JP3062081U - 携帯電話機用ストラップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、芳香機能を有し使用時にこそ機能
を発揮する携帯電話機用ストラップを提供することを目
的としている。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本考案にか
かる携帯電話機用ストラップ１の代表的な構成は、携帯
電話機７の取り付け部７ａに締結する締結部２と、使用
者が把持するグリップ部４と、芳香機能を有するマスコ
ット５とからなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は携帯電話機の把持性を補助するためのストラップに関し、付加的な機 能を提供するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、技術の進歩により携帯電話やカメラなどの精密機器の小型化がめざまし い。これらの機器は外出先にて取りだし手に把持して使用する必要があることか ら、出し入れの際の補助、落下防止の目的でストラップを取り付け得るよう構成 されているのが一般的である。

【０００３】 従来から、製品に当初から付属するものに替えて使用する種々のストラップが 提案されている。特に携帯電話用のストラップにおいては単に材質を買えた物か ら、高周波を利用して点滅するもの、キャラクターを模したマスコットを付加し たもの、落下防止を向上させるべくクリップを取り付けたものなどが見受けられ る。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし上記いずれのストラップにおいても、視覚にうったえるもの、又はスト ラップ本来の機能性を向上させるものであり、嗅覚にうったえるものは存在しな かった。一方、携帯電話においては使用時は耳に当てる必要があることからスト ラップを見ることはできないが、香りであれば使用者が容易に認識することがで きる。

【０００５】 そこで本考案は、芳香機能を有し使用時にこそ機能を発揮する携帯電話機用ス トラップを提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、本考案にかかる携帯電話機用ストラップの代表的 な構成は、携帯電話機の取り付け部に締結する締結部と、使用者が把持するグリ ップ部と、芳香機能を有するマスコットとからなることを特徴とする。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案にかかる携帯電話機用ストラップの第一実施形態について、図を用いて 説明する。図１に示すのは本実施形態に係る携帯電話機用ストラップを説明する 図、図２は携帯電話機用ストラップを携帯電話機に取り付けた状態を説明する図 、図３乃至図５は他の実施形態を示す図である。

【０００８】 図１に示す携帯電話機用ストラップ（以下単にストラップ１という）は、締結 部２と、接続基部３、グリップ部４、及びマスコット５から構成されている。締 結部２は接続基部３にループ状に取り付けられている。この締結部を図２に示す 如く携帯電話機７の取り付け部７ａにくぐらせ、更にストラップ１本体を締結部 ２のループにくぐらせることによりストラップ１を携帯電話機７に取り付けるこ とができる。

【０００９】 グリップ部４は可撓性を有する帯状の部材であって、手などを通すことにより 落下防止の機能に供するために接続基部３にループ状に取り付けられている。ま たグリップ部４は次に述べるマスコット５と同系統の色にて形成したり、マスコ ット５を示す文字６を塗布又は刺繍することでも良い。

【００１０】 マスコット５は本実施形態においてはパイナップルの形状に形成し、接続基部 ３に取り付けている。このマスコット５はＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）にて形成し 、パイナップルの香りがする芳香剤を混入している。

【００１１】 このようにストラップ１の外観と香りを互に連想させるものとすることにより 、マスコット５の形状、グリップ部４の色彩による外観、付記的な文字６による 観念に加えて、マスコット５が有する芳香機能によっても統一したコンセプトを 認識させることができる。特に芳香機能においては携帯電話機７の使用時に、使 用者Ａが携帯電話機７を耳に当てた際にも認識することができるという従来存し ない新しい機能を提供することができる。

【００１２】 また図３に示す如く、他のコンセプトに基づいてもストラップ１を構成するこ とができる。例えば図3(a)に示すストラップ１ａは苺をモチーフに用いたもので あり、苺の形状及び香りを有するマスコット５ａ、"Strawberry"の文字６ａを付 した把持部４ａを有している。

