JP3061964U - 金属製缶 - Google Patents

金属製缶

Info

Publication number
JP3061964U
JP3061964U JP1999001305U JP130599U JP3061964U JP 3061964 U JP3061964 U JP 3061964U JP 1999001305 U JP1999001305 U JP 1999001305U JP 130599 U JP130599 U JP 130599U JP 3061964 U JP3061964 U JP 3061964U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
packaging
edge
tightening portion
processing recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999001305U
Other languages
English (en)
Inventor
康雄 桜井
Original Assignee
日東製器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日東製器株式会社 filed Critical 日東製器株式会社
Priority to JP1999001305U priority Critical patent/JP3061964U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3061964U publication Critical patent/JP3061964U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装紙で包装する金属製缶において、その包
装コストを低減するとともに、発生する包装廃棄物の量
を削減する。 【解決手段】 缶底13には、製造時にシーミングチャ
ック20の巻締め用突部20aを入れる加工用凹み15
を、巻締部12の内側でチャックウォール12aに沿っ
て細溝状に形成し、加工用凹み15を除く缶底13の底
面13aを、巻締部12の端縁12bとほぼ同じ高さに
形成して缶底13と巻締部12の端縁12b間にほとん
ど段差を設けない構成とする。そして、金属製缶10を
包装するときは、従来の包装スリーブを用いることな
く、直接包装紙で金属製缶10を包めるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 この考案は、食品などを収納するための金属製 缶の改良に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 従来、この種の金属製缶には、通常、その製造時、図3に 示すように、缶胴1と缶底2間を巻締部3において不図示のシーミングロールと シーミングチャック4を用いて巻き締めるときに、シーミングチャック4の一部 を入れる加工用凹み5を、缶底2の底面2aに設けられている。このため、金属 製缶には、一般に、缶底2と巻締部3の端縁3aとの間に、大きな段差Dが存在 している。
【0003】 そこで、従来では、そのような金属製缶を包装する場合に、直接包装紙で包ん で包装すると、あとで上記段差Dが原因で包装紙が破れてしまうことが多く、そ のため、たとえば図4に示すように、この缶形状に合わせてつくった紙製の包装 スリーブ6を用い、そのスリーブに金属缶7を差し込んで段差Dをなくした状態 にして包装紙で包んでいた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、従来では、上述のように金属 製缶7を包装するときに、その都度、包装スリーブ6のような包装補充材を別に 必要とするため、包装上、その分コストが非常に高くなり、また、それだけ廃棄 物が多く発生するという課題があった。
【0005】 そこで、この考案の目的は、包装が必要な金属製缶において、その包装コスト を低減するとともに、発生する包装廃棄物の量を削減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、製造時、缶胴11と缶底13 間を巻締部12においてシーミングロールとシーミングチャック20を用いて巻 き締めるときにそのシーミングチャック20の一部を入れる加工用凹み15を前 記缶底13の底面13aに形成した金属製缶10において、前記加工用凹み15 を、前記巻締部12の内側にチャックウォール12aに沿って溝状に形成する一 方、この加工用凹み15を除く前記缶底13の底面13aを、前記巻締部12の 端縁12bとほぼ同じ高さに形成したことにより達成される。
【0007】
【考案の実施の形態】 以下、図面を参照しつつ、この考案の実施の形態に ついて説明する。
【0008】 図2は、この考案の一例である金属缶を、缶底を上にして示す外観斜視図であ る。
【0009】 この例で示す金属缶10は、たとえば菓子を中に収納する平面形状が四角い缶 で、缶胴11と、その缶胴11にそれとの間の巻締部12にて巻き締めて形成す る缶底13と、その缶底と反対側で缶胴11に被せる蓋14とで構成する。
【0010】 そして、図1でも示すように、缶底13には、製造時にシーミングチャック2 0の巻締め用突部20aを入れるための加工用凹み15を、巻締部12の内側に チャックウォール12aに沿って溝状に形成する。しかも、この加工用凹み15 を除く缶底13の底面13aを、巻締部12の端縁12bとほぼ同じ高さに形成 してなる。缶底13と巻締部12の端縁12b間にほとんど段差を設けない構成 とする。
【0011】 そして、図示した金属製缶を包装するときは、図示しないが、従来のような包 装スリーブを用いることなく、直接包装紙で包んで包装する。その場合、缶底1 3と巻締部12の端縁12b間にほとんど段差がないため、従来のように後で段 差が原因で包装紙が破れるようなことがない。
【0012】 ところで、上述した例では、金属製缶10として平面形状が四角い缶を用いて 説明した。しかし、この考案は、平面形状が更に角部の多い多角形(六角形・八 角形等)の缶や、比較的高さの低い円缶などにも適用でき、前述したと同様に、 缶底を巻締部の端縁との間にほとんど段差がないように構成することもできる。
【0013】 そして、そのような八角形等の缶や高さの低い円缶では、従来、包装紙を用い ず、直接専用の外装箱に収納して包装しているが、上述のように缶底と巻締部の 端縁間にほとんど段差がなくす構成とすることで、外装箱を用いずに直接包装紙 で包んで包装することができようになる。
【0014】
【考案の効果】 したがって、この考案によれば、金属製缶において、缶底 に設ける加工用凹みを、巻締部の内側でチャックウォールに沿って細溝状に形成 し、この加工用凹みを除く缶底の底面を、巻締部の端縁とほぼ同じ高さに形成し て缶底と巻締部の端縁間にほとんど段差をなくす構成とするため、従来の如く包 装スリーブなどの包装補助材を用いることなく、直接包装紙で包装することがで き、その結果、包装のために包装スリーブ等を必要としない分だけ、コストを著 しく下げることができ、また、それだけ発生する廃棄物の量を削減することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一例である金属缶の巻締部におけ
る部分拡大断面図である。
【図2】 その金属缶を、缶底を上にして示す外観斜視
図である。
【図3】 従来の金属缶の巻締部における部分拡大断面
図である。
【図4】 その従来の金属製缶を包装スリーブに入れる
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 金属製缶 11 缶胴 12 巻締部 12a チャックウォール 13 缶底 15 加工用凹み 20 シーミングチャック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造時、缶胴と缶底間を巻締部において
    シーミングロールとシーミングチャックを用いて巻き締
    めるときにそのシーミングチャックの一部を入れる加工
    用凹みを前記缶底の底面に形成した金属製缶において、 前記加工用凹みを、前記巻締部の内側にチャックウォー
    ルに沿って細溝状に形成する一方、この加工用凹みを除
    く前記缶底の底面を、前記巻締部の端縁とほぼ同じ高さ
    に形成したことを特徴とする金属製缶。
JP1999001305U 1999-03-08 1999-03-08 金属製缶 Expired - Lifetime JP3061964U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999001305U JP3061964U (ja) 1999-03-08 1999-03-08 金属製缶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999001305U JP3061964U (ja) 1999-03-08 1999-03-08 金属製缶

