JP3063218B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP3063218B2 JP3105482A JP10548291A JP3063218B2 JP 3063218 B2 JP3063218 B2 JP 3063218B2 JP 3105482 A JP3105482 A JP 3105482A JP 10548291 A JP10548291 A JP 10548291A JP 3063218 B2 JP3063218 B2 JP 3063218B2
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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器を初めと
し、自動車などに使用されるスピーカに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、スピーカは外観品位の向上の要求
が高まり、しかも地球環境保護の観点から材料ロス低減
や塗装工程削減が要望されるようになってきた。
【0003】以下に従来の樹脂成形品ガスケットを使用
したスピーカについて図面を用いて説明する。
【0004】図11(a)は樹脂成形ガスケットを使用
した従来のスピーカの構造を示す断面図である。図11
(a)において、センターポール1を有する下部プレー
ト2、リング状のマグネット3、同じくリング状の上部
プレート4によって磁気回路5を構成し、この磁気回路
5の上面にはフレーム6が結合されている。また、ボイ
スコイル7の下部が前記磁気回路5の磁気ギャップ8に
偏心することなくはまりこむように、サスペンション9
はボイスコイル7の中間部を保持してフレーム6に固着
され、振動板10の周縁部がフレーム6に固着されてい
る。
【0005】さらに、振動板10の中央部にはボイスコ
イル7の上部が結合され、振動板10の中央部の上面に
はダストキャップ11が固着されて、樹脂成形品からな
るガスケット12が振動板10の周縁部の上面に固着さ
れている。このガスケット12は断面がコ字型に成形さ
れ、このコ字型の両端部を平坦に構成して底面とし、外
側寸法Lgはフレーム6の縁立部の内側寸法Lfよりも小
さく構成されている。つまりLg<Lfの構成としたもの
であった。
【0006】上記ガスケット12とフレーム6の寸法関
係について図11(b)を用いて詳しく説明する。図1
1(b)は上記図11(a)に示す従来のスピーカのガ
スケット12とその周辺部を示す部分断面図である。図
11(b)において、フレーム6は鉄板をプレス成形し
て形成されており、コーナー部は丸み13を有してしま
う。この丸み13はフレーム6のプレス用金型の疲労に
伴って大きくなり、この丸み13を有するため、ガスケ
ット12はその外側寸法Lgをフレーム6の縁立部の内
側寸法Lfより十分小さい寸法に形成しておかないと、
ガスケット12の外周部が丸み13に乗り上げて浮き上
がり、振動板10の周縁部と密着しなくなりビリツキと
称される異常音を発生する原因になるものであった。
【0007】以上のように構成された従来のスピーカに
ついて、以下その動作について説明する。まず、入力信
号が印加されるとフレミングの左手の法則によりボイス
コイル7が動き、この力によって振動板10が振幅して
空気中に音を放射するものであった。
【0008】ここで上記従来のスピーカの説明のように
ガスケット12に樹脂成形品が多く使用されはじめた理
由を簡単に説明する。従来多く使用されてきた紙の場合
には、楕円形状や長方形形状などに加工すると、その中
央部は全て材料ロスになってしまう。しかも、ガスケッ
トの寸法が大きくなるほど材料ロスが増える。これは地
球環境保護の観点から無駄を大きくするだけでなく、樹
脂成形品でつくるよりもコスト高になるものであった。
また、樹脂成形品は自由に着色でき、あらゆる形状に仕
上げることもでき、紙と比較して外観品位も優れてお
り、美観を要求されるスピーカに適していることから多
用されていたものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、ガスケット12の外側寸法Lgとフレーム
6の縁立部の内側寸法Lfの間に隙間が大きく発生し、
ガスケット12の貼付位置が定まらなく偏心して貼付け
られてしまう。この偏心によってガスケット12の内側