【００１３】 また図3(b)に示すストラップ１ｂは清涼飲料としてコーラを用いた例であり、 缶コーラの形状及びコーラの香りを有するマスコット５ｂ、"COLA"等の文字６ｂ を付した把持部４ｂを有している。また図3(d)に示すストラップ１ｃはキャラク ターとしてムーミンを使用したものであり、ムーミンの形状及びハーブの香りを 有するマスコット５ｃ、"Moomin"等の文字６ｃを付した把持部４ｃを有している 。

【００１４】 また上記実施形態においては接続基部３にマスコット５を取り付けて示したが 、接続基部自体をマスコットにて形成することでも良い。図４に示すストラップ １ｄにおいては、マスコット５ｄに直接締結部２ｄ、グリップ部４ｄが取り付け られており、簡略な構成となっている。

【００１５】 また上記実施形態においてはマスコット５を芳香剤を混入したＰＶＣにて形成 して示したが、図5(a)に示す如く、マスコット８の内部に空洞８ａを形成し且つ 外壁にスリット８ｂを設け、内部に芳香剤８ｃを充填するよう構成しても良い。 これにより比較的長期間安定して芳香機能を発揮させることができる。

【００１６】 また図5(b)に示す如くマスコット９の内部に空洞９ａを設け、外壁に注入口９ ｂを設けるとともに、内部に布や綿などの多孔質部材９ｃを封入することでもよ い。これにより注入口９ｂから使用者が好みの香水11をスポイト10等を用いて注 入することができ、補充が効くことから長期にわたって使用することができると ともに、使用者の趣向に沿った香りとすることも可能である。

【００１７】

【考案の効果】

上記説明した如く、本考案にかかる携帯電話用ストラップにおいては、芳香機 能を有し、使用時にこそ機能を発揮することができる。

【００１８】 また、マスコットと芳香機能が発する香りとを互に連想させるものとすること により、使用者に統一したコンセプトを認識させる好適なストラップとすること ができる。

【提出日】平成１１年４月２７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１３

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１３】 また図3(b)に示すストラップ１ｂは清涼飲料としてコーラを用いた例であり、 缶コーラの形状及びコーラの香りを有するマスコット５ｂ、"COLA"等の文字６ｂ を付した把持部４ｂを有している。また図3(d)に示すストラップ１ｃは特定のキ ャラクターを使用したものであり、該キャラクターの形状及びハーブの香りを有 するマスコット５ｃ、"Mxxxxx"等の文字６ｃを付した把持部４ｃを有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施形態に係る携帯電話機用ストラップを説
明する図である。

【図２】携帯電話機用ストラップを携帯電話機に取り付
けた状態を説明する図である。

【図３】他の実施形態を示す図である。

【図４】他の実施形態を示す図である。

【図５】他の実施形態を示す図である。

【符号の説明】 Ａ …使用者 １ …ストラップ ２ …締結部 ３ …接続基部 ４ …グリップ部 ６ …文字 ５ …マスコット ７ …携帯電話機 ７ａ …取り付け部 ８ …マスコット ８ａ …空洞 ８ｂ …スリット ８ｃ …芳香剤 ９ …マスコット ９ａ …空洞 ９ｂ …注入口 ９ｃ …多孔質部材 10 …スポイト 11 …香水

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【手続補正書】

【提出日】平成１１年４月２７日

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図３

【補正方法】変更

【補正内容】

【図３】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯電話機の取り付け部に締結する締結
   部と、使用者が把持するグリップ部と、芳香機能を有す
   るマスコットとからなることを特徴とする携帯電話機用
   ストラップ。
2. 【請求項２】 前記芳香機能による香りと前記マスコッ
   トとが互に連想させるものであることを特徴とする請求
   項１記載の携帯電話機用ストラップ。
3. 【請求項３】 前記マスコットとはポリ塩化ビニルに芳
   香剤を混入して成形したものであることを特徴とする請
   求項１記載の携帯電話機用ストラップ。