に示すように、各容器片31A、31B間には、断
熱材29と熱反射板(金属製フィルム)29Aとを介在
させているが、これら断熱材29と熱反射板(金属製フ
ィルム)29Aとは少なくともいずれか一方が介在する
ことにより、断熱性能や保温性能を向上させることがで
きる。他の保温容器32〜35もほぼ同様の二重構造と
なっている。第1の保温容器31は、図11および図1
2に示すように、上部に所定の幅を有する平坦面31C
が形成され、この平坦面31Cに積み重ねられる他の保
温容器31〜35の底部下面、あるいは、蓋30の底部
下面が載置されるようになっている。この平坦面31C
の内側には、ほぼ垂直に下方に延びる嵌合部31Dが形
成される。また、第1の保温容器31の底部下面31E
には、下方に突出した足部31Fが形成され、この足部
31Fは、積み重ね時、上記嵌合部31Dに嵌り合うよ
うなっている。足部31Fには、図13に示すように、
拘束具23を掛け回し可能な凹部31Iが形成される。
また、第1の保温容器31の内側は、嵌合部31Dの下
縁31D’から傾斜度が変化する盛り付け部としての凹
陥部31Gが形成され、この凹陥部31Gに料理が盛り
付けられるようになっている。符号31Hは、この凹陥
部31Gを2つの盛り付け空間に区画する仕切り壁であ
る。第1の保温容器31の外側面31Jには、図13に
示すように、多数の筋状突部からなる千筋が形成されて
いる。
【0009】図14ないし図16に示す第2の保温容器
32は、凹陥部32Gの形状を除いて、上記第1の保温
容器31とほぼ同一の構成を有している。すなわち、第
2の保温容器32は、上部に所定の幅を有する平坦面3
2Cが、また、この平坦面32Cの内側には、ほぼ垂直
に下方に延びる嵌合部32Dがそれぞれ形成され、積み
重ね時、平坦面32Cには、他の保温容器31〜35の
底部下面、あるいは、蓋30の底部下面が載置され、嵌
合部32D内に他の保温容器31〜35の足部31F〜
35Fが嵌り合うようになっている。そして、第2の保
温容器32の内側には、嵌合部32D下縁に連続して段
部32Kが形成され、この段部32Kの内側に正八角形
状の凹陥部32Gが形成されている。また、凹陥部32
Gの底部32Lとこの底部32Lから上方に立ち上がる
立ち上がり部32Mとの接続部32Nがスプーン頭部先
端のアールとほぼ合致する曲面に形成され、例えば、凹
陥部32Gに豆類の料理が盛りつけられた場合など、手
が不自由な人でも取り易くなっている。しかも、底部3
2Lは全体が傾斜して形成される。すなわち、図15に
示す底部32Lは図15の右側が高く左側が低くなるよ
うに傾斜して形成される。このため、スープや汁物など
が盛りつけられた場合、スープや汁物はスプーン頭部先
端のアールとほぼ合致する曲面に形成され接続部32N
に自然に集まるので、手が不自由な人でもすくい易くな
っている。
【0010】図17および図18に示す第3の保温容器
33は、第1の保温容器31から仕切り壁31Hを除い
たものとほぼ同一の構成を有している。すなわち、第3
の保温容器33には、上部に平坦面33Cが、この平坦
面33Cの内側に嵌合部33Dがそれぞれ形成されると
ともに、嵌合部33Dの下縁33D’から傾斜度を変化
させて凹陥部33Gが形成されている。このほぼ四角形
状の凹陥部33Gには、焼きもの等の料理が盛り付けら
れるようになっている。
【0011】図19および図20に示す第4の保温容器
34は、上記第2の保温容器32と凹陥部32Gの形状
を除いて、ほぼ同一の構成を有している。すなわち、第
4の保温容器34は、平坦面34Cから連続する嵌合部
34Dの下縁に段部34Kが形成され、この段部34K
の内側に円形の凹陥部34Gが形成される。この凹陥部
34Gには、ご飯等の料理が盛り付けられるようになっ
ている。これら各保温容器31〜34のうち、段部32
K、34Kを有する第2および第4の保温容器32、3
4には、図27に示す中蓋36が被せられるようになっ
ている。中蓋36は、図27の(A)、(B)に示すよ
