JP3063570U - ヘア―ブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐及びヘア―ブラシ - Google Patents

ヘア―ブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐及びヘア―ブラシ

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達也 池本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液性頭髪化粧剤を毛髪に塗布してブラッシン
グする際、化粧剤容器を手で持たずにブラッシングと化
粧剤塗布を同時に行え、手を汚さず均一に塗布できるよ
うにする。 【解決手段】 天然又は合成繊維からなる糸で編織され
又は綯われた紐本体と、天然ゴム又は合成ゴム等の伸縮
可能な弾性材からなる芯材とを備え、前記紐本体が芯材
の周囲を取り囲んで芯材の弾性により伸縮自在になるよ
うに構成されると共に、紐本体及び芯材の両端が互いに
連結されて無端状に形成され、前記紐本体に液性頭髪化
粧剤が付着又は含浸され、前記液性頭髪化粧剤が、天然
油又は合成油を基剤として、栄養保護剤、殺菌剤,清涼
剤,防臭剤、及び香料からなる群から選ばれる少なくと
も1種の有効成分が含まれている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ヘアーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐及びこの紐を装着したヘアー ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ブラッシングに際しては、必要に応じて、ヘアーオイルやヘアーコンディショ ナーや艶出し剤等の整髪剤や、枝毛防止剤等の養毛剤などの液性頭髪化粧剤を毛 髪に塗布する場合がある。 これらの整髪剤や養毛剤等は、その形態に応じて、スプレータイプやポンプタ イプや瓶詰めのものがあり、整髪剤等を収容するスプレーやビン等の容器を片手 に持って毛髪に塗布しながら、もう一方の手でヘアーブラシを持ってブラッシン グを行わなければならない。また、これらの容器が大きい場合には携帯に不便な ため、特に小旅行のときには、これらの液状体を小型の容器に入れ換える必要が あった。
【0003】 あるいは、ポンプタイプのものでは、手に適量取って、毛髪に直接塗布してか ら、ブラッシングしなければならず、手が汚れるという問題があった。さらに、 手で塗布する場合、最初に手が触れた毛髪部分の塗布量が多くなる傾向にあるた め、塗布状態が不均一になりやすいという問題もあった。 このような問題を解決するために、実開平1−154830号公報に、液状体 を保持する軸筒を備え、該軸筒内の液状体が、先端に植設された繊維芯束により 毛細管現象で適量づつ放出される塗布具が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、実開平1−154830号公報に開示されているように、毛細管現 象を利用した塗布具を使用すれば、手を汚さずに液状体を均一に塗布することが できるが、液状体の塗布とブラッシングとを同時に行う場合には、片手に塗布具 を持ち、もう一方の手でブラシを持つ必要があるため依然として面倒である。 本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、ヘアーオイル等の液性 頭髪化粧剤を毛髪に塗布してブラシッングする場合、片手で液状体の容器を持た なくても、ブラッシングと液状体の塗布とを同時に行うことができ、しかも塗布 する際に手が汚れたりせず、均一に塗布することができるヘアーブラシ用液性頭 髪化粧剤塗布紐及びこの紐を装着したヘアーブラシを提供することを目的として いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案に係るヘアーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐は、天然又は合成繊 