JP3062084U - 調整の容易な自転車のブレ―キ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 調整の容易な自転車のブレーキ装置の提供。 【解決手段】 相対設置されたブレーキアームを具え、
該ブレーキアームが前フォークに取り付けられ、該ブレ
ーキアームに制動ブロックが設けられ、該制動ブロック
にブレーキブロックが設けられた自転車のブレーキ装置
において、ブレーキアームにブレーキワイヤとの連結手
段が設けられ、ブレーキアームの下部にブレーキブロッ
クを具えた制動ブロックが設けられ、該制動ブロックの
両外側にてこ状プッシュブロックセットが設けられ、該
てこ状プッシュブロックセットのもう一側に止動軸が設
けられ、これによりブレーキアームに連接する連結手段
が作動する時に、該ブレーキアームがてこ状プッシュブ
ロックにより制動ブロックを押し動かし、これによりブ
レーキブロックが緊密にタイヤのリムに当接してブレー
キ動作を行うようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の調整の容易な自転車のブレーキ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在、自転車の前フォークに取り付けられているブレーキ装置は、図９に示さ れるように、前フォーク１０における車輪両側にブレーキ軸１１がそれぞれ設け られ、それに結合ボルトが組み合わされて連接軸３０が組み合わされ、連接軸３ ０にブレーキアーム２０の底部が套設され、連接軸３０とブレーキアーム２０の 間に別にスプリング３０が設けられ、ブレーキアーム２０が外張した状態とされ 、ブレーキアーム２０の車輪にリムと対向する側にブレーキブロックが設けられ 、ブレーキアーム２０の上部のブレーキワイヤが引っ張られる動作に組み合わさ れるようにしてあり、連接軸３０の一端に多角形のキャッチ部３１が設けられて いる。このような構造により、そのキャッチ部３１は一般のスパナで調整されう るが、しかし一般のスパナは自転車に対してはその体積が大きすぎるため調整が 行いにくく、連接軸３０の位置決めがブレーキアーム２０の外張の弾性に影響を 及ぼし、ゆえに自転車を出荷する時に、調整を行う際に、一般のスパナを用いて の調整が行いにくく不便であった。

【０００３】 また、自転車にはマウンティンバイクやシティーバイク、海難救助用自転車、 子供用自転車、演技用自転車などがあり、そのフレーム寸法は１２英インチから ２６英インチとされ、フレーム寸法が異なるとタイヤ寸法も異なり、タイヤのリ ム寸法も異なる。ゆえに各メーカー製のタイヤのリムは縦断面において上端端面 と下端端面に一定の規格があるわけではなく、リムの側面に長さの違いがある。 このためタイヤにブレーキブロックを固定した後にアームを適当に調整する必要 があるが、この調整は縦方向に直線式に調整することしかできなかった。またブ レーキブロックは作動時にはリムの側辺に向けて作動するが、それはリムとの摩 擦において不完全な様式を呈し、即ちブレーキブロックの上部のみが完全に接触 して下部が完全には接触しないという状況を発生しやすかった。このような欠点 は現在ある一般の自転車のブレーキ構造に見られ、その改善が求められていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、調整の容易な自転車のブレーキ装置を提供することを課題とし、そ れは、相対設置されたブレーキアームを具え、該ブレーキアームが前フォークに 取り付けられ、該ブレーキアームに制動ブロックが設けられ、該制動ブロックに ブレーキブロックが設けられた自転車のブレーキ装置において、ブレーキアーム にブレーキワイヤとの連結手段が設けられ、ブレーキアームの下部にブレーキブ ロックを具えた制動ブロックが設けられ、該制動ブロックの両外側にてこ状プッ シュブロックセットが設けられ、該てこ状プッシュブロックセットのもう一側に 止動軸が設けられ、これによりブレーキアームに連接する連結手段が作動する時 に、該ブレーキアームがてこ状プッシュブロックにより制動ブロックを押し動か し、これによりブレーキブロックが緊密にタイヤのリムに当接してブレーキ動作 を行うようにしてあるものとする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、相対設置されブレーキワイヤと連結されたブレーキアーム ２０を具え、該ブレーキアーム２０が自転車のフレームの前フォーク１０に固定 され、該ブレーキアーム２０に制動ブロック６０が取り付けられ、該制動ブロッ ク６０にブレーキブロック７０が取り付けられ、ブレーキワイヤＡの牽引を受け てブレーキブロック７０がタイヤのリムを側向より制圧するようにしてある自転 車のブレーキ装置において、ブレーキアーム２０上部にブレーキワイヤＡとの連 結手段Ｂが設けられ、ブレーキアーム２０の下部にブレーキブロック７０を具え た制動ブロック６０が取り付けられ、且つ該制動ブロック６０の外側にてこ状プ ッシュブロック５０が設けられ、該てこ状プッシュブロック５０のもう一側に当 接する止動軸３０が設けられ、上記連結手段Ｂが作動する時、ブレーキアーム２ ０がてこ状プッシュブロック５０により制動ブロック６０を押し動かし、制動ブ ロック６０に連接するブレーキブロック７０をタイヤのリムの外側に密着させて ブレーキ動作を行うようにして構成された、調整の容易な自転車のブレーキ装置 としている。