うに、弾性変形可能な耐熱合成樹脂からなり、皿状に形
成される。中蓋36の外周には、取手36Aが設けられ
ている。この中蓋36は所定の高さh1 を有しており、
この中蓋36を段部32K、34Kに載せて、他の保温
容器31〜35を積み重ねると、中蓋36の上部36B
が積み重ねられた上側の保温容器31〜35の底部内側
下面31E’〜35E’に当接されるようになっている
(図15および図20参照)。符号36Cは突出部であ
る。
【0012】図21ないし図23に示す第5の保温容器
35は、上記第4の保温容器34と同様に、段部35K
の内側に円形の凹陥部35Gが形成されている。この凹
陥部35Gは図22に示すように、蓋付き吸い物椀
(器)40の本体41(図24および図25参照)を収
容し、かつ、積み重ね時、収容された椀40の蓋42上
部が積み重ねられた上側の他の保温容器31〜35の底
部内側下面31E’〜35E’に当接するように形成さ
れる。蓋付き吸い物椀40の本体41の足部43には、
図25に示すように、木瓜型の水抜き43Aが周方向等
間隔に3か所設けられている。また、第5の保温容器3
5の足部35Fの凹部35Iは、図22および図23に
示すように、幅広に形成される。この第5の保温容器3
5は、凹陥部35Gに蓋付き吸い物椀40を収容するよ
うにしているが、直接汁物を入れ、中蓋36を被せるよ
うにしてもよい。また、図28ないし図30に示すよう
に、蓋付き吸い物椀40の本体41に中蓋36を被せ、
上側の保温容器の足部で中蓋36を押えるようにしても
よく(接触部36E)、このように構成することによ
り、吸い物椀40内部の汁物がこぼれることがない。図
28ないし図30は第5の保温容器の変形例を示すもの
で、この保温容器35’は、凹陥部35’Gと足部内側
の底部下面35’Eとを、吸い物椀40を保温容器3
5’に収容して積み重ねる際、吸い物椀40とこの吸い
物椀40が収容された保温容器35’との間と、収容さ
れた吸い物椀40とこの保温容器35’の上側に積み重
ねられた他の保温容器35’との間とに空隙部35’S
1 、35’S2 が形成されるようにそれぞれ成形し、断
熱・保温性能をさらに向上させるようにしている。又、
保温容器35は本体の二重構造部の中空箇所にセットさ
れた断熱材29による保温効果と、吸い物椀40をセッ
トしたときにできる本体との空間部35Sの空気断熱効
果との相乗効果により、より高い保温性能および断熱効
果をもたらすことができ、暖かい料理と冷たい料理とを
分割する食器として最適である。
【0013】蓋30は、図8および図9に示すように、
耐熱合成樹脂からなる上下側の各容器片30A、30B
間に断熱材29を介在させて接着して構成される。上下
側の各容器片30A、30Bの接着部は、図5に示すよ
うに、互いに嵌り合う段部状に形成され、超音波溶着機
等により溶着されるようになっている。蓋30の下面外
周側には所定の幅を有する平坦面30Cが、この平坦面
30Cの内側には足部30Fが下方に突出してそれぞれ
形成される。蓋30は保温容器31〜35に被せられる
と、保温容器31〜35の上面31C〜35Cに平坦面
30Cが当接し、足部30Fが保温容器31〜35の嵌
合部31D〜35Dに嵌り合うようになっている。蓋3
0の上面外周側30C’は図5に示すように、上方に突
出するとともに、上面が平坦に形成されている。蓋30
の上面外周側30C’より内側には、多数の筋状突部か
らなる千筋30Jが形成される。また、蓋30は、各容
器片30A、30B間に断熱材29を介在させているが
これに限られるものではなく、断熱材29に代えて金属
製フィルム等の熱反射板29Aを介在させるようにして
もよいし、両者29、29Aを介在させるようにしても
よい。
【0014】ところで、拘束具23は、図1および図3
に示すように、取手24と、この取手24にバックル2
5を介して長さを調整可能に結ばれる着脱自在なベルト
26とから構成される。バックル25はヨ字形状の金具
あるいは合成樹脂からなり、ベルト26の着脱を容易に