が振動板10の周縁部に結合したエッジ14と接触し、
異常音が発生するという課題を有していた。また、ガス
ケット12の底面が丸み13に乗り上げて浮き上がり、
ビリツキと称される異常音が発生することもあった。
【0010】さらに、この構成ではフレーム6の縁立部
近傍の外縁部が表面から見える構造になっており、スピ
ーカの外観品位を向上するためにはフレーム6に高価な
ニッケルメッキなどを施すか、着色塗料を吹付け焼付塗
装を施すなどしなければならない。しかし、これらはコ
スト高になるだけでなく、環境汚染面における課題を併
せもつものであった。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、ガスケットの浮きや偏心により異常音を発生するこ
とがなく、しかも、フレームに外観品位向上のために塗
装などの加工をしなくてもよい優れたスピーカを提供す
ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のスピーカは、フレームの縁立部の内側寸法よ
り僅かに小さい外側寸法に設定されるとともに、全周に
亘って外縁から内方に向けた幅が0.5mm以上の平坦
部と、この平坦部に連続した内下方向に傾斜した底面外
縁部底面の寸法を外側寸法よりより小さくする傾斜面と
を設けた樹脂成形品からなるガスケットの底面部を上記
振動板の周縁部の上面に固着する構成としたものであ
る。
【0013】
【作用】この構成により、フレームの外周の縁立部の内
側の丸みとガスケット底面の間に空間を形成することが
でき、ガスケット外側の寸法とフレームの縁立部の内側
の寸法をほぼ同じ寸法に構成することができるので、ガ
スケットの貼付ズレが少なくなりエッジと接触すること
がなく、しかもガスケットが浮き上がることもないので
異常音が発生しない。
【0014】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。図1(a)は本発明の第1の実施
例におけるスピーカの構造を示す断面図、図1(b)は
同図のガスケット貼付部近傍の部分断面図である。図1
(a),(b)においてセンターポール15を有する下
部プレート16、リング状のマグネット17、同じくリ
ング状の上部プレート18によって磁気回路19を構成
し、この磁気回路19の上面にはフレーム20が結合さ
れている。
【0015】また、ボイスコイル21の下部が前記磁気
回路19に形成された磁気ギャップ22に偏心すること
なくはまりこむようにサスペンション23がボイスコイ
ル21の中間部を保持してフレーム20に固着され、振
動板24の周縁部がフレーム20に固着されている。さ
らに、振動板24の中央部にはボイスコイル21の上部
が結合され、振動板24の中央部の上面にはダストキャ
ップ25が固着され、樹脂成形品からなるガスケット2
6が振動板24の周縁部の上面に固着されている。
【0016】このガスケット26は図1(b)に示すよ
うに構成されており、樹脂を使用して成形され、断面が
コ字型に成形され、このコ字型の両端部を底面とし底面
の外縁部には底面の寸法が小さくなる向きの傾斜面27
を有し、さらに傾斜面27の上方には幅0.5mm以上
の平坦部28を設けた構成としている。このガスケット
26の外側寸法Lg1をフレーム20の縁立部の内側寸法
Lf1よりもわずかに小さい寸法に構成することによって
ガスケット26の貼付位置が定まり、貼付位置ズレによ
るエッジ29とガスケット26の内側との接触を防ぐこ
とが可能となり、これらの接触による異常音発生をなく
すことができる。即ち、ガスケット26はその外側寸法
をフレーム20の縁立部の内側寸法よりわずかに小さく
設定すると共に、この外周部分から全周に亘って内側方
向に幅0.5mm以上の平坦部28とこれに連続する内
下方向の傾斜面27を設ける事で上記ガスケット26底
面の外縁寸法を上記外側寸法より更に小さくしたもので
ある。
【0017】上記ガスケット26によって、フレーム2
0の縁立部の内周にできた丸み30との間に空間を形成
することができるので、ガスケット26の底面がこの丸
み30に乗り上がって浮き上がることを解消できる。つ
まり、ガスケット26の底面と振動板24の周縁部を密
着させることができ、ビリツキと称される異常音の発生
を回避することができる。
【0018】また、上記平坦部28の幅を0.5mm以上
に限定した理由は大きくふたつあり、ひとつはフレーム