【０００６】 請求項２の考案は、相対設置されてブレーキワイヤＡに連結するブレーキアー ム２０を具え、該ブレーキアーム２０が前フォークの止筒１１に固定され、該止 筒１１に止動軸３０が連結され、結合ボルト３５と組み合わされてブレーキアー ム２０に固定され、止動軸３０にバネ３４が設けられ、該ブレーキアーム２０に 制動ブロック６０が枢設され、制動ブロック６０に結合手段７２でブレーキブロ ック７０が連接され、ブレーキワイヤＡの牽引によりブレーキブロック７０がタ イヤのリムの外側を制圧するようにしてある自転車のブレーキ装置において、該 止動軸３０がブレーキアーム２０に設けられた止動ブロック４０と結合ボルト３ ５によりブレーキアーム２０の下端部に結合され、また止動ブロック４０の下縁 に内に凹んだ凹所４２が設けられて、ブレーキアームのネジ孔２７にねじ込まれ た調整ボルト２６が止動軸３０に当接するようにしてあり、ブレーキアーム２０ が止動軸３０の固定関係を受け、調整ボルト２６が止動ブロック４０の凹所４２ に進入して止動軸３０と当接し並びにブレーキアーム２０間が微調整されてブレ ーキアーム２０が内向きに伸張し、ブレーキアーム２０にてこ状プッシュブロッ ク５０が設けられて制動ブロック６０に当接し制動ブロック６０に連接するブレ ーキブロック７０がブレーキアーム２０の移動により回動して下から上に角度調 整されるようにしてあり、以上の構成からなる調整の容易な自転車のブレーキ装 置としている。

【０００７】 請求項３の考案は、前記止動軸３０が階段形状を呈し、それがブレーキアーム ２０に設けられた内角孔を有する止動ブロック４０を貫通し、並びに内角孔付傘 形頭を有する結合ボルト３５と結合されて止筒１１に枢接されることを特徴とす る、請求項１又は請求項２に記載の調整の容易な自転車のブレーキ装置としてい る。

【０００８】 請求項４の考案は、前記ブレーキアーム２０の下部に貫通溝２３が設けられ、 てこ状プッシュブロック５０と制動ブロック６０の一側が該貫通溝２３中に枢接 され並びに相互に当接していることを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載 の調整の容易な自転車のブレーキ装置としている。