している。ベルト26は各面にそれぞれ多数のフック状
突起とパイル状突起がそれぞれ形成され、折り返して接
触させると接着されるようになっている。このように、
拘束具23は最上部に蓋30が被せられた保温容器31
〜35をベルト26で縛る際にも、保温容器31〜35
の数に応じてベルト26の長さを調整できるようになっ
ている。
【0015】次に、本発明の一実施例に係る配食用食器
22の作用について説明する。配食用食器22は、各保
温容器31〜35にそれぞれに特定の料理が盛り付けら
れる。これら各保温容器31〜35は、図6に示すよう
に、異なる種類の料理がそれぞれ盛りつけされる。例え
ば、第1の保温容器31には、保冷剤50が投入されて
刺身等の冷たい料理が、第2の保温容器32には、同様
にサラダ等の冷たい料理がそれぞれ盛り付けられ、セッ
トされるまでの間に一時的に冷蔵庫51に収容される。
また、第3の保温容器33には、焼き魚等の暖かい料理
が、第4の保温容器34にも、ご飯等の暖かい料理がそ
れぞれ盛り付けられ、セットされるまでの間に一時的に
加熱・保温庫52に収容される。第5の保温容器35は
セット時に外部から蓋付き吸い物椀40を内部に収容す
るようになっている。セット時には、図6に示すよう
に、これら各保温容器31〜35のうち、献立に応じた
所望のものを選択し中蓋36を適宜投入して積み重ねて
ゆく。そして、セットが完了すると、蓋30を、積み重
ねられ最も上部に位置する保温容器(図6の第3の保温
容器33)に被せ、ベルト26を最下部に位置する保温
容器(図6の第2の保温容器32)の凹部32Iに掛け
回してバックル25に通し、ベルト26の端部を引っ張
って折り返し、積み重ねられた温かい料理の入っている
保温容器33、34、35(温・冷分割保温食器)及び
冷たい料理の入っている保温容器31、32を縛りつけ
る。こうして積み重ねられてセットされた保温容器3
3、34、35は、温かい空気の上昇対流による相乗効
果で、高い保温性能を発揮することができる。又、蓄冷
剤50のセットされている保温容器31、32は、冷た
い空気の下降対流により優れた保冷性能を発揮すること
ができるとともに、外気との熱伝達も遮断される。こう
して積み重ねられてセットされた各保温容器31〜35
は各凹陥部31G〜35G同士および外気と熱伝達が遮
断されてしっかりと固定され、取手24により温かい料
理と冷たい料理を同時に持ち運ぶことができる。また、
持ち運ぶ際、各保温容器31〜35が揺れたり、傾斜し
たりしても、中蓋36あるいは蓋付き吸い物椀40の蓋
42は、上側の保温容器の下面あるいは蓋30の下面に
当接されているので、内部の料理がこぼれることがな
い。利用者のところに運ばれた配食用食器22は、拘束
具23が解かれると、図7に示すように、トレー等の上
に保温容器31〜35が並べられ、利用者に提供され
る。
【0016】このように、本発明に係る配食用食器は、
異なる種類の保温容器から選択して献立を作ることがで
きるので、献立の盛り付け作業が迅速化され、盛り付け
から利用者に提供するまでの時間を短くすることができ
る。しかも、盛り付けられた料理は保温容器により外部
からの熱伝達の影響が阻止されるので、料理に適切な温
度が長時間保持される。さらに、盛り付けされた異なる
種類の保温容器から所望の保温容器をそれぞれ自由に選
択して、積み重ねるだけで献立が作れ、しかも、拘束具
は保温容器の数に関係なく拘束することができるので、
利用者に応じたきめ細かい献立を容易に提供することが
できる。また、保温容器は、積み重ねて用いられるの
で、それぞれの保温容器の蓋を積み重ねられた他の保温
容器の底部で兼用させることができ、盛り付け数に対す
る食器点数を減少させることができる。また、保温容器
は耐熱合成樹脂から構成されているので、薬品、熱湯・
熱風による洗滌消毒作業が可能となり、保温容器の洗滌
および消毒を大量にかつ短時間で行うことができる。ま
た、保温容器は耐熱合成樹脂から構成されているので、