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3061964U true JP3061964U (ja) 1999-09-28

Family

ID=43195720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999001305U Expired - Lifetime JP3061964U (ja) 1999-03-08 1999-03-08 金属製缶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3061964U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4753384A (en) Hinge-lid pack for cigarettes or the like
JP2539754Y2 (ja) 箱型詰替容器
US6311842B1 (en) Packaging methods and products
JP3061964U (ja) 金属製缶
JP3325569B2 (ja) 流動性物品用の包装材
US6848591B2 (en) Tray-shape packaging
JP3379264B2 (ja) 鉛蓄電池用包装体
JP3048955U (ja) 包装箱
JPH08244848A (ja) 梱包体
JP2595713Y2 (ja) シュリンク包装体
JPS5929865Y2 (ja) 包装用箱
US5118035A (en) Carton assembly for flour or sugar
JP4720035B2 (ja) 照明器具の包装法
JPH0320303Y2 (ja)
JP2543116Y2 (ja) 金属箔成形容器
JPS6112365Y2 (ja)
JPH0210026B2 (ja)
JPH0748504Y2 (ja) 包装箱
JP2598894Y2 (ja) 収納容器
JPH0647137U (ja) 自動販売機用飲料容器
JPH0338214Y2 (ja)
JP3837984B2 (ja) 梱包
JPS6137645Y2 (ja)
JPH08175590A (ja) 便器用梱包材
KR200238848Y1 (ko) 선대일체형포장용종이상자