20の縁立部の内周にできる丸み30は、金属プレス用
金型の疲労により半径0.5mm程度の大きなものになる
ことがある。この大きな丸み30を避けるためには幅
0.5mm以上が必要となってくる。もうひとつの理由
は、ガスケット26の樹脂成形金型はそのパーティング
面が平坦部28に形成され、上下の金型を精度よく合わ
せることは難しく、また費用もかかってしまう。平坦部
28の幅を0.5mm程度にすることにより金型合わせが
容易になる。
【0019】もう少し詳しく説明すると、図2に示した
ような平坦部のないガスケット31の形状にすると、こ
の樹脂成形金型のパーティング面は傾斜面32の上端3
3に設けられることになる。図3はこのガスケット31
の樹脂成形金型の断面図である。コア側と称される下方
の金型34とキャビティ側と称される上方の金型35が
合わさって空間36が形成され、この部分に樹脂が注入
されてガスケット31が成形されるものであるが、この
下方の金型34と上方の金型35が精度よく合致しない
と、金型35の合わせ面であるパーティング面のズレが
成形品に発生してしまう。つまり傾斜面32がパーティ
ング面に接していると金型のズレが成形品に直接影響を
与えてしまい、図2のガスケット31の傾斜面32の上
端33の部分にバリが形成されたりしてしまう。
【0020】上記本発明の第1の実施例で説明したよう
に、平坦部28を設けることにより、この影響を回避す
ることができ、平坦部28は成形上重要な役目を果して
いるものである。
【0021】また、図1(b)で説明した傾斜面27は
丸み30を避けるために高さを0.5mm以上確保すれば
角度は金型抜き勾配程度のわずかなものであってもよ
い。
【0022】以上のように構成されたスピーカの動作は
従来例と同じく、入力信号が印加されると振動板24が
振幅して音を放射するものである。
【0023】以上のように本実施例によれば、ガスケッ
ト26の底面外縁部に底面寸法が小さくなる向きの傾斜
面27とこの傾斜面27の上方に幅0.5mm以上の平坦
部28を設けたことにより、ガスケット26の外側寸法
をフレーム20の縁立部の内側の寸法とほぼ同じ寸法に
形成することができるので、ガスケット26の貼付位置
ズレがなく、異常音が発生することのない品質的に優れ
たスピーカを提供することができる。
【0024】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を用いて説明する。図4(a)は本発明の
第2の実施例を示すスピーカの構造を示す断面図、図4
(b)は同図のガスケット貼付部近傍の部分断面図であ
る。図4(a),(b)において、15はセンターポー
ル、16は下部プレート、17はマグネット、18は上
部プレート、19は磁気回路、20はフレーム、21は
ボイスコイル、22は磁気ギャップ、23はサスペンシ
ョン、24は振動板、25はダストキャップであり、こ
れらは前記図1と同様の構成のものである。
【0025】図1の構成と異なるのはガスケット37の
上部の形状であり、その相異点を図4(b)を用いて説
明する。図4(b)において、断面を略コ字型に形成し
たガスケット37の外側寸法Lg2はフレーム20の縁立
部の外側寸法Lf2よりも大きく、かつフレーム20の縁
立部の上面38の上方に幅0.5mm以上の平坦部39を
設けた構成としている。
【0026】この構成によって、ガスケット37の上面
部がフレーム20を完全に覆い隠すことができるので、
スピーカを前面から見た時の外観品位を高めるために、
フレーム20に高価なニッケルメッキを施したり、焼付
塗装を施したりする必要がなくなり、安価に外観品位の
優れたスピーカに仕上げることができる。
【0027】また、ガスケット37の平坦部39の下部
側壁とフレーム20の縁立部の内側の寸法差を小さくす
ることによって、前記実施例1と同様にガスケット37
の貼付位置ズレを抑制することができ、異常音発生のな
い品質の優れたスピーカにすることができる。さらに、
平坦部39はガスケット37の樹脂成形金型のパーティ
ング面になるので、バリが形成されることもない。
【0028】上記のように構成されたスピーカの動作は
従来例と同様であり、その説明を省略する。
【0029】以上のように、ガスケット37の外側寸法
をフレーム20の縁立部の外側寸法よりも大きくし、フ
レーム20の縁立部の上面38の上方に平坦部39を設
けたことにより、フレーム20をガスケット37が覆い