たとえ、給食時間がずれても、電子レンジ等により再加
熱することができる。さらに、厨房での作業時、例え
ば、野菜などを早めに盛りつけることができ、盛り付け
作業の効率化を図ることができる。また、スプーンが使
い易く手の不自由な利用者でも、食事しやすくなる。
【0017】また、図26に示すように、保温容器31
〜35の底部側に、磁力線を受けて発熱する磁性体(ス
テンレスフィルム)60を埋設し、電磁調理器により加
熱できるようにしてもよい。なお、上記実施例では、円
形の中蓋36について述べたがこれに限られるものでは
なく、他の保温容器31、33にも用いることができる
ように、四角形状としてもよい。さらに、上記実施例で
は、保温容器として平面が四角形状のものについて述べ
たが、これに限られるものではなく、円形、楕円形、あ
るいは多角形状のものであってもよいことは言うまでも
ない。また、上記実施例では、支持手段として拘束具2
3を示しているがこれに限られるものではなく積み重ね
られた保温容器と蓋とを持ち運び可能に支持するもので
あればよく、ケース、袋、風呂敷等を用いてもよい。さ
らに、上記実施例では、嵌合部31D〜35Dを垂直に
形成しているが、これに限られるものではなく、足部3
1F〜35Fの傾斜に合致させて傾斜させてもよい。ま
た、第5の保温容器35には、円形の凹陥部35Gに指
を差し入れることのできる空隙を形成し、椀40を取り
出して用いるようにしてもよい。保温容器31〜35お
よび蓋30には、内部に断熱材と熱反射板との少なくと
もいずれか一方を介在させるようにしているがこれに限
られるものではなく、これら断熱材と熱反射板を設け
ず、各容器片間に大気圧と等しい空気層または減圧され
た空気層のみを形成し、これら空気層を形成する空間に
各容器片に当接する補強リブを形成するようにしてもよ
い。
【0018】次に、上記実施例の変形例に係る配食用食
器122について図31および図32を参照して説明す
る。この変形例に係る配食用食器122は、まず、上記
実施例に係る配食用食器22が内外側の各容器片を接着
させて形成した保温容器から構成されるのに対し、図3
1に示すように、容器自体を耐熱合成樹脂を一体成型に
より形成した中実の容器からなっている。また、上記実
施例に係る配食用食器22の第5の保温容器35では、
凹陥部35Gに蓋付き吸い物椀40を収容した際、椀本
体41全体が、図22に示すように、凹陥部35Gにす
っぽりと入り込んでいるため、手で椀本体41を掴むと
ころがなく、第5の保温容器35から椀本体41を取り
出して利用する場合、取り出しにくい。このため、この
変形例に係る配食用食器122では、容器に椀等の器を
収容した際、器を容器から上方に突出させて取り出しや
すくなるようにしている。
【0019】この配食用食器122は、図31に示すよ
うに、耐熱合成樹脂を一体成型して形成された各種の容
器131〜135を互いに積み重ね、最上部の容器13
1に蓋30を被せ、上記実施例と同様に、拘束具23
(図3参照)によりこれら容器131〜135と蓋30
とを縛り、拘束具23の取手24で持ち運びするように
している。また、各容器131〜135には、上部に所
定の幅を有する平坦面131C〜135Cが形成され
る。これら平坦面131C〜135Cには、上側に積み
重ねられる他の容器131〜134の後述する載置部1
31E〜134E、あるいは、蓋30の底部下面が載置
されるようになっている。これら平坦面131C〜13
5Cの内側には、ほぼ垂直に下方に延びる嵌合部131
D〜135Dが形成される。
【0020】ところで、容器131〜135のうち、最
も下側に配される容器135を除く他の容器131〜1
34には、外側面131J〜134Jに連続して平坦な
底部下面131M〜134Mから所定の高さH1 〜H4
(H1 =H2 =H3 =H4 )下方に突出し、別の容器1
31〜134の平坦面131C〜135Cに載置される
載置部131E〜134Eが形成される。載置部131
E〜134Eの内側には、載置部131E〜134Eか