【０００９】 請求項５の考案は、前記ブレーキアーム２０に連接された制動ブロック６０は Ｌ形状を呈する押さえブロックであり、その一端に突起６２があり並びに穿孔６ ２０が設けられて該穿孔６２０をリベット３６が貫通しブレーキアーム２０に枢 接され、この枢接端と異なるもう一端の端部ブロック６１の外側端面に長孔６１ ０が設けられて該長孔６１０がブレーキブロック７０の結合固定に供され、長孔 ６１０に近い内側壁面がてこ状プッシュブロック５０によって押し動かされるよ うにしてあり、またＬ形状の制動ブロック６０に回復バネ６３が設けられてその 一端がこのブロック体上に設けられ、もう一側がブレーキアーム２０に当接し、 制動ブロック６０がもとの位置に回復するようにしてあることを特徴とする、請 求項１又は請求項２に記載の調整の容易な自転車のブレーキ装置としている。

【００１０】 請求項６の考案は、前記止動軸３０が一側に中空状の穿孔３２０を具えた階段 状の突伸桿体３２を具え、止筒１１と結合するもう一側の端面に盤体３１を具え 、該穿孔３１０にピン３３が挿入されて該ピン３３は止筒１１の収容孔１１０に 挿入されて位置決めされ、また止動軸３０の一側の突伸桿体３２の中段部分は多 角形状で止動ブロック４０の角孔４３と嵌合し、頭部に多角形孔３５０を具えた 結合ボルト３５はブレーキアーム２０の両側に設けられた穿孔２２とブシュ２１ を貫通して止筒１１と結合し、且つ一つのバネ３４の一側が止動軸３０の盤体３ １に連結され、バネ３４のもう一側がブレーキアーム２０のストップブロック２ ４内に突伸し、これによりブレーキワイヤＡが作動する時にブレーキアーム２０ が連動してタイヤ方向に挟みつける動作を行い、またブレーキが解除される時に は止動軸３０に設けられたバネ３４によりもとの位置に戻るようにしてあること を特徴とする、請求項１又は請求項２に記載の調整の容易な自転車のブレーキ装 置としている。

【００１１】 請求項７の考案は、前記てこ状プッシュブロック５０は梭状を呈し、それはリ ベット３７でブレーキアーム２０内に枢接され並びにブレーキアーム２０と連動 関係をなし、プッシュブロックの両端がそれぞれ当接するようにしてあり、該て こ状プッシュブロック５０の一端は止動ブロック４０に設けられた上方の凹所４ １に当接して回動関係をなし、てこ状プッシュブロック５０のもう一端５１は制 動ブロック６０の長孔を有する端部ブロック６１の内側壁面に当接してそれを押 して移動させられ、制動ブロック６０に連接するブレーキブロック７０がこれに よりタイヤのリムの側面位置を移動調整可能で並びにブレーキ動作を進行するよ うにしてあることを特徴とする、請求項１又は請求項２に記載の調整の容易な自 転車のブレーキ装置としている。

【００１２】 請求項８の考案は、前記調整ボルト２６の頭部に内に凹んだ多角形孔２６０が 設けられ、該多角形孔２６０は多角形の工具ヘッドを収容可能であることを特徴 とする、請求項２に記載の調整の容易な自転車のブレーキ装置としている。

【００１３】

【考案の実施の形態】

図１、２、３に示されるように、本考案は調整の容易な自転車のブレーキ装置 に関する。本考案は、相対設置されてブレーキワイヤと連結されたブレーキアー ム２０を具え、該ブレーキアーム２０は自転車のフレームの前フォーク１０に固 定され、該ブレーキアーム２０に制動ブロック６０が取り付けられ、該制動ブロ ック６０にブレーキブロック７０が取り付けられ、ブレーキワイヤＡの牽引を受 けてブレーキブロック７０がタイヤのリムを側向より制圧するようにしてある。 本考案では特に、ブレーキアーム２０にブレーキワイヤＡとの連結手段Ｂが設け られ、ブレーキアーム２０の下部にブレーキブロック７０を具えた制動ブロック ６０が取り付けられ、且つ該制動ブロック６０の外側に一つのてこ状プッシュブ ロック５０が設けられ、該てこ状プッシュブロック５０のもう一側に当接するよ うに止動軸３０が設けられ、これにより該ブレーキワイヤＡに牽引されて連結手 段Ｂが作動する時、ブレーキアーム２０がてこ状プッシュブロック５０により制 動ブロック６０を押し動かし、制動ブロック６０に連接するブレーキブロック７ ０をタイヤのリムの外側に密着させてブレーキ動作を行うようにしてある。

