JP3147641U - ループタイ - Google Patents
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Abstract
【課題】ループタイの装飾体として、尺八の特徴的な部位である唄口部の形状を装飾体として設けたループタイの提供を課題とする。
【解決手段】ループタイであって、少なくとも、首に掛けて両端をぶら下げることができる程度の長さを有する紐体と、竹筒の外殻を構成する筒状部の一部によって、繊維方向を長辺とした正面視が長方形状の弧状片を有し、前記弧状片には、上端縁から下方に向かって表面を斜めに削り取った尺八の唄口と同形状の傾斜面を設け、前記弧状片の背面には、前記首からぶら下げた紐体を結束する結束具を設けたことを特徴とする。さらに、前記装飾体の表面若しくは裏面に、種々の装飾を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】ループタイであって、少なくとも、首に掛けて両端をぶら下げることができる程度の長さを有する紐体と、竹筒の外殻を構成する筒状部の一部によって、繊維方向を長辺とした正面視が長方形状の弧状片を有し、前記弧状片には、上端縁から下方に向かって表面を斜めに削り取った尺八の唄口と同形状の傾斜面を設け、前記弧状片の背面には、前記首からぶら下げた紐体を結束する結束具を設けたことを特徴とする。さらに、前記装飾体の表面若しくは裏面に、種々の装飾を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本考案は、ループタイに関するものである。
従来、シャツの襟部に取り付けるループタイが知られている。ループタイは、例えば特許文献1に記載されているように、装飾体を有し当該装飾体を紐に取り付けることにより構成されている。一方、全国には尺八の愛好家が多く存在しているものの、尺八をモチーフにしたループタイは無い。
実開昭64−37424号公報
本考案は、上記課題に鑑み考案されたものであって、ループタイの装飾体として、尺八の特徴的な部位である唄口部の形状を装飾体として設けたループタイの提供を課題とするものである。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載のループタイは以下の構成を有する。すなわち、
少なくとも、首に掛けて両端をぶら下げることができる程度の長さを有する紐体と、
竹筒の外殻を構成する筒状部の一部によって、繊維方向を長辺とした正面視が長方形状の弧状片を有し、
前記弧状片には、上端縁から下方に向かって表面を斜めに削り取った尺八の唄口と同形状の傾斜面を設け、
前記弧状片の背面には、前記首からぶら下げた紐体を結束する結束具を設けたことを特徴とする。
少なくとも、首に掛けて両端をぶら下げることができる程度の長さを有する紐体と、
竹筒の外殻を構成する筒状部の一部によって、繊維方向を長辺とした正面視が長方形状の弧状片を有し、
前記弧状片には、上端縁から下方に向かって表面を斜めに削り取った尺八の唄口と同形状の傾斜面を設け、
前記弧状片の背面には、前記首からぶら下げた紐体を結束する結束具を設けたことを特徴とする。
また、本願請求項2記載の考案は以下の構成を有する。すなわち、請求項1記載のループタイであって、
前記唄口を形成する傾斜面に、竹とは異なる素材で形成した嵌込部材を設けたことを特徴とする。
前記唄口を形成する傾斜面に、竹とは異なる素材で形成した嵌込部材を設けたことを特徴とする。
また、本願請求項3記載の考案は以下の構成を有する。すなわち、請求項1記載のループタイであって、
前記装飾体の表面若しくは裏面に、金製若しくは銀製の薄板若しくは箔により形成した装飾を設けたことを特徴とする。
前記装飾体の表面若しくは裏面に、金製若しくは銀製の薄板若しくは箔により形成した装飾を設けたことを特徴とする。
また、本願請求項4記載の考案は以下の構成を有する。すなわち、請求項1記載のループタイであって、
前記装飾体の表面若しくは裏面に、焼きごてによって文字を刻印したことを特徴とする。
前記装飾体の表面若しくは裏面に、焼きごてによって文字を刻印したことを特徴とする。
また、本願請求項5記載の考案は以下の構成を有する。すなわち、請求項1記載のループタイであって、
前記装飾体の表面若しくは裏面に、金製若しくは銀製の薄板若しくは箔によって文字を形成したことを特徴とする。
