JP3062158U - 練り製品用台板 - Google Patents
練り製品用台板Info
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- JP3062158U JP3062158U JP1999001509U JP150999U JP3062158U JP 3062158 U JP3062158 U JP 3062158U JP 1999001509 U JP1999001509 U JP 1999001509U JP 150999 U JP150999 U JP 150999U JP 3062158 U JP3062158 U JP 3062158U
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- chopsticks
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易に再利用を図ること。
【解決手段】 本考案では、複数膳の割り箸(11)を
分離可能に接合してかまぼこ用の台板(10)を構成す
るようにしている。
分離可能に接合してかまぼこ用の台板(10)を構成す
るようにしている。
Description
【0001】
本考案は、かまぼこ等の練り製品の台となる台板の改良に関する。
【0002】
練り製品の代表ともいえるかまぼこは、例えば魚の身を刻んですり砕き、適宜 調味料を混ぜでこねた後に台板に盛り、これを蒸す、あるいは炙り焼く等の加熱 処理を施して製造される。
【0003】 こうして製造されたかまぼこは、そのまま台板に乗せた状態で出荷され、消費 者の手に渡ることになる。
【0004】 一方、昨今においては、樹脂フィルムに魚のすり身を充填し、これを加熱処理 するようにしたケーシング詰めと称される練り製品も提供されている。このケー シング詰めの練り製品においては、本来、製造段階では台板が不要であるものの 、従前からの慣習、あるいはかまぼことしての雰囲気を維持するために、台板を 添えて出荷する形態がとられている。
【0005】 この種の練り製品の台板としては、樅や杉等の木材から成形した一枚板を適用 するのが一般的である。
【0006】
ところで、練り製品と共に消費者の手に渡った練り製品用台板は、主たる練り 製品を食した後において、その再利用が図られることはほとんどない。すなわち 、練り製品用台板は、樅や杉等の木材から成形した一枚板ではあるものの、幅が 50mm程度、長さが180〜200mm程度の大きさ故、最適な再利用先を見 出すことが困難であり、その大部分が破棄されてしまうのが実状である。このた め、一部の消費者からは、昨今の省資源に反するとの指摘がある。特に、ケーシ ング詰めの練り製品では、上述したように、製造段階で本来不要なものであるた め、練り製品用台板を添えること自体に上げ底感を抱く声さえある。
【0007】 従って、練り製品の製造メーカーにあっては、消費者に対して練り製品用台板 の再利用先を明示することが重要な課題となる。
【0008】 本考案は、上記実情に鑑みて、再利用を図ることが容易な練り製品用台板を提 供することを解決課題とする。
【0009】
本考案では、複数の箸を分離可能に接合して練り製品用台板を構成している。 複数の箸を接合する場合には、可食性の糊材を適用することが好ましい。また、 箸としては、通常の木材によって成形したものを適用しても良いが、特に竹材に よって成形したものを適用することが好ましい。個々の箸においては、それぞれ の機能性を考慮した場合、150mm〜250mmの長さを有したものであるこ とが好ましく、特に180mm〜200mmの長さを有したものであればさらに 良い。また、複数の箸は、個々の基端部が6mm〜7mmの一辺を有した角柱状 を成すものであることが好ましい。さらに、一方の表面にシート材を設けること が好ましい。
【0010】
以下、一実施の形態を示す図面に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案に係る練り製品用台板の一実施形態を示したものである。ここ で例示する台板10は、練り製品であるかまぼこの台となるもので、複数膳の割 り箸11を互いに分離可能に接合することによって矩形の板状に構成したもので ある。
【0011】 個々の割り箸11は、箸としての機能性を最優先したものを適用している。す なわち、個々の割り箸11は、先端部の中央に形成した切欠11aを介して分離 した場合に、個々の箸12が150mm〜250mm、好ましくは180mm〜 200mmの長さを有した角柱状となる。各箸12は、それぞれの断面積が先端 部に向けて漸次小さくなるように形成しており、その基端部が一辺6mm〜7m mの矩形状を成している。また、各箸12の角部分には、箸12としての握り易 さを考慮し、それぞれに面取加工を施してある。これらの割り箸11は、従前の 練り製品用台板と同様に、樅、あるいは杉等の木材によって成形しても良いが、 これらの木材に対して成長が早く、比較的安価で容易に十分量を確保できる竹材 を原料として成形することが好ましい。
【0012】 割り箸11を互いに接合する手段としては、ペクチン等、可食性を有し、かつ 容易に分離可能な糊材を適用している。
【0013】 ここで、図2に示すように、台板10の用途が、その表面に直接かまぼこAを 盛るものである場合には、後に行う加熱処理の際に割り箸11が相互に分離しな いよう、可食性を有した糊材の中でも特に耐熱性を有したものを適用する必要が ある。さらに、かまぼこAとの分離性を考慮した場合には、図2(b)に示すよ うに、台板10の表面に予め、該台板10の表面よりもわずかに小さい面積を有 したシート材Sを配置、もしくは貼着し、かまぼこAと分離し易くしておくこと が好ましい。
【0014】 一方、図3に示すように、台板10の用途が、ケーシング詰めのかまぼこBに 添えるものである場合には、当該台板10が加熱処理を受けることがないため、 適用する糊材としては必ずしも耐熱性を有している必要はない。
【0015】 上記のように構成した台板10では、かまぼこA,Bから取り外した後、図1 (a)乃至図1(c)に順次示すように、これを分離させれば箸12として使用 することができ、例えば、旅行やキャンプ等の屋外での行楽時においても、別途 箸を用意することなく、これを用いて当該かまぼこA,Bを食することが可能と なる。
【0016】 また、箸12としての機能性を最優先しているため、上述した屋外での応急的 な使用のみならず、家庭内において日常の箸としても十分に使用することが可能 となり、廃棄物の少量化にも繋がる。