【００１４】 図２、４、５、６に示されるように、本考案はまた以下のような実施形態を有 するものとされうる。即ち、相対設置されてブレーキワイヤＡに連結するブレー キアーム２０を具え、該ブレーキアーム２０が前フォークの止筒１１に固定され 、該止筒１１に止動軸３０が連結され、結合ボルト３５と組み合わされてブレー キアーム２０に固定され、止動軸３０にバネ３４が設けられ、該ブレーキアーム ２０に制動ブロック６０が枢設され、制動ブロック６０に結合手段７２でブレー キブロック７０が連接され、ブレーキワイヤＡの牽引によりブレーキブロック７ ０がタイヤのリムの外側を制圧するようにしてある。その特徴は、止動軸３０が ブレーキアーム２０に設けられた止動ブロック４０と結合ボルト３５によりブレ ーキアーム２０の下端部に結合され、また止動ブロック４０の下縁に内に凹んだ 凹所４２が設けられて、ブレーキアームのネジ孔２７にねじ込まれた調整ボルト ２６がブレーキアーム２０に当接できるようにするのに供される。調整ボルト２ ６の頭部には内に凹んだ多角形孔２６０が設けられ、該多角形孔２６０は多角形 の工具ヘッドを収容可能である。

【００１５】 これによりブレーキアーム２０は止動軸３０の固設関係を受け、また調整ボル ト２６が止動ブロック４０の凹所４２に進入してブレーキアーム２０との距離の 微調整を行うことでブレーキアーム２０が内向きに伸張し、該ブレーキアーム２ ０にプッシュブロック５０が設けられて制動ブロック６０に当接し、並びにブレ ーキブロック７０がブレーキアーム２０により下から上に図６に示されるように θ角移動する。該止動軸３０は階段状に設けられ、それはブレーキアーム２０に 設けられて内角孔を具えた止動ブロック４０を貫通し、並びに結合ボルト３５と 結合されて止筒１１に枢接される。また、止動軸３０は一側に中空状の穿孔３２ ０を具えた階段状の突伸桿体３２を具え、止筒１１と結合するもう一側の端面に 盤体３１を具えている。該穿孔３１０にはピン３３が挿入されて該ピン３３は止 筒１１の収容孔１１０に挿入されて位置決めされる。また止動軸３０の一側の突 伸桿体３２の中段部分は多角形状で止動ブロック４０の角孔４３と嵌合し、頭部 に多角形孔３５０を具えた結合ボルト３５はブレーキアーム２０の両側に設けら れた穿孔２２とブシュ２１を貫通して止筒１１と結合し、且つ一つのバネ３４の 一側が止動軸３０の盤体３１に連結され、バネ３４のもう一側がブレーキアーム ２０のストップブロック２４内に突伸し、これによりブレーキワイヤＡが作動す る時にブレーキアーム２０が連動してタイヤ方向に挟みつける動作を行う。また ブレーキアーム２０にブレーキワイヤＡを固定するネジ孔２５及びネジ部品２５ １が設けられ、ブレーキワイヤが開放される時には止動軸３０に設けられたバネ ３４によりもとの位置に戻るようにしてある。