らさらに下方に突出した足部131F〜134Fが形成
され、これら足部131F〜134Fは、積み重ね時、
上記嵌合部131D〜135Dに嵌り合うようなってい
る。足部131F〜134Fには、拘束具23(図3参
照)を掛け回し可能な凹部(図32に示す容器133の
凹部133I参照)が形成される。最も下側に配される
容器135は、底部下面135Eが平坦に形成され、底
部下面135Eの外周に沿って下方に突出した足部13
5Fが形成される。この足部135Fは嵌合部131D
〜134Dに嵌り合うようになっており、足部135F
から外側の底部下面135Eが容器135の載置部とな
っている。
【0021】また、各容器131〜135の内側は、図
31に示すように、嵌合部131D〜135Dの下縁か
ら傾斜度が変化する盛り付け部としての凹陥部131G
〜135Gが形成され、これら凹陥部131G〜135
Gには、椀(器)140が収容可能になっている。椀1
40は、図31に示すように、椀本体141のみで構成
されるもの、蓋付き椀142、143および144、1
45で構成されるものなど、多種のものがある。これら
椀140は、蓋142、144を被せた状態も含み、い
ずれのタイプもすべて一定の高さになるよう設定されて
いる。すなわち、椀本体141のみの場合は、椀本体1
41の高さh2 が、蓋付き椀142、143および14
4、145の場合は、蓋142、144を被せた状態で
の高さh3 、h4 が一定になっている(h2 =h3 =h
4 )。
【0022】そして、凹陥部131G〜135Gは、図
31に示すように、椀140本体の上部を容器131〜
135の平坦面131C〜135Cから所定の高さH1
〜H4 (H1 =H2 =H3 =H4 )上方に突出させて収
容するようになっている。すなわち、凹陥部131G〜
135Gは、その底部上面から平坦面131C〜135
Cによりなす面までの高さ(以下、凹陥部の深さとい
う)D1 〜D5 が、椀140の高さh2 、h3 、h4
り短く、かつ、容器に収容された椀140の最上部が積
み重ねられた上側の他の容器131〜134の底部下面
131M〜134Mに当接する長さに設定されている
(D1 =D2 =D3 =D4 =D5 <h2 =h3 =h4
2 =H2 +D3 ,h3 =H3 +D4 ,h4 =H4 +D
5 )。容器131〜135に収容された椀140が上方
に突出する高さH1 〜H4 は、椀140の使用時、指で
椀本体141、143、145を掴み、容器131〜1
35から椀本体141、143、145を取り出すのに
十分な高さに設定される。このように、上記変形例に係
る配食用食器122では、使用時に椀140の上部が容
器131〜135より上方に突出しているので、椀14
0が容器131〜135から取り出しやすくなり、手の
不自由な利用者であっても容易に取り出すことができ
る。また、取り出し時に、汁物がこぼれたりすることも
ない。
【0023】上記変形例に係る容器131〜134で
は、どの容器も載置部131E〜134Eの高さH1
4 を一定とするとともに、凹陥部133G〜135G
の深さD1 〜D5 も一定としているので、最下段の容器
135を除いた他の容器131〜134は、蓋30と最
下段の容器135との間で自由に配置することができ
る。また、最下段の容器135も椀140を収容しなけ
れば、最下段に限らず上下に自由に配置することができ
る。
【0024】なお、上記変形例では、載置部131E〜
134Eの高さH1 〜H4 と凹陥部133G〜135G
の深さD1 〜D5 をそれぞれ一定としているが、これに
限られるものではなく、椀の高さを異ならせても、各容
器131〜135の上下の配置を予め決めておいて、積
み重ね時、上下の位置関係となる保温容器について、上
側容器の載置部の高さと下側容器の凹陥部の深さとで椀
のそれぞれの高さが確保できれば、載置部の高さや凹陥
部の深さを各容器ごとに異ならせても椀の収容時に椀の
上部を上側容器の底部下面に当接させることができる。
