JP3063273U - お手玉 - Google Patents

お手玉

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JP3063273U
JP3063273U JP1999002685U JP268599U JP3063273U JP 3063273 U JP3063273 U JP 3063273U JP 1999002685 U JP1999002685 U JP 1999002685U JP 268599 U JP268599 U JP 268599U JP 3063273 U JP3063273 U JP 3063273U
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隆雄 北村
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隆雄 北村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】量産性や安定性に富み、かつ表面に文字や図形
等を容易に表示することができるとともに、利用者が自
分の好みの文字や図形等を自由に入れることができるお
手玉を提供すること。 【解決手段】お手玉1を略三角錐形状に形成し、外面を
構成する四面のうちの少なくとも一面1aにあらかじめ
文字や図形からなるイラスト2を描いておき、残りの三
面のうちの少なくとも一面を利用者のためのディスプレ
イ面とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、日本の伝統的な玩具であるお手玉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
お手玉には座布団型、俵型、枕型、かます型など、種々の形状のものがある。 座布団型は最も一般的なお手玉であって、4枚の布を縫合して製作される。俵型 は米俵をかたどったもの、枕型は蕎麦殻の枕をかたどったもの、かます型は穀物 入れであるかますをかたどったもので、これらは1枚の布を袋状に縫合して製作 される。そして、上記いずれのものも、中にはあずきや大豆などが入れられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
座布団型のお手玉は、すわりが安定しており最もよく普及しているお手玉で あるが、4枚の布を複雑に縫い合わせて製作するものであるため、縫合に手間が かかり量産に適さないという欠点がある。一方、俵型、枕型、かます型などは1 枚の布から製作されるため、縫合が楽で量産性に優れているが、完成したお手玉 の表面には広い平面部分がないので、文字や図形を入れることが難しく、またす わりが安定しないという欠点がある。
【0004】 本考案は、量産性や安定性に富み、かつ表面に文字や図形等を容易に表示する ことができるとともに、利用者が自分の好みの文字や図形等を自由に入れること ができるお手玉を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案はお手玉を略三角錐形状に形成し、外面を 構成する四面のうちの少なくとも一面にあらかじめ文字や図形等を描いておき、 残りの三面のうちの少なくとも一面を利用者のためのディスプレイ面としたもの である。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態につき、図を参照しながら説明する。図1は本考案の 実施形態に係るお手玉の外観図である。図において、1は略三角錐形状に形成さ れたお手玉であり、三角錐の外面を構成する四面のうちの一面1aにはあらかじ め文字や図形からなるイラスト2が描かれている。31、32、33は布の縫合 部である。図2はお手玉1の平面図であり、図1と同一部分には同一符号を付し てある。お手玉1の面1aと隣り合う面1bは、利用者があとから文字や図形等 を入れるためのディスプレイ面になっていて、たとえば無地や白色の面として形 成されている。
【0007】 図3は、上記のようなお手玉1を製作する手順を示す図である。以下、図3を 参照してお手玉1の作り方を説明する。まず、(a)のように縦横比が略2対1 の1枚の長方形の布4を用意し、この布4の半分側にはあらかじめイラスト2を 描いておく。図ではイラスト2は布4の右半分の裏側に描かれている。
【0008】 この長方形の布4を(b)のように2つ折りし、折辺5を除く3辺のうち対向 しない2辺を縫合する。すなわち、まず(c)のように布4の折辺5と平行な辺 を縫合して縫合部32を形成する。ついで(d)のように縫合部32が中央に来 るようにし、この状態で(e)のように下側の辺を縫合して縫合部31を形成す る。この結果、上側が開口した袋体6が形成される。また、折辺5と平行な辺の 縫合部32は、他の辺の縫合部31に対して略垂直二等分線を形成している。な お、縫合部31、32を形成する縫合作業は辺が直線状であるため、ミシンを使 って容易に行うことができる。勿論、手縫いにより作業を行なってもよい。
【0009】 次に、袋体6の開口部7から図6に示したような細長い円柱形状をしたスティ ック状のプラスチック製ペレット10を多数入れて、袋体6の内部に充填する。 その後、(f)のように袋体6の開口部7を8、9の部分において接合し、開口 部7を縫合部31、32の形成された2辺と直交する方向に縫合して、(g)の ように縫合部33を形成する。これにより図1および図2に示した略三角錐形状 のお手玉1が完成する。
【0010】 なお、(e)においてペレット10を入れる前に、袋体6の内側と外側とをひ っくり返せば、縫合部31、32の縫い目が裏側に隠れて体裁よく仕上がる。こ の場合は、(a)においてイラスト2を表側に描けばよい。
【0011】 このようにして製作したお手玉1にあっては、形状が略三角錐であるため1枚 の布4から製作することができ、しかも縫合する辺が直線であるので、縫合作業 がきわめて楽であり、容易に量産することができる。また、三角錐の外面は広い 平面であるので、面1aにあらかじめイラスト2などを大きく描いておくことが できる。
【0012】 また、面1bは利用者のためのディスプレイ面として空いているので、たとえ ばこのお手玉1を景品や記念品に利用する場合に、提供者側でディスプレイ面1 bに企業名や団体名やイラストなどを自由に表示することができる。加えて、三 角錐はすわりの安定性がよいので、ディスプレイ面1bに企業名などを入れたお 手玉1をカウンターの上などに立てて並べることができ、一種のPRグッズとし て活用することもできる。
