JP3062762U - 磁石付き筆記具 - Google Patents

磁石付き筆記具

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JP3062762U
JP3062762U JP1999002202U JP220299U JP3062762U JP 3062762 U JP3062762 U JP 3062762U JP 1999002202 U JP1999002202 U JP 1999002202U JP 220299 U JP220299 U JP 220299U JP 3062762 U JP3062762 U JP 3062762U
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要 澤渡
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株式会社マグナ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホルダなどの他の器具を介することなく、筆記
具をそのままパネル面に磁着でき、しかも安価に製造で
きる、磁石付き筆記具を提供する。特にボールペンの場
合、自然と常にペン先が下方を向くようにしてパネル面
上に固定される、磁石付き筆記具を提供する。 【解決手段】筆記具本体2の軸部2aに、軸周からはみ
出さない程度の大きさの永久磁石5を固定し、軸周に磁
着面を露出させてある。筆記具本体の重心Gよりも末端
部寄りの軸部適所、あるいは先端部にキャップ4を被せ
た状態での筆記具全体の重心よりも末端部寄りの軸部適
所に、永久磁石を固定してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、磁性材から成るパネルなどにそのまま固定できる、磁石付きの筆記 具に関するものである。
【0002】
【従来技術】
ボールペンなどの筆記具を、冷蔵庫やスチール机あるいはキャビネットの側面 といった磁性材から成るパネル面(以下、単にパネル面という)に固定する場合、 一般的には、図5に示すように磁石付きホルダAをパネル面に磁着し、このホル ダ内にボールペンBを収容してパネル面上に固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、こうしたホルダAは、次の問題点を有する。 合成樹脂成形品の場合、型起こしから行わなければならず、コスト高となる。 通常は筆記具Cを複数本収容するため、その分の重量と自重に耐える磁力の磁石 を用いなければならず、これもコストを上げる要因となる。磁力を強化するため にヨークを用いると、パネル面に傷がつき易い。奥行き幅と横幅縦筆記具の径を はるかに超えて、パネル面から出っ張るため、邪魔になりがちである。また、容 器形状をしている関係上、内部にごみが溜まり易い。更に、ペン先を上にして収 容することが多いため、特にボールペンの場合には、長時間すると、書き出し時 にインクがかすれたり、スムースに書けなくなったりする。
【0004】 本考案の目的は、ホルダなどの他の器具を介することなく、筆記具をそのまま パネル面に磁着でき、しかも安価に製造できる、磁石付き筆記具を提供すること にある。 また、本考案の別の目的は、特にボールペンの場合、自然と常にペン先が下方 を向くようにしてパネル面上に固定される、磁石付き筆記具を提供することにあ る。
【0005】
【課題を達成するための手段】
本考案は上記した目的を達成するために次の構成を備える。 すなわち、この筆記具は、筆記具本体の軸部に、軸周からはみ出さない程度の 大きさの永久磁石を固定し、軸周に磁着面を露出させてある。 筆記具には、ボールペン、サインペン、鉛筆、万年筆、その他各種の筆記用具 が含まれる。軸部は一般的には細長い筒状をしているが、変形筆記具における、 インクを収容すると共に手指で把持する異形軸部をも含む。筆記具本体とは、キ ャップを外した状態にある筆記具を言う。 永久磁石は、軸周からはみ出さないように、例えば軸部に形成した取付け孔内 に埋入される。具体的には、小径の円盤状に形成されて取付け孔内に磁着面が筆 記具本体の軸部表面から僅かに突出するようにして埋め込まれる。また、軸部に 取付け孔を形成することなく、単に軸部に接着剤を介して固着する態様であって も良い。
【0006】 最も望ましい態様としては、筆記具本体の重心よりも末端部寄りの軸部適所、 あるいは先端部にキャップを被せた状態での筆記具全体の重心よりも末端部寄り の軸部適所に、永久磁石を固定し、永久磁石の磁着面を軸周に露出させる。筆記 具本体等の重心位置よりも軸部の末端寄りに永久磁石が取り付けられることで、 筆記具は、磁石の取り付け位置を境いにペン先寄りの部分の方が重くなる。この ため、ペン先を上に向けてパネル面に磁着すると、自然にあるいは若干の作用力 が加わることによって、バランスが崩れて永久磁石を回動中心として自重で回転 する。したがって、永久磁石は、一旦磁着された筆記具がバランスを崩したとき に、筆記具本体の軸部表面から僅かに突出した磁着面部分で容易に回動できるよ うな形態のものが望ましい。キャップを被せた状態では、キャップ外周が筆記具 本体の軸周よりも外方に位置するので、その差を埋めるに必要な分だけ、永久磁 石を軸部周面から突出させて固定しておくと良い。永久磁石は、筆記具が回動し ながらもパネル面に磁着されるに必要な磁力を持つ。
【0007】
【実施の最良の形態】
以下、本考案を図示した実施例に基づいて詳説する。 図1は本考案の一実施例に係るボールペンの外観斜視図、図2は図1のボール ペンの使用状態を示す断面図である。 図中符号1はボールペンで、通常通り、ボールペン本体2とそのペン先部分3 に被せられるキャップ4とから成る。ボールペン本体2は、軸2aに永久磁石5 が埋入されている。永久磁石5は、図2に示すようにボールペン本体2の軸2a の径よりも小径の薄く平たい盤状をしており、軸2aの所定位置に形成した取付 け孔6に圧入もしくは接着剤を介して固定されている。取付け孔6の位置は、ボ ールペン本体2の重心Gよりも軸末端部(ペン先と反対側の軸端)寄りに設けられ る。永久磁石5として、例えば希土類のネオジム磁石(Nd-Fe-B)が用いられる。 磁力は、ボールペン1の重量を支持するに十分な範囲で適宜選択される。永久磁 石5は、取付け孔6から若干突出するようにして固定されている。突出度合いは 、ボールペン本体2の軸周と、キャップ4の外周、特にクリップ部分の厚みとの 差を埋めるに必要な程度とする。勿論、磁着面垂直方向においてキャップ外周よ り突出していても良いし、キャップ外周より若干内に入り込んで取付けられても 良い。
【0008】 このボールペン1は、ボールペン本体2をパネル面7に近づけると、永久磁石 5によってパネル面7に磁着される(図3の断面図参照)。パネル面前方からは磁 石5が見えず、従来のホルダのように余分な出っ張りもなく、すっきりしていて 邪魔にならない。ボールペン本体2の軸2aに取付け孔6を加工して埋め込むだ けであるから、コストもかからない。
【0009】 パネル面7に磁着されたボールペン1は、例えば図3の一点鎖線に見られるよ うに、ペン先部分3を上に向けた場合、永久磁石5によって磁着されている部分 より軸2aの重心Gの方が上位にあるため、バランスが崩れて永久磁石を中心に 自然と回動し、実線で示すようにペン先部分3を下に位置させる。斜めに磁着し た場合も同様である。このため、ボールペン1は、ペン先部分3のボールに常に インクが接触し、長時間使用しなくてもかすれなどを生じることはない。なお、 重心位置は、磁着時にキャップ4を被せることを前提にした場合、更にペン先方 向にずれる。 軸2aに永久磁石5が取付けられているため、スチール机の表面に置いたとき に、机表面に磁着し、転がることがない。 永久磁石5の露出する磁極を同一磁極にしておけば、ペンケース内で複数本の ボールペン1の永久磁石が互いに反発しあって接触しにくくなり、軸同士が擦れ 合うこともない。
【0010】 図4は、本考案の別の実施例に係る磁石付きボールペン11の外観斜視図であ る。この例では、永久磁石15は、ボールペン本体12の軸周表面に接着剤を介 して固着されている。図1の例のように、取付け孔を形成するものではないから 、その分、製造が容易であり、既存のボールペンにもそのまま利用できる。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、筆記具本体の軸部に軸周からはみ出さない程度の大きさの永 久磁石を固定して軸周に磁着面を露出させてあるので、ホルダなどの器具を用い ることなしに、筆記具のみをそのままパネル面に固定できる。製造コストもあま りかからない。スチール机などの水平なパネル面上を筆記具が転がることもなく なる。ヨークを利用しなくて済むから、パネル面を傷つけることもない。
【0012】 また、請求項2と請求項3の考案によれば、パネル面に磁着させたときに、筆 記具が自然とペン先を下になるので、ボールペンなどはペン先が乾くことがなく なって常に良好な状態で文字等を書くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る筆記具の斜視図。
【図2】図1の筆記具の使用状態を示す断面図。
【図3】図1の筆記具の作用を示す説明図。
【図4】本考案の他の実施例に係る筆記具の斜視図。
【図5】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ボールペン 2 ボールペン本体 2a 軸 3 ペン先部分 4 キャップ 5 永久磁石 6 取付け孔 7 パネル面 A ホルダ B 永久磁石 C 筆記具