維からなる糸で編織され又は綯われた紐本体と、天然ゴム又は合成ゴム等の伸縮 可能な弾性材からなる芯材とを備え、前記紐本体が芯材の周囲を取り囲んで芯材 の弾性により伸縮自在になるように構成されると共に、紐本体及び芯材の両端が 互いに連結されて無端状に形成され、前記紐本体に液性頭髪化粧剤が付着又は含 浸され、前記液性頭髪化粧剤が、天然油又は合成油を基剤として、栄養保護剤、 殺菌剤,清涼剤,防臭剤、及び香料からなる群から選ばれる少なくとも1種の有 効成分が含まれている点に特徴がある。
【0006】 本考案の構成によれば、前記塗布紐をヘアーブラシに、そのブラシ毛群の基部 を囲むように装着し、該ヘアーブラシにより毛髪をブラッシングする場合、前記 塗布紐に付着又は含浸されている液性化粧剤が、ブラッシングと同時に毛髪に接 触して万遍なく塗布され、ブラッシングがスムーズに行えると共に、液性頭髪化 粧剤本来の効果を発揮させることができる。 しかも、容器に入った液性頭髪化粧剤を片手で持つ必要がなく、化粧剤を毛髪 に塗布する際に手を汚すことがないうえ、均一な塗布ができる。
【0007】 そして、前記化粧剤塗布紐に付着又は含浸した液性頭髪化粧剤の量が少なく或 いは無くなったときは、使用者自身が自分の好みの液性頭髪化粧剤を、前記塗布 紐に適量を付着又は含浸させ、塗布効果を再生復活させることができる。 前記紐本体の編み方は、ゴム編,メリヤス編のいずれでもよく、その断面形状 は、円形・だ円形・長円形・角形等とすることができる。また、前記紐は、芯材 を入れて弾性を付与し自縮自在とされているので、弾力性を増しかつ引張強度を 高めて耐久性を向上させることができ、しかもヘアーブラシへの装着を確実にし て容易にブラシ毛から外れないようにすることができる。
【0008】 液性頭髪化粧剤としては、シリコーンオイル等の合成油、オリーブ油、椿油、 ホホバオイル等の天然油又は合成油と天然油とを混合した混合油が用いられるこ とが好ましい。また、合成油、天然油を基剤として、栄養保護剤,殺菌剤,清涼 剤,防臭剤,及び香料からなる群から選ばれる少なくとも1種の有効成分が含ま れている液性頭髪化粧剤でもよい。 本考案に係るヘアーブラシは、ブラシ毛取付部と把持部とを有するブラシ本体 を備え、前記ブラシ毛取付部に多数のブラシ毛が起立状に設けられているヘアー ブラシにおいて、 前記ブラシ毛群の基部を囲むように、請求項1に記載の前記ヘアーブラシ用液 性頭髪化粧剤塗布紐が弾性により伸長した状態でリング状にかつ着脱自在に装着 されている点に特徴がある。
【0009】 このヘアーブラシによれば、無端状とした前記化粧剤塗布紐をブラシ毛群に外 嵌することができる。 即ち、前記化粧剤塗布紐をヘアーブラシに着脱自在に装着すると、交換可能で 使用者の好みのもの(色・形)を選択使用でき、前記塗布紐がブラシ毛によるブ ラッシングの妨げになることはなく、ヘアーブラシの掃除の際取り外して掃除を 容易にかつきれいにすることができるほか、前記塗布紐が汚れて洗濯又は液性頭 髪化粧剤の付着等の必要が生じたとき或いは新品との交換に便利である。
【0010】 しかも、ヘアーブラシ本体に、前記化粧剤塗布紐を装着するための加工が不要 である。なお、帯電防止材をブラシ本体又はブラシ体のブラシ毛植設面に埋設し た市販のヘアーブラシにも、前記化粧剤塗布紐を装着可能である。 また、本考案に係る前記化粧剤塗布紐は、紐本体が天然又は合成繊維からなる 糸及び糸状とされた帯電防止材とで編織されたものを採用することができ、これ により、ブラッシングにより毛髪が帯電しても、毛髪側に帯電した静電気は、前 記帯電防止材の露出部分に毛髪が接触することにより放電し、又は毛髪が帯電防 止材に近接することによって、帯電防止材と毛髪の間にコロナ放電が効果的に発 生し、毛髪に生じた帯電をスムーズに緩和できる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態に基いて説明する。 図1、図2は、本考案に係るヘアーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐1の第一実 施形態を示している。 この紐1は、天然又は合成繊維からなる糸で編織された紐本体1Aと、天然ゴ ム又は合成ゴム等の弾性材からなる芯材4により構成されている。 前記紐本体1Aの編み方は、各種編機によることができるが、ゴム編、メリヤ ス編等の伸縮自在なものの方が好ましい。即ち、芯材4の伸縮を阻害せず、十分 にその機能を発揮させるように、紐本体1Aにも伸縮性を付与するのがよい。