隠すことになるので安価に外観品位の優れたスピーカを
提供することができる。
【0030】つぎに、この種のガスケットの形状例につ
いて説明を加える。図5は本発明の第2の実施例におけ
る別の形状のガスケット40とその周辺部を示す部分断
面図である。ガスケット40の上面の外側寸法は、フレ
ーム20の縁立部の外側寸法よりも大きく、かつ縁立部
の上面38の上方に平坦部41を有し、その下方には傾
斜面42を設けて、フレーム20の縁立部の内側にでき
る丸み30にガスケット40の底面が乗り上げないよう
にしている。また、上記傾斜面42とフレーム20の縁
立部の内側との寸法差を小さくすることにより、ガスケ
ット40の貼付位置ズレを抑制することができる。
【0031】また、図6は本発明の第2の実施例におけ
るもうひとつの形状のガスケット43とその周辺部を示
す部分断面図である。同図において、ガスケット43の
外側寸法はフレーム20の縁立部の外側寸法より大き
く、かつ縁立部の上面38の上方に平坦部44を有し、
側壁45の下方に傾斜面46を設けて、フレーム20の
縁立部の内側にできる丸み30にガスケット43の底面
が乗り上げないようにしている。
【0032】この形状の場合も同様に、ガスケット43
の上面がフレーム20を覆い隠しているので安価に外観
品位の優れたスピーカに仕上げることができる。また、
側壁45とフレーム20の縁立部の内側の寸法差を小さ
くすることによってガスケット43の貼付位置ズレを抑
制することができるので品質の優れたスピーカにでき
る。
【0033】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。図7は本発明の
第3の実施例を示すガスケット47を固着する前の状態
のスピーカとガスケットを示す分解斜視図である。スピ
ーカの構成は前記本発明の第2の実施例で説明したもの
と同様なものであるが、本実施例では、ガスケット47
とフレーム48の相対位置をより精度よく固着すること
ができるように改良を加えたものである。
【0034】図7において、フレーム48との固着面を
断面が略コ字型に形成したガスケット47には複数のU
字形の突起49を設けると共に、フレーム48の縁立部
に上記U字形の突起49と同数のU字形の切り込み50
を設け、上記突起49を切り込み50に嵌合挿入してガ
スケット47の貼付位置を規制するものである。これに
より、ガスケット47とフレーム48の相対位置が精度
よく定まる。また、フレーム48に設けられた取付用の
孔51の周辺を覆うようにガスケット47の取付用孔5
2の周辺にも樹脂が存在するように構成されている。
【0035】上記図7におけるガスケット47とその周
辺の断面図を図8に示す。図8において、フレーム48
の縁立部の内壁53と、ガスケット47に設けた幅0.
5mm以上の平坦部54の下方の傾斜面55との隙間を大
きくとった構成としており、これによりフレーム48の
縁立部の内側にできる丸み30にガスケット47の底面
が乗り上げないようにしたものである。
【0036】上記のように構成されたスピーカの動作は
従来例と同様なのでその説明を省略する。
【0037】以上のように、ガスケット47に突起49
を設けると共に、フレーム48に切り欠き50を設け、
これらを嵌合挿入してガスケット47とフレーム48の
相対位置を精度よく固着し、しかもフレーム48の縁立
部の内壁53とガスケット47の傾斜面55の隙間を大
きく確保することにより、上記内壁53と傾斜面55と
の接触による共振音の発生を防ぐことができる。これは
特に大入力スピーカに適した構造である。
【0038】つぎに、ガスケット47に設けた突起49
とフレーム48に設けた切り欠き50の形状の詳細につ
いて説明する。図9は突起49の部分正面図でU字形を
しており、その側面は下方に向って幅を細くしておくと
嵌合しやすい。また、図10はフレーム48に設けた切
り欠き50の部分正面図で、その上端に丸み56を備え
ると嵌合しやすい。また、これら両者の形状は、U字形
に限定するものでなく、矩形状や三角形状であってもよ
い。
【0039】なお、第1の実施例において傾斜面27は
その底部が丸みを有したものであってもよく、第2,第
3の実施例においても同様に傾斜面42,46の底部が
丸みを有した形状であってもよい。また、第3の実施例
において、ガスケット47に突起49を設け、フレーム
48に切り欠き50を設けた構成としたが、反対にガス
ケット47に切り欠きを設け、フレーム48に突起を設