また、凹陥部133G〜135Gに椀140を収容する
ようにしているが、椀140の代わりに凹陥部133G
〜135Gに直接料理を盛り付けるようにしてもよいこ
とはいうまでもない。凹陥部133G〜135Gに直接
料理を盛り付ける場合、冷凍ものを盛り付け、食事前に
電子レンジ等で加熱して提供するのであれば、上記実施
例のような保温容器でなくとも、この変形例の容器を用
いることができる。この配食用食器122では、耐熱合
成樹脂を一体成型により形成しているので、保温容器に
比べてコストダウンを図ることが可能である。
【0025】図33に示す(a)ないし(e)はそれぞ
れ、容器231〜235とその内部に収容される器23
1A〜235Aとの他の変形例を示すもので、いずれも
積み重ね時の状態を示している。図33の(a)に示す
容器231は、器231Aの上部が容器231の平坦な
底部下面231Bに当接されるようになっている。図3
3の(b)に示す容器232は、底部下面232Bが湾
曲した曲面に形成され、湾曲面232Bの周縁に形成さ
れた平坦な当接部232Cに器232Aの上部が当接さ
れるようになっている。また、図33の(c)に示す容
器233は、器233Aの上部が、容器233の平坦な
底部下面233Bとこの底部下面233Bから下方に延
びる内側壁面233Cとの両方に当接するようになって
いる。図33の(d)は上記実施例および各変形例の保
温容器が器の足を盛り付け部の底部上面に載せているの
に対し、この容器234は盛り付け部234Dの傾斜し
た壁面の一部234Eに器234Aの外側面を面接触さ
せて器234Aを支持するようにしている。また、図3
3の(e)は図33の(d)に示す容器234が面接触
により器234Aを支持するのに対し、この容器235
は盛り付け部235Dの壁面の一部235Eに器235
Aの外側面を線接触させて器235Aを支持するように
している。
【0026】なお、容器131〜135、231〜23
5の底部側に、図26に示すようにな磁性体(ステンレ
スフィルム)60を埋設し、電磁調理器により加熱でき
るようにしてもよい。また、保温容器31〜35と非保
温タイプの容器131〜135、231〜235を組み
合わせて用いてもよい。また、断熱材29は、側壁部内
部のみに介在させてもよい。さらに、容器131〜13
5、231〜235の盛り付け部と足部内側の底部下面
とを、器140、231A〜235Aを容器131〜1
35、231〜235に収容して積み重ねる際、器14
0、231A〜235Aとこの器140、231A〜2
35Aが収容された容器131〜135、231〜23
5との間と、収容された器140、231A〜235A
とこの容器131〜135、231〜235の上側に積
み重ねられた他の容器131〜135、231〜235
との間とに空隙部が形成されるようにそれぞれ成形し、
保温性能および断熱性能を向上させるようにしている。
このように構成することにより、器140、231A〜
235Aを容器131〜135、231〜235に収容
して積み重ね、運搬する際に、暖かい料理の容器をまと
めて上方に配置すれば、冷めにくくなる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、耐熱
合成樹脂からなり互いに上下部が嵌合して積み重ね可能
な容器と、盛り付けられた料理の種類に応じて適宜選択
して積み重ねられ最上部に蓋が載置された容器を、持ち
運び可能に保持する保持手段とを備えるとともに、この
保持手段を、取手およびこの取手にバックルを介して長
さを調整可能に結ばれ積み重ねられた容器に巻回される
ベルトを備えた拘束具から構成し、容器の上端には、積
み重ねられる他の容器の底部下面が載置される平坦面
が、容器の底部下面には、積み重ね時、上記平坦面の内
側に形成された嵌合部に嵌り合うよう下方に突出した足
部がそれぞれ形成されるとともに、足部には、拘束具の
ベルトを掛け回し可能な凹部が形成され、容器の内側に
は、嵌合部下縁に連続し傾斜度が変化する盛り付け部が