前記装飾体の表面若しくは裏面に、金製若しくは銀製の薄板若しくは箔によって文字を形成したことを特徴とする。
また、本願請求項6記載の考案は以下の構成を有する。すなわち、請求項1記載のループタイであって、
前記装飾体の表面若しくは裏面に、象牙によって文字若しくは図柄を形成したことを特徴とする。
前記装飾体の表面若しくは裏面に、象牙によって文字若しくは図柄を形成したことを特徴とする。
また、本願請求項7記載の考案は以下の構成を有する。すなわち、請求項1記載のループタイであって、
前記装飾体の表面若しくは裏面に、卵殻技法または貝縲細技法により形成した装飾を設けたことを特徴とする。
前記装飾体の表面若しくは裏面に、卵殻技法または貝縲細技法により形成した装飾を設けたことを特徴とする。
本発明は、尺八の特徴的な部位である唄口部の形状を実際の尺八と同様に削り出して形成した装飾体を有しているものであり、尺八愛好家にとって価値の高いループタイを提供することができるという効果を有している。
さらに、上記愛好者の嗜好に応じて種々の装飾を施したループタイを提供することができるという効果を有している。
さらに、上記愛好者の嗜好に応じて種々の装飾を施したループタイを提供することができるという効果を有している。
以下、本考案を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本考案に係るループタイの外観斜視図を表している。また、図2(a)は当該ループタイに用いる装飾体の正面(表面)図、図2(b)は同装飾体の側面図、図2(c)は同装飾体を上面から見た平面図を表している。
図1において、1は本実施の形態に係るループタイであって、当該ループタイ1は、首に掛ける紐体2と当該紐体2を結束する装飾体3によって構成されている。
紐体2は、革紐、絹紐、合成化学繊維紐等の種々の素材を使用して形成されたものであり、少なくとも首に掛けて両端をぶら下げることができる程度の長さを有している。
図1において、1は本実施の形態に係るループタイであって、当該ループタイ1は、首に掛ける紐体2と当該紐体2を結束する装飾体3によって構成されている。
紐体2は、革紐、絹紐、合成化学繊維紐等の種々の素材を使用して形成されたものであり、少なくとも首に掛けて両端をぶら下げることができる程度の長さを有している。
装飾体3は、尺八の上端部に形成されている唄口(歌口)部を模した形状を有している。唄口は、尺八を演奏する際に口を付けて息を吐くことにより音を発生させる重要な部分となっている。
すなわち、第1に装飾体3は、素材として使用する竹筒の外殻を構成する筒状部の一部を切り取り、繊維方向を長辺として形成した、正面視(図2(a))が長方形状の弧状片として形成したものである。
第2に、前記弧状片として形成した装飾体3は、上端縁から下方に向かって表面を斜めに削り取った尺八の唄口と同形状の傾斜面4を形成している。当該傾斜面4は、装飾体3の内周面5との境界部に鋭角なエッジ6を形成するものであり、当該傾斜面4とエッジ6によって、尺八の唄口と同様の形状を成すものである。
すなわち、第1に装飾体3は、素材として使用する竹筒の外殻を構成する筒状部の一部を切り取り、繊維方向を長辺として形成した、正面視(図2(a))が長方形状の弧状片として形成したものである。
第2に、前記弧状片として形成した装飾体3は、上端縁から下方に向かって表面を斜めに削り取った尺八の唄口と同形状の傾斜面4を形成している。当該傾斜面4は、装飾体3の内周面5との境界部に鋭角なエッジ6を形成するものであり、当該傾斜面4とエッジ6によって、尺八の唄口と同様の形状を成すものである。
また、装飾体3は前述の通り肉厚の弧状片として形成されているが、当該弧状片は筒状の竹を繊維方向に沿って2分割〜3分割した程度の円弧長を有するように形成されている。
また、装飾体3の背面である内周面5には、前記紐体2を結束する結束具7を設けている。当該結束具7は、首に巻いた後の紐体2の両端を一つに纏め、かつその纏める位置を上下に調節可能とした金属製の部材である。
また、装飾体3の背面である内周面5には、前記紐体2を結束する結束具7を設けている。当該結束具7は、首に巻いた後の紐体2の両端を一つに纏め、かつその纏める位置を上下に調節可能とした金属製の部材である。