【００１６】 図２、７、８に示されるように、ブレーキアーム２０の下部に貫通溝２３が設 けられ、てこ状プッシュブロック５０と制動ブロック６０の一側が該貫通溝２３ 中に枢接され並びに相互に当接している。該ブレーキアーム２０に連接された制 動ブロック６０はＬ形状を呈する押さえブロックであり、その一端に突起６２が あり並びに穿孔６２０が設けられて該穿孔６２０をリベット３６が貫通しブレー キアーム２０に枢接されている。この枢接端と異なるもう一端の端部ブロック６ １の外側端面に長孔６１０が設けられて該長孔６１０がブレーキブロック７０の 結合固定に供される。長い孔６１０に近い内側壁面がてこ状プッシュブロック５ ０によって押し動かされる。またＬ形状の制動ブロック６０に回復バネ６３が設 けられてその一端がこのブロック体上に設けられ、もう一側がブレーキアーム２ ０に当接し、制動ブロック６０がもとの位置に回復しやすくしてある。またてこ 状プッシュブロック５０は梭状を呈し、それはリベット３７でブレーキアーム２ ０内に枢接され並びにブレーキアーム２０と連動関係をなし、プッシュブロック の両端がそれぞれ当接するようにしてある。該てこ状プッシュブロック５０の一 端は止動ブロック４０に設けられた上方の凹所４１に当接して回動関係をなし、 てこ状プッシュブロック５０のもう一端５１は制動ブロック６０の長孔を有する 端部ブロック６１の内側壁面に当接してそれを押して移動させられる。制動ブロ ック６０に連接するブレーキブロック７０はこれによりタイヤのリムの側面位置 を移動調整可能で並びにブレーキ動作を行うことができる。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は以下のような優れた点を有している。 １．ブレーキブロックがタイヤのリムに密着し位置決め補償作用を有する。即 ち本考案はブレーキアームで止動軸を駆動し、該止動軸がてこ状プッシュブロッ クを押し動かし、ゆえにてこ状プッシュブロックの上端が下に回る方式で制動ブ ロックを押し動かし、ゆえに制動ブロックが上に回ってリム側面に接触する。こ のためブレーキブロックがその接触方式により接触の誤差を修正できるほか、ブ レーキブロックがブレーキ動作開始時の反作用力を確実なものとなし、並びにブ レーキ接触面を比較的完全なものとするため、良好なブレーキ効果を達成できる 。 ２．止動軸がてこ状プッシュブロックを押してブレーキアームが微調ブレーキ 位置決め作用を有する。止動軸は固定位置を呈し、内六角ネジを内向きに回すこ とでブレーキアームを内向きに回転させ、てこ状プッシュブロックに制動ブロッ クを押させ制動ブロックに連接するブレーキブロックの当接位置の微調整を行う ことができる。 ３．てこ状プッシュブロックが補償移動効果を得てブレーキブロックの微調作 動接触が容易であり、簡単な構造で良好な効果を達成している。以上により、伝 統的な構造ではブレーキ面が短すぎてブレーキエネルギーが不足しブレーキ効果 が不良であったが、本考案では部品の相補相乗によりブレーキブロックによるリ ム側面の最良な接触状態が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を取り付けた自転車の外観図である。