【0017】 さらに、樅や杉等の木材に比べて成長が早く、比較的安価で容易に十分量を確 保できる竹材を使用した場合には、台板10の構成に伴うかまぼこA,Bのコス トアップを可及的に抑えることができ、迅速、かつ広範な普及に寄与することが 可能となる。
【0018】 これらの結果、上記台板10を適用したかまぼこA,Bによれば、消費者に対 して反省資源、上げ底感といったマイナスイメージを払拭しつつ、従前からの慣 習やかまぼことしての雰囲気を維持することができるようになる。
【0019】 なお、上述した実施の形態では、かまぼこ用の台板を例示しているが、その他 の練り製品の台板としてももちろん適用することが可能である。また、箸として 予め一膳分が繋がった割り箸を例示しているが、必ずしも割り箸である必要はな く、図4に示すように、一本ずつが独立した箸21を相互に接合して台板20を 構成するようにしても構わない。さらに、竹材によって成形された箸を例示して いるが、上述した樅や杉等の木材はもちろん、樹脂製の箸を適用することも可能 である。
【0020】 また、上述した実施の形態では、箸を単一の層状に接合して台板を構成してい るが、複数の層状、つまり台板の板厚方向にも接合するようにして構わない。
【0021】
以上説明したように、本考案によれば、複数の箸を分離可能に接合して練り製 品用台板を構成しているため、練り製品から取り外した後、これを分離させれば 箸として再利用することが可能となる。このため、消費者に対して反省資源、上 げ底感といったマイナスイメージを与えることなく、従前からの慣習や練り製品 としての雰囲気を維持することができるようになる。 この場合、箸としての機能性を優先し、例えば長さが150mm〜250mm 、好ましくは180mm〜200mmで、基端部の一辺が6mm〜7mmとなる 角柱状の箸を用いて練り製品用台板を構成すれば、使い捨ての箸としての使用の みならず、日常の使用にも耐えうる箸を提供することが可能となり、上述したマ イナスイメージの払拭は元より、廃棄物の少量化にも一役買うことができる。 さらに、箸の材料として竹材を適用すれば、当該竹材が樅や杉等の木材に比べ て成長が早く、比較的安価であるため、台板の構成に伴う練り製品のコストアッ プを可及的に抑えることが可能となる。 またさらに、一方の表面にシート材を設けるようにすれば、練り製品との分離 が容易となり、箸として使用する場合の作業が簡単となる。
【図1】本考案に係る練り製品用台板の一実施形態を示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図2】図1の台板を適用した練り製品を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】図1の台板を適用した練り製品を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】本考案に係る練り製品用台板の他の実施形態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
10,20 台板 11 割り箸 12,21 箸 S シート材
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の箸を分離可能に接合したことを特
徴とする練り製品用台板。 - 【請求項2】 前記複数の箸を可食性の糊材によって接
合したことを特徴とする請求項1記載の練り製品用台
板。 - 【請求項3】 前記複数の箸は、それぞれ竹材によって
成形したものであることを特徴とする請求項1または請
求項2記載の練り製品用台板。 - 【請求項4】 前記複数の箸は、それぞれ150mm〜
250mmの長さを有したものであることを特徴とする
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の練り製品
用台板。 - 【請求項5】 前記複数の箸は、それぞれ180mm〜
200mmの長さを有したものであることを特徴とする
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の練り製品
用台板。 - 【請求項6】 前記複数の箸は、個々の基端部が6mm
〜7mmの一辺を有した角柱状を成すものであることを
特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載
の練り製品用台板。 - 【請求項7】 一方の表面にシート材を設けたことを特
徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の
練り製品用台板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001509U JP3062158U (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 練り製品用台板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001509U JP3062158U (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 練り製品用台板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3062158U true JP3062158U (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=43195907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999001509U Expired - Fee Related JP3062158U (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 練り製品用台板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062158U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0583066U (ja) * | 1992-04-21 | 1993-11-09 | 東陶機器株式会社 | シングルレバー式湯水混合栓 |
-
1999
- 1999-03-15 JP JP1999001509U patent/JP3062158U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0583066U (ja) * | 1992-04-21 | 1993-11-09 | 東陶機器株式会社 | シングルレバー式湯水混合栓 |
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