【0012】 そして、紐本体1Aの断面形状は、円形(図2(a)(c)(d)参照)、長 円形(図2(b)参照)、だ円形(図2(e)参照)又は長方形(図2(f)参 照)等の任意の形状とすることができる。 また、芯材4は、その数を図2に示すように1〜複数本とすることができ、断 面形状を図2に示すように円形、正方形、矩形又はテープ状等とすることができ る。 前記紐本体1Aには、適量の液性頭髪化粧剤が付着又は含浸されている。
【0013】 液性頭髪化粧剤としては、ブラッシングに際して毛髪に塗布等する液性の頭髪 化粧剤であれば、その種類は問わない。例えば、ヘアーオイル、ヘアーコンディ ショナー、ヘアーリキッド、枝毛防止剤等が挙げられる。但し、含浸、付着の観 点から、クリーム状、乳液状、ゼリー状等の粘度の比較的高い液状体を使用する ことは困難であり、一方、アルコール水系の整髪剤は、その揮発性故に、長期間 の効果の持続は望めないことから、シリコーンオイル、流動パラフィン、高級ア ルコール、長鎖脂肪酸のトリグリセリド、高級アルコールのモノエステル類等の 合成油;オリーブ油、椿油、ホホバオイル等の天然油が好ましく用いられる。尚 、揮発性の高いアルコール水系の整髪剤であっても、これらのオイル類を基剤と して、その中に分散、溶解させた状態で用いれば、比較的効果を持続させること もできる。また、天然油又は合成油を基剤として、栄養保護剤、殺菌剤、清涼剤 、防臭剤、香料等の有効成分を分散、含有したものでもよい。ここで、栄養保護 剤としては、プロティンやビタミン類が挙げられ、殺菌剤としてはかゆみやふけ 止めに効果があるサリチル酸や第4級アンモニウム塩等が挙げられ、清涼剤とし ては、メントール等が挙げられ、防臭剤としてはクロロフィル等が挙げられる。 前記化粧剤塗布紐1を、ヘアーブラシに装着して(図1参照)、該ブラシによ り毛髪等をブラッシングする場合、ブラッシングにより前記紐本体1Aに髪が接 触することにより、付着又は含浸されている液性頭髪化粧剤が毛髪に均一に塗布 される。これによって毛髪のブラッシングをスムーズに行うことができる。
【0014】 なお、第一実施形態では、紐本体1Aを天然又は合成繊維糸により編織し、紐 本体1A内に芯材4を備えているが、ゴム等の芯材4を使用しないで伸縮可能に 編組したものとすることもできる。 図3、図4は、本考案に係る液性頭髪化粧剤塗布紐1の第二実施形態を示して いる。 この第二実施形態は、前記紐1が無端状(リング状)とされている点で第一実 施形態と異なっており、ヘアーブラシ(後述)への着脱が容易であるほかは第一 実施形態と同じ作用効果を奏する。
【0015】 前記化粧剤塗布紐1の両端を接続して無端状とする場合、図4(a)〜(e) に示す要領で連結することができる。 即ち、図4(a)は、芯材4の両端を紐本体1Aの両端よりも短くし、紐本体 1Aの両端にまたがって補助芯体5(ゴム,金属,木材,合成樹脂等からなる短 尺棒)を挿入して相互に突き合わせ、これらを接着剤により接着し一体化してリ ング状の液性頭髪化粧剤塗布紐1とするものである。 図4(b)は、紐本体1Aの両端を夫々が互いに反対側となるように重ね合わ せ、接着剤により接着し無端状の液性頭髪化粧剤塗布紐1とするものである。
【0016】 図4(c)は、合成樹脂、金属等の接続短管6の両端に、紐本体1Aの両端を 対向状に挿入して突き合わせ、接着剤により相互に接着一体化し無端状の液性頭 髪化粧剤塗布紐1とするものである。 図4(d)は、紐本体1Aの両端を夫々が互いに反対側となるように重ね合わ せ、この重ね合わせた部分を糸等7により巻いて縛り、連結一体化して無端状の 液性頭髪化粧剤塗布紐1とするものである。なお、この場合、接着剤を併用する ことができる。