【図２】本考案の分解斜視図である。

【図３】本考案の自転車の前フォークに取り付けた状態
における局部断面表示図である。

【図４】図３の取付け位置の別の一側の局部表示図であ
る。

【図５】本考案のブレーキアームの調整ボルトによりブ
レーキブロックが下から上に移動させられた状態表示図
である。

【図６】図５のブレーキブロックの移動動作表示図であ
る。

【図７】本考案のブレーキアームがタイヤ動作に連動す
る状態表示図である。

【図８】図７のブレーキアームがリムに当接する状態表
示図である。

【図９】従来の構造表示図である。

【符号の説明】

Ａ ブレーキワイヤ Ｂ 連結部品 １０ 前フォーク １１ 止筒 １１０ 収容孔 ２０ ブレーキアーム ２１ ブシュ ２３ 貫通溝 ２４ ストップブロック ２６ 調整ボルト ２６０ 多角形孔 ２７ ネジ孔 ３０ 止動軸 ３１ 盤体 ３１０ 穿孔 ３２ 突伸桿体 ３３ ピン ３４ バネ ３５ 結合ボルト ３５０ 多角形孔 ３６ リベット ３７ リベット ４０ 止動ブロック ４１ 凹所 ４２ 凹所 ４３ 角孔 ５０ てこ状プッシュブロック ６０ 制動ブロック ６１ 端部ブロック ６２ 突起 ６２０ 穿孔 ６３ 回復バネ ７０ ブレーキブロック ７２ 結合手段