けた構成としてもよいことはいうまでもない。さらに、
第3の実施例では長方形の形状のスピーカを例に説明し
たが丸形や楕円形であってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によるスピーカはガ
スケット底面外縁部に底面の寸法が小さくなる向きの傾
斜面と、この傾斜面の上方に幅0.5mm以上の平坦部
を設けることにより、ガスケットの貼付位置ズレが少な
く、また、ガスケットの底面がフレームの丸み部分に乗
り上げることなく密着させることができ、ビリツキと称
される異常音の発生を回避することができ、品質の優れ
たスピーカを実現できるものである。
【0041】また、ガスケット上面の寸法をフレームの
縁立部の外側寸法より大きくして、上記縁立部の上方に
平坦部を設けることにより安価に外観品位の優れたスピ
ーカを提供することができる。
【0042】さらに、ガスケットとフレームの一方に突
起を設け、他方に切り欠きを備え、両者を嵌合挿入する
ことにより飛躍的に品質の高いスピーカを実現すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例におけるスピーカ
の構造を示す断面図 (b)第1の実施例におけるガスケットとその周辺の部
分断面図
【図2】同実施例において、平坦部を設けない場合のガ
スケットの断面図
【図3】図2の平坦部を設けない場合のガスケットの樹
脂成形金型の断面図
【図4】(a)本発明の第2の実施例におけるスピーカ
の構造を示す断面図 (b)第2の実施例におけるガスケットとその周辺の部
分断面図
【図5】本発明の第2の実施例における別の形状のガス
ケットとその周辺の部分断面図
【図6】本発明の第2の実施例におけるもうひとつの形
状のガスケットとその周辺の断面図
【図7】本発明の第3の実施例におけるスピーカとガス
ケットを示す分解斜視図
【図8】本発明の第3の実施例におけるガスケットとそ
の周辺の部分断面図
【図9】本発明の第3の実施例におけるガスケットに設
けた突起の部分正面図
【図10】本発明の第3の実施例におけるフレームに設
けた切り欠きの部分正面図
【図11】(a)従来のスピーカの構造を示す断面図 (b)従来のスピーカのガスケットとその周辺の部分断
面図
【符号の説明】
15 センターポール 16 下部プレート 17 マグネット 18 上部プレート 19 磁気回路 20 フレーム 21 ボイスコイル 22 磁気ギャップ 23 サスペンション 24 振動板 25 ダストキャップ 26 ガスケット 27 傾斜面 28 平坦部 29 エッジ 30 丸み Lf1 フレームの縁立部の内側寸法 Lg1 ガスケットの外側寸法

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部プレートとマグネットとセンターポー
    ルを備えた下部プレートからなる磁気回路に形成された
    磁気ギャップに中間部をサスペンションで保持したボイ
    スコイルの下部を偏心することなくはめこみ、上記磁気
    回路に結合したフレームとサスペンションを固着し、振
    動板の外周部をフレームに固着すると共に、この振動板
    の内周部をボイスコイルの上部と結合し、上記フレーム
    の縁立部の内側寸法より僅かに小さい外側寸法に設定さ
    れるとともに、全周に亘って外縁から内方に向けた幅が
    0.5mm以上の平坦部と、この平坦部に連続した内下
    方向に傾斜した底面の外縁寸法を上記外側寸法よりより
    小さくする傾斜面とを設けた樹脂成形品からなるガスケ
    ットの底面部を上記振動板の周縁部の上面に固着してな
    るスピーカ。
  2. 【請求項2】樹脂成形品からなるガスケットが、上面の
    外側寸法をフレームの縁立部の外側寸法よりも大きく、
    かつ、上記縁立部の上方に位置する部分に幅が0.5m
    m以上の平坦部を設けた構成である請求項1記載のスピ
    ーカ。
  3. 【請求項3】樹脂成形品からなるガスケットまたはフレ
    ームのいずれか一方に突起を設けると共に他方に切り欠
    きを設け、これらの突起と切り欠きを嵌合挿入すること
    によりガスケットとフレームを固着する請求項2記載の
    スピーカ。
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