JP3062547U - 鋏 - Google Patents

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JP3062547U
JP3062547U JP1999001947U JP194799U JP3062547U JP 3062547 U JP3062547 U JP 3062547U JP 1999001947 U JP1999001947 U JP 1999001947U JP 194799 U JP194799 U JP 194799U JP 3062547 U JP3062547 U JP 3062547U
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JP
Japan
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scissors
plate
grip portion
grip
recess
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Application number
JP1999001947U
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English (en)
Inventor
由弘 斉藤
Original Assignee
株式会社斉鏝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体が鉄製の鋏に持ち主の名前を付けるよう
にする。 【解決手段】 一側鋏片2と他側鋏片3とが交差する、
鋏1の刃部と握り部との境界部表面9に、長円形の凹部
12を形成させ、名前を記したプレート13を貼り付け
る。持ち主が鋏1に愛着を持つようになり、鋏1を使用
する上でもプレート13が邪魔にならず、分解して研ぐ
場合でもプレート13が紛失せず持ち主の確認が簡単に
わかる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
一般に、金物工具として刃物は切れ味が悪くなると刃を研いで使用している。 また、使用する側にとっては各人で個人専用の物を用意することで工具に愛着を 持つようになる。本考案はこのような状況の元で使用されている鋏に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
鋏には、文房具としての鋏、布地裁断用の鋏、散髪用鋏、板金用鋏等が用途別 に使用されているが、職業として鋏を使用する場合は切れ味や耐久性を考慮して 最良の物が選ばれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、品質の良い鋏では、一例として、刃の部分に鋼が使用され、全体が 鉄で製作され、握り部分はコーティングされている。そして、同じ職場の同僚も しくは他人が同じ鋏を使用している場合、その鋏と区別するために目印や名札を 付けるのが一般的である。しかしながら、目印や名札が外れたり、あるいは研ぐ 時に外したりすると簡単にだれのものか判らなくなってしまう。 握り部分がプラスチックの場合は成形時に名前を書くスペースを一緒に成形し て確保することができるが、前述したような鋏では、製作時、握り部分をプラス チックとの一体成形にすると、工程数が多くなり、部品数が増え、より高価な製 品になるので敬遠されている。
【0004】 本考案は、簡易な手段で経費を抑え、使用者または所有者の名前を入れること のできる鋏を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、ほぼ直線状の刃部と輪状の握り部とを同 じ金物で製作し、該刃部と握り部とをそれぞれ備えた一側鋏片と他側鋏片とを、 各刃部と握り部との境界部表面を扁平に形成して共通の孔を明け、該孔に留め具 を介挿して組み付けた鋏において、留め具に近い位置の握り部側表面に凹部を形 成し、該凹部に人名等を記したプレートを貼り付けたことを特徴とする。
【0006】 請求項2に記載の考案は、両側の握り部側表面に凹部を形成したことを特徴と する。
【0007】 請求項3に記載の考案は、請求項1または請求項2に記載の考案において、プ レートを貼り付けた凹部を光透過性の合成樹脂で充填して前記凹部表面と前記握 り部側表面を面一にしたことを特徴とする。
【0008】 請求項4に記載の考案は、請求項1または請求項2に記載の考案において、凹 部にプレートを貼り付けたことにより前記凹部表面と前記握り部側表面を面一に したことを特徴とする。
【0009】 請求項5に記載の考案は、請求項1または請求項2に記載の考案において、凹 部の開口は略長円形に形成され、凹部底面は平面であることを特徴とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 図1に示す鋏1は、一側鋏片2と他側鋏片3が留め具4で組み付けられており 、一側鋏片2及び他側鋏片3はそれぞれほぼ直線状の刃部5,6と輪状の握り部 7,8とを備え、刃部5と握り部7及び刃部6と握り部8は同じ金物で製作され ている。金物とはステンレスまたは、鉄であり、フェライト鋼、燒結鋼等でも良 く、刃部5,6に鋼が焼き付けられている。刃部5と握り部7(または刃部6と 握り部8)との境界部表面9は扁平に形成されて平面となっており、ここに孔が 明けられて留め具4が挿通され、一側鋏片2と他側鋏片3が互いに刃部5,6を 擦るように回動するようになっている。