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 相対設置されブレーキワイヤと連結され
   たブレーキアーム２０を具え、該ブレーキアーム２０が
   自転車のフレームの前フォーク１０に固定され、該ブレ
   ーキアーム２０に制動ブロック６０が取り付けられ、該
   制動ブロック６０にブレーキブロック７０が取り付けら
   れ、ブレーキワイヤＡの牽引を受けてブレーキブロック
   ７０がタイヤのリムを側向より制圧するようにしてある
   自転車のブレーキ装置において、ブレーキアーム２０上
   部にブレーキワイヤＡとの連結手段Ｂが設けられ、ブレ
   ーキアーム２０の下部にブレーキブロック７０を具えた
   制動ブロック６０が取り付けられ、且つ該制動ブロック
   ６０の外側にてこ状プッシュブロック５０が設けられ、
   該てこ状プッシュブロック５０のもう一側に当接する止
   動軸３０が設けられ、上記連結手段Ｂが作動する時、ブ
   レーキアーム２０がてこ状プッシュブロック５０により
   制動ブロック６０を押し動かし、制動ブロック６０に連
   接するブレーキブロック７０をタイヤのリムの外側に密
   着させてブレーキ動作を行うようにして構成された、調
   整の容易な自転車のブレーキ装置。
2. 【請求項２】 相対設置されてブレーキワイヤＡに連結
   するブレーキアーム２０を具え、該ブレーキアーム２０
   が前フォークの止筒１１に固定され、該止筒１１に止動
   軸３０が連結され、結合ボルト３５と組み合わされてブ
   レーキアーム２０に固定され、止動軸３０にバネ３４が
   設けられ、該ブレーキアーム２０に制動ブロック６０が
   枢設され、制動ブロック６０に結合手段７２でブレーキ
   ブロック７０が連接され、ブレーキワイヤＡの牽引によ
   りブレーキブロック７０がタイヤのリムの外側を制圧す
   るようにしてある自転車のブレーキ装置において、該止
   動軸３０がブレーキアーム２０に設けられた止動ブロッ
   ク４０と結合ボルト３５によりブレーキアーム２０の下
   端部に結合され、また止動ブロック４０の下縁に内に凹
   んだ凹所４２が設けられて、ブレーキアームのネジ孔２
   ７にねじ込まれた調整ボルト２６が止動軸３０に当接す
   るようにしてあり、ブレーキアーム２０が止動軸３０の
   固定関係を受け、調整ボルト２６が止動ブロック４０の
   凹所４２に進入して止動軸３０と当接し並びにブレーキ
   アーム２０間が微調整されてブレーキアーム２０が内向
   きに伸張し、ブレーキアーム２０にてこ状プッシュブロ
   ック５０が設けられて制動ブロック６０に当接し制動ブ
   ロック６０に連接するブレーキブロック７０がブレーキ
   アーム２０の移動により回動して下から上に角度調整さ
   れるようにしてあり、以上の構成からなる調整の容易な
   自転車のブレーキ装置。
3. 【請求項３】 前記止動軸３０が階段形状を呈し、それ
   がブレーキアーム２０に設けられた内角孔を有する止動
   ブロック４０を貫通し、並びに内角孔付傘形頭を有する
   結合ボルト３５と結合されて止筒１１に枢接されること
   を特徴とする、請求項１又は請求項２に記載の調整の容
   易な自転車のブレーキ装置。
4. 【請求項４】 前記ブレーキアーム２０の下部に貫通溝
   ２３が設けられ、てこ状プッシュブロック５０と制動ブ
   ロック６０の一側が該貫通溝２３中に枢接され並びに相
   互に当接していることを特徴とする、請求項１又は請求
   項２に記載の調整の容易な自転車のブレーキ装置。
5. 【請求項５】 前記ブレーキアーム２０に連接された制
   動ブロック６０はＬ形状を呈する押さえブロックであ
   り、その一端に突起６２があり並びに穿孔６２０が設け
   られて該穿孔６２０をリベット３６が貫通しブレーキア
   ーム２０に枢接され、この枢接端と異なるもう一端の端
   部ブロック６１の外側端面に長孔６１０が設けられて該
   長孔６１０がブレーキブロック７０の結合固定に供さ
   れ、長孔６１０に近い内側壁面がてこ状プッシュブロッ
   ク５０によって押し動かされるようにしてあり、またＬ
   形状の制動ブロック６０に回復バネ６３が設けられてそ
   の一端がこのブロック体上に設けられ、もう一側がブレ
   ーキアーム２０に当接し、制動ブロック６０がもとの位
   置に回復するようにしてあることを特徴とする、請求項
   １又は請求項２に記載の調整の容易な自転車のブレーキ
   装置。
6. 【請求項６】 前記止動軸３０が一側に中空状の穿孔３
   ２０を具えた階段状の突伸桿体３２を具え、止筒１１と
   結合するもう一側の端面に盤体３１を具え、該穿孔３１
   ０にピン３３が挿入されて該ピン３３は止筒１１の収容
   孔１１０に挿入されて位置決めされ、また止動軸３０の
   一側の突伸桿体３２の中段部分は多角形状で止動ブロッ
   ク４０の角孔４３と嵌合し、頭部に多角形孔３５０を具
   えた結合ボルト３５はブレーキアーム２０の両側に設け
   られた穿孔２２とブシュ２１を貫通して止筒１１と結合
   し、且つ一つのバネ３４の一側が止動軸３０の盤体３１
   に連結され、バネ３４のもう一側がブレーキアーム２０
   のストップブロック２４内に突伸し、これによりブレー
   キワイヤＡが作動する時にブレーキアーム２０が連動し
   てタイヤ方向に挟みつける動作を行い、またブレーキが
   解除される時には止動軸３０に設けられたバネ３４によ
   りもとの位置に戻るようにしてあることを特徴とする、
   請求項１又は請求項２に記載の調整の容易な自転車のブ
   レーキ装置。
7. 【請求項７】 前記てこ状プッシュブロック５０は梭状
   を呈し、それはリベット３７でブレーキアーム２０内に
   枢接され並びにブレーキアーム２０と連動関係をなし、
   プッシュブロックの両端がそれぞれ当接するようにして
   あり、該てこ状プッシュブロック５０の一端は止動ブロ
   ック４０に設けられた上方の凹所４１に当接して回動関
   係をなし、てこ状プッシュブロック５０のもう一端５１
   は制動ブロック６０の長孔を有する端部ブロック６１の
   内側壁面に当接してそれを押して移動させられ、制動ブ
   ロック６０に連接するブレーキブロック７０がこれによ
   りタイヤのリムの側面位置を移動調整可能で並びにブレ
   ーキ動作を進行するようにしてあることを特徴とする、
   請求項１又は請求項２に記載の調整の容易な自転車のブ
   レーキ装置。
8. 【請求項８】 前記調整ボルト２６の頭部に内に凹んだ
   多角形孔２６０が設けられ、該多角形孔２６０は多角形
   の工具ヘッドを収容可能であることを特徴とする、請求
   項２に記載の調整の容易な自転車のブレーキ装置。