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筆記具本体の軸部に軸周からはみ出さない
    程度の大きさの永久磁石を固定し、軸周に磁着面を露出
    させた、 ことを特徴とする、磁石付き筆記具。
  2. 【請求項2】筆記具本体の重心よりも末端部寄りの軸部
    適所に軸周からはみ出さない程度の大きさの永久磁石を
    固定し、永久磁石の磁着面を軸周に露出させた、 ことを特徴とする、磁石付き筆記具。
  3. 【請求項3】先端部にキャップを被せた状態での筆記具
    全体の重心よりも末端部寄りの軸部適所に、軸周からは
    み出さない程度の大きさの永久磁石を埋込み、永久磁石
    の磁着面を軸周に露出させたことを特徴とする、磁石付
    き筆記具。
  4. 【請求項4】前記永久磁石は、軸周に形成した取付け孔
    内に埋入されている、 請求項1から3のいずれかに記載の磁石付き筆記具。
  5. 【請求項5】前記永久磁石は、軸周に形成した取付け孔
    に埋入される小径の盤状を成し、磁着面が筆記具本体の
    軸部表面から僅かに突出している、 請求項4記載の磁石付き筆記具。
  6. 【請求項6】前記筆記具が、ボールペンである、 請求項1から5のいずれかに記載の磁石付き筆記具。
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