【0011】 一側鋏片2の握り部7と他側鋏片3の握り部8とでは、一側鋏片2の方が握り 部7の輪状が大きく、他側鋏片3の握り部8には握り調整用の角10が形成され 、鋏1が閉じた状態で角10が一側鋏片2の握り部7に当接するようになってい る。また、図1に示す鋏1は右手用であり、他側鋏片3の小さい輪状の握り部8 に親指を入れたときに傾斜部11に手のひらが当たるようになっている。
【0012】 図2に示すように、一側鋏片2の刃部5と握り部7との境界部表面9の握り部 7側表面には長円形または長方形に開口された凹部12が形成され、底面は平面 に形成されている。凹部12には人名または屋号の記されたプレート13が嵌め 込まれ、接着剤等で貼り付けられるようになっている。 プレート13を凹部12に収納したときに握り部7側表面との段差がある場合 には、図3(a)に示すように、凹部12に光透過性の合成樹脂14を充填して 凹部12表面を握り部7側表面と面一にする。あるいは、図3(b)に示すよう に、プレート13そのものを厚く形成し、プレート13を凹部12に収納したと きに握り部7側表面と面一になるようにする。このようにすることで、被加工物 を裁断するときに、被加工物の裁断端が凹部12に引っかかることを防止でき、 作業性を維持させている。 また、凹部12は図4に示すように、他側鋏片3の境界部表面9の握り部8側 表面に形成しても良く、また、両側に形成することで、姓、名あるいは屋号と名 字を記すことができる。
【0013】 このように、鋏1に凹部12を形成し、凹部12に名前を記したプレート13 を埋め込むことにより、握り部7,8の大幅な加工を行わず、安価な費用で名前 を付けることができる。これにより持ち主の確認が簡単にわかり、鋏1を使用す る上でもプレート13が邪魔にならず、分解して研ぐ場合でもプレート13が紛 失することがない。また、鋏1に名前を入れることで愛着を持ち、取扱いが良く なることが期待できる。なお、図1に示すものは布地裁断用であるが、前述した ように、文具用鋏、散髪用鋏、板金用鋏等にも適用できる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成したものであり、請求項1の考案では、鋏の留め 具に近い位置に凹部を形成してこの中に人名等を記したプレートを貼り付けたの で、持ち主が鋏に愛着を持つようになり、鋏を使用する上でもプレートが邪魔に ならず、分解して研ぐ場合でもプレートが紛失せず持ち主の確認が簡単にわかる ようになる。また、名前を付けるスペースを凹部としたので加工コストを抑える ことができる。 また、請求項2の考案では両面に凹部を設けたことにより、姓、名を分けて記 すことができ、また、名前と屋号を記すこともでき、活用が広がる。 請求項3及び請求項4の考案では、貼り付けたプレートの厚みにかかわらず凹 部を周囲と面一にして段差をなくすので、被加工物が凹部に干渉されることがな い。 請求項5の考案では、凹部が略長円形に形成されているので、かな、漢字等の 名前が書き易く、凹部底面は平面であるのでプレートを貼り易く固定することが 容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施の形態の鋏の正面図である。
【図2】図1に示す鋏の要部斜視図である。
【図3】図1に示す鋏の凹部断面を(a),(b)によ
って説明する模式図である。
【図4】図1に示す鋏の裏面図である。
【符号の説明】
1 鋏 2 一側鋏片 3 他側鋏片 4 留め具 5,6 刃部 7,8 握り部 9 境界部表面 12 凹部 13 プレート 14 合成樹脂

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ直線状の刃部と輪状の握り部とを同
    じ金物で製作し、該刃部と握り部とをそれぞれ備えた一
    側鋏片と他側鋏片とを、各刃部と握り部との境界部表面
    を扁平に形成して共通の孔を明け、該孔に留め具を介挿
    して組み付けた鋏において、留め具に近い位置の握り部
    側表面に凹部を形成し、該凹部に人名等を記したプレー
    トを貼り付けたことを特徴とする鋏。
  2. 【請求項2】 両側の握り部側表面に凹部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の鋏。
  3. 【請求項3】 プレートを貼り付けた凹部を光透過性の
    合成樹脂で充填して前記凹部表面と握り部側表面とを面
    一にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の鋏。
  4. 【請求項4】 凹部にプレートを貼り付けたことにより
    前記凹部表面と握り部側表面とを面一にしたことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の鋏。
  5. 【請求項5】 凹部の開口は略長円形に形成され、凹部
    底面は平面であることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の鋏。
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