【0017】 図4(e)は、紐本体1Aの両端を揃えて重ね合わせ、この重ね合わせた部分 を糸等7により巻いて縛り、連結一体化して無端状の液性頭髪化粧剤塗布紐1と するものである。なお、この場合も、接着剤を併用することにより、接着強度を さらに増大させることができる。 図5〜図7は、本考案に係るヘアーブラシ10の第一実施形態を示している。 このヘアーブラシ10は、ブラシ毛取付部11と把持部12とを有するブラシ 本体10Aと、前記ブラシ毛取付部11に直接植設されたブラシ毛10Bと、本 考案に係る液性頭髪化粧剤塗布紐1とに構成されている。
【0018】 前記ブラシ本体10Aは、ABS樹脂等の硬質合成樹脂、木その他により構成 されている。また、ブラシ毛10Bは、ナイロン,ポリエステルエラストマー, ポリプロピレン,ポリエチレン等の合成樹脂材、金属条の導電体又は天然毛によ り構成され、前記ブラシ毛取付部11に形成した取付孔13を介して複数本づつ 植毛面11Aに起立条に植設されている。 なお、前記植毛面11Aは、長手方向中央部が下がるような弯曲凹面とされて いるので、左右両端側ブラシ毛群の外側に、前記化粧剤塗布紐1が浮き上がらな いようにその一部分を嵌入係止させるための断面略U字状の紐係止溝15が、前 記取付孔13に近接して設けられている。該溝15の幅は前記紐1の太さよりも 若干狭い寸法が好ましい。
【0019】 そして、前記化粧剤塗布紐1はリング状とされ、前記ブラシ毛10B群の最外 周の基部を囲みかつ植毛面11A端部に接するように外嵌装着されており、該化 粧剤塗布紐1が、その芯材4の弾性によりブラシ毛10B群を外周から締めつけ ているのに加えて、前記紐係止溝15に嵌入係止されている。 したがって、液性頭髪化粧剤塗布紐1は、故意にこれを外さない限り、ブラシ 毛11B群から自然に外れることはなく、しかも、毛髪をブラッシングしても外 れない。
【0020】 また、前記化粧剤塗布紐1は、前述のように伸縮自在に構成されているので、 これを前記ブラシ毛10Bの基部に装着する場合は、該紐1を伸張させて輪を広 げることによって、簡単に外嵌装着でき、交換、洗濯、掃除或いは液性頭髪化粧 剤の付着・含浸などで取り外す場合も、前記塗布紐1を伸張させて輪を広げるこ とにより、容易に取り外すことができる。 上記ヘアーブラシ10の第一実施形態によれば、前記化粧剤塗布紐1がリング 状でかつ伸縮可能であるから、ブラシ毛10Bへの着脱が容易で、しかも、毛髪 のブラッシングと同時に液性頭髪化粧剤の塗布をスムーズにかつ均一に行うこと ができ、前記塗布紐1がブラシ毛10Bによるブラッシングの妨げになることも ない。
【0021】 即ち、ヘアーブラシ10でブラッシングするだけで、液性頭髪化粧剤が毛髪に 塗布される。しかも、液性頭髪化粧剤は前記塗布紐1により毛髪にはほぼ均一に 塗布されて、液性頭髪化粧剤本来の効果を発揮する。例えば、ヘアーオイルでは 、オイルの種類に応じた効果が得られる。そして、シリコーンオイルでは、シリ コーンの潤滑性によりブラッシングが滑らかとなり、つや出し効果もある。また 、ホホバオイル(1価の高級不飽和脂肪酸と1価の高級不飽和アルコールからな るモノエステルの液状ワックス)では、べたついた使用感がなく、滑沢性を与え る。さらに、有効成分が分散含有されている場合には、有効成分に基づいた栄養 分、清涼感等が与えられる。
【0022】 なお、液性頭髪化粧剤の付着又は含浸量が減って塗布効果が半減或いは無くな ったときは、前記化粧剤塗布紐1をヘアーブラシ10に装着したまま、又は取り 外して、使用者自身が自分の好みの液性頭髪化粧剤を付着又は含浸させて再生復 活させることができる。 また、前記ヘアーブラシ10を掃除するときは、前記化粧剤塗布紐1をブラシ 毛10Bから取り外すことにより、掃除がし易くかつきれいにすることができる 。