凹陥して形成されるようにしたことにより、献立の盛り
付け作業を迅速化することができるので、大量の食事を
短時間で作ることができる効果がある。しかも、各容器
を自在に組み合わせて容器の数に限定されることなく積
み重ね異なる献立も容易に作ることができるので、利用
者の要求に応じたきめ細かい献立を提供することができ
る。さらに、食器と運搬用ケースとを兼用させ、且つ、
他の容器を食器の一部として兼用させたことにより、盛
り付け数に対する食器点数を減少させることができるの
で、洗滌コストを引き下げる効果がある。また、容器は
耐熱合成樹脂から構成されているので、熱湯による洗滌
消毒作業が可能となり、容器の洗滌および消毒を大量に
かつ短時間で行うことができ、メンテナンスが容易にな
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る配食用食器の斜視図で
ある。
【図2】図1の配食用食器の一部を構成する保温容器と
蓋とが順次積み重ねられる状態を示す説明図である。
【図3】図1の配食用食器の一部を構成する拘束具を示
す説明図である。
【図4】保温容器を構成する内側容器片と外側容器片と
の接合部の構造を示す要部拡大断面図である。
【図5】蓋を構成する上側容器片と下側容器片との接合
部の構造を示す要部拡大断面図である。
【図6】多種の保温容器を選択して所望の献立を作る様
子を示す説明図である。
【図7】各種の保温食器を並べた説明図である。
【図8】蓋の平面図である。
【図9】蓋の一部破断側面図である。
【図10】第1の保温容器の底面図である。
【図11】第1の保温容器の平面図である。
【図12】図11の保温容器のXII−XII線に沿っ
た縦断面図である。
【図13】図11の保温容器の側面図である。
【図14】第2の保温容器の平面図である。
【図15】図14の保温容器の一部破断側面図である。
【図16】図14の保温容器の底面の一部を示す説明図
である。
【図17】第3の保温容器の平面図である。
【図18】図17の保温容器の一部破断側面図である。
【図19】第4の保温容器の平面図である。
【図20】図19の保温容器の一部破断側面図である。
【図21】第5の保温容器の平面図である。
【図22】図21の保温容器の一部破断側面図である。
【図23】図21の保温容器の底面の一部を示す説明図
である。
【図24】第5の保温容器に収容される説明図である。
【図25】図24の蓋付き汁物椀の本体を示す一部破断
側面図である。
【図26】各保温容器に磁性体が埋設された状態を示す
説明図である。
【図27】(A)は保温容器の中蓋を示す裏面図、
(B)は中蓋の一部破断側面図である。
【図28】図25の蓋付き汁物椀の本体に図27の中蓋
を被せ、保温容器に収納した状態を示す説明図である。
【図29】図28の中蓋が上側の保温容器に接触する部
分を示す説明図である。
【図30】図28の本体と中蓋とが上側の保温容器に接
触する状態を拡大して示す説明図である。
【図31】本発明の変形例に係る配食用食器の一部を構
成する容器と蓋とが順次積み重ねられる状態を示す説明
図である。
【図32】図31の容器の一部に椀が収納された状態を
示す斜視図である。
【図33】(a)ないし(e)はそれぞれ、容器と器と
の他の変形例を示す説明図である。
【図34】従来の保温ケースと食器とを示す説明図であ
る。
【図35】従来の保温ケースと食器とを示す一部破断斜
視図である。
【図36】従来のキャリングケースを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
22 配食用食器 23 保持手段(拘束具) 30 蓋 31〜35 保温容器(容器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 107 A45C 11/20 A47G 19/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱合成樹脂からなり互いに上下部が嵌