【0013】 なお、イラスト2やディスプレイ面は図1における底面1dに設けてもよい。 また、これらを面1cに設けることも可能であるが、面1cには縫合部32が存 在して表示をする上で邪魔になるので、縫合部の存在しない面1a,1b,1d に設けることが好ましい。
【0014】 また、上述したようにお手玉1の内部には図6のペレット10が入っており、 このペレット10は細長いスティック状に形成されているので、手に対して刺激 を与える効果がある。このため、あずきや大豆などの球体を充填したお手玉に比 べて重量感があり、手に対して心地よい感触を与えることができる。特に、本考 案のお手玉1は外面が平面であるため、ペレット10の先端部による刺激が直接 手に伝わりやすくなっている。また、あずきや大豆などでは虫食いや腐敗が生じ やすいが、プラスチック製のペレット10を使用することでこのような心配もな くなる。
【0015】 図4はお手玉1を作る別の手順を示す図であり、図3と同一部分には同一符号 を付してある。図3と異なる点は、図3の(d)に相当する作業がないことであ る。図4の手順を説明すると、(a)のように縦横比が略2対1の1枚の長方形 の布4を用意し、この布4の半分側にあらかじめイラスト2を描いておく。図で はイラスト2は布4の右半分の表側に描かれている。この長方形の布4を(b) のように2つ折りし、(c)のように折辺5を除く3辺のうち対向しない2辺を 縫合して縫合部34、35を形成する。この結果、上側が開口した袋体6が形成 される。
【0016】 袋体6の開口部7からペレット10(図6)を充填した後、(d)のように袋 体6の開口部7を11、12の部分において接合し、開口部7を縫合部34、3 5の形成された2辺と直交する方向に縫合して、(e)のように縫合部36を形 成する。これにより略三角錐形状のお手玉1が完成する。なお、この場合もペレ ット10を入れる前に袋体6を裏返しにすれば、縫合部34、35の縫い目が目 立たなくなる。
【0017】 ただ、図4の手順によると同図(e)からわかるように、縫合部35が一端に おいて縫合部36と重なるため、ペレット10が充填された状態では、縫合部3 6の縫合作業がやりにくいという問題がある。一方、図3(e)でも縫合部32 の一端が縫合部31に重なるが、この場合は縫合部31がペレットを充填する前 に縫合されるので、直線状態でミシン縫いすることが可能であり、作業は比較的 簡単である。したがって、実用上は図4の手順よりも図3の手順によることが好 ましい。
【0018】 本考案は上述した実施形態のみに限定されるものではなく、他にも種々の形態 を採用することができる。たとえばイラスト2の方向は、図5に示したように、 縫合部33が底辺に来るような方向であってもよい。このようにすれば、イラス ト2の両側の辺に縫い目が存在しないので、デザイン上体裁がよくなるとともに 、イラスト2を隣合う面にまたがってあらかじめ描いておくこともできる。また 、上記実施形態においては、文字と図形からなるイラスト2を描いた例を示した が、面1aに表示するのは文字と図形の一方のみであってもよく、文字や図形以 外に写真などをプリントすることもできる。
【0019】 また、上記実施形態ではイラスト2を1面だけに設けたが、これを2面や3面 に設けてもよい。また、イラスト2としては布4に直接描いたものであってもよ いし、あるいはアップリケやワッペンのように後から縫いつけたり貼りつけたり するものであってもよい。また、ディスプレイ面も1面だけに限らず、2面や3 面に設けてもよく、ディスプレイ面には手書きで文字や図形が描けるような素材 を縫いつけたり貼りつけたりしておくこともできる。
【0020】 また、上記実施形態においては、内部にプラスチック製のペレット10を充填 したが、ペレット10はプラスチック以外の材料で形成したものであってもよい 。また、ペレット10の形状も手に対する感触などの点では上述したような細長 いスティック状のものが好ましいが、本考案はこれに限定されるものではなく、 たとえば球体のペレットを用いてもよい。さらに、ペレット10に代えて伝統的 なあずきや大豆などを用いることも可能である。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、お手玉の形状を略三角錐形状とすることで、1枚の布から製 作することが可能となり、しかもすわりが安定する。また、三角錐を構成する4 つの面は広い面積の平面となるので、ここに文字や図形等を大きく表示すること ができる。そして、他の少なくとも1つの面を利用者のためのディスプレイ面と することで、利用者は目的に応じた文字や図形等をあとから自由に入れることが でき、オリジナル性のあるお手玉を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係るお手玉の外観図であ
る。
【図2】本考案の実施形態に係るお手玉の平面図であ
る。
【図3】お手玉を製作する手順を示す図である。
【図4】お手玉を製作する別の手順を示す図である。
【図5】他の実施形態に係るお手玉の外観図である。
【図6】ペレットの外観図である。
【符号の説明】
1 お手玉 1b ディスプレイ面 2 イラスト 4 布 5 折辺 6 袋体 7 開口部 10 ペレット 31〜36 縫合部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略三角錐形状に形成されたお手玉であっ
    て、外面を構成する四面のうちの少なくとも一面にはあ
    らかじめ文字や図形等が描かれており、残りの三面のう
    ちの少なくとも一面は利用者のためのディスプレイ面に
    なっていることを特徴とするお手玉。
  2. 【請求項2】縦横比が略2対1の1枚の長方形の布から
    形成され、2つ折りされた布の折辺を除く3辺のうち対
    向しない2辺を縫合して形成される袋体の開口部が、前
    記縫合された2辺と直交する方向に縫合されている請求
    項1に記載のお手玉。
  3. 【請求項3】対向しない2辺のうちの折辺と平行な1辺
    における縫合部が、他の1辺における縫合部に対して略
    垂直二等分線を形成している請求項2に記載のお手玉。
  4. 【請求項4】縫合部の存在しない面に前記文字や図形等
    および前記ディスプレイ面を設けた請求項2または3に
    記載のお手玉。
  5. 【請求項5】内部に細長いスティック状のペレットを入
    れた請求項1、2または3に記載のお手玉。
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