【0023】 そして、前記紐本体内にゴム等の弾性材からなる芯材を挿入して伸縮自在にす ることで、ヘアーブラシ10への着脱を容易に、かつ確実・強固にすることがで きる。 なお、前記ヘアーブラシ1は、市販の各種ヘアーブラシに前記化粧剤塗布紐1 を上述のようにして装着することにより、本考案に係るヘアーブラシ10を完成 させることができる。即ち、ブラシ10Bをブラシ本体10Aに直接植設したヘ アーブラシは勿論のこと、ブラシ毛をブラシ取付部にブラシ取付体を介して起立 状に設けたもの、さらには、帯電防止材をブラシ取付部或いはブラシ取付体に、 又はブラシ取付部とブラシ取付体の間に組込んだ公知のヘアーブラシにも、前記 化粧剤塗布紐1を装着することができる。この場合、前記化粧剤塗布紐1は、そ のリングの大きさを各種ヘアーブラシの大きさに適応する寸法としたもの複数種 を揃えておくことで対応できる。
【0024】 なお、前記紐係止溝15は、図8,図9に示しているように、ブラシ毛取付部 11の植毛面11Aに、長手方向先端部及び把持部12側端部に位置して平面視 弯曲状に設けることができ、これにより、前記化粧剤塗布紐1を安定的に確実に 、しかも前記植毛面11Aから浮かないように装着でき、さらに、前記化粧剤塗 布紐1の毛髪との接触部分が少なくなることもない。 図10は、本考案に係るヘアーブラシ10の第二実施形態を示し、第一実施形 態と異なるところは、液性頭髪化粧剤塗布紐1が有端状でその両端部をクリップ リング14により挟着固定することでリング状とされている点であり、一本の液 性頭髪化粧剤塗布紐1とクリップリング14で各種サイズのヘアーブラシに対応 させうる点以外は、第一実施形態と同等の作用効果を奏する。この場合、長尺の 前記化粧剤塗布紐1を、ヘアーブラシのサイズに対応させて所要寸法に切断して 使用できる。
【0025】 なお、前記実施の形態では、ヘアーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐1を、弾性 により伸長した状態で、ブラシ毛取付部11のブラシ毛10Bの最外周の基部を リング状に囲むように装着いているが、これに代え、ブラシ毛取付部11にヘア ーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐1を嵌合保持する嵌合凹部をブラシ毛10B群 の最外周を囲むようにリング状に設け、この嵌合凹部に、前記化粧剤塗布紐1を ブラシ化粧剤塗布紐1群の最外周の基部に囲むように着脱可能に嵌合保持するよ うにしてもよい。
【0026】 この場合、ヘアーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐1の周方向の一部がブラシ毛 取付部11よりもブラシ毛10B突出側に突出するようにすることが好ましい。 また、ヘアーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐1を、ブラシ毛取付部11のブラ シ毛10Bの最外周以外の基部をリング状に囲むように装着して、ブラシ毛取付 部11のブラシ毛10Bの一部をヘアーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐1でリン グ状に囲むようにしてもよい。 また、本考案が適用されるヘアーブラシは、人間用のヘアーブラシに限らず、 犬や猫等のペットに用いられるブラシであってもよい。
【0027】
【考案の効果】
本考案に係る本液性頭髪化粧剤塗布紐によれば、紐本体に液性頭髪化粧剤が付 着又は含浸されているので、ヘアーブラシに装着して毛髪をブラッシングするだ けで、毛髪に塗布しようとする液性頭髪化粧剤の塗布効果が得られかつスムーズ にブラシッングできる。したがって、毛髪に液性頭髪化粧剤を塗布してブラッシ ングをしたい場合にも、片手でブラシを持ち、もう一方の手で液性頭髪化粧剤を 収容した容器を持つ等の面倒がなくなる。