また、本実施の形態では、唄口部分を形成する傾斜面4の表面に平面視において三日月形を成す嵌込部材8を埋め込んでいる。当該嵌込部材8は、象牙、水牛の角、プラスチック等の竹とは異なる素材から成るものであり、唄口の腐食や摩耗防止、音色の安定性を保つ目的で尺八に設けられているものである。そして、当該嵌込部材8の外周は金または銀等の金属をはめ込んだ縁取部材9によって縁取りされている。
図3は、前記傾斜面4に設けた嵌込部材および縁取部材に関する他の例(第2の実施例)を表している。すなわち、当該実施例に係る嵌込部材10は、平面視において三角形の底辺部分のような形状を成している。具体的には、長手方向に対して直交する向きに直線状の下端を設け、当該下端の両端からエッジ6を形成する円弧に向って2辺を設けたような形状を成している。また、このように形成した三角形状の嵌込部材10に対しても、外周囲に縁取部材11を設けられる。これら嵌込部材10および縁取部材11の材質については、前述した嵌込部材8および縁取部材9と同様である。
上記当該嵌込部材の形状によって尺八の流派を象徴する場合もあり、当該装飾体3の構造上、重要な部分となっている。
図3は、前記傾斜面4に設けた嵌込部材および縁取部材に関する他の例(第2の実施例)を表している。すなわち、当該実施例に係る嵌込部材10は、平面視において三角形の底辺部分のような形状を成している。具体的には、長手方向に対して直交する向きに直線状の下端を設け、当該下端の両端からエッジ6を形成する円弧に向って2辺を設けたような形状を成している。また、このように形成した三角形状の嵌込部材10に対しても、外周囲に縁取部材11を設けられる。これら嵌込部材10および縁取部材11の材質については、前述した嵌込部材8および縁取部材9と同様である。
上記当該嵌込部材の形状によって尺八の流派を象徴する場合もあり、当該装飾体3の構造上、重要な部分となっている。
その他、装飾体3の表面若しくは裏面に焼きごてによって名前(竹号)等の文字を刻印したり、銀で名前を入れたり、金粉で絵を描くことができる。
さらに、象牙で名前や家紋等の図柄を入れたり、銀で家紋を入れたり、卵殻技法で絵を描いたり、貝縲細技法で絵を入れる等の装飾を施しても構わないものである。
さらに、象牙で名前や家紋等の図柄を入れたり、銀で家紋を入れたり、卵殻技法で絵を描いたり、貝縲細技法で絵を入れる等の装飾を施しても構わないものである。
本考案は、尺八の唄口(歌口)部の形状を象った装飾体を有するループタイに利用可能である。
1 ループタイ
2 紐体
3 装飾体
4 傾斜面
5 内周面
6 エッジ
7 結束具
8 嵌込部材
9 縁取部材
10 嵌込部材
11 縁取部材
2 紐体
3 装飾体
4 傾斜面
5 内周面
6 エッジ
7 結束具
8 嵌込部材
9 縁取部材
10 嵌込部材
11 縁取部材
Claims (7)
- 少なくとも、首に掛けて両端をぶら下げることができる程度の長さを有する紐体と、
竹筒の外殻を構成する筒状部の一部によって、繊維方向を長辺とした正面視が長方形状の弧状片を有し、
前記弧状片には、上端縁から下方に向かって表面を斜めに削り取った尺八の唄口と同形状の傾斜面を設け、
前記弧状片の背面には、前記首からぶら下げた紐体を結束する結束具を設けたことを特徴とするループタイ。 - 前記唄口を形成する傾斜面に、竹とは異なる素材で形成した嵌込部材を設けたことを特徴とする請求項1記載のループタイ。
- 前記装飾体の表面若しくは裏面に、金製若しくは銀製の薄板若しくは箔により形成した装飾を設けたことを特徴とする請求項1記載のループタイ。
- 前記装飾体の表面若しくは裏面に、焼きごてによって文字を刻印したことを特徴とする請求項1記載のループタイ。
- 前記装飾体の表面若しくは裏面に、金製若しくは銀製の薄板若しくは箔によって文字を形成したことを特徴とする請求項1記載のループタイ。
- 前記装飾体の表面若しくは裏面に、象牙によって文字若しくは図柄を形成したことを特徴とする請求項1記載のループタイ。
- 前記装飾体の表面若しくは裏面に、卵殻技法または貝縲細技法により形成した装飾を設けたことを特徴とする請求項1記載のループタイ。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3147641U true JP3147641U (ja) | 2009-01-15 |
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