    合して積み重ね可能な容器と、盛り付けられた料理の種
    類に応じて適宜選択して積み重ねられ最上部に蓋が載置
    された容器を、持ち運び可能に保持する保持手段とを備
    えるとともに、この保持手段を、取手およびこの取手に
    バックルを介して長さを調整可能に結ばれ積み重ねられ
    た容器に巻回されるベルトを備えた拘束具から構成し 容器の上端には、積み重ねられる他の容器の底部下面が
    載置される平坦面が、容器の底部下面には、積み重ね
    時、上記平坦面の内側に形成された嵌合部に嵌り合うよ
    う下方に突出した足部がそれぞれ形成されるとともに、 足部には、拘束具のベルトを掛け回し可能な凹部が形成
    され、 容器の内側には、嵌合部下縁に連続し傾斜度が変化する
    盛り付け部が凹陥して形成される ことを特徴とする配食
    用食器。
  2. 【請求項2】 容器の内側には、嵌合部下縁に連続して
    段部が形成されるとともに、段部の内側に盛り付け部が
    凹陥して形成されることを特徴とする請求項1に記載の
    配食用食器。
  3. 【請求項3】 容器の段部に嵌り合う弾性変形可能な中
    蓋を設けるとともに、中蓋は、容器の積み重ね時、上面
    が積み重ねられた上側の他の容器の底部下面に当接され
    る高さを有することを特徴とする請求項に記載の配食
    用食器。
  4. 【請求項4】 盛り付け部の底部とこの底部から上方に
    立ち上がる立ち上がり部との接続部がスプーン頭部先端
    のアールとほぼ合致する曲面に形成されることを特徴と
    する請求項1または2に記載の配食用食器。
  5. 【請求項5】 容器の盛り付け部を、所定の高さを有す
    る器を収容可能に形成し、かつ、容器の足部内側の底部
    下面を、積み重ね時、下側に積み重ねられた他の容器に
    収容された器の上部が上記上側の容器の底部側に当接す
    る高さに形成したことを特徴とする請求項1または2
    記載の配食用食器。
  6. 【請求項6】 容器の盛り付け部と足部内側の底部下面
    とを、器を容器に収容して積み重ねる際、器とこの器が
    収容された容器との間と、収容された器とこの容器の上
    側に積み重ねられた他の容器との間とに空隙部が形成さ
    れるようにそれぞれ成形したことを特徴とする請求項
    に記載の配食用食器。
  7. 【請求項7】 容器の盛り付け部を、容器に収容された
    器の上部を容器の上端から所定の高さ上方に突出させる
    よう形成したことを特徴とする請求項5または6に記載
    の配食用食器。
  8. 【請求項8】 収容された器の上部は、積み重ね時、積
    み重ねられた上側の他の容器の底部下面とこの底部下面
    から下方に延びる内側壁面との少なくともいずれか一方
    に当接されることを特徴とする請求項に記載の配食用
    食器。
  9. 【請求項9】 器を蓋付き椀から構成したことを特徴と
    する請求項5ないし8のうちいずれか1に記載の配食用
    食器。
  10. 【請求項10】 容器は内外側の各容器片を接着させて
    形成した保温容器から構成され、容器の底部側には、磁
    力線を受けて発熱する磁性体を埋設したことを特徴とす
    る請求項1に記載の配食用食器。
  11. 【請求項11】 保温容器は内外側の各容器片の内部に
    断熱材と熱反射材との少なくともいずれか一方を介在さ
    せて接着されることを特徴とする請求項10に記載の配
    食用食器。
  12. 【請求項12】 蓋はそれぞれ耐熱合成樹脂からなる上
    下側の各容器片の内部に断熱材と熱反射材との少なくと
    もいずれか一方を介在させて接着されることを特徴とす
    る請求項11に記載の配食用食器。
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