【0028】 また、塗布する際に手が汚れたりすることもなく、旅行等にも液性頭髪化粧剤 を収容した瓶等を携帯する必要がなくなるので便利である。 さらに、ブラッシングに際して、前記化粧剤塗布紐を介して液性頭髪化粧剤が 毛髪に塗布されることになるので、手で毛髪に塗布したりスプレーしたりする方 法に比べて、液性頭髪化粧剤を毛髪に均一に塗布できるという効果もある。 そして、前記化粧剤塗布紐には、液性頭髪化粧剤の付着又は含浸量が減少し或 いは無くなれば、使用者自身が自分の好みの液性頭髪化粧剤を筆・刷子等により 付着又は含浸させて、塗布効果を再生復活させることができる。
【0029】 本考案に係るヘアーブラシは、ヘアーブラシのブラシ毛群の最外周の基部を囲 むように、液性頭髪化粧剤塗布紐が装着されたものであるから、ブラッシングと 同時に毛髪に液性頭髪化粧剤を均一に塗布でき、非常に便利である。 さらに、前記化粧剤塗布紐を弾性により伸長した状でリング状にかつ着脱自在 に装着可能とすることにより、ヘアーブラシの掃除に際して、前記化粧剤塗布紐 を取り外して行え、掃除を容易にかつきれいにすることができ、前記化粧剤塗布 紐の洗濯もでき常に清潔に保持できるほか、新品や自分の個性に合った色・化粧 剤を付着・含浸させたものと交換が可能であるほか、市販の各種ヘアーブラシに も採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヘアーブラシ用液性頭髪化粧剤塗
布紐の第一実施携帯を示す平面図である。
【図2】(a)〜(f)はヘアーブラシ用液性頭髪化粧
剤塗布紐の断面形状例を示す拡大断面図である。
【図3】同ヘアーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐の第二
実施形態を示す平面図である。
【図4】(a)〜(e)は、第二実施形態におけるヘア
ーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐両端部の接続要領を示
す図面である。
【図5】本考案に係るヘアーブラシの第一実施形態を示
す側面図である。
【図6】図5の上面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】同第二実施形態におけるブラシ本体の紐係止溝
の他の構成例を示す平面図である。
【図9】図8のB−B線断面図である。
【図10】本考案に係るヘアーブラシの第二実施形態を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 ヘアーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐 1A 紐本体 4 芯材 10 ヘアーブラシ 10A ブラシ本体 10B ブラシ毛 11 ブラシ毛取付部 12 把持部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然又は合成繊維からなる糸で編織され
    又は綯われた紐本体と、天然ゴム又は合成ゴム等の伸縮
    可能な弾性材からなる芯材とを備え、前記紐本体が芯材
    の周囲を取り囲んで芯材の弾性により伸縮自在になるよ
    うに構成されると共に、紐本体及び芯材の両端が互いに
    連結されて無端状に形成され、前記紐本体に液性頭髪化
    粧剤が付着又は含浸され、前記液性頭髪化粧剤が、天然
    油又は合成油を基剤として、栄養保護剤、殺菌剤,清涼
    剤,防臭剤、及び香料からなる群から選ばれる少なくと
    も1種の有効成分が含まれていることを特徴とするヘア
    ーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐。
  2. 【請求項2】 ブラシ毛取付部と把持部とを有するブラ
    シ本体を備え、前記ブラシ毛取付部に多数のブラシ毛が
    起立状に設けられているヘアーブラシにおいて、 前記ブラシ毛群の基部を囲むように、請求項1に記載の
    前記ヘアーブラシ用液性頭髪化粧剤塗布紐が弾性により
    伸長した状態でリング状にかつ着脱自在に装着されてい
    ることを特徴とするヘアーブラシ。
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